女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
29 / 1,519

ギンギン

しおりを挟む


 目覚めると目の前におっぱいが二つ。挨拶がわりにちゅぱっていると漸く起き出すおっぱいの持ち主イゼッタ

「朝からお盛ん」

股間でギンギンになっている物を撫でられる。

「朝だからな。できれば出したい」

「赤ちゃん出来ちゃう?」

「中に出せばな」

「良いよ?」

「これから出掛けるしな」

「硬いまま行くの?」

「精液飲んでくれ」

「…初めてなの」

「知ってるさ」

拙いながらも溜まっていたのでたっぷり飲ませてやった。
臭くてしょっぱい、との事。


 朝飯を食ってギルドの二階、資料室にやって来た。金策の為の買い取り価格のチェックをするのだ。狙うは採取だがモンスタードロップも確認しておく。

「これ嵩張らなくて良さそう」

パンフレットの片隅にボールペンでメモってく。

ウロの実 50ヤン ポーションの原料
カイライ草 10枚100ヤン スパイス
ブラッドツリーの血塊 1ナリ10万ヤン 薬の原料
生首草(全体)1本3万ヤン 薬の原料
ハードナッツ80ヤン 食材等
スキンクテール400ヤン 薬の原料

大体こんなモンだな。
ウロの実は何処でも需要があるようだが実物みものは旬があるから取れなくなる前に取らねばならん。
そんな理由でハードナッツは削除で良いだろう。
スキンクテールは植物だ。蜥蜴の尻尾みたいな形をしていて解熱剤等に使われる。高価で高需要なので今回はコイツを集めに行く事にした。

「ブラッドツリーは?」

「実物を見ないとなぁ。1ナリって結構多いぞ?」

「そんなに取れないと?」

「そんな感じだ。それにこれだけ高価なら専門のハンターが狙っててもおかしくない」

「奪い合い?」

「命もな」

「却下で」

「スキンクテールが森の中に生えてるってのも理由だ」

「なるほど」

そんな訳でさっさとギルドを後にする。
街に入るのは時間を食ったが出るのは早い。熊が居ない方の森に直進した。


 森の前に来たは良いものの、ちょっと考えてしまう。イゼッタの事だ。俺よりレベルは高いが回避に於いては俺の方が断然高い。歩かせるのは危険と判断したのだ。

「イゼッタ、荷物を担いで俺におぶされ」

「温もり欲しいの?」

「そうだ。敵が来たら魔法攻撃を頼む」

「解った」

背負いカバンを着けたイゼッタを蔦で俺の背中に結わえてく。今回はおんぶなので太股も縛る。

「当ててんの、わかる?」

「後で裸で頼む」

森に入って前進開始だ。

(クリープしながら障害物と敵意ある行動から逃げる。スキンクテールの前まで移動しクリープ)

じわりと移動を始めてから加速する。
昨日みたいに野獣は居ないがモンスターはウロウロしてる。ブフリムの他に二足歩行の黒豚。ゴーラと言うらしい。食肉になると言われても持って帰れないな。
どちらも見つけ次第イゼッタのエアロで切り刻み、ブフリムからは臭い袋だけ奪う。ゴーラがナイフを持っていたのでイゼッタ用に頂いた。ちょっとデカいが鞘が付いてるし臭くないので俺も欲しい。調理用のナイフも欲しかったんだ。
結局黒豚ナイフは四本ゲットした。

 モンスターを狩りながらかなり奥に進んだ頃、湿度の高い盆地に入り込んだ。
太い木々に蔦とコケがたっぷり付いている。蜥蜴の尻尾もいっぱいだ。
こう言う採取は二手に分かれるのが本来効率が良いのだが、分かれたら合流出来そうにないのでおんぶのまま、肩掛けカバンを取り出して採取に勤しむ。手が四本あるのだ。一人よりはマシだろう。だが実際は一人でプチプチ摘んでった。
イゼッタの手が届かなかったのだ。摘んだ尻尾をカバンに入れつつ背後を警戒する係になった。

「いっぱい取れた」

「暫くは買い取り不可かも知れん」

飯も食わずに午後まで働き、二つの肩掛けカバン一杯に詰め込んだ。背負いカバンには黒豚ナイフと臭い袋の中身がジャラジャラ入ってる。後で勘定しなければ。街に戻ったら袋を買おう。後はおんぶ用のハーネスも。
帰りは空から楽して帰った。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...