女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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不甲斐ない

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 近くで見ると、より痛々しいケロイドが肌に密着する。

「痛みは無いか?」

「痛みと言う感覚は既に無くなりました」

「痛みが戻ったら教えてくれ」

後ろから腹を抱き、先ずは背中から治して行く。背中は痛みを感じ難いから。

「早くこれを挿し込んで、ヘコヘコ腰を振ったらどうですか?」

股に挟まる俺のアイツの先端を、掌でスリスリして来る。気持ち良いぞ?

「治したらするからもうちょい優しく頼む。出すなら中に、な?」

集中し、《強化》《耐性》を掛けたら《感知》で傷の場所と深さを見極め、《溶解》で背中の傷を溶かし《治癒》にて戻す。滲み出る脂汗は痛みのある証拠だな。

「滅茶苦茶痛いと思うが、どうだ?」

「あの時より…、マシです…」

苦しそうな声を返すがアイツを撫でる指は優しい。
時間にして五リットも経たずに背中の傷は跡形も無く消えたが身体中から吹き出る汗は相当の痛みがあったのを思わせる。だがここからもっと痛みは増して行くぞ。
次は尻。切り裂かれ焼かれた傷は骨まで達している。

「次は尻だ。範囲は狭いが傷は深い。耐えろよ?」

「ん…、ぐっ…」

汗ばんでヌルヌルした尻に力が篭もる。挟まれたアイツを前後したくなるがぐっと堪えて治療した。
エージャの息が荒い。《耐性》を掛けたとしても、痛い物は痛いのだ。脂汗と呻き声で済ませているのは《強化》されたエージャの精神力の賜物であろう。

「テイカ、塩水を作ってくれ。俺が飲んでるやつ」

「用意してあります」

気の利く子である。エージャに飲ませ、俺も飲む。美味しくはないが一息付けた。

「後ろは終わった。今度は前だ」

「あ、ああ…」

上半身は首元から股の付け根まで格子状にケロイドが出来ている。チェック柄にでもしたかったのだろうか?実に不快である。掌を首元に添えると一瞬ピクリとしたが、頭を俺の肩にに預けて目を閉じた。見てしまうともっと痛くなるからそれで良い。
掌の範囲を溶かし、治す。使うスキルを増やせれば痛みを無くす事も出来るかも知れないが、俺の脳がパンクする。不甲斐ない限りである。
掌をずらす毎に傷が消えて行くのを見ている主婦達は手慰みを忘れ驚きの表情を隠さない。皆口々に応援の声を挙げている。
首元から胸元へ行き脇、そして腹部から下腹部へと傷の無い体に戻して行く。エージャはずっとあとぐしか言えず、後は荒い息を零すだけだ。

両胸と股の付け根を残しキレイな肌が蘇った。それだけに、残った傷がより痛々しい。両手で膨らみがあったであろう焼かれた切断面を包む。

「希望があれば大きくしてやるが、どうする?」

「あっ、がは…。かんが、える。よゆうは、ないっ」

「ならお任せで良いな?もう少しだぞ」

「ぐっ!くふう…」

呻き声に涙が混じる。一週間程寝込む覚悟で《遮断》を掛けようとした所で出鼻を挫かれる。

「カケルよ、私には手伝わせてくれんのか?」

俺の肩に手を添えたミーネが優しく微笑む。

「ありがとう、頼むよ」

「頼まれてやろう」

ミーネの手がエージャの頭に乗せられると、静かになった。多分《遮断》だろう。脳に入る刺激が途絶え、気が緩んだと同時に気絶したと思われる。

「好きなだけ揉むが良い」

「後でミーネのを揉んであげよう」

双丘の大きさはお任せとの事なので、手に乗せて零れない程度のたわわにしてやった。

「カケル様はその大きさがお好み、と」

「重過ぎないようにしたんだよ」

乳首の形と乳輪の大きさは好みだけどな。最後の一つはエージャをソファーに座らせて行う。後ろの穴は手付かずだったが、前の穴はよくこれされて生きてたな、と言う印象。回復魔法掛けながら?ポーション掛けながら?とにかく死なないように拷問したようだ…。
否、さっきのテイカの話を聞くに、主人に殺す意思が無い限り何をされても死なないとも取れる。だとしたら加護では無く、呪いだな。
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