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転移と出会いとコルドナ街
28 トーさんは 飛ぶトカゲ(笑)で 帰ってきた
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今、我が家の屋根にはトーさんの師匠を名乗る狼さんが居座っている。「帰れ」と言っても帰らない。私とウハハの総意で【不審人物】認定。
トーさんが帰るまで家に泊まってくれるナギ君が、狼さんの事を気にかけソワソワしているので、仕方なくご飯だけは提供している。
泊まり込みと言っても、ナギ君にはギルドの仕事があるので、ナギ君の出勤に合わせ一緒にギルドに行って、私がクエスト終わってギルドに帰ってきたら、ナギ君を待って帰宅と言う形になった。
ナギ君からは
「僕、これでもカナメちゃんの師匠なんだから、クロトさんが不在の間、頼ってね」っと優しい言葉をいただいている。良い人だ。
そして、クエストに出れば出たで、狼さんが見守り体制でついてくる。私見守られる必要ないんだけど……
「ねー、ウハハー。トーさんいつ帰ってくるんだろうね?寂しいね」
「ウハハー」
私の頭上でヘルメットになってくれているウハハに話しかけると、ウハハも元気がない。ウハハもトーさん大好きだもんね
狼さんはウハハが気になるのか構ってくるからさあ大変
「あの家の結界はなんだ、硬いわけでもない、ぷにぷにの感触があるのに破れもしない…感触はフェイクみたいな…、そのウハウハうるさい、みょうちくりんなスライムは何もんだ?」
そう言いながら、ウハハをつつこうとして弾かれている。
いや・・・褒めるか、下げるかはっきりしろ
「ウハハ~~(怒)」
ウハハの狼さんへの不信感がぬぐえません。
まあ毎日ウハハの張った結界の上で生活されれば気にもなるか。
「狼さん、トーさんのお師匠様ってホントなの?」
「ホントホント・・・って信じてなかったんか!!」
「不法侵入…」
狼さんはゴホンっと、わざと咳をして空気を換えて
「10歳のくそ生意気なガキでよ
平気で死地に突進していくような大馬鹿者。
そのくせ、戦い以外では、いつも怠そうにして居たな。人付き合いも、飯を食うのも、寝ることさえも…めんどくせーって感じか。
俺の相棒が心配してな、ナニコレと世話を焼いていたからな、その延長で戦い方を俺が教えたんだよ。」
「オォ!!アウトロー的少年だったんだね~
………戦い方……もしかして狼さんアサシン?」
「俺がアサシン系に見えるか?」
「見えませんが」
「それが答えだ」
私は肩を落とした。それを見た狼さんは、
「アサシンは、クロトの育ての親だ。なんとも冷たい親子関係だったみたいだけど、あいつは自分の事は、ほとんど語らないからな」
へーーー育ての親か。やっぱり忍者たるもの、ストイックに修行に明け暮れた生活だったのだろうか…これは帰ってきたらトーさんに強さの秘訣を聞かなければ。
「俺はどっちかってっと、パワー重視と、モンスターの調教とか・扱いだな。」
「へーーーーー」
獣人が調教とかするのか…ファンタジー世界ってすごい。
「調教ってテイマー?」
「テイマーは仲間にするだろ。
それとは違ってこっちが完全に主導権握ってる。こちらの意図通りに動かすことを調教、まあそんな感じだ。」
「へー何を主に調教してるんですか?」
「騎乗用のワイバーンだな」
「ワイバーン・・・?」
ワイバーンってなんだっけ・・・空飛ぶ爬虫類だっけ?優君が恐竜好きだったな・・・って違うか‥‥
「空飛ぶトカゲ?」
「ワイバーンを空飛ぶトカゲと呼ぶか!!ハッハハハハ」
大笑いの狼さん・・・なんかむかつく
「普通はこの辺境から王都まで、早馬で馬を乗り換えて行っても3日はかかる。」
「3日…」
「でも空を飛べればずっと早い。ワイバーンの個体差はあるけれど1日あれば王都に着くぞ」
「トーさんがお仕事出て今日で3日目・・・」
「多分もうすぐ帰ってくるぞ」
「なんでわかるんですか」
私は胡乱気に狼さんを見る
「なんだその目は、……空気がざわざわし始めたからな、あのバカよほど早く帰ってきたかったらしいな…」
「空気?」
私は空見上げて、耳を澄ましてみるが、何もわからない
「まぁまだちーとかかるか…のんびり草でも取ってろ」
「草じゃなくて薬草です!!」
狼さんはひょうひょうとしたあれだ…、腹黒の属性だ。
私はプイっと狼さんから目をそらし薬草採取を続けた。
空が茜色やオレンジ色に染まり始め、昼間の明るさから徐々に変化していくそんな空を見上げ、大口を開けてしまっている
狼さんが私たちの傍らに立ち空を見上げ
「お待ちかねの奴が、帰ってきたぞ」
口角を上げてそう言った
空には大きなモンスター?バッサバッサと翼をはためかしている
「ドラゴンさん?」
「ワイバーンだ」
そんなワイバーンさんから飛び降りてきた黒い影
飛び降りたと思ったらその黒いものに私もウハハも抱えられていた
「カナメ‐‐‐!!!ウハハー!!!
