9 / 26
夏だ!海だ!①
しおりを挟む
「海だーーーー!!!!」
水着に着替えるや否や、一目散に楓真は駆けていく。何人かの人が、振り向いてくすくす笑った。高校生がきゃっきゃとはしゃぐ姿は、その目には微笑ましいものに映っただろう。
楽しそうに走っているが、砂や落ちているゴミや貝に躓きそうではらはらしてしまう。
「楓真、転ぶぞ!!」
「だいじょーぶ!! 茂部くんも早く来なよ!!」
向こうまで行ったかと思うと、押し寄せる大きな波から大声をあげて逃げている。幼稚園児みたいだ。
夏休みがやってきた。高校生となれば、一度くらいお手本のような青春をしてみたい。友だちと海やプールに行ったり、夏祭りに行ったり。花火なんかを見ちゃったりして。そこで、ひとりの女の子と運命的な出会いを──というのは、願いすぎだろう。
煩悩を振り払って、現状を思い返す。
学生は夏休みに入っている。つまり──
「ふふ、日焼け止め忘れてるね」
「本当だ……、兄さん! 日焼け止め!!」
兄弟たちも、もちろんついてきていた。
後ろからゆっくり追いつき、隣に並んだ優真さんがにこやかに笑う。
「茂部くん、暑くない?」
「まあ、少し。でもそんなに──」
「水分摂らないと熱中症になりますよ。この前みたいに倒れそうになったらどうするんですか」
「その通りです……」
耳が痛い。確かに太陽がじりじりと照りつけていて、絶好の海日和だ。気をつけなければ倒れてしまうだろう。
ぐい、といつの間にかどこかで買ってきたらしいスポーツドリンクを陽真くんが押し付けてくる。喉に流し込んだそれはひんやりしていて、渇きを潤してくれる。おいしい。
「ありがとう」
「……別に。倒れられたら、困るだけです」
礼を言えば、口を尖らせてそっぽを向いてしまった。予想通りだ。
それにしても、とふたりを見る。水着姿を見るのは初めてだ。当たり前だけど。ほどよく筋肉が付いていて、ぺらぺらの俺の身体が隣にいると際立って情けない。優真さんに軽々と抱き抱えられてから、少しは筋トレをしているのだけど──効果は、今のところ現れていなかった。悔しい。
「ねーみんな!! 早く来てよ!!」
そんなことをぐるぐる考えていると、遠くから楓真がじれったそうに叫ぶ声がした。痺れを切らしたみたいだ。
「だって。行こうか」
優真さんがにっこり笑う。……なんだかんだ、俺も正直わくわくしているのだ。きらめく水面に膝下まで浸かった楓真のもとへ、俺も駆けていった。
「楓真、あんまり沖に行くと──」
「えい」
危ない、と言おうとしたが遮られて。掛け声とともにびしゃりと水がかけられる。楓真が、悪戯っぽく笑っていた。
「っやったな!!」
「あははは! っわー、冷たいって!」
水をかけ返せば、悲鳴があがる。大袈裟な反応に笑いが漏れた。後ろを向けば、微笑を湛えて優真さんと陽真くんがじっとこちらを見ていた。
せっかく海に来ているのに見ているだけなんて、勿体ないにも程がある。
俺は、あまりに楽しくて。その気分の高揚のせいかなんだか強気になっていて。ふたりのもとへ行くと、手首を掴んだのだ。
「え」
「っへ、」
面食らうふたりの様子が面白い。手を軽く引いて、笑う。
「ふたりも見てないで遊びましょう!」
「……うん」
「っは……はい」
炎天下のせいだろう、ぼんやりしていて顔も赤い。冷たい水を浴びれば、少しは火照りも冷めるはずだ。子どものような遊びだが、優真さんも陽真くんも混ざった水かけ大会は存外面白くて。笑いすぎて、頬が痛くなる。
「茂部くん、楽しいね!」
「っはは、すっげー楽しい!」
無邪気に笑う楓真たちは、太陽に照らされて輝いていた。
***
「疲れた……」
「なんか最終的に追いかけっこになっちゃったね」
「久々にしたなぁ。楽しかったよ」
「……しょっぱい」
ぐったりと、びしゃびしゃに濡れたままで岩場に座り込む。さすがに騒ぎすぎた。高校生らしくはしゃぐ、というよりは──あまりに子どもっぽかった気もする。
少し休んだら、また波打ち際にいこう。……綺麗な貝でも探して、思い出に持ち帰ろうかな。なにも残らないのは、少しもったいない気がするから。
ぼんやりそんなことを考えて蒼を眺めていると、後ろから声がした。
「お兄さんたち、ちょっといいですか? 良ければ一緒に遊びません?」
「うわ、めっちゃイケメンじゃん! やば!」
声をかけてきたのは、年上らしい綺麗なお姉さんが数人。優真さんたちを見て盛り上がる。
すごい。逆ナンだ。この世に本当にあったんだ。相変わらずモテる兄弟たちだ。確かにこうして見ると、水も滴るいい男──という言葉がぴったりだ。少し遠巻きに眺める。
恐らく、優真さんあたりが手馴れた様子で軽くいなしてくれるだろう。せっかく弟たちと遊べる機会だというのに、ナンパに乗るなんて1ミリも想像ができない。
「ふふ。お誘いは嬉しいけど、ごめんね」
思った通りだ。慌てることもなく優真さんが平然と返した。さすが。楓真はどうしようかと困惑した顔だし、陽真くんは興味が無いようにツンとしている。
しかし相手は折れもせず、可愛らしい笑い声をあげてまた言う。
「そこをなんとか~! ここボートとかもあるんですよ!」
「ね、そこのおにーさんも!」
え、俺もいいの? 俺なんか眼中に無いかと思ってた。
聞き間違いかと、呆気に取られていると──ぐい。
健康的に焼けた小さな手に腕を掴まれて、思考が停止した。
慣れていない接触に、心臓が高鳴る。
「うぇ、」
「あは、何その声! んふふ、かわいー!」
変な声が出てしまった。暑さのせいだけではなく、顔に熱が集まる。ぐるぐるする頭の中で、必死に言葉を捻り出そうとしていると──
ぐい、と腰を抱かれる。
誰に? ──隣に座る、優真さんだった。
「ね、すっごく可愛いよね。……ウブな子だから、こういうとき緊張しちゃって楽しめないんだ。だから俺たちだけにしてくれると嬉しいな」
形の良い唇が弧を描く。絵画のような、同じ人間とは到底思えない美しい笑みだった。話している内容のおかげで、俺の心は死にかけているけれど。
ナンパを断るには、確かにちょうどいい都合だ。
「そっかー……すみません! お邪魔しちゃいました」
「気が向いたらまた遊びましょ!」
「ウブなおにーさんも、またね!」
女性たちは、脈が無いとわかったのかすんなりと引いてくれた。
俺に手を振ってくれたのは嬉しいけど、最後の一言に刺された。苦しい。なんとか手を振り返す。
「どうしたの、茂部くん」
柔らかい声色。先ほどまで俺を言葉で刺してきたとは思えない。
「……こういうの慣れてないの、なんとかしたいです」
「ウブなの、可愛いよ?」
また腰に回る手に力がこもる。女の子が何人もころりと落ちてしまいそうな綺麗な笑みで、優真さんは言い放った。
「……嬉しくない……」
「っいつまで腰を抱いてるんですか!」
「ごめんごめん。嫉妬しちゃうよね」
「だっ、誰が……!!」
するりと手が離れる。こういうことをナチュラルにできるのも、慣れている証拠だろう。羨ましい。何人の女性と付き合ってきたのだろうか。
いいなあ。俺も──
「……誰かと付き合いたいなあ」
「へ」
「えっ」
「……は?」
水着に着替えるや否や、一目散に楓真は駆けていく。何人かの人が、振り向いてくすくす笑った。高校生がきゃっきゃとはしゃぐ姿は、その目には微笑ましいものに映っただろう。
楽しそうに走っているが、砂や落ちているゴミや貝に躓きそうではらはらしてしまう。
「楓真、転ぶぞ!!」
「だいじょーぶ!! 茂部くんも早く来なよ!!」
向こうまで行ったかと思うと、押し寄せる大きな波から大声をあげて逃げている。幼稚園児みたいだ。
夏休みがやってきた。高校生となれば、一度くらいお手本のような青春をしてみたい。友だちと海やプールに行ったり、夏祭りに行ったり。花火なんかを見ちゃったりして。そこで、ひとりの女の子と運命的な出会いを──というのは、願いすぎだろう。
煩悩を振り払って、現状を思い返す。
学生は夏休みに入っている。つまり──
「ふふ、日焼け止め忘れてるね」
「本当だ……、兄さん! 日焼け止め!!」
兄弟たちも、もちろんついてきていた。
