女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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あんころ餅

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 その日の夜はだいぶハッスルした。果物に催淫効果は無い筈だが、女達の興奮が覚めなかったのだ。風呂場の二階へ続く階段に飯を持った女達が並び、一人ずつ交代で部屋に入る。外では数ピルだが、中は十オコン程経つので俺の空腹がマッハなのだ。そして体感二週間。最後に来たネーヴェに時間を戻してもらって外に出る。

「カケリュ、しゅき~」

「俺も~」

二週間振りの風呂に浸かり、大爆睡した。

 気付けば昼。流石に女達も無理させたと感じたようでおやつについては触れて来ない。それでも俺が食堂に入るとソワソワし出すので期待はしているのだろう。

「昨日は飛び切り甘かったから今日はあっさり目でな」

「「「はぁ~~い」」」

昼食を食べたらUFOに乗り込み空へ。外郎の時に使った蒸し器で粒のままのフサナリを蒸し上げると、軽く潰して粘りと纏まりを出す。俵型に丸めて餡子で包み、黄粉を塗したのと二種類完成。おはぎだったり牡丹餅だったりする物が出来上がった。シルケには萩も牡丹も無いので名前を新たに付けるべきだろうか。

「餡子たっぷり、んまい」

ああ、あんころ餅か。思い出したわ。

「あんころ餅って言うんだ」

「あんこ、ろもち?」

「餡子を衣にした餅…餅ってのは中のフサナリの事な?」

「ん、もちもち。んまー」

「あんもちもちなの」

アンモチモチになっちゃった。アンモチモチの評価は好評だったが、フサナリが重いので、ママ上殿達の所へお裾分けして良い、とのサミイよりお許しが出た。洋菓子は危険だもんな。

「カケル様っカケルさ…すーーーはわーーーこの甘い香りはすはすはす…」

「甘い物作ったからお裾分けにな。ママ上殿は居るかい?」

 セカンドハウス経由で寝具店に着くと、謎感知で現れたエージャにハスハスされる。ホント、シルケ女は甘い物に敏感だな。ブチ姉妹にもハスハスされたし。

此方へと通された食堂で、食材を並べ思案するママ上殿に挨拶する。

「暫くです。甘い物を作ったのでお裾分けに。これから夕飯の支度ですか?」

「あら、カケル様。最近お店に居なくて、エージャも寂しくしてたのですよ?」

「それは悪い事したな。偶には島に来ても良いんだぞ?」

「流石に一人では畏れ多く…」

「早速今夜行ってらっしゃい。それより甘い物って何です?早く、早くっ」

急かされるままに押し切られたが、今夜はエージャが来る事になった。ママ上殿にアンモチモチを献上すると、直ぐに皿とカトラリーを用意して食べ出した。

「この粉は豆の味がするわ。餡子とも合うのですね。中の塊は白玉の味だからフサナリね?これ一皿で一回の食事になりそう…って事…サミイに言われたのね?」

「フサナリは腹持ちが良いですからね」

「…そうだわ。フサナリの食べ方、教えて下さる?今夜の献立にしようと思うの」

シルケ人の食事は、基本スープと焼肉とソーサーだ。バリエーションを増やすにはスープの具を変えるか、焼く肉を変えるか、ソーサーに混ぜ物をするしか無い。シルケ人がやっと味に拘りを持つようになった気がする。
茹でフサナリからの軽く潰して擬似米と、よく潰して団子のレシピを公開する。蒸す文化はまだ無いから煮て作れるレシピを教えたが、そこから何か発展出来ると良いな。

メッツ君と親父殿に挨拶し、エージャを連れてカロ邸へ。アルネス達にもお裾分けして直通転移門で帰宅した。

「お帰りなさいませ。久しぶりに女を連れて来ましたね」

「ママ上殿が暇をくれたんだ」「お世話になります」

「分かりました。しっかり働いてください」

遊びに来て働かされるのか。エージャは張り切ってるみたいだし、良いなら良いか。

「はうっ…吸われる…」

龍の子にMPドレインされてた。魔力少ないんだから止めなさいっ。グロッキーになったエージャを担いで風呂場の二階へ連れ込んで、回復する迄スローセックスした。

「はうぅ、吸って、もっとぉぉ」

吸った揉んだした。







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