2 / 8
2
しおりを挟む
三週間後、凌雅から『メリークリスマス』のメッセージと共に、大きなツリーの画像がメールで送られてきた。
クリスマスを一緒に過ごしてからの別れは余計に辛いと言って、凌雅は十二月に入ってすぐに発ったのだ。
この選択は正しかったのだろうか、と沙紀は自問自答を繰り返していた。
行かないでほしいと言っても良かったのだろうか。自分もついていくと言えば良かったのだろうか。けれど、それではきっと何も変わらないだろう。
凌雅は「待っていてほしい」とは言わなかったけれど、「さよなら」とも言わなかった。
別れ際の凌雅の表情を思い出すと、後悔の念が押し寄せた。
クリスマスを一緒に過ごしてからの別れは余計に辛いと言って、凌雅は十二月に入ってすぐに発ったのだ。
この選択は正しかったのだろうか、と沙紀は自問自答を繰り返していた。
行かないでほしいと言っても良かったのだろうか。自分もついていくと言えば良かったのだろうか。けれど、それではきっと何も変わらないだろう。
凌雅は「待っていてほしい」とは言わなかったけれど、「さよなら」とも言わなかった。
別れ際の凌雅の表情を思い出すと、後悔の念が押し寄せた。
0
あなたにおすすめの小説
罪悪と愛情
暦海
恋愛
地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。
だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――
『愛が切なくて』- すれ違うほど哀しくて
設楽理沙
恋愛
砂央里と斎藤、こじれてしまった糸(すれ違い)がほどけていく様子を描いています。
◆都合上、[言う、云う]混合しています。うっかりミスではありません。
ご了承ください。
斉藤准一 税理士事務所勤務35才
斎藤紀子 娘 7才
毒妻: 斉藤淳子 専業主婦 33才 金遣いが荒い
高橋砂央里 会社員 27才
山本隆行 オートバックス社員 25才
西野秀行 薬剤師 22才
岡田とま子 主婦 54才
深田睦子 見合い相手 22才
―――――――――――――――――――――――
❧イラストはAI生成画像自作
2025.3.3 再☑済み😇
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
恋愛の醍醐味
凛子
恋愛
最近の恋人の言動に嫌気がさしていた萌々香は、誕生日を忘れられたことで、ついに別れを決断。
あることがきっかけで、完璧な理想の恋人に出会うことが出来た萌々香は、幸せな日々が永遠に続くと思っていたのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる