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エンドレス「地下迷宮」編
第23話 リュウくんの託しもの
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コンコンっ。
「入るよ」
「はい」
どよ~~~ん……。
暗い。
全員の顔が見事にどよん。
それもそのはず。
ウキウキで出かけた最初の冒険であわや全滅の危機。
しかも相手は魔物じゃなくて同じ冒険者ときたもんだ。
リュウくんたちの受けたショックは計り知れないよね。
さすがのハルもなんて声をかけていいかタジタジ。
すると僕たちに気づいたリュウくんがハッ! とした顔でズルズルと這ってきた。
「カイトさん! ハルさん! この度は助けていただいてありがとうございました!」
額を床につけて大声で叫ぶリュウくん。
「大丈夫。いいから顔あげて? ね?」
「いえ! 大丈夫じゃないっす! 俺たち、カイトさんにかけてもらってたバフのおかげでなんとか死なずに済んだんっす! しかもあんなに何度も気をつけるように言われてたのに……!」
あぁ、そうしてるうちに残りの三人も土下座しちゃってるし。
「カイトさん、ありがとうございました!」
「命をかけて恩義を返す」
「カイトさんのおかげです! ありがとうございます!」
あ~、もう……! こんな子どもたちにこんなことさせてたら良心がとがめるよ~。
隣で戸惑ってるハルと目で会話。
うん。
空気を変えよう。
ってことで。
「ゆ?」
幼女アオちゃんを両手で持って前へと突き出す。
「リュウくん、リムちゃん、ペル、トム。君たちはお礼を言う相手を間違ってるんだよな~。君たちがピンチなことがわかったのも、全部このアオちゃんのおかげなんで~す」
「……へ?」
「ゆ! アオは隠れ家におと~しゃまたちを案内したゆ! そしたら、そこでヘリオン様の水晶玉がぴか~ってなってリュウたちの姿が映し出されたゆ!」
「そう……なんですね。ありがとうっす、アオちゃんさん」
「それだけじゃない。ダンスキーたちの中にはなんと悪魔が入り込んでたんだ」
「あくま……」
「その悪魔を倒したのが、なんとこのアオちゃんなんです! ぱんぱかぱ~ん!」
ほんとは僕と二人で倒したんだけどね。
今はアオちゃんの手柄にしといたほうが彼らの重荷も少し軽くなると思う。
「こんな……ちっちゃな子に助けられたんすね、俺ら」
「ゆ! ちっちゃくてもアオは90年以上生きてるゆ!」
「90……ハハッ……すごいっす。さすがカイトさんっす。こんなレアスライムまでテイムして、悪魔も倒して。で、俺らまでたすけてくれて……。本物の勇者様っすよ、カイトさんは」
「ゆ! そうゆ! おと~しゃまはと~ってもすごいゆ! 勇者というものが存在するならそれはおと~しゃまのことゆ!」
「はいはい。でも本当に命が無事でよかった」
「ええ、ギルドの方たちが手厚く介抱してくれたっすから。ほんと感謝っす」
「そっか。なら……」
口ごもる。
安易に口に出せなかった。
『まだ、冒険は続ける?』
その一言が。
一瞬ただよった沈黙をやぶったのはリュウくんの妹、リムちゃん。
「あの、私たちもう冒険はやめようと思って」
「そっか」
仕方ない。
あんな目にあったんだ。
仕方ない。決めるのは彼ら自身。
僕が口出しすることじゃない。
「それで、図々しいのを承知でカイトさんにお願いが」
「なにかな?」
せっかく関わり合いになったんだ。
頼みのひとつやふたつ聞いてあげよう。
「よかったらこれを持っていてくれませんか?」
「のわ!?」
唐突にピンク髪の美少女リムちゃんの懐から差し出されたのは──。
ニワトリの頭。
え、なにこれ?
ハルもちょっと引いてる。
「実は私たち、冒険者として名を揚げることで知人に会おうとしてたんです」
「知人?」
「はい、私たちの1個上ですごい才能を持ってて。昔は一緒に遊んでたんですけど三年に村を出ていったんですよね。『エンドレスで冒険者をやる』って言って。で、私たちはすぐに有名になるだろうと思ってたかをくくってたんですけど、何も聞こえてこなくて」
「あれだけの天才が埋もれるはずがないと思い、私たちでパーティーを組んで追ってきたわけだ。彼女と再会しパーティーを組めればきっと私たちは天下無双だと思いこんでいたのだが……世界は広かったな。もしかしたら彼女も今はもう……」
無口でクールなペルがここまでまくしたてるくらいなんだから、きっとすごい人なんだろう。
にしても彼女ってことは女の子か。
「でもペルもすごく才能あると感じたよ?」
ペル。
口数の少ない弓使い。
冒険者になってすぐにレベル6。
ステータスも高かった。
彼女も世間からしたら十分に天才と言われておかしくない逸材だ。
「いや、私なんて足元にも……」
「そんなにすごいのか」
リムのことを好きそうなトムが興奮気味に口を開く。
「すごいなんてものじゃない。彼女は──ラク・ブレロはこの世の奇跡だ」
あ、察しました。
トム、多分そのラクって子のことも好きっぽい。
惚れっぽいのかな?
言ってもまぁ14才だし。
周りの女の子全員を好きになる気持ちもわからなくはない。
ただ、トムの場合ちょっと態度に出すぎかな。
にしても。
リュウくんたちの1個上で三年前に上京。
つまり今15才で、12才のときに冒険者デビュー?
え~。
早熟ぅ~。
そもそも12才でちゃんとエンドレスまでたどり着けたんだろうか。
「そのラクさんは冒険者登録はしてないの?」
「聞いたけど知らないって言われたっすね」
「そう。もしかしたら間違えて別の街に行ってる可能性とかも」
「あるかもっす。結構おっちょこちょいだったんで」
「そうなんだ……で、そのニワトリの頭は?」
よく見ればリュウくんの差し出したニワトリの頭には紐が通されててネックレスのようになっている。
なに? 呪術感。
それともアクセサリー?
結構見かけによらずワイルドな村だったりするのかな。
「ラクのやつ、これが好きで。よくむしゃぶりついてたんす。だから、再会したらあいつの好きだったこれを渡してやろうと思って」
「へぇ~……」
え? むしゃぶりついてた?
ニワトリの頭にむしゃぶりつく女。
ヤバくない?
う~ん、出来ることなら関わり合いになりたくない。
そうは言ってもリュウくんたちのきんきらき~んなお目々が眩しっ! なわけで。
「あ、ああ……任せてよ。ラクに会えたら必ず渡しとくから……」
受けとっちゃった!
ラクって子がしゃぶりついてたらしいニワトリの頭を受けとっちゃったよ!
満足げなリュウくんたちの顔を見てると、押しに弱い僕はついつい「大丈夫……必ず届けるから……」とさらに安請負しちゃうのであった。ち~ん。しゅ~ん。
はぁ……。
ラク・ブレロ。
天才。奇跡。
ニワトリの頭をしゃぶる早熟の女の子。
うぅ……会ってみたいような、みたくないような……。
でもリュウたちから寄せられる全幅の信頼感もハンパないし……。
ま、一応ハルの両親の手がかりをさがす次くらいには心にとめておくとするかな……。
とまどう僕をよそに、リュウくんたちは「我ら、目的を達せり!」「なんだかんだエンドレス来てよかったな!」みたいな顔でにこにこにこにこと嬉しそうに笑っていた。
「入るよ」
「はい」
どよ~~~ん……。
暗い。
全員の顔が見事にどよん。
それもそのはず。
ウキウキで出かけた最初の冒険であわや全滅の危機。
しかも相手は魔物じゃなくて同じ冒険者ときたもんだ。
リュウくんたちの受けたショックは計り知れないよね。
さすがのハルもなんて声をかけていいかタジタジ。
すると僕たちに気づいたリュウくんがハッ! とした顔でズルズルと這ってきた。
「カイトさん! ハルさん! この度は助けていただいてありがとうございました!」
額を床につけて大声で叫ぶリュウくん。
「大丈夫。いいから顔あげて? ね?」
「いえ! 大丈夫じゃないっす! 俺たち、カイトさんにかけてもらってたバフのおかげでなんとか死なずに済んだんっす! しかもあんなに何度も気をつけるように言われてたのに……!」
あぁ、そうしてるうちに残りの三人も土下座しちゃってるし。
「カイトさん、ありがとうございました!」
「命をかけて恩義を返す」
「カイトさんのおかげです! ありがとうございます!」
あ~、もう……! こんな子どもたちにこんなことさせてたら良心がとがめるよ~。
隣で戸惑ってるハルと目で会話。
うん。
空気を変えよう。
ってことで。
「ゆ?」
幼女アオちゃんを両手で持って前へと突き出す。
「リュウくん、リムちゃん、ペル、トム。君たちはお礼を言う相手を間違ってるんだよな~。君たちがピンチなことがわかったのも、全部このアオちゃんのおかげなんで~す」
「……へ?」
「ゆ! アオは隠れ家におと~しゃまたちを案内したゆ! そしたら、そこでヘリオン様の水晶玉がぴか~ってなってリュウたちの姿が映し出されたゆ!」
「そう……なんですね。ありがとうっす、アオちゃんさん」
「それだけじゃない。ダンスキーたちの中にはなんと悪魔が入り込んでたんだ」
「あくま……」
「その悪魔を倒したのが、なんとこのアオちゃんなんです! ぱんぱかぱ~ん!」
ほんとは僕と二人で倒したんだけどね。
今はアオちゃんの手柄にしといたほうが彼らの重荷も少し軽くなると思う。
「こんな……ちっちゃな子に助けられたんすね、俺ら」
「ゆ! ちっちゃくてもアオは90年以上生きてるゆ!」
「90……ハハッ……すごいっす。さすがカイトさんっす。こんなレアスライムまでテイムして、悪魔も倒して。で、俺らまでたすけてくれて……。本物の勇者様っすよ、カイトさんは」
「ゆ! そうゆ! おと~しゃまはと~ってもすごいゆ! 勇者というものが存在するならそれはおと~しゃまのことゆ!」
「はいはい。でも本当に命が無事でよかった」
「ええ、ギルドの方たちが手厚く介抱してくれたっすから。ほんと感謝っす」
「そっか。なら……」
口ごもる。
安易に口に出せなかった。
『まだ、冒険は続ける?』
その一言が。
一瞬ただよった沈黙をやぶったのはリュウくんの妹、リムちゃん。
「あの、私たちもう冒険はやめようと思って」
「そっか」
仕方ない。
あんな目にあったんだ。
仕方ない。決めるのは彼ら自身。
僕が口出しすることじゃない。
「それで、図々しいのを承知でカイトさんにお願いが」
「なにかな?」
せっかく関わり合いになったんだ。
頼みのひとつやふたつ聞いてあげよう。
「よかったらこれを持っていてくれませんか?」
「のわ!?」
唐突にピンク髪の美少女リムちゃんの懐から差し出されたのは──。
ニワトリの頭。
え、なにこれ?