後ろからゆっくり追いつき、隣に並んだ優真さんがにこやかに笑う。
「茂部くん、暑くない?」
「まあ、少し。でもそんなに──」
「水分摂らないと熱中症になりますよ。この前みたいに倒れそうになったらどうするんですか」
「その通りです……」
耳が痛い。確かに太陽がじりじりと照りつけていて、絶好の海日和だ。気をつけなければ倒れてしまうだろう。
ぐい、といつの間にかどこかで買ってきたらしいスポーツドリンクを陽真くんが押し付けてくる。喉に流し込んだそれはひんやりしていて、渇きを潤してくれる。おいしい。
「ありがとう」
「……別に。倒れられたら、困るだけです」
礼を言えば、口を尖らせてそっぽを向いてしまった。予想通りだ。
それにしても、とふたりを見る。水着姿を見るのは初めてだ。当たり前だけど。ほどよく筋肉が付いていて、ぺらぺらの俺の身体が隣にいると際立って情けない。優真さんに軽々と抱き抱えられてから、少しは筋トレをしているのだけど──効果は、今のところ現れていなかった。悔しい。
「ねーみんな!! 早く来てよ!!」
そんなことをぐるぐる考えていると、遠くから楓真がじれったそうに叫ぶ声がした。痺れを切らしたみたいだ。
「だって。行こうか」
優真さんがにっこり笑う。……なんだかんだ、俺も正直わくわくしているのだ。きらめく水面に膝下まで浸かった楓真のもとへ、俺も駆けていった。
「楓真、あんまり沖に行くと──」
「えい」
危ない、と言おうとしたが遮られて。掛け声とともにびしゃりと水がかけられる。楓真が、悪戯っぽく笑っていた。
「っやったな!!」
「あははは! っわー、冷たいって!」
水をかけ返せば、悲鳴があがる。大袈裟な反応に笑いが漏れた。後ろを向けば、微笑を湛えて優真さんと陽真くんがじっとこちらを見ていた。
せっかく海に来ているのに見ているだけなんて、勿体ないにも程がある。
俺は、あまりに楽しくて。その気分の高揚のせいかなんだか強気になっていて。ふたりのもとへ行くと、手首を掴んだのだ。
「え」
「っへ、」
面食らうふたりの様子が面白い。手を軽く引いて、笑う。
「ふたりも見てないで遊びましょう!」
「……うん」
「っは……はい」
炎天下のせいだろう、ぼんやりしていて顔も赤い。冷たい水を浴びれば、少しは火照りも冷めるはずだ。子どものような遊びだが、優真さんも陽真くんも混ざった水かけ大会は存外面白くて。笑いすぎて、頬が痛くなる。
「茂部くん、楽しいね!」
「っはは、すっげー楽しい!」
無邪気に笑う楓真たちは、太陽に照らされて輝いていた。
***
「疲れた……」
「なんか最終的に追いかけっこになっちゃったね」
「久々にしたなぁ。楽しかったよ」
「……しょっぱい」
ぐったりと、びしゃびしゃに濡れたままで岩場に座り込む。さすがに騒ぎすぎた。高校生らしくはしゃぐ、というよりは──あまりに子どもっぽかった気もする。
少し休んだら、また波打ち際にいこう。……綺麗な貝でも探して、思い出に持ち帰ろうかな。なにも残らないのは、少しもったいない気がするから。
ぼんやりそんなことを考えて蒼を眺めていると、後ろから声がした。
「お兄さんたち、ちょっといいですか? 良ければ一緒に遊びません?」
「うわ、めっちゃイケメンじゃん! やば!」
声をかけてきたのは、年上らしい綺麗なお姉さんが数人。優真さんたちを見て盛り上がる。
すごい。逆ナンだ。この世に本当にあったんだ。相変わらずモテる兄弟たちだ。確かにこうして見ると、水も滴るいい男──という言葉がぴったりだ。少し遠巻きに眺める。
恐らく、優真さんあたりが手馴れた様子で軽くいなしてくれるだろう。せっかく弟たちと遊べる機会だというのに、ナンパに乗るなんて1ミリも想像ができない。
「ふふ。お誘いは嬉しいけど、ごめんね」
思った通りだ。慌てることもなく優真さんが平然と返した。さすが。楓真はどうしようかと困惑した顔だし、陽真くんは興味が無いようにツンとしている。
しかし相手は折れもせず、可愛らしい笑い声をあげてまた言う。
「そこをなんとか~! ここボートとかもあるんですよ!」
「ね、そこのおにーさんも!」
え、俺もいいの? 俺なんか眼中に無いかと思ってた。
聞き間違いかと、呆気に取られていると──ぐい。
健康的に焼けた小さな手に腕を掴まれて、思考が停止した。
慣れていない接触に、心臓が高鳴る。
「うぇ、」
「あは、何その声! んふふ、かわいー!」
変な声が出てしまった。暑さのせいだけではなく、顔に熱が集まる。ぐるぐるする頭の中で、必死に言葉を捻り出そうとしていると──
ぐい、と腰を抱かれる。
誰に? ──隣に座る、優真さんだった。
「ね、すっごく可愛いよね。……ウブな子だから、こういうとき緊張しちゃって楽しめないんだ。だから俺たちだけにしてくれると嬉しいな」
形の良い唇が弧を描く。絵画のような、同じ人間とは到底思えない美しい笑みだった。話している内容のおかげで、俺の心は死にかけているけれど。
ナンパを断るには、確かにちょうどいい都合だ。
「そっかー……すみません! お邪魔しちゃいました」
「気が向いたらまた遊びましょ!」
「ウブなおにーさんも、またね!」
女性たちは、脈が無いとわかったのかすんなりと引いてくれた。
俺に手を振ってくれたのは嬉しいけど、最後の一言に刺された。苦しい。なんとか手を振り返す。
「どうしたの、茂部くん」
柔らかい声色。先ほどまで俺を言葉で刺してきたとは思えない。
「……こういうの慣れてないの、なんとかしたいです」
「ウブなの、可愛いよ?」
また腰に回る手に力がこもる。女の子が何人もころりと落ちてしまいそうな綺麗な笑みで、優真さんは言い放った。
「……嬉しくない……」
「っいつまで腰を抱いてるんですか!」
「ごめんごめん。嫉妬しちゃうよね」
「だっ、誰が……!!」
するりと手が離れる。こういうことをナチュラルにできるのも、慣れている証拠だろう。羨ましい。何人の女性と付き合ってきたのだろうか。
いいなあ。俺も──
「……誰かと付き合いたいなあ」
「へ」
「えっ」
「……は?」
612
あなたにおすすめの小説
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~
マツヲ。
BL
久しぶりに会った弟は、現魔王の長兄への謀反を企てた張本人だった。
王家を恨む弟の気持ちを知る主人公は死を覚悟するものの、なぜかその弟は王の座を捧げてきて……。
というヤンデレ弟×良識派の兄の話が読みたくて書いたものです。
この先はきっと弟にめっちゃ執着されて、おいしく食われるにちがいない。
病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。
最可愛天使は儚げ美少年を演じる@勘違いってマジ??
雨霧れいん
BL
《 男子校の華 》と呼ばれるほどにかわいく、美しい少年"依織のぞ"は社会に出てから厳しさを知る。
いままでかわいいと言われていた特徴も社会に出れば女々しいだとか、非力だとか、色々な言葉で貶された。いつまでもかわいいだけの僕でいたい!いつしか依織はネットにのめり込んだ。男の主人公がイケメンに言い寄られるゲーム、通称BLゲーム。こんな世界に生まれたかった、と悲しみに暮れ眠りについたが朝起きたらそこは大好きなBLゲームのなかに!?
可愛い可愛い僕でいるために儚げ男子(笑)を演じていたら色々勘違いされて...!?!?
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
悪役の僕 何故か愛される
いもち
BL
BLゲーム『恋と魔法と君と』に登場する悪役 セイン・ゴースティ
王子の魔力暴走によって火傷を負った直後に自身が悪役であったことを思い出す。
悪役にならないよう、攻略対象の王子や義弟に近寄らないようにしていたが、逆に構われてしまう。
そしてついにゲーム本編に突入してしまうが、主人公や他の攻略対象の様子もおかしくて…
ファンタジーラブコメBL
不定期更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる