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第1章 ゴミスキルと古代兵器
第5話 どんどん増えるゴミスキル
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「≪ゴミ保管≫」
夕食を終え、宿を取って鞄を置いた僕は、人通りの少ない路地裏を歩きながらスキルを発動させていく。
『カーティスさん。先程から、素材を集めてらっしゃいますが、何か作るのですか?』
「素材……か。なるほど。確かにそうとも言えるね」
僕としては、「ゴミ」保管スキルがどこまで保管出来るのかという調査をしているだけなんだけど、シャルロットからすれば何かの素材集めに思えるらしい。
けど、シャルロットがそう表現するのも分かる気がする。
何度もスキルを発動させて、いろんな物を収納しているからね。
本当にただのゴミだったり、ゴミには思えないけど、ゴミ扱いされている物とか。
『カーティスさんは、これらの集めた物を何かに再利用されるのですね? エコでとても良いと思います』
エコ? よく分からないけど、集めた物が何かに使えると良いよね。
ちなみに、何度もスキルを発動させてみて、対象物の所有者がゴミだと思っている物しか保管出来ない事が分かった。
まぁ普通のストレージスキルでもそうだろうけど、スキル利用者の所有物でない物がストレージに収納出来ちゃったら、人の物が盗めちゃうもんね。
「≪ゴミ保管≫」
スキルを使い、誰かが捨てた壊れた鉄の盾を収納する。
スキルの有効範囲は、僕から二、三歩先ってところかな。
手を伸ばして拾わなくても良いのは助かるね。
暫く街を歩き、暗くなってきたので、そろそろ宿に戻ろうとした所で、食堂で見たような光が視界に映る。
慌ててそちらに目を向けると、オジサンが綺麗な木材を沢山載せた荷車を引いていた。
その木材の殆どが光っていたので、ゴミ保管スキルを使うと、光る木材が消える。
念の為、こっそりオジサンについて行くと、街のゴミ捨て場に着き、
「あれ? こんなに少なかったかな? ……まぁいいか」
残った木材を全て捨てた。
やっぱり、この光っているのは、ゴミじゃないのにゴミ扱いされている物なのかな?
そんな事を考えていると、
――ゴミスキルがレベルアップしました。ゴミ鑑定スキルが利用可能です――
再び謎の声が聞こえ、ゴミスキルのレベルが上がって新たなスキルが使えるようになった。
次は「ゴミ」鑑定か。
鑑定スキルも凄くレアで有益なスキルだけど、ゴミ保管スキルから推測するに、ゴミだけを鑑定出来るんだろうな。
そう思いながら、すぐ側のゴミ捨て場で試してみる。
「≪ゴミ鑑定≫」
――腐った木材(修理不可)――
さっきの光っていなかった木材……腐っていたんだ。
見た目には、汚れが激しい木材だなって思っていただけだったけど、鑑定すると詳細に分かるって感じだろうか。
ゴミは沢山あるので、他のも鑑定してみると、
――割れた花瓶(修理不可)――
――破れたズボン(修理不可)――
――穴の開いた鉄鍋(修理可)――
見れば分かる……と言った感じの簡単な説明を、謎の声がしてくれる。
……って、ちょっと待って!
最後の鍋は、修理可って言った!?
ゴミを修理出来るの!?
だったら……やってみよう。
「えーっと、≪ゴミ修理≫……で良いのかな?」
とりあえず、それらしきスキルを使おうと試みると、
――修理には鉄が必要です。ストレージにある、壊れた鉄の盾を消費してよろしいですか?――
謎の声が僕に質問してきた。
一先ず、「はい」と答えると、目の前にある壊れた鍋が一瞬白く輝き、
「うわ! 本当に直った! 新品同然だ」
穴の開いていた汚い鍋が、綺麗な鍋に代わる。
しかも、元がゴミだからか、ゴミ保管スキルで収納出来てしまった。
「もしかして、このスキルって、使いようによっては凄いんじゃないの?」
ゴミスキルだなんて名称だから使えないと思っていたけれど、ゴミを簡単に修理出来るって凄い事だと思うんだけど。
そんな事を考えて居ると、
『か、カーティスさんっ! 今のは一体何ですか!? 壊れていたお鍋が一瞬で修復されたのですが』
シャルロットが驚きの声を上げる。
「うん。どうやら僕のスキルがレベルアップして、ゴミを修理出来るようになったみたいなんだ」
『ゴミを修理……で、では、もしかして私も修理出来ませんか!? 私、ゴミとして捨てられていた訳ですし』
「えっと、シャルロットは普通に喋っているし、地図とかも表示出来たから、壊れていないんじゃないの?」
『違います。これは、私の機能のほんの一部にしか過ぎないんです。私は、もっと凄い機能が沢山あるんですよっ!』
「そ、そうなんだ。今でも十二分に凄いと思うんだけど……一先ず、今綺麗になった鍋も、元がゴミだからか、ゴミスキルの対象になるみたいだし、シャルロットにも適用されるのかも。ちょっと待ってね。≪ゴミ鑑定≫」
シャルロットに鑑定スキルを使用すると、
――壊れた鬲泌ー主ー大・ウ。:繧キ繝」繝ォ繝ュ繝・ヨ(修理不可)――
よく分からない言葉が聞こえて来た。
「……シャルロット。残念ながら、僕のスキルでは修理出来ないって」
『えぇっ!? そんなっ! そこを何とか出来ませんかっ!? 私、凄いんですよ!? 修復してくださったら、恩人のカーティスさんに尽くします! 何でもしちゃいますからっ!』
「そんな事を言われても……あ、待って。もしかしたら、単に材料が足りないだけなのかな? さっきの鍋も、たまたま鉄で出来たゴミを持っていたから修理出来たのかも」
『でしたら、材料を集めましょう! カーティスさんっ、早くっ!』
「待って。とりあえず、もう真っ暗だし、一旦宿に帰って明日からにしよう……あ、でも、生活費も稼がないといけないか」
『カーティスさーんっ! 私を直してくださいよーっ!』
一先ずシャルロットを宥め、今日の所は宿へ帰る事にした。
夕食を終え、宿を取って鞄を置いた僕は、人通りの少ない路地裏を歩きながらスキルを発動させていく。
『カーティスさん。先程から、素材を集めてらっしゃいますが、何か作るのですか?』
「素材……か。なるほど。確かにそうとも言えるね」
僕としては、「ゴミ」保管スキルがどこまで保管出来るのかという調査をしているだけなんだけど、シャルロットからすれば何かの素材集めに思えるらしい。
けど、シャルロットがそう表現するのも分かる気がする。
何度もスキルを発動させて、いろんな物を収納しているからね。
本当にただのゴミだったり、ゴミには思えないけど、ゴミ扱いされている物とか。
『カーティスさんは、これらの集めた物を何かに再利用されるのですね? エコでとても良いと思います』
エコ? よく分からないけど、集めた物が何かに使えると良いよね。
ちなみに、何度もスキルを発動させてみて、対象物の所有者がゴミだと思っている物しか保管出来ない事が分かった。
まぁ普通のストレージスキルでもそうだろうけど、スキル利用者の所有物でない物がストレージに収納出来ちゃったら、人の物が盗めちゃうもんね。
「≪ゴミ保管≫」
スキルを使い、誰かが捨てた壊れた鉄の盾を収納する。
スキルの有効範囲は、僕から二、三歩先ってところかな。
手を伸ばして拾わなくても良いのは助かるね。
暫く街を歩き、暗くなってきたので、そろそろ宿に戻ろうとした所で、食堂で見たような光が視界に映る。
慌ててそちらに目を向けると、オジサンが綺麗な木材を沢山載せた荷車を引いていた。
その木材の殆どが光っていたので、ゴミ保管スキルを使うと、光る木材が消える。
念の為、こっそりオジサンについて行くと、街のゴミ捨て場に着き、
「あれ? こんなに少なかったかな? ……まぁいいか」
残った木材を全て捨てた。
やっぱり、この光っているのは、ゴミじゃないのにゴミ扱いされている物なのかな?
そんな事を考えていると、
――ゴミスキルがレベルアップしました。ゴミ鑑定スキルが利用可能です――
再び謎の声が聞こえ、ゴミスキルのレベルが上がって新たなスキルが使えるようになった。
次は「ゴミ」鑑定か。
鑑定スキルも凄くレアで有益なスキルだけど、ゴミ保管スキルから推測するに、ゴミだけを鑑定出来るんだろうな。
そう思いながら、すぐ側のゴミ捨て場で試してみる。
「≪ゴミ鑑定≫」
――腐った木材(修理不可)――
さっきの光っていなかった木材……腐っていたんだ。
見た目には、汚れが激しい木材だなって思っていただけだったけど、鑑定すると詳細に分かるって感じだろうか。
ゴミは沢山あるので、他のも鑑定してみると、
――割れた花瓶(修理不可)――
――破れたズボン(修理不可)――
――穴の開いた鉄鍋(修理可)――
見れば分かる……と言った感じの簡単な説明を、謎の声がしてくれる。
……って、ちょっと待って!
最後の鍋は、修理可って言った!?
ゴミを修理出来るの!?
だったら……やってみよう。
「えーっと、≪ゴミ修理≫……で良いのかな?」
とりあえず、それらしきスキルを使おうと試みると、
――修理には鉄が必要です。ストレージにある、壊れた鉄の盾を消費してよろしいですか?――
謎の声が僕に質問してきた。
一先ず、「はい」と答えると、目の前にある壊れた鍋が一瞬白く輝き、
「うわ! 本当に直った! 新品同然だ」
穴の開いていた汚い鍋が、綺麗な鍋に代わる。
しかも、元がゴミだからか、ゴミ保管スキルで収納出来てしまった。
「もしかして、このスキルって、使いようによっては凄いんじゃないの?」
ゴミスキルだなんて名称だから使えないと思っていたけれど、ゴミを簡単に修理出来るって凄い事だと思うんだけど。
そんな事を考えて居ると、
『か、カーティスさんっ! 今のは一体何ですか!? 壊れていたお鍋が一瞬で修復されたのですが』
シャルロットが驚きの声を上げる。
「うん。どうやら僕のスキルがレベルアップして、ゴミを修理出来るようになったみたいなんだ」
『ゴミを修理……で、では、もしかして私も修理出来ませんか!? 私、ゴミとして捨てられていた訳ですし』
「えっと、シャルロットは普通に喋っているし、地図とかも表示出来たから、壊れていないんじゃないの?」
『違います。これは、私の機能のほんの一部にしか過ぎないんです。私は、もっと凄い機能が沢山あるんですよっ!』
「そ、そうなんだ。今でも十二分に凄いと思うんだけど……一先ず、今綺麗になった鍋も、元がゴミだからか、ゴミスキルの対象になるみたいだし、シャルロットにも適用されるのかも。ちょっと待ってね。≪ゴミ鑑定≫」
シャルロットに鑑定スキルを使用すると、
――壊れた鬲泌ー主ー大・ウ。:繧キ繝」繝ォ繝ュ繝・ヨ(修理不可)――
よく分からない言葉が聞こえて来た。
「……シャルロット。残念ながら、僕のスキルでは修理出来ないって」
『えぇっ!? そんなっ! そこを何とか出来ませんかっ!? 私、凄いんですよ!? 修復してくださったら、恩人のカーティスさんに尽くします! 何でもしちゃいますからっ!』
「そんな事を言われても……あ、待って。もしかしたら、単に材料が足りないだけなのかな? さっきの鍋も、たまたま鉄で出来たゴミを持っていたから修理出来たのかも」
『でしたら、材料を集めましょう! カーティスさんっ、早くっ!』
「待って。とりあえず、もう真っ暗だし、一旦宿に帰って明日からにしよう……あ、でも、生活費も稼がないといけないか」
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