女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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誰かが死ぬ事になる

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「カケル、遅かったのね」

宿に戻ると、ネーヴェがまだ起きていた。

「護岸工事の続きをして来たよ。残りは後半分になった」

「さっきまでティータが来てたのに」

「それは悪い事したなぁ。明日にでも詫びるかね」

「また素材ちょうだい」

「ティータにも作ってやるのか?」

「うん」

各種毛皮に木材、金属に石と、色々出してやる…土?そう言えば護岸工事で削った土砂が《収納》しっ放しだったのだった。折角なので選別してみると、輝石が幾らか混ざってるのが発見出来た。緑色でやや乳白を帯びたこれは、多分翡翠だと思われる。掌に収まる大きさで、キレイなのを幾つか出してやった。

「キレイな石ね」

「毒は無いと思う」

「どゆこと?」

「色って毒性を表す事が多いんだ。緑とか黄色は毒がある事が多い」

「へー」

鉈の背で軽く叩いて見たが、割れないし大丈夫だろう。提供した素材を《収納》したネーヴェは昨日同様直ぐにベッドに潜り込んでしまった。俺も一緒に寝る。抱き着いてちゅっちゅして寝た。


「カケルー居るかー」

昨日の今日でまた来たか。ネーヴェと二人、朝食を食べているとジョンが来た。

「またギルドをサボるつもりだな?」

「人聞きの悪い事言うなよ。手伝ってるだろーが。ネーヴェ様、おはようございます」

「おはよ」

「昨日は効率が悪かったから昨夜の内に半分終わらせたんだ。続きは夜にやる予定だから、昼間はしっかり働けるよ。やったねジョンくん!」

「なっ!…おい嘘だろ嘘だと言えよなあカケル…」

やはりサボるつもりだったか。

「しっかり働かないと、誰もお前の話を聞いてくれなくなるぞ。俺が職員に舐めた口利かれないくらいに影響力を高めてくれ」

「それは…、お前が一目置かれる存在になれば良いんじゃないのか?」

「トカゲのドロップ持ち込んでも変わらないんじゃどうしようも無いだろ。もう目の前で血祭りに上げるしか無い」

「止めとけよ?」

「もう決めた事だ。ジョンが頑張らなければ何れ誰かが死ぬ事になるだろう」

「わかったよ!わかったから止めろよ?」

出されたお茶を飲み干して、ジョンは仕事に向かって行った…と思う。まさか他のサボり先に行くような真似はすまい。俺もヤリ部屋に行こう。食料品店で食材等を買い漁り、ヤリ部屋に向かっていると、道の脇で貴様が佇んでた。目が合うと目で会釈して来るが、近付いては来ないのできっと仕事中だな。
部屋を《洗浄》して風呂を沸かし、飯を作る。飯を作ってる時間は寝てる時間以外で一番ゆったり出来る時間かも知れん。これは時間に追われて無いからだな。作り終えた傍から《収納》し、今日の出会いに想像を膨らませた。
最初の女はお前だった。

「此処に向かう途中貴様を見掛けたのだが行きにお前に一つ頼みたいんだが」

「何なりと」

「明日か明後日には家に帰るから、今日でセックス出来なくなると女達に伝えてくれ」

「また、いらしてくださるのですよね?」

「絶対とは言えないがまた来るよ。今度はチート無しでダンジョンに潜りたいしな」

「ちーと?は分かりませんがお早いお戻りを願っております。では行って参ります」

お駄賃に唾液を交換してお前は出て行った。そして、暫く後から夕方まで女の姿が途切れなかった。ヤってる最中にも新規の女が来てびっくりしたが、お前が受付けしてくれていたようだ。追加の飯を作る暇が無く、お手隙の奥さん達が料理を作ってくれたりもしたよ。マジママ味マジ感謝。手間賃々でサービスさせて頂きました。気持ち良くなり元気になって、井戸端以外のコミュニティまで作って帰って行った。

「お疲れ様でした」

「お前もお疲れ。おっぱい」

「直ちに」

膝枕でおっぱいを味わって居ると貴様がやって来た。

「私仕事中なのに!」

話を聞き付け仕事中なのに来ちゃったようだ。ちょっとだけだぞ?とアイツを見せると飛び付いてしゃぶしゃぶして来たが、十リットもしない内に仕事に復帰すると出て行ってしまった。
何だっけ?カケリウムを補充した…だったか?

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