1,209 / 1,519
あんころ餅
しおりを挟むその日の夜はだいぶハッスルした。果物に催淫効果は無い筈だが、女達の興奮が覚めなかったのだ。風呂場の二階へ続く階段に飯を持った女達が並び、一人ずつ交代で部屋に入る。外では数ピルだが、中は十オコン程経つので俺の空腹がマッハなのだ。そして体感二週間。最後に来たネーヴェに時間を戻してもらって外に出る。
「カケリュ、しゅき~」
「俺も~」
二週間振りの風呂に浸かり、大爆睡した。
気付けば昼。流石に女達も無理させたと感じたようでおやつについては触れて来ない。それでも俺が食堂に入るとソワソワし出すので期待はしているのだろう。
「昨日は飛び切り甘かったから今日はあっさり目でな」
「「「はぁ~~い」」」
昼食を食べたらUFOに乗り込み空へ。外郎の時に使った蒸し器で粒のままのフサナリを蒸し上げると、軽く潰して粘りと纏まりを出す。俵型に丸めて餡子で包み、黄粉を塗したのと二種類完成。おはぎだったり牡丹餅だったりする物が出来上がった。シルケには萩も牡丹も無いので名前を新たに付けるべきだろうか。
「餡子たっぷり、んまい」
ああ、あんころ餅か。思い出したわ。
「あんころ餅って言うんだ」
「あんこ、ろもち?」
「餡子を衣にした餅…餅ってのは中のフサナリの事な?」
「ん、もちもち。んまー」
「あんもちもちなの」
アンモチモチになっちゃった。アンモチモチの評価は好評だったが、フサナリが重いので、ママ上殿達の所へお裾分けして良い、とのサミイよりお許しが出た。洋菓子は危険だもんな。
「カケル様っカケルさ…すーーーはわーーーこの甘い香りはすはすはす…」
「甘い物作ったからお裾分けにな。ママ上殿は居るかい?」
セカンドハウス経由で寝具店に着くと、謎感知で現れたエージャにハスハスされる。ホント、シルケ女は甘い物に敏感だな。ブチ姉妹にもハスハスされたし。
此方へと通された食堂で、食材を並べ思案するママ上殿に挨拶する。
「暫くです。甘い物を作ったのでお裾分けに。これから夕飯の支度ですか?」
「あら、カケル様。最近お店に居なくて、エージャも寂しくしてたのですよ?」
「それは悪い事したな。偶には島に来ても良いんだぞ?」
「流石に一人では畏れ多く…」
「早速今夜行ってらっしゃい。それより甘い物って何です?早く、早くっ」
急かされるままに押し切られたが、今夜はエージャが来る事になった。ママ上殿にアンモチモチを献上すると、直ぐに皿とカトラリーを用意して食べ出した。
「この粉は豆の味がするわ。餡子とも合うのですね。中の塊は白玉の味だからフサナリね?これ一皿で一回の食事になりそう…って事…サミイに言われたのね?」
「フサナリは腹持ちが良いですからね」
「…そうだわ。フサナリの食べ方、教えて下さる?今夜の献立にしようと思うの」
シルケ人の食事は、基本スープと焼肉とソーサーだ。バリエーションを増やすにはスープの具を変えるか、焼く肉を変えるか、ソーサーに混ぜ物をするしか無い。シルケ人がやっと味に拘りを持つようになった気がする。
茹でフサナリからの軽く潰して擬似米と、よく潰して団子のレシピを公開する。蒸す文化はまだ無いから煮て作れるレシピを教えたが、そこから何か発展出来ると良いな。
メッツ君と親父殿に挨拶し、エージャを連れてカロ邸へ。アルネス達にもお裾分けして直通転移門で帰宅した。
「お帰りなさいませ。久しぶりに女を連れて来ましたね」
「ママ上殿が暇をくれたんだ」「お世話になります」
「分かりました。しっかり働いてください」
遊びに来て働かされるのか。エージャは張り切ってるみたいだし、良いなら良いか。
「はうっ…吸われる…」
龍の子にMPドレインされてた。魔力少ないんだから止めなさいっ。グロッキーになったエージャを担いで風呂場の二階へ連れ込んで、回復する迄スローセックスした。
「はうぅ、吸って、もっとぉぉ」
吸った揉んだした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる