女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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饐えた匂い

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 テイカの提案を聞いて作って見る。壁は後で付けるつもりだったので、最初から付けてしまえばユニットとしては此方が正解だな。一回目で慣れたのでササッと三つ出来ちゃった。

「カケルさぁん。はいこれぇ」

リュネが出したのは…中身の無い、枠。階段が無い、上だけ閉じられた枠が三つ。

「ああ、これくっ付ければ縦積みするだけで良いのか。しかもぴょん出来無い。助かるよリュネ。テイカもありがとな」

「一杯褒めて下さぁ~い」

一人を撫でると皆撫でる事になるのだが、休憩を兼ねて撫で撫でしまくった。ワガコニウムは体に良い。なでなでなでなで。

 休憩後、昼食迄の間にホルスト車用のスロープの図面も見てもらった。

「行きも帰りも牽引する者が必要ですね」

「やはり帰りはキツいか。行きも牽くって事は勢いが付き過ぎるのを危惧してんだな?」

「はい。手持ちで済む量の荷物が良いかと。それに、匂いますからね」

「ふんふん」

人は欲深い生き物である。その内何か言われるかも知れないが、その時はその時だ。

「ならスロープは消してしまうか…」

「そうですね。滑って遊ぶ者が居ないとも限りませんし 」

彼奴等ならするだろうなぁ。速さを競ってコーナーで壁走りするに違い無い。折角なので、フロアの全体についても意見をもらった。階段から両翼百ハーンは広過ぎだったようで、街でも作るのかと突っ込まれてしまった。自由市場にでもしてもらうつもりだったと説明するが、影が増える程治安が悪くなると言われて納得せざるを得ない。ならばどうするか。降り口の両翼を通路にして、左右それぞれ一つの部屋にしてしまえば良い。広過ぎる敷地は百ハーン四方に減らした。

「……これ、お風呂ですか?」

お風呂と聞いて興味を持ったか、子供を抱く女達がやって来る。

「旦那さま、またエッチ部屋ですか?」

「カケル、お風呂すきすぎ」「カララもやもや好きなのっ」

「風呂は好きだがエッチ部屋では無いぞ?ちゃんと男女別で作るし、普通に良いお風呂にする予定だ」

サミイが失礼な事を言う。そんな事言うと隠し部屋で作っちゃうぞ?

「サミイ達もダンジョン経験があるから分かると思うが、潜った後は体を洗いたいよな」

「確かに、そうですが…」

「ダンジョンから出て来る男なんてえた匂いがするんだぞ?うんこして尻拭かないんだぞ?」

「公共浴場が濁りますね」

「コッチの広いのはなんなのなの?」

「仕切りは無いが、屋台村と飲食スペース。臨時の買取所。後ダンジョンの入場受付を作れたら良いなーって」

「住み着きそうですね。それであんなに広くしていたのですか」

「治安維持くらいは街でやって欲しいがなぁ。それにドーンドゥールはスラムあるけど皆家に住んでるよ。ボロボロだけどな。広くし過ぎたのは癖だな」

「カケル様。ダンジョン受付と買取所は新たな部屋とするのがよろしいかと存じます」

兎耳を抱っこした山羊顔、ケーンケーンが意見具申する。市民が自由に出入り出来るとなれば、興味本位で入ってしまう子供や、罪人の逃げ道になってしまう可能性がある、と。確かにな。階段の対面に、五十ハーン四方の部屋を描き加える。扉は引き戸だな。

「ひ、広過ぎまして…」

「下り階段迄三百ハーンくらいあるからなぁ」

三十ハーン四方におまけした。

 女達に意見をもらい、子供達とハグハグスリスリして図案の下絵が出来た。午後は清書して赤ちゃん見に行こ。


「皆男の子なのか」

 昼食食べて、仕事をし、カロ邸へ向かうとちっちゃい五人はおしめタイムでラビアンに足を捕まれ尻を拭かれてた。

「よく分かりましたね」

「ちんこ見えたからな。皆お疲れ様、体調はどうだ?」

部屋から近い順、シャリー、アルネス、ノーノ、フラーラとキスして回り、赤ちゃんなでなで。かわゆし。名前はやっぱり自分達で決めると言う事で、俺に命名権は無かった。妻達より先に名前を頂く訳には…だって。妻達気にしないだろ?貴族はするの?そうですか。








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