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イルグリット王国 魔道具編
129話 愛しい大切な家族1
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本日は12時にもう1話更新します。
ーーーーー
目を覚ましたらデジャブ?あれ……この天井……私知ってる…えっと…え…
「ウハハ?」
横から可愛らしい声がする。天井を見上げていた顔を横に向けるとプルプルボディーのウハハがこちらを覗き込んでいる。頭が痛い…
「ウハハ?私どうしたの?」
「ウワハウハハウハー!!」
ウハハがいっぱいおしゃべりして私の頭に乗っかる。乗っかったところがヒヤッとして気持ちいい…あぁ…ウハハのプルプルなスライムボディーで冷やしてくれてるんだ…
「ありがとう。冷たくて気持ちいよ。」
そう言って私はまた目をつむった。たぶんこれは知恵熱が出てるんだな…やはり鑑定は多数に使うのは良くない。鑑定してわかったのは皆が
”幻惑状態(魔素過多状態のため意識が朦朧としている)心身ともに衰弱状態 ”って事だった…
幻惑ってどういう状態?…幻で惑わす…?現実ではないものを見せられて、それが現実だと錯覚するような。魔法でもそれって出来そう?でも幻惑状態って、正常な判断や行動が妨げられる状況 だよね……
あと、魔力過多…魔力って多ければいいってもんでもないよね……自分の中に入る魔力量よりも多く体に入ってる状態って体に悪そう…あ…だから心身ともに衰弱だったのか…あぁ頭が痛い…
「ウハハ、トーさんの事だから調べに行ったんでしょ。」
ウハハは縦に揺れている。そんなウハハを優しくなでて
「私もう少し寝るね。 早く元気になって私も参加したいもの。お休み」
「ウアハハ」
今は思考を巡らせるより、頭を休めよう。
***
『バーバ!!バーバ!!』
ペチぺちぺち
もう、バーバー歳なんだからそう叩かないのよ、起きるから待って。あら身体が動かない…でもフヨフヨと私は動いた。ん…んんん????
ぺちぺちぺち
心晴ちゃん何叩いているの?なんで木の箱なんか叩いているの?
『バーバ起きない?』
『カナメちゃん…』
『おばあちゃん…』
あら?心晴 ちゃんに美華ちゃんにゆうくん。あらあら?みんなお目目を真っ赤にしてどうしたの?あらあらあら、これって棺桶?
………え?振り返ると祭壇があり、白黒の私の写真が額に入れて飾られている…私の身体って日本には残ってないのでは?なぜ棺桶?お葬式? 困惑している。
これは夢?それとも私日本に戻ったの?
私は自分の手を見てほっぺたをムニムニする……今の5歳児のカナメの姿だわ?しかも半透明な幽霊みたいになっていて、ふわふわ飛べて重さも感じなくて、そして誰にも気づかれていないみたいだった…
私は移動してその小さな部屋の全体を見て…あぁこれお通夜だと気づいた…
そっか…お通夜…入り口から茫然とその光景を見て…これは夢?それとも私が居なくなった世界?そう考えながら眺めていると娘たちの鼻をすする声が聞こえた。
愛子が雅也さんに支えられて鼻を真っ赤にして泣いている。夢子も恭弥くんに寄り添われている…いい婿殿たちだわ。私が消えた世界でも娘たちの事を支える人が居て良かった。これが夢でも嬉しい。
心晴 ちゃんが棺の前からトテトテと走って、夢子の前に来て手を握る。
「マーマ?バーバ起きないのよ?起こして?ミーちゃんとかきごぉり屋さん一緒するってお約束あるの。ね?起こして?」
夢子は顔をくしゃりとゆがめ、大きな目から涙を流しながら、心晴ちゃんを抱きしめた。
「バーバもう起きないのよ…もう遠いお空に行ってしまったの。きっと…きっと…ミーに約束守れなくてごめんねって、バーバ言ってると思うわ。」
心晴ちゃんはえ?なんで?っと分かって居ないようだけれど、恭弥くんが心晴ちゃんに優しく諭すように言葉をかける
「ミー、落ち着いたらママとパパとでかき氷屋さん行こうな」
ミハルちゃんは首をかしげながら
「バーバはね、メロンのかき氷にアイス乗っけてくれるの。メロンソーダみたいねって笑うの。ミーちゃんそれが良いの?良い?」
「そっか、じゃあそれにしような。」
恭弥君は心晴ちゃんの頭をなでながら涙を流した。
そんな夢子達の様子を見ながら愛子は目にハンカチを当てながら言う。
「おかしいわよ、なんで母さんが巻き込まれて死ななきゃならなかったの?母さんの身体だって引きづられて、残ってない状態って何よおかしいわよ…あんなに苦労してきて、ようやく孫と一緒にのんびり生活できるって所だったのに!!家だって来月には建って、一緒に暮らそうねって…あと少しだったのよ…お母さん…」
雅也さんが愛子の肩を抱き震えて泣く愛子の傍でいてくれている。そうだったね。一緒に暮らす予定だったわね…引っ越しの買い物に出たくて家を出て、事故に会ったんだった。そっか…やっぱ私の身体は無かったか。まあそうだよね。私は愛子の傍らに行き、そっと手に手を重ねた。貴方こそそんなに泣かないのよ。私は信じられないかもしれないけど実は異世界で最強の家族と楽しく暮らしてるの。可愛いスライムとも家族よ。ふふふ。私は元気で暮らしてるのそんなに泣かないで。雅也さんとミカちゃんと一緒に幸せにね。
聞こえないと思うけど、私はそう伝えたかった。
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目を覚ましたらデジャブ?あれ……この天井……私知ってる…えっと…え…
「ウハハ?」
横から可愛らしい声がする。天井を見上げていた顔を横に向けるとプルプルボディーのウハハがこちらを覗き込んでいる。頭が痛い…
「ウハハ?私どうしたの?」
「ウワハウハハウハー!!」
ウハハがいっぱいおしゃべりして私の頭に乗っかる。乗っかったところがヒヤッとして気持ちいい…あぁ…ウハハのプルプルなスライムボディーで冷やしてくれてるんだ…
「ありがとう。冷たくて気持ちいよ。」
そう言って私はまた目をつむった。たぶんこれは知恵熱が出てるんだな…やはり鑑定は多数に使うのは良くない。鑑定してわかったのは皆が
”幻惑状態(魔素過多状態のため意識が朦朧としている)心身ともに衰弱状態 ”って事だった…
幻惑ってどういう状態?…幻で惑わす…?現実ではないものを見せられて、それが現実だと錯覚するような。魔法でもそれって出来そう?でも幻惑状態って、正常な判断や行動が妨げられる状況 だよね……
あと、魔力過多…魔力って多ければいいってもんでもないよね……自分の中に入る魔力量よりも多く体に入ってる状態って体に悪そう…あ…だから心身ともに衰弱だったのか…あぁ頭が痛い…
「ウハハ、トーさんの事だから調べに行ったんでしょ。」
ウハハは縦に揺れている。そんなウハハを優しくなでて
「私もう少し寝るね。 早く元気になって私も参加したいもの。お休み」
「ウアハハ」
今は思考を巡らせるより、頭を休めよう。
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『バーバ!!バーバ!!』
ペチぺちぺち
もう、バーバー歳なんだからそう叩かないのよ、起きるから待って。あら身体が動かない…でもフヨフヨと私は動いた。ん…んんん????
ぺちぺちぺち
心晴ちゃん何叩いているの?なんで木の箱なんか叩いているの?
『バーバ起きない?』
『カナメちゃん…』
『おばあちゃん…』
あら?心晴 ちゃんに美華ちゃんにゆうくん。あらあら?みんなお目目を真っ赤にしてどうしたの?あらあらあら、これって棺桶?
………え?振り返ると祭壇があり、白黒の私の写真が額に入れて飾られている…私の身体って日本には残ってないのでは?なぜ棺桶?お葬式? 困惑している。
これは夢?それとも私日本に戻ったの?
私は自分の手を見てほっぺたをムニムニする……今の5歳児のカナメの姿だわ?しかも半透明な幽霊みたいになっていて、ふわふわ飛べて重さも感じなくて、そして誰にも気づかれていないみたいだった…
私は移動してその小さな部屋の全体を見て…あぁこれお通夜だと気づいた…
そっか…お通夜…入り口から茫然とその光景を見て…これは夢?それとも私が居なくなった世界?そう考えながら眺めていると娘たちの鼻をすする声が聞こえた。
愛子が雅也さんに支えられて鼻を真っ赤にして泣いている。夢子も恭弥くんに寄り添われている…いい婿殿たちだわ。私が消えた世界でも娘たちの事を支える人が居て良かった。これが夢でも嬉しい。
心晴 ちゃんが棺の前からトテトテと走って、夢子の前に来て手を握る。
「マーマ?バーバ起きないのよ?起こして?ミーちゃんとかきごぉり屋さん一緒するってお約束あるの。ね?起こして?」
夢子は顔をくしゃりとゆがめ、大きな目から涙を流しながら、心晴ちゃんを抱きしめた。
「バーバもう起きないのよ…もう遠いお空に行ってしまったの。きっと…きっと…ミーに約束守れなくてごめんねって、バーバ言ってると思うわ。」
心晴ちゃんはえ?なんで?っと分かって居ないようだけれど、恭弥くんが心晴ちゃんに優しく諭すように言葉をかける
「ミー、落ち着いたらママとパパとでかき氷屋さん行こうな」
ミハルちゃんは首をかしげながら
「バーバはね、メロンのかき氷にアイス乗っけてくれるの。メロンソーダみたいねって笑うの。ミーちゃんそれが良いの?良い?」
「そっか、じゃあそれにしような。」
恭弥君は心晴ちゃんの頭をなでながら涙を流した。
そんな夢子達の様子を見ながら愛子は目にハンカチを当てながら言う。
「おかしいわよ、なんで母さんが巻き込まれて死ななきゃならなかったの?母さんの身体だって引きづられて、残ってない状態って何よおかしいわよ…あんなに苦労してきて、ようやく孫と一緒にのんびり生活できるって所だったのに!!家だって来月には建って、一緒に暮らそうねって…あと少しだったのよ…お母さん…」
雅也さんが愛子の肩を抱き震えて泣く愛子の傍でいてくれている。そうだったね。一緒に暮らす予定だったわね…引っ越しの買い物に出たくて家を出て、事故に会ったんだった。そっか…やっぱ私の身体は無かったか。まあそうだよね。私は愛子の傍らに行き、そっと手に手を重ねた。貴方こそそんなに泣かないのよ。私は信じられないかもしれないけど実は異世界で最強の家族と楽しく暮らしてるの。可愛いスライムとも家族よ。ふふふ。私は元気で暮らしてるのそんなに泣かないで。雅也さんとミカちゃんと一緒に幸せにね。
聞こえないと思うけど、私はそう伝えたかった。
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