161 / 1,519
イケメンになってる
しおりを挟む暫しの沈黙の後、再び声が発せられた。
「一番下を見よ」
言われた通りスクロールすると、《逃げる》と言うスキルが表示されていた。
《逃げる》
逃げるに伴う行動に於いてのみ、全てのスキルを熟練度最高値で使用する事が出来る。
《逃げる》の使用と同時に《並列思考》《空想》が発動する。
《並列思考》
思考の数を増やす。
《空想》
頭の中で思い描いたイメージを現実にする。
これなら納得だな。スキルを授けられ、体が光る。『逃げる』が消えて《逃げる》になったと思われる。最後に、生殖不能について聞いたら解除されているとの事だった。迂闊に中出し出来ないが、これも《逃げる》を使えば回避可能か。
「これにて終了となる。何か質問はあるか?」
「無い。死んだらちゃんと記憶を消して欲しい程度だ」
「うむ。良く生きよ、狩場翔よ」
瞬くとそこは、部屋だった。外は明るく、体はだるい。隣でリュネがおっぱい出して寝てる…。チンピクしたら起きてしまった。
「ん…、おはようございます。貴方はだあれ?」
「カケルに見えるか?」
「見えます…。けど中身が違うみたい」
「寝てる間に神に会って来たんだ。姿を見てないから会話しただけだが。で、スキルや生殖不能を治してもらって来た」
「なるほど…。皆さん驚かれるかも知れませんね」
「まさか、イケメンになってるとか?」
「うふっふふふ、顔は、変わってませんよ、ふふ…」
ツボに嵌ってしまったようだな。起き上がって飯にしたいけど降りられない。
「イゼッタさんを呼びましょうか?」
首を捩って見回すがそう言や他の皆は居ないな。起きて食堂に向かったか。
「否、折角だから神より賜りしスキルで何とかしてみる」
「それは楽しみですね」
心の中で発する。
(逃げる!)
その途端頭がすげースッキリしてスキルの使い方、そしてすべき事がスっと浮かんで来る。
(ベッドから逃げる為の体力と魔力を回復)
次の瞬間にはちょー快調になってた。ベッドから起き出し、じっと手を見る…グパグパ。
「カケルさん、凄いですね…」
「ん?」
「龍の特性以上の回復力ですよ?欠損してもズバズバ生えて来るレベルです」
「そんなにか…。まあ欠損したくないけどな」
「さ、皆さんの反応を見に行きましょ」
腕組みして食堂に向かう途中、居間にテイカが居た。起こしに来てくれたのかな?
「おはようございます、カケル様…」
テイカがジト目してる…。リュネの腕を外してテイカの前に立つ。
「跪け」
無言で跪き、目を閉じ口を開けるテイカにリュネの粘液たっぷりのソイツを捩じ込んで前後した。
「俺が吐き出すまで続けろ」
命令を聞き、再び無言で動き出す。色々な方向から顔全体を使って刺激を与え、最後は喉の奥に突き刺し一滴残らず嚥下した。
「どうだ?」
「はぁ、はぁ、カケル様は…、カケル様でした」
「やっぱり分かる人には分かるのね」
「俺自身はさっぱりなのにな」
「あたしにも何となくしか分かりませんが、違和感はありましたね」
「次に気付くのは誰かしら?」
食堂に着くと既に配膳を終えていて、殆どの者が席に着いていた。俺達も空いているイゼッタの横に座った。…が、特に何も無く食事が始まる。
「テイカ、リュネ、俺には判断出来ん」
「皆さん変化に気付いてますよ?」
「その上で平常を保ってますね」
「腹芸も貴族の嗜みですから」
「纏う雰囲気が変わったように感じる」
「私はカケルが光るの見てたし」
見てたのに飯食いに行ったのかよ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる