支援魔術師の俺、美女だらけの仲間と世界を救う

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第24章「三人の告白──交差する想い」

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真の魔王が目覚めようとしている。
だが、封印が完全に解けるまでには、まだ少し時間がかかるようだった。
「今のうちに、準備をしましょう」
アリシアが提案した。
「封印が解けたら、すぐに戦闘になります」
「そうね」
リリアも頷いた。
「体力と魔力を回復させておかないと」

五人は、封印陣から少し離れた場所で休憩することにした。
「どれくらいで封印が解けると思う?」
健太が尋ねた。
「おそらく、数時間後でしょう」
リリアが答えた。
「それまでに、準備を整えましょう」
「わかった」

休憩中、蓮は一人、遺跡の窓から外を見ていた。
夕日が沈んでいく。
「もうすぐ、最後の戦いか……」
呟く。
「勝てるかな……」
不安が胸をよぎる。
その時──
「神谷さん」
アリシアが近づいてきた。
「少し、お話しできますか?」
「うん、もちろん」
蓮は頷いた。

アリシアは蓮の隣に座った。
「夕日、綺麗ですね」
「ああ」
二人は静かに夕日を眺めた。
しばらく沈黙が続いた後──
「神谷さん」
「うん?」
「私、改めて言いたいことがあります」
アリシアは真剣な目で言った。
「私は、あなたのことが本当に好きです」
「アリシア……」
「あなたと出会えて、私の人生は変わりました」
アリシアは微笑んだ。
「あなたと出会う前、私は一人で戦っていました」
「父を失い、誰も信じられなくて……」
「でも、あなたと出会って、仲間の大切さを知りました」
「そして……」
アリシアは蓮の手を握った。
「愛するということを、知りました」
「……」
蓮は胸が熱くなった。

「神谷さん、私には誇りがあります」
アリシアは続けた。
「騎士としての誇り」
「でも、あなたの前では……その誇りを捨てられます」
「弱い自分を、見せられます」
「それは……」
アリシアは涙ぐんだ。
「あなたが、私を受け入れてくれるから」
「強くても弱くても、私を愛してくれるから」
「アリシア……」
「だから、私はあなたを愛しています」
アリシアは蓮を見つめた。
「心から、愛しています」
「……俺も、アリシアを愛してる」
蓮は優しく言った。
「強いアリシアも、弱いアリシアも、全部好きだ」
「……」
アリシアは蓮の胸に顔を埋めた。
「ありがとう……ございます……」
二人は、静かに抱き合った。

しばらくして、アリシアはテントに戻っていった。
蓮は再び、窓から外を見ていた。
その時──
「神谷」
リリアが現れた。
「少し、いい?」
「うん」
蓮は頷いた。

リリアは蓮の隣に座った。
「アリシアと、何を話してたの?」
「色々と」
蓮は曖昧に答えた。
「……そう」
リリアは少し不機嫌そうだった。
だが、すぐに表情を緩めた。
「まあ、いいわ」
「ねえ、神谷」
「うん?」
「私も、改めて言いたいことがあるの」
リリアは真剣な目で言った。
「私は、あなたのことが好き」
「リリア……」
「本当に、好き」
リリアは顔を赤らめた。

「私ね、ずっと孤独だった」
リリアは遠くを見つめた。
「両親を失ってから、誰も私を本当の意味で愛してくれなかった」
「みんな、私の才能だけを見て、私という人間を見てくれなかった」
「だから、私は心を閉ざしたの」
「誰も信じない、誰も愛さないって」
「でも……」
リリアは蓮を見た。
「あなたと出会って、変わった」
「初めて、誰かを信じてもいいと思えた」
「初めて、誰かを愛してもいいと思えた」
「……」
「あなたは、私の才能じゃなくて、私自身を見てくれた」
リリアは微笑んだ。
「だから、私はあなたを愛してる」

「リリア……」
蓮は優しく言った。
「俺も、リリアを愛してる」
「本当に……?」
「うん。リリアの全てが好きだ」
「賢いところも、強いところも、時々意地悪なところも」
「意地悪って……」
リリアは少し拗ねた。
「でも、そういうところも可愛いよ」
「……もう」
リリアは顔を真っ赤にした。
「恥ずかしいこと言わないで……」

リリアは蓮に寄りかかった。
「ねえ、神谷」
「うん?」
「明日の戦いが終わったら……」
「終わったら?」
「ずっと、一緒にいてね」
リリアは小さく呟いた。
「もう、離れたくないの」
「……うん」
蓮は頷いた。
「ずっと、一緒だよ」
「約束よ」
「約束」
二人は、静かに寄り添った。

しばらくして、リリアもテントに戻っていった。
蓮は一人、夜空を見上げた。
星が、美しく輝いていた。
「二人とも……」
蓮は微笑んだ。
「本当に、大切な人たちだ」
その時──
「蓮~」
セラが駆け寄ってきた。
「あ、セラ」
「一人で何してるの?」
「星を見てた」
「へえ、綺麗だね」
セラも空を見上げた。

「ねえ、蓮」
「うん?」
「あたしも、話したいことがあるんだ」
セラは真剣な表情になった。
「あたし、蓮のことが大好き」
「セラ……」
「すっごく、大好き」
セラは無邪気に笑った。
だが、その瞳には真剣な想いが宿っていた。

「あたしね、村にいた時は、ずっと一人だったの」
セラは語り始めた。
「みんな優しかったけど、どこか距離があった」
「獣人だから、人間に差別されるって知ってた」
「だから、強くならなきゃって思ってた」
「一人で戦えるように、って」
「でも……」
セラは蓮を見た。
「蓮と出会って、わかったんだ」
「一人で戦うより、仲間と戦う方が楽しいって」
「そして……」
セラは蓮の手を握った。
「誰かを愛するって、こんなに幸せなことなんだって」

「蓮、あたしね」
セラは涙ぐんでいた。
「蓮と出会えて、本当に良かった」
「あたしの人生、蓮と出会ってから変わったんだ」
「もっと明るくなれた」
「もっと強くなれた」
「そして……」
セラは笑顔で言った。
「もっと、幸せになれた」
「セラ……」
「だから、あたし、蓮のことが大好き」
セラは蓮に抱きついた。
「ずっと、一緒にいたい」
「……うん」
蓮はセラを抱きしめた。
「俺も、セラのことが大好きだ」
「本当?」
「うん。セラの明るさ、優しさ、強さ……全部好きだ」
「えへへ」
セラは嬉しそうに笑った。

二人は、しばらく抱き合っていた。
やがて、セラは顔を上げた。
「ねえ、蓮」
「うん?」
「明日、絶対に勝とうね」
「ああ」
「そして、みんなで幸せになろう」
セラは笑顔で言った。
「アリシアも、リリアも、蓮も、健太も、あたしも」
「みんなで、幸せになるんだ」
「……うん」
蓮は笑顔で答えた。
「絶対に、幸せになる」

その夜、五人はテントで休んでいた。
だが、蓮は眠れなかった。
「明日か……」
呟く。
「最後の戦い……」
不安と期待が入り混じる。
だが──
「みんながいるから、大丈夫」
蓮は微笑んだ。
「アリシア、リリア、セラ……三人がいれば、どんな敵にも勝てる」
蓮は決意を新たにした。

翌朝、五人は早朝に起きた。
「今日が、決戦の日だ」
健太が言った。
「ああ」
蓮は頷いた。
「準備はいい?」
「ええ」
アリシアは剣を握りしめた。
「いつでも」
「私も」
リリアは杖を構えた。
「あたしも!」
セラは拳を握りしめた。
「よし、行こう」
五人は、封印陣の前に立った。

封印は、ほぼ崩れかけていた。
「もうすぐ、完全に解けるわね」
リリアが言った。
「ああ」
その時──
封印が完全に崩れ去った。

中から、真の魔王が現れた。
漆黒の鎧を纏った、巨大な姿。
「ようこそ……」
魔王は低い声で言った。
「よく来た、神谷蓮」
「……」
蓮は身構えた。
「さあ、始めよう」
魔王は腕を広げた。
「1000年越しの、決戦を」

「みんな、行くよ!」
蓮は叫んだ。
「エターナル・ブレッシング!」
遺跡全体が、神々しい光に包まれた。
四人の体が、永続的に強化される。
「この力……!」
アリシアは驚愕した。
「すごい……体が軽い……」
「これが、女神様の力ね」
リリアも魔力の高まりを感じた。
「やばい……あたし、無敵な気がする……」
セラも興奮していた。
「行くぞ!」
健太が叫んだ。

四人は、魔王に突撃した。
「はああああっ!」
アリシアの剣が、魔王に迫る。
だが、魔王は軽々と受け止めた。
「ふん」
魔王の拳が、アリシアを弾き飛ばした。
「くっ……」
「フレイムノヴァ!」
リリアの最大魔法が、魔王を襲う。
だが、魔王は手をかざすだけで炎を消し去った。
「ぬるい」
「はあっ!」
セラと健太が同時に攻撃した。
だが、魔王は二人を軽々と弾き飛ばした。
「弱い……」

「くそっ……」
蓮は焦った。
エターナル・ブレッシングで強化しても、魔王には歯が立たない。
「どうすれば……」
その時、蓮は気づいた。
「そうだ……みんなの想いを、力に変えるんだ……」
蓮は叫んだ。
「みんな、俺を信じて!」
「え……?」
「俺を信じて、全力で戦って!」
蓮は真剣な目で言った。
「俺が、みんなの想いを力に変える!」
「……わかった!」
四人は頷いた。

四人は再び、魔王に突撃した。
だが、今度は違う。
四人の心が、一つになっている。
蓮への信頼。
蓮への愛。
そして、勝利への確信。
「はああああっ!」
四人の攻撃が、魔王に叩き込まれた。
ドオォォンッ!
魔王は初めて、後退した。
「な、何……!?」
魔王は驚愕した。
「この力……まさか……」

「そうだ」
蓮は微笑んだ。
「これが、仲間との絆の力だ」
「俺たちは、心が一つになっている」
「だから……」
蓮は拳を握りしめた。
「お前には負けない!」

激しい戦いが続いた。
四人と魔王の戦い。
だが、徐々に四人が優勢になっていく。
「くそっ……」
魔王は焦った。
「こんなはずでは……」
「終わりだ!」
アリシア、リリア、セラ、健太が同時に最後の攻撃を放った。
四つの攻撃が、魔王を貫いた。
「ガアアアアッ!」
魔王は悲鳴を上げた。

「ば……馬鹿な……俺が……負ける……だと……」
魔王の体が、光の中で消えていった。
「覚えて……ろ……」
魔王は完全に消滅した。

「やった……!」
四人は喜びの声を上げた。
「勝った……!」
「本当に……勝った……!」
だが、蓮は──
地面に倒れた。
「神谷さん!」
四人が駆け寄った。
「大丈夫……ちょっと……疲れただけ……」
蓮は笑顔で答えた。
「みんな……おめでとう……」
「神谷……」
三人は涙ぐんでいた。
「ありがとう……」

しばらくして、蓮は立ち上がった。
「よし、帰ろう」
「王都に戻って、みんなで祝おう」
「はい!」
五人は笑顔で答えた。

五人は、遺跡を後にした。
真の魔王を倒し、世界は本当の平和を取り戻した。
そして──
蓮と三人の恋も、実を結んだ。
「これから、どうする?」
健太が尋ねた。
「そうだな……」
蓮は三人を見た。
「まずは、三人と結婚式を挙げないと」
「結婚式!?」
三人は驚いた。
「ああ。三人とも、俺の妻になってほしい」
蓮は真剣な目で言った。
「……はい」
三人は揃って答えた。
「喜んで」

五人は、希望に満ちた表情で王都へと向かった。
新しい人生の始まり。
幸せな未来が、彼らを待っていた。
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