ハルもちょっと引いてる。
「実は私たち、冒険者として名を揚げることで知人に会おうとしてたんです」
「知人?」
「はい、私たちの1個上ですごい才能を持ってて。昔は一緒に遊んでたんですけど三年に村を出ていったんですよね。『エンドレスで冒険者をやる』って言って。で、私たちはすぐに有名になるだろうと思ってたかをくくってたんですけど、何も聞こえてこなくて」
「あれだけの天才が埋もれるはずがないと思い、私たちでパーティーを組んで追ってきたわけだ。彼女と再会しパーティーを組めればきっと私たちは天下無双だと思いこんでいたのだが……世界は広かったな。もしかしたら彼女も今はもう……」
無口でクールなペルがここまでまくしたてるくらいなんだから、きっとすごい人なんだろう。
にしても彼女ってことは女の子か。
「でもペルもすごく才能あると感じたよ?」
ペル。
口数の少ない弓使い。
冒険者になってすぐにレベル6。
ステータスも高かった。
彼女も世間からしたら十分に天才と言われておかしくない逸材だ。
「いや、私なんて足元にも……」
「そんなにすごいのか」
リムのことを好きそうなトムが興奮気味に口を開く。
「すごいなんてものじゃない。彼女は──ラク・ブレロはこの世の奇跡だ」
あ、察しました。
トム、多分そのラクって子のことも好きっぽい。
惚れっぽいのかな?
言ってもまぁ14才だし。
周りの女の子全員を好きになる気持ちもわからなくはない。
ただ、トムの場合ちょっと態度に出すぎかな。
にしても。
リュウくんたちの1個上で三年前に上京。
つまり今15才で、12才のときに冒険者デビュー?
え~。
早熟ぅ~。
そもそも12才でちゃんとエンドレスまでたどり着けたんだろうか。
「そのラクさんは冒険者登録はしてないの?」
「聞いたけど知らないって言われたっすね」
「そう。もしかしたら間違えて別の街に行ってる可能性とかも」
「あるかもっす。結構おっちょこちょいだったんで」
「そうなんだ……で、そのニワトリの頭は?」
よく見ればリュウくんの差し出したニワトリの頭には紐が通されててネックレスのようになっている。
なに? 呪術感。
それともアクセサリー?
結構見かけによらずワイルドな村だったりするのかな。
「ラクのやつ、これが好きで。よくむしゃぶりついてたんす。だから、再会したらあいつの好きだったこれを渡してやろうと思って」
「へぇ~……」
え? むしゃぶりついてた?
ニワトリの頭にむしゃぶりつく女。
ヤバくない?
う~ん、出来ることなら関わり合いになりたくない。
そうは言ってもリュウくんたちのきんきらき~んなお目々が眩しっ! なわけで。
「あ、ああ……任せてよ。ラクに会えたら必ず渡しとくから……」
受けとっちゃった!
ラクって子がしゃぶりついてたらしいニワトリの頭を受けとっちゃったよ!
満足げなリュウくんたちの顔を見てると、押しに弱い僕はついつい「大丈夫……必ず届けるから……」とさらに安請負しちゃうのであった。ち~ん。しゅ~ん。
はぁ……。
ラク・ブレロ。
天才。奇跡。
ニワトリの頭をしゃぶる早熟の女の子。
うぅ……会ってみたいような、みたくないような……。
でもリュウたちから寄せられる全幅の信頼感もハンパないし……。
ま、一応ハルの両親の手がかりをさがす次くらいには心にとめておくとするかな……。
とまどう僕をよそに、リュウくんたちは「我ら、目的を達せり!」「なんだかんだエンドレス来てよかったな!」みたいな顔でにこにこにこにこと嬉しそうに笑っていた。
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