14 / 114
13.ツンとデレの割合
しおりを挟む
「あ、そういえばこのギルドの買い取りカウンターってどこにあるんですか? 見当たらないんですけど」
「このギルドではカウンターを分けていないので、こちらでお受けしますよ。持ち込みがあるのですか?」
「はい。これお願いします」
袋ごと差し出せば、ちらりと中身を覗いたエドルドさんは恨めしげにボソッと呟いた。
「…………やっぱり一人って嘘じゃないですか」
しっかり聞こえているけれど、気にしたら負けだ。
裏へ下がったエドルドさんが持ってきてくれた報酬は依頼達成報酬よりやや少ないくらい。想像よりもずっと多い額に顔をニヤけさせながら、依頼ボードへと向かうのだった。
それからも私はパーティーを組まずにガンガン仕事をこなしている。
あれからいつ訪れてもエドルドさんが担当する1番カウンターだけガラガラ。
すっかり常連になってしまった私が思うに、この不人気さはエドルドさんの態度と目つきが悪いからだろう。
何度も接していれば彼にはただ単に愛想というものが通常装備されていないだけだと分かる。
初対面の私の身の心配をしてくれるくらいの優しさだってある。
けれど1~20番までのカウンターにそれぞれ職員さんが座っている巨大ギルドで、わざわざ愛想のない職員さんのカウンターのリピーターになるのは極めて稀と言ってもいいだろう。
すっかり1番カウンターの常連になった今も未だにまた懲りずに大量に持ってきて……って毎回呆れた顔されるし、手早く処理をしながら小言も忘れない。
子ども扱いも相変わらず。
けれど少しは心を開いてくれたのか、処理の時間がかかる時にはお菓子をくれたりする。
初めはたまたま来客用のお菓子が余っていたから。
だが頂きものをしたら返さねば! と出先で買ったお返しもののお菓子を渡してからは、時たまお茶とセットで出してくれるようになった。
さすがにギルドカウンターで手続き中に一服する冒険者なんて私の他にはいないため、毎回注目を集めている。だが私の後ろに手続き待ちの冒険者がいないこともあって、私が注意されることはない。
今日も私が呑気に出されたお茶を啜っている間、エドルドさんはいつも通りてきぱきと処理を行っていく。その脇にはちゃっかり自分の分のお茶とお菓子が用意されているが、突っ込むものはいない。だから私は今日も出先で買ったお菓子を彼のティーカップの横に置く。
チラリと視線を動かしたエドルドさんの口から短くお礼が出るが、それ以上の会話はない。その代わり空になりそうだった私のカップに温かいお茶が注がれる。
お茶に来ているのか、仕事の達成報告に来ているのか分からなくなりそうだが、お茶とお菓子が美味しい上にしっかりとお金はもらえるので何の問題もない。
ちなみに私が集計待ちをしている間にも他のカウンターには列が出来ている。
中でも人気なのは17番カウンター。閑古鳥が鳴いているエドルドさんのカウンターとは真逆で、ピーク時には20人以上の冒険者が列を成す。
他の場所に並べば早く済むのだろうが、多くの冒険者さん達が時間をかけても並ぶのには当然理由がある。
そのカウンターの職員さんは女の私から見ても可愛らしいと思える、ふわふわの髪とクリッとした瞳が特徴的な女性だからだ。つまり守ってあげたいと思うようなゆるふわ系の職員さん目当て。
クエスト受注・達成の処理を行う際に、デートの誘いをかける男性冒険者も少なくはない。
そんな彼らを手慣れた様子で交わしつつ、けれども丁寧な対応で仕事をこなしていく彼女の手腕はエドルドさんとは違うベクトルではあるがなかなかのものだ。
仕事は人より多くて大変なんだろうけど……。
「終わりました。こちら報酬と買い取り金額になりますのでご確認ください」
「問題ないです」
人の心配をしている間に処理が終わったらしい。
今回、クエスト数自体はいつも通りだが、買い取りが多かったので時間がかかったのだろう。
「では今日の分もいつ通りで?」
「はい」
「ではこちらを」
「ありがとうございます~」
ホテル代とプラスαの分だけ受け取って、残りは口座に入金してもらう。
私もエドルドさんもすっかり慣れたものだ。
早いもので私が王都に来てから数カ月が経過している。
私はすっかりエドルドさんのカウンターの常連兼あのホテルの住人となった。
2日目の朝にこちらを見つめていたおじさんこと料理長とは、感想とリクエストを伝える中にまで進展している。エドルドさんとはお茶飲み仲間(仮)くらいにはなっていると思う。
相変わらずソロじゃない疑惑をかけられてはいるものの、バンバン依頼をこなしてがっぽがっぽ稼いでランクは上げた私を信頼してくれている……と思う。
ただ単に豪遊するお金欲しさに仕事し続けて、気付いたらAランクまで上がっていただけだけど。
それでも王都に移ってから一年未満。前の村での活動期間を合わせると二年ちょっとでここまでランクが上がるなんて異例らしい。
「お相手の腕がよほどいいのですね」
エドルドさんはとげとげしい言葉をかけながらも「まぁパーティーだとしても最速なんですが……」と零す。
ツンからデレに入るまでが早すぎる。
これも少しは仲良くなれているのでは? と思う理由の一つだ。
これでは何も言い返せやしないじゃないか。
代わりにふふ~んと調子良く胸を突き上げればハッと鼻で笑われる。
子どもだからって馬鹿にしやがって!
