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第2章 繋がりは繋がっていく
3.名付けは疲れるものらしい
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念のために、1匹1匹を鑑定しながら名前を付けることにした結果、
「カルラ…カルス…カイム…カルド…カルビン…カルミア…貴方達は、火と光。太陽神寄り…?」
(そもそも、この神『寄り』って言っていいのかしら。そもそも太陽神が居るのかどうも知らないんだけど)
「ライ…ラーラ…ランティス…ティア…イリス…は、光と闇。月の2人の女神寄りかな?」
(この子達は闇魔法覚えてる…これって進化なの?虫から精霊になるの?)
「ファイ、ファーナは、闇と水…闇の神寄り?…光どこいったの?あ、でも光ってはいるのね…ちょっとタイプが違うけど、これはなんだか落ち着く波長だわ…」
「イシュ、ハル…貴方たちは雷?水と風属性だね?」
(水の神イルバと、風の神ハルター寄り、ということにしとこう)
日本にいた頃の私なら、きっと忘れてしまったであろう15人分の名付けも、名付け=契約の役目をしているためか、するりと覚えられたし、なんなら、目を瞑っていても誰が近くにいるかわかるくらいだ。
「あらためて、みんなよろしくね」
はーい!と元気なこえがする。
「明日以降、順番にどんな魔法が使えるのか、見せてちょうだいね。記録をとらせてね」
「お任せください!」
代表して、ということなのか、カルラがどんと胸を叩く。
「あ、でも主様、明日はそろそろ前回街に行ってから1ヶ月ですよ。街に行かなくてよろしいのですか?」
「あ」
もうそんなに経ったんだろうか。
「アーバンさんにお祝い渡そうと思ってたんだった…明日市場で買えばいいかな…」
出産のお祝いは特に決まりがあるわけでは無いようだが、だからこそ難しくて、つい先延ばしにしていた。
「それならね、オススメがあるよ…」
「よく眠れるお守り、おすすめなのよ…」
闇属性の2人が話しかけてくる。
「確かに、主様なら、お守りを作ってあげると喜ばれると思います!」
「作り方を知らないんだけど…本、あるかなあ?」
「通信石の作り方と変わらないはずです!」
アイテムボックスの中の、石に紋を刻む方法を書いたものと、誕生石にまつわる本をよみくらべながら、お守り作りが始まった。半輝石のような石の形を整え、いくつも試作を作る。材料は、アイテムボックスの中にも、採取がてら歩く際に落ちていたものやら、いくらでもある。出来たものは、精霊になった元光虫達が、あーでもないこーでもないと品評してくれる。1番最後に、赤ちゃんの名前を刻むことで完成するらしいのだが、まだ名前を知らないので、それは聞いてから刻むことにする。
いくつか出来の良いものを選んで、あとは、赤ちゃんの顔を見て決めることにした。顔を見ることができなかった時は…その時考えよう。
「おかげで明日は街に行けそうだよ。ありがとね」
声をかけると、精霊達はフワンフワンと光った。こういうところは変わらないらしい。
「じゃあ、寝ようかな…って、貴方達、ベッドが必要なんじゃない?」
「必要ありません、主様!ほら!」
カルラの指差す先には、小さくなってランプに入っていく精霊達がいる。
「小さくなったりするのに、無理してない?」
「むしろ快適です」
枕元のランプには、闇精霊ペアが入っている。
「この光には、安眠の効果があるそうですよ」
なんというか、鈍い銀色の光が灯っている。確かに、見ていると穏やかな気持ちになれる気がした。
「今日はたくさん名付けをしてくださって、ありがとうございました、主様!」
カルラはうふふ、と笑った。手からキラキラと光が落ちてきて、私の髪に、体に吸い込まれていく。これは治癒だ。
「私たち、たくさんお話ししたいことがあるんですよ。そして、たくさん主様のお役に立ちたいです!」
「ありがとう…」
きゃらきゃらとよく喋るカルラだが、その声音のせいか、決してうるさく無い。むしろ、耳に心地よい。
「時間はたくさんありますから、是非、私たちの話、聞いてくださいね」
「うん。」
横になると、カルラも枕元のランプに入って行った。あたりが暗くなり、同時に心地よい睡魔がやってくる。
「あと、主様のことも、教えてくださいね」
カルラのそんな言葉が聞こえた気がした。
「カルラ…カルス…カイム…カルド…カルビン…カルミア…貴方達は、火と光。太陽神寄り…?」
(そもそも、この神『寄り』って言っていいのかしら。そもそも太陽神が居るのかどうも知らないんだけど)
「ライ…ラーラ…ランティス…ティア…イリス…は、光と闇。月の2人の女神寄りかな?」
(この子達は闇魔法覚えてる…これって進化なの?虫から精霊になるの?)
「ファイ、ファーナは、闇と水…闇の神寄り?…光どこいったの?あ、でも光ってはいるのね…ちょっとタイプが違うけど、これはなんだか落ち着く波長だわ…」
「イシュ、ハル…貴方たちは雷?水と風属性だね?」
(水の神イルバと、風の神ハルター寄り、ということにしとこう)
日本にいた頃の私なら、きっと忘れてしまったであろう15人分の名付けも、名付け=契約の役目をしているためか、するりと覚えられたし、なんなら、目を瞑っていても誰が近くにいるかわかるくらいだ。
「あらためて、みんなよろしくね」
はーい!と元気なこえがする。
「明日以降、順番にどんな魔法が使えるのか、見せてちょうだいね。記録をとらせてね」
「お任せください!」
代表して、ということなのか、カルラがどんと胸を叩く。
「あ、でも主様、明日はそろそろ前回街に行ってから1ヶ月ですよ。街に行かなくてよろしいのですか?」
「あ」
もうそんなに経ったんだろうか。
「アーバンさんにお祝い渡そうと思ってたんだった…明日市場で買えばいいかな…」
出産のお祝いは特に決まりがあるわけでは無いようだが、だからこそ難しくて、つい先延ばしにしていた。
「それならね、オススメがあるよ…」
「よく眠れるお守り、おすすめなのよ…」
闇属性の2人が話しかけてくる。
「確かに、主様なら、お守りを作ってあげると喜ばれると思います!」
「作り方を知らないんだけど…本、あるかなあ?」
「通信石の作り方と変わらないはずです!」
アイテムボックスの中の、石に紋を刻む方法を書いたものと、誕生石にまつわる本をよみくらべながら、お守り作りが始まった。半輝石のような石の形を整え、いくつも試作を作る。材料は、アイテムボックスの中にも、採取がてら歩く際に落ちていたものやら、いくらでもある。出来たものは、精霊になった元光虫達が、あーでもないこーでもないと品評してくれる。1番最後に、赤ちゃんの名前を刻むことで完成するらしいのだが、まだ名前を知らないので、それは聞いてから刻むことにする。
いくつか出来の良いものを選んで、あとは、赤ちゃんの顔を見て決めることにした。顔を見ることができなかった時は…その時考えよう。
「おかげで明日は街に行けそうだよ。ありがとね」
声をかけると、精霊達はフワンフワンと光った。こういうところは変わらないらしい。
「じゃあ、寝ようかな…って、貴方達、ベッドが必要なんじゃない?」
「必要ありません、主様!ほら!」
カルラの指差す先には、小さくなってランプに入っていく精霊達がいる。
「小さくなったりするのに、無理してない?」
「むしろ快適です」
枕元のランプには、闇精霊ペアが入っている。
「この光には、安眠の効果があるそうですよ」
なんというか、鈍い銀色の光が灯っている。確かに、見ていると穏やかな気持ちになれる気がした。
「今日はたくさん名付けをしてくださって、ありがとうございました、主様!」
カルラはうふふ、と笑った。手からキラキラと光が落ちてきて、私の髪に、体に吸い込まれていく。これは治癒だ。
「私たち、たくさんお話ししたいことがあるんですよ。そして、たくさん主様のお役に立ちたいです!」
「ありがとう…」
きゃらきゃらとよく喋るカルラだが、その声音のせいか、決してうるさく無い。むしろ、耳に心地よい。
「時間はたくさんありますから、是非、私たちの話、聞いてくださいね」
「うん。」
横になると、カルラも枕元のランプに入って行った。あたりが暗くなり、同時に心地よい睡魔がやってくる。
「あと、主様のことも、教えてくださいね」
カルラのそんな言葉が聞こえた気がした。
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