女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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ドラゴンハーフ

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 グリームンドルフの尻尾が出入りする快楽は互いに大量の液体を放出させ、突然終了した。彼女が気絶したのだ。

「三匹目の従魔になりそうだな」

「い…、一人足りないぞ…?」

「カララちゃんはサミイちゃんの従魔でもあるので数に入れません」

「旦那様より仲が良いのだ。まあ、一番はお前だろうが、どちらかが死ぬとなったら、アレはサミイに行くぞ」

「それは構わないが、何か寂しい」

気絶した二女龍を蹴飛ばしてミーネが跨った。手綱代わりのおっぱいを掴ませてはいドードーと腰を振る。

「子が、出来る、体になる迄は…、私達に乗れ」

「何時迄も乗っていて欲しいですよ?」

膝枕して、上からたわわを押し付けて来るリュネ。ちゅぱちゅぱしなければ。寝てしまった二女龍を余所に、入れ替わり立ち替わり、朝まで愛し合った。

「カケルさん、これで赤ちゃん、デキますか?」

「そのつもりでやったよ。多分デキてる」

「旦那様の子か。ドラゴンハーフ等と呼ばれて龍には嫌われると言うが、会わなきゃ問題無かろう。リュネがデキるのだから私もデキているのだろ?」

「多分な」

俺のスキルでも龍相手だと勝手が違うかも知れないので、言い切れないのが口惜しい。

「カケル様、皆様、おはようございます。お風呂の支度は整ってます」

テイカが風呂に入れとやって来た。多分飯の支度も出来ているのだろう。皆を待たせるのは本意じゃ無いので、部屋全体を《洗浄》し、二女龍を担いで風呂に行こう。


「目が覚めたら飯が目の前に」

「おはよう、グリームンドルフ様。寝てる間に風呂に入れて食堂迄連れて来たんだ」

「ああ、そうか…。凄まじい経験だった。カケルよ、我を娶れ」

「ダメです」

リュネがすかさず否定した。

「龍は妾までだ」

何時決まったのか、ミーネがそんな事を申す。

「我々の時間は長い。分かるな?」

どうやら納得した模様。俺も何となく理解した。

「貴女も従魔になりなさいな。一番は私、二番はミーネ、貴女は三番目です。ふふっ」

「三番目はカララなの!」

「じゃあ、四番目ね」

カラクレナイの鼻息でソーサーが飛びそうだ。止めなさい!ソーサーを押さえる俺の手に二女龍が手を添えると、ホワッと光った。契約されたようだ。

「我に呼び名を与えよ」

「リュネとかミーネみたいな奴か?」

「そうだ」

「あれ、唯の略称なのだが…。ならば」

「グリード」「グンドル」「グフ」

「こら、茶化すな。リーム、でどうだ?」

茶化した二人と一匹が舌出しててへぺろしてる。ミーネもやるのか。カラクレナイは舌がでろ~んしてて怖い顔になってるぞ?

「リーム、リームか。カケルよ、我は今日からお前に背を預ける。好きに使うが良い」

「分かった」

「なら、リームの部屋は前私が使ってた龍の巣が良いですね」

「龍の巣があるのか」

「唯の倉庫だ。狭いし隙間風吹くから作り直すか」

「我の為にカケルが作ってくれるのか!嬉しいぞ!食べちゃいたい」

「食べるな愚妹。ソーサーでも齧ってろ」

賑やかな食卓であった。

 そんなこんなで本日の仕事は倉庫の解体とリームの新居の作成だ。倉庫の新設なだけだから扉と窓はテイカに任せても良いだろう。って事で俺とテイカ、見学にリームの三人で倉庫龍の巣前にやって来た。
結構ガタが来てるな。中は空なのでササッと《収納》し、雑木の塊にしてしまった。それを角材と板材にしてテイカに使ってもらう。
大きさは前と同じに、土台から全て煉瓦で作り、《威圧》工法で屋根を乗せたらくっ付けて、扉と窓の穴を開けたら、蝶番やゲル版を使った木製の窓や扉を取り付けて、最後に光の棒を数本壁に刺して新造龍の巣倉庫の完成だ。
内装はリクエスト次第で後で何とかするとして、雑木絨毯を五枚重ねて布団にしておいた。
リームは「これだこれこれ」と言って大股開いて寝てしまった。一枚は掛け布団なんだがな…。


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