いや、ロリコンよりは全然いいんだけど。
いくら顔が良くてもまだ12歳の子ども相手に手を出す男はお断りなのだ。
森を抜け出してから2年が経過した今も真っ平らな胸は、私の子どもらしさをより一層強調している。
そろそろ膨らみが出ても良い頃だとは思うのだが、幼少期の栄養状況が影響しているのだろう。今は栄養満点な食生活を送っているというのに、胸だけではなく身長もあまり伸びてはくれない。
「そんなことよりもロザリアさん。今日は急ぎで外出する予定ありますか?」
「いつも通り、依頼受けようと思ってますけど」
「そうですか。まだ何も予定がない、と。なら好都合です」
「仕事も立派な予定ですけど? 私の貴重な収入源!」
「来客用のお菓子とお茶用意してあげますので応接間で待機していてください」
「……それ、美味しいんですか?」
「王子が婚約者への贈り物として選んだ品と聞いています」
「なるほど。待ちましょう!」
「……念のため言っておきますが、他の人からお菓子あげるからと言われてもついて行っちゃ駄目ですからね?」
「着いていきませんよ!」
いくら何でも子ども扱いしすぎでは?
一応前世では成人していたんですけど!?
友達や家族からは子どもっぽいと言われていたけど、防犯の初歩『知らない人にはついていかない』くらい肝に銘じている。
今回は安心と信頼のギルドが用意してくれた物だから食いついただけで。
いくら婚約者を溺愛し、最近では様々なお菓子とお茶を買いあさっていると噂の王子が選んだ一品とはいえ、ほいほいついていくほど馬鹿ではない。
店名とお菓子だけ聞いて自分で買いに行くし!
「そうですか? 信用出来ませんね」
「そこまで疑いますか……」
「だってあなた、この前私が渡したキャラメルを速攻で口にしたじゃないですか」
「あ、あれ凄く美味しかったです! どこのキャラメルですか?」
「……毒でも入ってたらどうするんですか」
「エドルドさんが毒入りの食べ物渡す訳ないじゃないですか~」
「はぁ……そういうところですよ」
エドルドさんが私に毒を盛る理由に思い当たる節がないのだから警戒する意味がない。
それに毒を盛られたところで私、毒耐性Lv.10取得済みだから命に別状はない。
心に傷は負うかもしれないが、食べても食べなくても被害は変わらない。
なら食べるでしょ。
「で、あれはどこのキャラメルですか?」
呆れるエドルドさんからしっかりと店名を聞いて、応接間へと向かう。
「今用意しますから良い子で待っていてくださいよ」
きっちりと念押しされた後、私の元へとやってきたのはモンブランだった。
それも頭にマロングラッセが乗っていて、周りは銀紙で覆われている。渋栗が使われた茶色い見た目ではなく、黄色のレトロタイプのモンブランだ。
まさか異世界でこのモンブランに出会うこととなるとは!
