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第1章 ゴミスキルと古代兵器
第29話 別行動
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「では、こちらの薬草採取のお仕事ですね。特にノルマなどはなく、採って来た分だけ買い取らせていただきますので」
シャルロットから、ギルドの中にも見張りが居ると言われていたので、適当なD級の仕事を受け、様々な植物――薬になる植物が図解された紙と籠を受け取って、ギルドを出る。
冒険者がギルドへ来て仕事を請けないと、変に思われるかもしれないからね。
ギルドを出ると、シャルロットに案内してもらい、少し高めでも良いので、しっかりした――宿泊客以外を中に入れない宿に案内してもらう。
『ご要望の宿ですと、こちらですかね。宿泊代が少し高めなので変な客も居ませんし、宿のルールがきっちりしているという評判です』
部屋に案内してもらうと、昨日の宿と同じく、小さいけど中にお風呂――ガラス張りとかじゃない、普通のお風呂――があり、部屋の扉もしっかりしていた。
これなら、一先ずクリスは大丈夫だと思う。
まぁ騎士だと名乗られ、宿の店員さんに犯罪者が居るから開けろ……と言われればダメだけど、それは何処の宿でも同じだしね。
「じゃあ、ちょっと出掛けて来るから、クリスは待っていてね」
「う、うん。わかった。出来るだけ早く戻って来てね?」
「わかった。じゃあ、行ってきまーす!」
そう言って部屋を出ると、歩きながらシャルロットと相談する。
「……シャルロット。マリーさんに探すのを辞めてもらいたいんだけど、どうすれば良いと思う?」
『マリーは第八世代のマジックフォンで、戦闘機能を持つ分、所有者の指示に逆らえないはずです。ですので、マリーを破壊するか、所有者を何とかするかのどちらかかと』
「……所有者っていう事は、ジェームズか」
『マリーの今の所有者が誰か……までは流石に私も分かりませんので、おそらく……としか』
「……けど、どうしてジェームズがシャルロットを探しているのか……とか、どうしてマリーさんと一緒に居るのか……とか、分からない事だらけなんだよね」
『あの人って、カーティスさんの弟さんなんですよね? 直接聞いてみては?』
直接聞くって言われても、ジェームズと会話になるかな?
僕は騎士に見張られているし、この騎士をどうにかしないと。
「……シャルロット。やっぱり未だ見張られているんだよね?」
『そうですね。先程居た二人のうち、一人が宿の前に残り、もう一人が距離を取ってついて来ています』
あ、そうか。僕だけじゃなくて、クリスも疑われているから、騎士が二手に分かれたんだ。
僕を見張っている騎士が一人だけなら、何とか出来る!
「……シャルロット。この街の近くで、人気が無くて、薬草が生えている深い森……なんて、無いかな?」
『見つけました。では、案内しますね』
ちょっと思いついた事があって、シャルロットをストレージに収納せず、そのまま街の外へ。
シャルロット曰く、僕を見張っているという騎士も距離を取りながらついて来ているけど、気付かないふりをしてそのまま最短距離で森を目指す。
……騎士さんは街の外での尾行は想定外だったのか、それとも僕が開けた草原を歩いているからか。身を隠す場所がないので、ずりずりと匍匐前進をしているらしい。
真面目なんだろうけど……もう少し何かやりようは無かったのかな?
