女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
995 / 1,519

イゼッタ一人分くらいの魔力

しおりを挟む


「どう?売らない訳には行かないでしょう?」

 メッツ君にお乳をあげるママ上殿が、満足気な顔で夫人を煽る。ドヤ顔でも美人だ。

「ん、んぷ…。これは、流行るわね」

「毎日は居られませんけどね。普段は若返り効果のある入浴施設です」

「その話、乗ったわ。あむっ」

そう宣言し、再びアイツに食らい付く。隣のエージャと共に帰る時間迄しゃぶしゃぶして白濁を飲み続けた。

「また居らしてね?約束よ?」

「次は施設のお披露目で」

「焦らすのね?」

「直ぐですよ」

「話は通しておくから、明日、商業ギルドへ出向いてちょうだい」

「有意義な時間を頂き、ありがとうございました」

「カケル様、お待ちしておりますわね」

裏口迄に見送られ、寝具店に戻り、島へと帰った。

「お帰りなさいませ。ママ上様と、エージャに…」

「只今。それより腹減ったよ」

「…では彼処で何か焼きましょう」

ヤリ部屋で肉焼いて食べた。勿論テイカも美味しく頂いた。

「地主の妻、でしたか」

「コレで話が進むなら幾らでも使うよ」

「好みだったのでしょう?」

「そりゃあな。何でこの星の住民は嫁を満足させられんのか。それが分からん」

「おちんぽ様がご立派様では無いから…でしょうか?」

「それはどうだろうな。九ドンもあれば女はイけるって言うぞ?行為自体が少ないんだ」

「それだと子供がポコポコ生まれてしまいますね」

「外に出せばポコポコはし難いだろうよ。歳だって四十代くらいなら三回はヤれる筈だ」

「アタシはカケル様に染められて麻痺してますが、そんなに多く出来ますか?」

「淡白なのか、飽き性なのか。それとも経済的な問題か。とにかく欲求不満の女が多いのは確かだ」

「女達の不満を解消すると言う口実で致す訳ですね」

「そうだ。俺はセックスしたい。飯と寝る時間以外はずっとしてたいくらい、そんな体になっちまった」

「その割に、ペルマはあまり抱きませんね?」

「理性はあるつもりだからな。多分だが、また魔力が溜まり過ぎてるんだと思う。《転移》使った時にだいぶ消費したが、まだ足りないのかもな」

しっかりと計った訳では無いが、イゼッタ一人分くらいの魔力は《転移》の一回で消費してる筈だ。それでも性欲が治まらないのは、まだまだたっぷり余剰魔力が残っているからだろう。

 ヤリ部屋から新居の居間に戻るが、夕飯迄まだ時間があるのでソファーに寝転び《転移》関係の練習をする。テイカよ。何故アイツを舐めるのだ?俺が寝てるだけだと思ってるんだろうか。
まぁ良いや。

《白昼夢》で地球を覗く。地球の日本もまだ日が高く、先日行ったコンビニの時計も十四時代であった。島の方がやや時間が進んでるかな?時差としておこう。
今回も家には行かない。行ってどうなる事も無いからな。だが行先は決めていた。俺に異世界物を教えてくれた恩人の所だ。
道路の上空百m程度の高さで道成に飛んで行く。直線で行った方が早いのだが、今居る場所は仕事場の近くなので地理には疎いのだ。何時も車で通勤してた道の上を通り、家の上を通過した。更に進んで徒歩だと十分、飛んだら一分のマンションに到着。そこの二階の一号室。此処があの恩人のハウスだ。

中に入るのにノックもチャイムも、ドアノブを回す事も無く侵入する。透けるから触れないのだ。女子のスカートの中も、女湯だって見放題。だがシルケでし放題だし、あまり触肢が動かない。
部屋の中は多少汚い。だが男の部屋なんてこんなモンだろ。壁に沿った本棚には漫画に小説がぎっしり。机の上、ベッドの上、床に至っては腰高くらい積まれてる。
家主は何処だ?糞か外食か?トイレを見に行くが居ない。風呂でも無い。ならば飯か。暇だ。

 一旦《白昼夢》を解き、居間に戻る。テイカはしゃぶしゃぶ続けてた。頭を撫でると跨って来る。俺は板と雑木紙にボールペンを取り出し、サラサラと文字を書く。新しいの欲しいな。……っと、良し。


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

処理中です...