遅くなってごめんなーー!!!寂しくなかったか!!
俺は!!!二人に会いたかった!!寂しかったぞーー!!!」
叫びながらトーさんにぎゅむぎゅむされる。いや力強いって!!
「そのままだと嬢ちゃん気絶するぞ!!」
スッパン!!狼さんがトーさんの頭をたたく小気味いい音が響いた。
そのとたんトーさんの力が抜けた。力強くって死ぬかと思ったw
「わわ!!すまん二人とも大丈夫か?」
私とウハハはアワアワしているトーさんを見て嬉しくて抱き着いた
トーさんは目に涙を浮かべ
「急な事とは言え、寂しい想いさせてごめんな。二人とも 今度遠出するときは一緒に行こうな」
トーさんの言葉に私とウハハはより一層トーさんに抱き着いた
「トーさんお帰りなさい!!」
「ウハハ!!」
トーさんは私たちを今度は優しく抱きしめて
「二人にお願いがあるんだ」
眉を八の字にしてトーさんが言う。私もウハハもなーに?っと首をかしげると
「家に帰って、みんなで一緒にカナメのご飯が食べたい。」
微笑みながら言う、トーさんの願い事が可愛くてかわいくて
抱きしめてくれてる手から抜け出してトーさんの手を握って
ウハハと一緒に3人で街へ駆け出した!!
「全速力で帰ってごはん作るよ!!腕によりをかけて!!」
「ウアハハハハッハハハ!!」
【白狼のガルーダ 視点】
「完全におぬしの事忘れておるな…あのたわけが」
俺はワイバーンに圧をかけながら、暴れないように落ち着かせてマジックバックからコカトリスを1体取り出してワイバーンの前に置いた
首を垂れたワイバーンの眉間をなで
「これは今回の報酬だ。巣穴に持って帰って食え。お疲れさま、弟子を連れ帰ってくれて感謝する。」
ワイバーンはかぎ爪でコカトリスを握りしめて飛び立っていった。
それを見送り、3人が去っていった方に目をやる
烏があんなに感情が動くなんて知らんかった。まったくデレデレしおって・・・
こりゃササに教えてやらんとな。喜ぶぞ。
トーさんが帰るまで家に泊まってくれるナギ君が、狼さんの事を気にかけソワソワしているので、仕方なくご飯だけは提供している。
泊まり込みと言っても、ナギ君にはギルドの仕事があるので、ナギ君の出勤に合わせ一緒にギルドに行って、私がクエスト終わってギルドに帰ってきたら、ナギ君を待って帰宅と言う形になった。
ナギ君からは
「僕、これでもカナメちゃんの師匠なんだから、クロトさんが不在の間、頼ってね」っと優しい言葉をいただいている。良い人だ。
そして、クエストに出れば出たで、狼さんが見守り体制でついてくる。私見守られる必要ないんだけど……
「ねー、ウハハー。トーさんいつ帰ってくるんだろうね?寂しいね」
「ウハハー」
私の頭上でヘルメットになってくれているウハハに話しかけると、ウハハも元気がない。ウハハもトーさん大好きだもんね
狼さんはウハハが気になるのか構ってくるからさあ大変
「あの家の結界はなんだ、硬いわけでもない、ぷにぷにの感触があるのに破れもしない…感触はフェイクみたいな…、そのウハウハうるさい、みょうちくりんなスライムは何もんだ?」
そう言いながら、ウハハをつつこうとして弾かれている。
いや・・・褒めるか、下げるかはっきりしろ
「ウハハ~~(怒)」
ウハハの狼さんへの不信感がぬぐえません。
まあ毎日ウハハの張った結界の上で生活されれば気にもなるか。
「狼さん、トーさんのお師匠様ってホントなの?」
「ホントホント・・・って信じてなかったんか!!」
「不法侵入…」
狼さんはゴホンっと、わざと咳をして空気を換えて
「10歳のくそ生意気なガキでよ
平気で死地に突進していくような大馬鹿者。
そのくせ、戦い以外では、いつも怠そうにして居たな。人付き合いも、飯を食うのも、寝ることさえも…めんどくせーって感じか。
俺の相棒が心配してな、ナニコレと世話を焼いていたからな、その延長で戦い方を俺が教えたんだよ。」
「オォ!!アウトロー的少年だったんだね~
………戦い方……もしかして狼さんアサシン?」
「俺がアサシン系に見えるか?」
「見えませんが」
「それが答えだ」
私は肩を落とした。それを見た狼さんは、
「アサシンは、クロトの育ての親だ。なんとも冷たい親子関係だったみたいだけど、あいつは自分の事は、ほとんど語らないからな」
