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第二章 帝国編
第47話 サキーユ・クイン①
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日中にして天気は晴れ。雲が四割程度だから快晴ではなく、曇りでもなく、ただの晴れ。行楽日和というやつだ。
自分自身が空気の塊に包まれているので、飛行していても風を感じることはできない。それでも高速飛行中にゆっくり流れる大地の景色には和みがある。
こんな清々しい天気の日に、まさか悪夢が降るとは思うまい。とりあえずのターゲットは帝国皇室第三皇妃、サキーユだ。
篭絡の魔女と呼ばれるくらいだから、その美貌で皇帝を篭絡して皇妃の座に就いたに違いない。
第三皇妃、ということは一夫多妻制か。それが皇帝のみに許された特権なのか、帝国がそういう制度なのか、そもそも世界的にそういう仕組みなのか。まさか多夫多妻制なんてことはあるまいな。
なんにせよ、俺が皇帝の座に就いた暁には、皇妃という身分を完全に消し去ってやる。
「にしても、帝国の皇室の人間が堂々と人さらいって、この世界の倫理感はどうなってんだ? おいエア、聞いているか? サポートができないっていっても、問答くらいできるだろう?」
返事がない。
これまでエアが俺を無視したことは一度もなかったはずだ。過去の事象を映像と音声で再現するというのは相当に消耗するのだろう。
そういう繊細な芸当をするにはエアのサポートは必須だが、俺の魔法の空気というやつは人類の生存領域に最も多く常に存在しつづけている要素――いわゆるエレメント――なのである。戦闘において俺がエアの不在に困ることはない。
「まあいい。ターゲットの影も見えてきたことだしな」
黒いローブに身を包み、艶やかな黒髪をなびかせて飛んでいる。
頬杖をついて流れゆく地上の景色を眺めているが、肘に支えはない。
スピードは遅い。自分にかかる重力を打ち消し、前方に重力を発生させて飛行しているのだろう。
俺は加速した。
俺はサキーユの真正面に入り、スピードを合わせた。視界を占領してニヤリと笑ってみせる。
「よお、俺とも遊んでくれよ」
「なっ!?」
ギョッとしたサキーユがとっさに俺に重力をかける。重力はなかなか強力で、本来の重力と合わせて俺の体が地上へと落下を始める。
しかし俺は固めた空気でサキーユを捕まえ、俺の下方へと無理やりに移動させた。
このままいけば俺にかかる重力でサキーユは潰されるだろう。
サキーユの瞳は困惑の河を泳いでいるが、地面がいよいよ近づいた頃合でようやく俺の重力を解除するという発想に至った。
サキーユの体は地面すれすれで止まり、俺の体は彼女の上で浮いている。俺の眼前には、衝突を免れて安堵するサキーユの美貌があった。
「衝突を免れたと思っているのか? 残念!」
俺はサキーユの顔を鷲掴みにし、後頭部を地面へと減り込ませる勢いで叩きつけた。
瞬間、俺の体は空にひっぱられ、サキーユとの距離が開いた。
しかし俺は自力で静止した。
ここまで空を飛んできたときだって重力に逆らってきたのだ。サキーユの重力に逆らうのも造作もないことだ。
ただし、サキーユの最大出力しだいでは空気で逆らっても俺自身の体がもたないかもしれない。
「女性に手をあげるなんて、最低の殿方ですわね」
サキーユは尻を地に着けたまま上体を起こし、頭を振った。
俺が手を出す基準は、相手が女性かどうかは関係ない。相手が強いかどうかだ。
男だろうが女だろうが、弱くて誠実な奴を俺が攻撃することはない。
だが強くて他者を虐げるような奴は、男だろうが女だろうが容赦はしない。
「おまえは暴漢にそんな台詞を言って意味があると思うのか?」
俺はサキーユの正面へと肉薄した。
天空からの引力はしばらく続いていたが、俺を飛ばせないと諦めたか、俺の体は引力から開放された。
サキーユも魔法を使いつづけるのは疲れるのだろう。
俺も自分を囲む空気を解放した。