少し距離が開いた状態で森へ到着すると、
「シャルロット。何でも良いから、幾つか適当に薬草の場所を教えてくれないかな?」
『畏まりました。では、先ずは真っすぐ歩いてもらって、正面の大きな樹を右に……』
一旦騎士の事を無視して、薬草を集める。
別にギルドの依頼をこなす為ではないので、もらった薬草のリストを無視して、近い所にある薬草を集めていると、
『カーティスさん。先程の騎士が森の中へ到着しました。が、完全にカーティスさんを見失っています。ですが、私が街を出たからだと思いますが、マリーがこちらへ向かっています』
シャルロットがマリーさんの事を教えてくれた。
うん、大丈夫。ここまでは、僕の思った通りだから。
……あ、一つだけ違うか。僕の見張りをしていた騎士を撒くつもりはなかったんだけど……まぁいっか。
「シャルロット。じゃあ、マリーさんが森の近くまで来たら、教えてくれる? それまでは薬草を集めるから」
『畏まりました』
シャルロットのおかげで、早くも籠の八割くらいまで薬草を集めた所で、
『カーティスさん。マリーが森の近くまで来ました』
マリーさんがやって来た。
さてと……ここからが正念場かな。
「方向は……あっちかな?」
『はい、その通りです』
「ありがとう。じゃあ、少しだけ待っていてね」
ゴミスキルでシャルロットを収納すると、マリーさんが居るという方向へ向かう事にした。
シャルロットから、ギルドの中にも見張りが居ると言われていたので、適当なD級の仕事を受け、様々な植物――薬になる植物が図解された紙と籠を受け取って、ギルドを出る。
冒険者がギルドへ来て仕事を請けないと、変に思われるかもしれないからね。
ギルドを出ると、シャルロットに案内してもらい、少し高めでも良いので、しっかりした――宿泊客以外を中に入れない宿に案内してもらう。
『ご要望の宿ですと、こちらですかね。宿泊代が少し高めなので変な客も居ませんし、宿のルールがきっちりしているという評判です』
部屋に案内してもらうと、昨日の宿と同じく、小さいけど中にお風呂――ガラス張りとかじゃない、普通のお風呂――があり、部屋の扉もしっかりしていた。
これなら、一先ずクリスは大丈夫だと思う。
まぁ騎士だと名乗られ、宿の店員さんに犯罪者が居るから開けろ……と言われればダメだけど、それは何処の宿でも同じだしね。
「じゃあ、ちょっと出掛けて来るから、クリスは待っていてね」
「う、うん。わかった。出来るだけ早く戻って来てね?」
「わかった。じゃあ、行ってきまーす!」
そう言って部屋を出ると、歩きながらシャルロットと相談する。
「……シャルロット。マリーさんに探すのを辞めてもらいたいんだけど、どうすれば良いと思う?」
『マリーは第八世代のマジックフォンで、戦闘機能を持つ分、所有者の指示に逆らえないはずです。ですので、マリーを破壊するか、所有者を何とかするかのどちらかかと』
「……所有者っていう事は、ジェームズか」
『マリーの今の所有者が誰か……までは流石に私も分かりませんので、おそらく……としか』
「……けど、どうしてジェームズがシャルロットを探しているのか……とか、どうしてマリーさんと一緒に居るのか……とか、分からない事だらけなんだよね」
『あの人って、カーティスさんの弟さんなんですよね? 直接聞いてみては?』
直接聞くって言われても、ジェームズと会話になるかな?
僕は騎士に見張られているし、この騎士をどうにかしないと。
「……シャルロット。やっぱり未だ見張られているんだよね?」
『そうですね。先程居た二人のうち、一人が宿の前に残り、もう一人が距離を取ってついて来ています』
あ、そうか。僕だけじゃなくて、クリスも疑われているから、騎士が二手に分かれたんだ。
僕を見張っている騎士が一人だけなら、何とか出来る!
「……シャルロット。この街の近くで、人気が無くて、薬草が生えている深い森……なんて、無いかな?」
『見つけました。では、案内しますね』
ちょっと思いついた事があって、シャルロットをストレージに収納せず、そのまま街の外へ。
シャルロット曰く、僕を見張っているという騎士も距離を取りながらついて来ているけど、気付かないふりをしてそのまま最短距離で森を目指す。
……騎士さんは街の外での尾行は想定外だったのか、それとも僕が開けた草原を歩いているからか。身を隠す場所がないので、ずりずりと匍匐前進をしているらしい。
真面目なんだろうけど……もう少し何かやりようは無かったのかな?
少し距離が開いた状態で森へ到着すると、
「シャルロット。何でも良いから、幾つか適当に薬草の場所を教えてくれないかな?」
『畏まりました。では、先ずは真っすぐ歩いてもらって、正面の大きな樹を右に……』
一旦騎士の事を無視して、薬草を集める。
別にギルドの依頼をこなす為ではないので、もらった薬草のリストを無視して、近い所にある薬草を集めていると、
『カーティスさん。先程の騎士が森の中へ到着しました。が、完全にカーティスさんを見失っています。ですが、私が街を出たからだと思いますが、マリーがこちらへ向かっています』
シャルロットがマリーさんの事を教えてくれた。
うん、大丈夫。ここまでは、僕の思った通りだから。
……あ、一つだけ違うか。僕の見張りをしていた騎士を撒くつもりはなかったんだけど……まぁいっか。
「シャルロット。じゃあ、マリーさんが森の近くまで来たら、教えてくれる? それまでは薬草を集めるから」
『畏まりました』
シャルロットのおかげで、早くも籠の八割くらいまで薬草を集めた所で、
『カーティスさん。マリーが森の近くまで来ました』
マリーさんがやって来た。
さてと……ここからが正念場かな。
「方向は……あっちかな?」
『はい、その通りです』
「ありがとう。じゃあ、少しだけ待っていてね」
ゴミスキルでシャルロットを収納すると、マリーさんが居るという方向へ向かう事にした。
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