さすがは王子が婚約者に贈った品だ。
ちゃっかり自分の分も用意して一足先にモンブランを満喫しているエドルドさんに倣って、私もケーキとお茶のセットを堪能するのだった。
「このギルドではカウンターを分けていないので、こちらでお受けしますよ。持ち込みがあるのですか?」
「はい。これお願いします」
袋ごと差し出せば、ちらりと中身を覗いたエドルドさんは恨めしげにボソッと呟いた。
「…………やっぱり一人って嘘じゃないですか」
しっかり聞こえているけれど、気にしたら負けだ。
裏へ下がったエドルドさんが持ってきてくれた報酬は依頼達成報酬よりやや少ないくらい。想像よりもずっと多い額に顔をニヤけさせながら、依頼ボードへと向かうのだった。
それからも私はパーティーを組まずにガンガン仕事をこなしている。
あれからいつ訪れてもエドルドさんが担当する1番カウンターだけガラガラ。
すっかり常連になってしまった私が思うに、この不人気さはエドルドさんの態度と目つきが悪いからだろう。
何度も接していれば彼にはただ単に愛想というものが通常装備されていないだけだと分かる。
初対面の私の身の心配をしてくれるくらいの優しさだってある。
けれど1~20番までのカウンターにそれぞれ職員さんが座っている巨大ギルドで、わざわざ愛想のない職員さんのカウンターのリピーターになるのは極めて稀と言ってもいいだろう。
すっかり1番カウンターの常連になった今も未だにまた懲りずに大量に持ってきて……って毎回呆れた顔されるし、手早く処理をしながら小言も忘れない。
子ども扱いも相変わらず。
けれど少しは心を開いてくれたのか、処理の時間がかかる時にはお菓子をくれたりする。
初めはたまたま来客用のお菓子が余っていたから。
だが頂きものをしたら返さねば! と出先で買ったお返しもののお菓子を渡してからは、時たまお茶とセットで出してくれるようになった。
さすがにギルドカウンターで手続き中に一服する冒険者なんて私の他にはいないため、毎回注目を集めている。だが私の後ろに手続き待ちの冒険者がいないこともあって、私が注意されることはない。
今日も私が呑気に出されたお茶を啜っている間、エドルドさんはいつも通りてきぱきと処理を行っていく。その脇にはちゃっかり自分の分のお茶とお菓子が用意されているが、突っ込むものはいない。だから私は今日も出先で買ったお菓子を彼のティーカップの横に置く。
チラリと視線を動かしたエドルドさんの口から短くお礼が出るが、それ以上の会話はない。その代わり空になりそうだった私のカップに温かいお茶が注がれる。
お茶に来ているのか、仕事の達成報告に来ているのか分からなくなりそうだが、お茶とお菓子が美味しい上にしっかりとお金はもらえるので何の問題もない。
ちなみに私が集計待ちをしている間にも他のカウンターには列が出来ている。
中でも人気なのは17番カウンター。閑古鳥が鳴いているエドルドさんのカウンターとは真逆で、ピーク時には20人以上の冒険者が列を成す。
他の場所に並べば早く済むのだろうが、多くの冒険者さん達が時間をかけても並ぶのには当然理由がある。
そのカウンターの職員さんは女の私から見ても可愛らしいと思える、ふわふわの髪とクリッとした瞳が特徴的な女性だからだ。つまり守ってあげたいと思うようなゆるふわ系の職員さん目当て。
クエスト受注・達成の処理を行う際に、デートの誘いをかける男性冒険者も少なくはない。
そんな彼らを手慣れた様子で交わしつつ、けれども丁寧な対応で仕事をこなしていく彼女の手腕はエドルドさんとは違うベクトルではあるがなかなかのものだ。
仕事は人より多くて大変なんだろうけど……。
「終わりました。こちら報酬と買い取り金額になりますのでご確認ください」
「問題ないです」
人の心配をしている間に処理が終わったらしい。
今回、クエスト数自体はいつも通りだが、買い取りが多かったので時間がかかったのだろう。
「では今日の分もいつ通りで?」
「はい」
「ではこちらを」
「ありがとうございます~」
ホテル代とプラスαの分だけ受け取って、残りは口座に入金してもらう。
私もエドルドさんもすっかり慣れたものだ。
早いもので私が王都に来てから数カ月が経過している。
私はすっかりエドルドさんのカウンターの常連兼あのホテルの住人となった。
2日目の朝にこちらを見つめていたおじさんこと料理長とは、感想とリクエストを伝える中にまで進展している。エドルドさんとはお茶飲み仲間(仮)くらいにはなっていると思う。
相変わらずソロじゃない疑惑をかけられてはいるものの、バンバン依頼をこなしてがっぽがっぽ稼いでランクは上げた私を信頼してくれている……と思う。
ただ単に豪遊するお金欲しさに仕事し続けて、気付いたらAランクまで上がっていただけだけど。
それでも王都に移ってから一年未満。前の村での活動期間を合わせると二年ちょっとでここまでランクが上がるなんて異例らしい。
「お相手の腕がよほどいいのですね」
エドルドさんはとげとげしい言葉をかけながらも「まぁパーティーだとしても最速なんですが……」と零す。
ツンからデレに入るまでが早すぎる。
これも少しは仲良くなれているのでは? と思う理由の一つだ。
これでは何も言い返せやしないじゃないか。
代わりにふふ~んと調子良く胸を突き上げればハッと鼻で笑われる。
子どもだからって馬鹿にしやがって!