「あなたは単なる暴漢じゃないでしょう? お友達の復讐にきたのでしょうね、ゲス・エストさん? でもお怒りにならないで。仕方がなかったのよ。あの娘がわたくしに嫉妬させてしまうほど可愛らしかったのがいけなかったんですのよ」
ほう、俺を知っていたか。初対面でも俺を知っているということは、マジックイーターには完全に顔が割れていると思ってよさそうだ。
「復讐? 少し違うな。キーラが傷つけられたことはべつに怒ってないぜ。マーリンを連れ去ったことに対してはブチギレだがな。でもいまは気分がいいんだ。なぜだか分かるか?」
「分からないわ? 教えてくださるかしら?」
「俺の破壊衝動をぶつけられる相手が目の前にいるからだよ。キーラがやられた分を義理でやり返した後に、マーリンをさらった罪で極刑に処す。あんたのことだぞ、罪人・サキーユ」
動揺に瞳を揺らしているが、その根底にある自信はまだ揺るがない。
彼女はそれを前面へとひっぱりだしてきた。
「わたくしは帝国の皇妃よ! そのわたくしに手を出してタダで済むと思っているの?」
それが彼女の自信の拠り所なのだ。皇族だから誰も手が出せない。自分は何をしても許される。そう高をくくっている。
権力を振りかざしてどんなワガママでも通す。サキーユはそういう人間だ。
……俺の大好物だ。
「帝国の皇妃ってもんが俺にとってどれほどの価値があるんだ? 言っておくが、俺は相手が神だろうが悪魔だろうが容赦はしない。それで、その皇妃って奴は世界で何番目に偉いんだ? なぁ、教えてくれよ」
「それは……でもあなた、神様にまで牙を剥くと仰るの? それは常軌を逸しているどころの話ではありませんわ。異常も異常。あなたほど狂った人間をわたくしは知りません」
「ま、偉くても関係ないのは分かったよな? で、おまえ、俺の領域に踏み込んだよなぁ。その罪な脚を切り落とさなきゃいけねぇよなぁ」
俺は意識して醜悪な笑みをたたえた。
絶世の美貌を備えたサキーユの顔が失意に歪む瞬間を待ち望むが、彼女はまだ屈しなかった。
「待って! 待ってちょうだい。ねえ、仲良くしましょう? わたくしはあなたみたいに強い人は嫌いじゃないわ。あなたも美人は嫌いじゃないでしょう?」
サキーユが俺の首に両手を回し、豊満な胸を押し当ててきた。さらに脚を絡めてくる。
体に密着するタイプの黒のローブがサキーユの美しいボディラインを各所で強調している。
「ああ、もちろん嫌いじゃないぜ」
俺がニヤリと笑ってみせると、サキーユは嬉しそうに笑い返してきた。
「そうよね。嫌いな男なんているはずがないわ。これほどの美貌を持つ女性なんてそうはいないわ。それも世界最大の国、リオン帝国の皇妃なのよ。わたくしは最上級の女と言ってもいい。そうでしょう? そんな女がこうして仲良くしたいって言っているのよ。最高でしょう?」
サキーユが指先で俺の背中をなぞる。その指を背中から首へ、さらに鎖骨へ、胸へと這わせていく。服越しだが、柔らかい指をしている。
「ああ、まったくだ。まったく、最高だよ。特に自分で最高と言っているところとか、相手が男なら自分の美貌でどうにでもなると思い上がっているところとか、極上そのものだよ」
俺の言動を理解できないのだろう。サキーユの指に戸惑いの色が出る。
指の動きが一瞬止まり、またすぐに走りはじめるが、若干自信を失くしたかのように弱々しい。
しかししだいに元の感覚を取り戻していく。最高だと言っているのだから、うまくいっているに違いない。そう考えたに違いない。
そして俺は見逃さない。むしろ待っていたとさえいえる。サキーユが俺の体に指を這わせる一方で、もう片方の手を太腿のナイフへと伸ばした。
瞬間、俺は全身を覆う空気を固めた。
そして、カツンとナイフが弾かれた。
「ああ、違った。さっきのは最高じゃなかった。いまが最高だ!」
サキーユの全身に巨大な重力がのしかかる。
「な……なに……」
「ハハハハハ! バカめ! 色仕掛けがうまくいっていると思ったか? 間抜けめぇ!」
「なぜ、どうして……。わたくしに触れられて興奮しないの?」
「最高に興奮してるぜ。ただし、おまえの手や脚が俺の体に触るからではなく、おまえの思い上がりが俺の気に障るからだけどな。そうでなくちゃ、いたぶり甲斐がないもんなぁ!」
さすがにサキーユの顔に余裕は残っていなかった。
彼女が焦り戸惑う様は、登山中に至近距離で熊と遭遇した人間を想起させた。
自分自身が空気の塊に包まれているので、飛行していても風を感じることはできない。それでも高速飛行中にゆっくり流れる大地の景色には和みがある。
こんな清々しい天気の日に、まさか悪夢が降るとは思うまい。とりあえずのターゲットは帝国皇室第三皇妃、サキーユだ。
篭絡の魔女と呼ばれるくらいだから、その美貌で皇帝を篭絡して皇妃の座に就いたに違いない。
第三皇妃、ということは一夫多妻制か。それが皇帝のみに許された特権なのか、帝国がそういう制度なのか、そもそも世界的にそういう仕組みなのか。まさか多夫多妻制なんてことはあるまいな。
なんにせよ、俺が皇帝の座に就いた暁には、皇妃という身分を完全に消し去ってやる。
「にしても、帝国の皇室の人間が堂々と人さらいって、この世界の倫理感はどうなってんだ? おいエア、聞いているか? サポートができないっていっても、問答くらいできるだろう?」
返事がない。
これまでエアが俺を無視したことは一度もなかったはずだ。過去の事象を映像と音声で再現するというのは相当に消耗するのだろう。
そういう繊細な芸当をするにはエアのサポートは必須だが、俺の魔法の空気というやつは人類の生存領域に最も多く常に存在しつづけている要素――いわゆるエレメント――なのである。戦闘において俺がエアの不在に困ることはない。
「まあいい。ターゲットの影も見えてきたことだしな」
黒いローブに身を包み、艶やかな黒髪をなびかせて飛んでいる。
頬杖をついて流れゆく地上の景色を眺めているが、肘に支えはない。
スピードは遅い。自分にかかる重力を打ち消し、前方に重力を発生させて飛行しているのだろう。
俺は加速した。
俺はサキーユの真正面に入り、スピードを合わせた。視界を占領してニヤリと笑ってみせる。
「よお、俺とも遊んでくれよ」
「なっ!?」
ギョッとしたサキーユがとっさに俺に重力をかける。重力はなかなか強力で、本来の重力と合わせて俺の体が地上へと落下を始める。
しかし俺は固めた空気でサキーユを捕まえ、俺の下方へと無理やりに移動させた。
このままいけば俺にかかる重力でサキーユは潰されるだろう。
サキーユの瞳は困惑の河を泳いでいるが、地面がいよいよ近づいた頃合でようやく俺の重力を解除するという発想に至った。
サキーユの体は地面すれすれで止まり、俺の体は彼女の上で浮いている。俺の眼前には、衝突を免れて安堵するサキーユの美貌があった。
「衝突を免れたと思っているのか? 残念!」
俺はサキーユの顔を鷲掴みにし、後頭部を地面へと減り込ませる勢いで叩きつけた。
瞬間、俺の体は空にひっぱられ、サキーユとの距離が開いた。
しかし俺は自力で静止した。
ここまで空を飛んできたときだって重力に逆らってきたのだ。サキーユの重力に逆らうのも造作もないことだ。
ただし、サキーユの最大出力しだいでは空気で逆らっても俺自身の体がもたないかもしれない。
「女性に手をあげるなんて、最低の殿方ですわね」
サキーユは尻を地に着けたまま上体を起こし、頭を振った。
俺が手を出す基準は、相手が女性かどうかは関係ない。相手が強いかどうかだ。
男だろうが女だろうが、弱くて誠実な奴を俺が攻撃することはない。
だが強くて他者を虐げるような奴は、男だろうが女だろうが容赦はしない。
「おまえは暴漢にそんな台詞を言って意味があると思うのか?」
俺はサキーユの正面へと肉薄した。
天空からの引力はしばらく続いていたが、俺を飛ばせないと諦めたか、俺の体は引力から開放された。
サキーユも魔法を使いつづけるのは疲れるのだろう。
俺も自分を囲む空気を解放した。
「あなたは単なる暴漢じゃないでしょう? お友達の復讐にきたのでしょうね、ゲス・エストさん? でもお怒りにならないで。仕方がなかったのよ。あの娘がわたくしに嫉妬させてしまうほど可愛らしかったのがいけなかったんですのよ」
ほう、俺を知っていたか。初対面でも俺を知っているということは、マジックイーターには完全に顔が割れていると思ってよさそうだ。
「復讐? 少し違うな。キーラが傷つけられたことはべつに怒ってないぜ。マーリンを連れ去ったことに対してはブチギレだがな。でもいまは気分がいいんだ。なぜだか分かるか?」
「分からないわ? 教えてくださるかしら?」
「俺の破壊衝動をぶつけられる相手が目の前にいるからだよ。キーラがやられた分を義理でやり返した後に、マーリンをさらった罪で極刑に処す。あんたのことだぞ、罪人・サキーユ」
動揺に瞳を揺らしているが、その根底にある自信はまだ揺るがない。
彼女はそれを前面へとひっぱりだしてきた。
「わたくしは帝国の皇妃よ! そのわたくしに手を出してタダで済むと思っているの?」
それが彼女の自信の拠り所なのだ。皇族だから誰も手が出せない。自分は何をしても許される。そう高をくくっている。
権力を振りかざしてどんなワガママでも通す。サキーユはそういう人間だ。
……俺の大好物だ。
「帝国の皇妃ってもんが俺にとってどれほどの価値があるんだ? 言っておくが、俺は相手が神だろうが悪魔だろうが容赦はしない。それで、その皇妃って奴は世界で何番目に偉いんだ? なぁ、教えてくれよ」
「それは……でもあなた、神様にまで牙を剥くと仰るの? それは常軌を逸しているどころの話ではありませんわ。異常も異常。あなたほど狂った人間をわたくしは知りません」
「ま、偉くても関係ないのは分かったよな? で、おまえ、俺の領域に踏み込んだよなぁ。その罪な脚を切り落とさなきゃいけねぇよなぁ」
俺は意識して醜悪な笑みをたたえた。
絶世の美貌を備えたサキーユの顔が失意に歪む瞬間を待ち望むが、彼女はまだ屈しなかった。
「待って! 待ってちょうだい。ねえ、仲良くしましょう? わたくしはあなたみたいに強い人は嫌いじゃないわ。あなたも美人は嫌いじゃないでしょう?」
サキーユが俺の首に両手を回し、豊満な胸を押し当ててきた。さらに脚を絡めてくる。
体に密着するタイプの黒のローブがサキーユの美しいボディラインを各所で強調している。
「ああ、もちろん嫌いじゃないぜ」
俺がニヤリと笑ってみせると、サキーユは嬉しそうに笑い返してきた。
「そうよね。嫌いな男なんているはずがないわ。これほどの美貌を持つ女性なんてそうはいないわ。それも世界最大の国、リオン帝国の皇妃なのよ。わたくしは最上級の女と言ってもいい。そうでしょう? そんな女がこうして仲良くしたいって言っているのよ。最高でしょう?」
サキーユが指先で俺の背中をなぞる。その指を背中から首へ、さらに鎖骨へ、胸へと這わせていく。服越しだが、柔らかい指をしている。
「ああ、まったくだ。まったく、最高だよ。特に自分で最高と言っているところとか、相手が男なら自分の美貌でどうにでもなると思い上がっているところとか、極上そのものだよ」
俺の言動を理解できないのだろう。サキーユの指に戸惑いの色が出る。
指の動きが一瞬止まり、またすぐに走りはじめるが、若干自信を失くしたかのように弱々しい。
しかししだいに元の感覚を取り戻していく。最高だと言っているのだから、うまくいっているに違いない。そう考えたに違いない。
そして俺は見逃さない。むしろ待っていたとさえいえる。サキーユが俺の体に指を這わせる一方で、もう片方の手を太腿のナイフへと伸ばした。
瞬間、俺は全身を覆う空気を固めた。
そして、カツンとナイフが弾かれた。
「ああ、違った。さっきのは最高じゃなかった。いまが最高だ!」
サキーユの全身に巨大な重力がのしかかる。
「な……なに……」
「ハハハハハ! バカめ! 色仕掛けがうまくいっていると思ったか? 間抜けめぇ!」
「なぜ、どうして……。わたくしに触れられて興奮しないの?」
「最高に興奮してるぜ。ただし、おまえの手や脚が俺の体に触るからではなく、おまえの思い上がりが俺の気に障るからだけどな。そうでなくちゃ、いたぶり甲斐がないもんなぁ!」
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