へーーー育ての親か。やっぱり忍者たるもの、ストイックに修行に明け暮れた生活だったのだろうか…これは帰ってきたらトーさんに強さの秘訣を聞かなければ。
「俺はどっちかってっと、パワー重視と、モンスターの調教とか・扱いだな。」
「へーーーーー」
獣人が調教とかするのか…ファンタジー世界ってすごい。
「調教ってテイマー?」
「テイマーは仲間にするだろ。
それとは違ってこっちが完全に主導権握ってる。こちらの意図通りに動かすことを調教、まあそんな感じだ。」
「へー何を主に調教してるんですか?」
「騎乗用のワイバーンだな」
「ワイバーン・・・?」
ワイバーンってなんだっけ・・・空飛ぶ爬虫類だっけ?優君が恐竜好きだったな・・・って違うか‥‥
「空飛ぶトカゲ?」
「ワイバーンを空飛ぶトカゲと呼ぶか!!ハッハハハハ」
大笑いの狼さん・・・なんかむかつく
「普通はこの辺境から王都まで、早馬で馬を乗り換えて行っても3日はかかる。」
「3日…」
「でも空を飛べればずっと早い。ワイバーンの個体差はあるけれど1日あれば王都に着くぞ」
「トーさんがお仕事出て今日で3日目・・・」
「多分もうすぐ帰ってくるぞ」
「なんでわかるんですか」
私は胡乱気に狼さんを見る
「なんだその目は、……空気がざわざわし始めたからな、あのバカよほど早く帰ってきたかったらしいな…」
「空気?」
私は空見上げて、耳を澄ましてみるが、何もわからない
「まぁまだちーとかかるか…のんびり草でも取ってろ」
「草じゃなくて薬草です!!」
狼さんはひょうひょうとしたあれだ…、腹黒の属性だ。
私はプイっと狼さんから目をそらし薬草採取を続けた。
空が茜色やオレンジ色に染まり始め、昼間の明るさから徐々に変化していくそんな空を見上げ、大口を開けてしまっている
狼さんが私たちの傍らに立ち空を見上げ
「お待ちかねの奴が、帰ってきたぞ」
口角を上げてそう言った
空には大きなモンスター?バッサバッサと翼をはためかしている
「ドラゴンさん?」
「ワイバーンだ」
そんなワイバーンさんから飛び降りてきた黒い影
飛び降りたと思ったらその黒いものに私もウハハも抱えられていた
「カナメ‐‐‐!!!ウハハー!!!
遅くなってごめんなーー!!!寂しくなかったか!!
俺は!!!二人に会いたかった!!寂しかったぞーー!!!」
叫びながらトーさんにぎゅむぎゅむされる。いや力強いって!!
「そのままだと嬢ちゃん気絶するぞ!!」
スッパン!!狼さんがトーさんの頭をたたく小気味いい音が響いた。
そのとたんトーさんの力が抜けた。力強くって死ぬかと思ったw
「わわ!!すまん二人とも大丈夫か?」
私とウハハはアワアワしているトーさんを見て嬉しくて抱き着いた
トーさんは目に涙を浮かべ
「急な事とは言え、寂しい想いさせてごめんな。二人とも 今度遠出するときは一緒に行こうな」
トーさんの言葉に私とウハハはより一層トーさんに抱き着いた
「トーさんお帰りなさい!!」
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トーさんは私たちを今度は優しく抱きしめて
「二人にお願いがあるんだ」
眉を八の字にしてトーさんが言う。私もウハハもなーに?っと首をかしげると
「家に帰って、みんなで一緒にカナメのご飯が食べたい。」
微笑みながら言う、トーさんの願い事が可愛くてかわいくて
抱きしめてくれてる手から抜け出してトーさんの手を握って
ウハハと一緒に3人で街へ駆け出した!!
「全速力で帰ってごはん作るよ!!腕によりをかけて!!」
「ウアハハハハッハハハ!!」
【白狼のガルーダ 視点】
「完全におぬしの事忘れておるな…あのたわけが」
俺はワイバーンに圧をかけながら、暴れないように落ち着かせてマジックバックからコカトリスを1体取り出してワイバーンの前に置いた
首を垂れたワイバーンの眉間をなで
「これは今回の報酬だ。巣穴に持って帰って食え。お疲れさま、弟子を連れ帰ってくれて感謝する。」
ワイバーンはかぎ爪でコカトリスを握りしめて飛び立っていった。
それを見送り、3人が去っていった方に目をやる
烏があんなに感情が動くなんて知らんかった。まったくデレデレしおって・・・
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