いや、ロリコンよりは全然いいんだけど。
いくら顔が良くてもまだ12歳の子ども相手に手を出す男はお断りなのだ。
森を抜け出してから2年が経過した今も真っ平らな胸は、私の子どもらしさをより一層強調している。
そろそろ膨らみが出ても良い頃だとは思うのだが、幼少期の栄養状況が影響しているのだろう。今は栄養満点な食生活を送っているというのに、胸だけではなく身長もあまり伸びてはくれない。
「そんなことよりもロザリアさん。今日は急ぎで外出する予定ありますか?」
「いつも通り、依頼受けようと思ってますけど」
「そうですか。まだ何も予定がない、と。なら好都合です」
「仕事も立派な予定ですけど? 私の貴重な収入源!」
「来客用のお菓子とお茶用意してあげますので応接間で待機していてください」
「……それ、美味しいんですか?」
「王子が婚約者への贈り物として選んだ品と聞いています」
「なるほど。待ちましょう!」
「……念のため言っておきますが、他の人からお菓子あげるからと言われてもついて行っちゃ駄目ですからね?」
「着いていきませんよ!」
いくら何でも子ども扱いしすぎでは?
一応前世では成人していたんですけど!?
友達や家族からは子どもっぽいと言われていたけど、防犯の初歩『知らない人にはついていかない』くらい肝に銘じている。
今回は安心と信頼のギルドが用意してくれた物だから食いついただけで。
いくら婚約者を溺愛し、最近では様々なお菓子とお茶を買いあさっていると噂の王子が選んだ一品とはいえ、ほいほいついていくほど馬鹿ではない。
店名とお菓子だけ聞いて自分で買いに行くし!
「そうですか? 信用出来ませんね」
「そこまで疑いますか……」
「だってあなた、この前私が渡したキャラメルを速攻で口にしたじゃないですか」
「あ、あれ凄く美味しかったです! どこのキャラメルですか?」
「……毒でも入ってたらどうするんですか」
「エドルドさんが毒入りの食べ物渡す訳ないじゃないですか~」
「はぁ……そういうところですよ」
エドルドさんが私に毒を盛る理由に思い当たる節がないのだから警戒する意味がない。
それに毒を盛られたところで私、毒耐性Lv.10取得済みだから命に別状はない。
心に傷は負うかもしれないが、食べても食べなくても被害は変わらない。
なら食べるでしょ。
「で、あれはどこのキャラメルですか?」
呆れるエドルドさんからしっかりと店名を聞いて、応接間へと向かう。
「今用意しますから良い子で待っていてくださいよ」
きっちりと念押しされた後、私の元へとやってきたのはモンブランだった。
それも頭にマロングラッセが乗っていて、周りは銀紙で覆われている。渋栗が使われた茶色い見た目ではなく、黄色のレトロタイプのモンブランだ。
まさか異世界でこのモンブランに出会うこととなるとは!
さすがは王子が婚約者に贈った品だ。
ちゃっかり自分の分も用意して一足先にモンブランを満喫しているエドルドさんに倣って、私もケーキとお茶のセットを堪能するのだった。
18
あなたにおすすめの小説
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
墓守の荷物持ち 遺体を回収したら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアレア・バリスタ
ポーターとしてパーティーメンバーと一緒にダンジョンに潜っていた
いつも通りの階層まで潜るといつもとは違う魔物とあってしまう
その魔物は僕らでは勝てない魔物、逃げるために必死に走った
だけど仲間に裏切られてしまった
生き残るのに必死なのはわかるけど、僕をおとりにするなんてひどい
そんな僕は何とか生き残ってあることに気づくこととなりました
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる