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【23】封印結晶
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――深夜。私は王城内への潜入に成功していた。
エデンは王都市街地の地理に精通しているらしい。
貴族街から下町へと駆け込むと、ひっそり佇む廃商店に忍び込み、複雑な暗号を打ち込んで地下倉庫の扉を開錠していた。
迷路のような分岐だらけの通路を通り、子供しか通れないくらいの細道を器用に抜けて、私が呆気に取られているうちに王城内に入り込んでいた。……王城につながる隠し通路があるなんて、私はまったく知らなかった。
「ヴィオラ様、隠し通路の存在を知るのは国王が認めた者だけです。俺は竜伐隊の特級騎士という扱いだったので、有事に備えて知らされていました」
王城内の見張り番の目を潜り抜け、私は宮殿を目指して進んでいく。月明りを避け、器用に壁をよじ登ったり梁から梁へ飛び移ったりしながら、あっという間に最上階のバルコニーへとたどり着いた。
バルコニーの向こうは誰かの私室のようだ。宮殿の最上階は、王族の居住空間のはず……。
そのとき、部屋のガラス戸が勢いよく開いた。
「ヴィオラ夫人!?」
出てきたのは、レオカディオ第三王子殿下だった。
「こんな夜分にどうした!? いや、そもそもどうやって王城内に――」
私は自分の口元にひとさし指を当て、声をひそめるようと身振りで示した。
「レオ、危急の件だ」
私の口から出た鋭い声に、殿下は息を呑んでいた。
「ここまでは東街区89番通り廃商店の地下倉庫に通じる通路を利用してきた。ともかく、俺の話を聞いてくれ」
「89番通りだと? なぜヴィオラ夫人がそれを知っている」
「俺がエデン・アーヴィスだからだ。……と答えたら、お前は信じてくれるのか? 俺だって、どうしてこうなったかいまだによく分からないんだが……」
殿下は大きく目を見開いて、私のことを凝視している。
「俺は本当にエデンなんだ。自分の肉体を失ったあと、ヴィオラ様の体に憑依してしまった。今はヴィオラ様に許可をもらって、体を借りている」
殿下は、唇を薄く開いて絶句していた。その瞳は驚愕に染まっているが、こちらを疑う様子ではない。むしろ、信じたがっているような表情に見えた。
殿下の返答を待たず、エデンは続けた。
「王城内の林の中で、災禍の竜の気配を感じた。だからお前に確認しに来た」
「っ……」
「レオ。竜はまだ生きているんだな? しかも、この王城内で」
レオカディオ殿下が、気まずそうな顔で声を詰まらせる。
どれほどの沈黙が続いただろうか、やがて殿下は口を開いた。
「どういうカラクリだか知らないが、ヴィオラ夫人の中身は本当にエデンらしい。……あれの気配を感じたのなら、魔法の使い手なのは明らかだしな」
これ以上ないくらい困惑しきった顔で、殿下は私を見つめていた。
「お前の言う通りだよ、エデン。竜はまだ、死んでいない。結晶ごと林の奥に安置して、死ぬのをじっくり待っているんだ」
***
「分かっているとは思うが、エデン。災禍の竜が生きていることを口外するなよ? 混乱を避けるために、公然の情報としては『すでに死んだ』ことになっている。当事者のお前だから、特別に見せてやるんだ」
レオカディオ殿下は私を伴って、王城中枢の天然林の方向へ歩いていった。
「感謝するよ、レオ。竜は結晶の中でとっくに死んだものと思っていたが、まさかまだ生きているとはな……」
「さすがに伝説級の厄災は、生命力が凄まじいらしい。普通の魔獣なら、結晶の中で1年も封じておけば確実に死ぬんだがな」
私はルームドレス姿では目立ちそうだから、殿下が用意して下さった騎士服と外套で変装している。髪を結って男装風にしてあるから、遠目には護衛の騎士に見えるだろうか。
「……それにしてもまさか、現世でエデンに再会するとは思わなかった。世の中、不思議なことがあるものだ」
「俺はむしろ、レオがこんなにあっさり信じてくれたのが驚きだ」
「疑ってほしいのか? 信じてもらえると思ったから、夜中に押し掛けてきたんだろう? お前って奴は生真面目なくせに、たまに無謀なことをするんだ。昔から」
殿下はぞんざいな口調だったが、エデンとの会話を楽しんでいるようにも見える。
「竜とお前が安置されているのは、林の奥の地下霊廟だよ」
「地下霊廟だと? なぜそんな場所に……代々の王と王妃だけが埋葬される場所のはずだ」
「ちょうどいい置き場が他になかったんだよ。迂闊な所に放置して盗まれたり割られたりしたら大変だろ? それに地下霊廟内は古代樹の魔力で清浄化されているから、邪悪な竜の生命力を削ぐ効果が期待されている。霊廟には古い魔法通路が繋がっていて、バカでかい結晶でも搬入可能だった。……まぁ、浮遊魔法で運び込むだけで数か月掛かりだったんだが」
林の中に踏み入った私達は、月明りと手元の灯りを頼りに最奥部へと進んでいった。やはり、進むにつれて異質な気配を強く感じるようになる。
地下霊廟の入り口には番兵がおり、レオカディオ殿下の姿を認めるや驚いた様子で背筋を伸ばしていた。番兵は殿下に命じられるままに、地下霊廟への門扉を開く。
殿下と私は、地下に通じる長い階段を下りていく。進むほどに、空気がひんやりとして、じめじめと湿り気を帯びていった。
「俺が、竜とお前の結晶漬けを見たのは3年前に一度きりだ。……あまり見たいものではないからな。以後は地下霊廟の管理官たちに、定期的に状態を報告させている」
二人分の靴音が、延々と響いていく。
最深部にたどり着いた。
仰ぎ見るほど巨大な石の扉が行く手を遮っている。扉に刻まれた魔法陣を、殿下は複雑な筆順でなぞっていった――暗号になっているようだ。指が進むほどに、魔法陣は青白く発光していった。
「――開くぞ」
軋んだ音を残響させながら、巨大な扉が開いていく。
眼前に広がるのは広大な墓室だ。上流貴族の邸宅を丸々収容できるのでは、と思えるほどの大きな空間が目の前にある。……王城の地下がこんなふうになっていたなんて。
壁面に寄せて整然と並んだ大理石の棺は、歴代の王と王妃のものなのだろう。壁や天井には魔光灯と呼ばれる照明器具が無数に配置され、墓室内にゆらゆらとした青白い影を落としている。
そして空間の中央に、巨大な氷塊のような結晶が鎮座している。
山のように大きな結晶――という表現は大げさではないはずだ。息を呑むほど透明で、氷のような冷気を放つ結晶だ。そしてその内部には、長大な赤黒い『竜』の姿が。
災禍の竜には翼がなく、まるで蛇のようだった。蛇と異なる点は、胴の途中で首から先が8つに分岐しているところ。尾の先から胴体の途中までは、巨木を数本束ねたように太い。
結晶の中の災禍の竜は、8つの首のうち7つが途中で切断されていた。最後に残ったひとつの頭部は、憎々しげな表情のまま結晶に飲み込まれている。そして結晶の中にはもう一人、決死の表情で竜と対峙する騎士の姿が――。
(……エデン!!)
エデンの肉体が、災禍の竜とともに結晶の中に閉ざされていた。
エデンは王都市街地の地理に精通しているらしい。
貴族街から下町へと駆け込むと、ひっそり佇む廃商店に忍び込み、複雑な暗号を打ち込んで地下倉庫の扉を開錠していた。
迷路のような分岐だらけの通路を通り、子供しか通れないくらいの細道を器用に抜けて、私が呆気に取られているうちに王城内に入り込んでいた。……王城につながる隠し通路があるなんて、私はまったく知らなかった。
「ヴィオラ様、隠し通路の存在を知るのは国王が認めた者だけです。俺は竜伐隊の特級騎士という扱いだったので、有事に備えて知らされていました」
王城内の見張り番の目を潜り抜け、私は宮殿を目指して進んでいく。月明りを避け、器用に壁をよじ登ったり梁から梁へ飛び移ったりしながら、あっという間に最上階のバルコニーへとたどり着いた。
バルコニーの向こうは誰かの私室のようだ。宮殿の最上階は、王族の居住空間のはず……。
そのとき、部屋のガラス戸が勢いよく開いた。
「ヴィオラ夫人!?」
出てきたのは、レオカディオ第三王子殿下だった。
「こんな夜分にどうした!? いや、そもそもどうやって王城内に――」
私は自分の口元にひとさし指を当て、声をひそめるようと身振りで示した。
「レオ、危急の件だ」
私の口から出た鋭い声に、殿下は息を呑んでいた。
「ここまでは東街区89番通り廃商店の地下倉庫に通じる通路を利用してきた。ともかく、俺の話を聞いてくれ」
「89番通りだと? なぜヴィオラ夫人がそれを知っている」
「俺がエデン・アーヴィスだからだ。……と答えたら、お前は信じてくれるのか? 俺だって、どうしてこうなったかいまだによく分からないんだが……」
殿下は大きく目を見開いて、私のことを凝視している。
「俺は本当にエデンなんだ。自分の肉体を失ったあと、ヴィオラ様の体に憑依してしまった。今はヴィオラ様に許可をもらって、体を借りている」
殿下は、唇を薄く開いて絶句していた。その瞳は驚愕に染まっているが、こちらを疑う様子ではない。むしろ、信じたがっているような表情に見えた。
殿下の返答を待たず、エデンは続けた。
「王城内の林の中で、災禍の竜の気配を感じた。だからお前に確認しに来た」
「っ……」
「レオ。竜はまだ生きているんだな? しかも、この王城内で」
レオカディオ殿下が、気まずそうな顔で声を詰まらせる。
どれほどの沈黙が続いただろうか、やがて殿下は口を開いた。
「どういうカラクリだか知らないが、ヴィオラ夫人の中身は本当にエデンらしい。……あれの気配を感じたのなら、魔法の使い手なのは明らかだしな」
これ以上ないくらい困惑しきった顔で、殿下は私を見つめていた。
「お前の言う通りだよ、エデン。竜はまだ、死んでいない。結晶ごと林の奥に安置して、死ぬのをじっくり待っているんだ」
***
「分かっているとは思うが、エデン。災禍の竜が生きていることを口外するなよ? 混乱を避けるために、公然の情報としては『すでに死んだ』ことになっている。当事者のお前だから、特別に見せてやるんだ」
レオカディオ殿下は私を伴って、王城中枢の天然林の方向へ歩いていった。
「感謝するよ、レオ。竜は結晶の中でとっくに死んだものと思っていたが、まさかまだ生きているとはな……」
「さすがに伝説級の厄災は、生命力が凄まじいらしい。普通の魔獣なら、結晶の中で1年も封じておけば確実に死ぬんだがな」
私はルームドレス姿では目立ちそうだから、殿下が用意して下さった騎士服と外套で変装している。髪を結って男装風にしてあるから、遠目には護衛の騎士に見えるだろうか。
「……それにしてもまさか、現世でエデンに再会するとは思わなかった。世の中、不思議なことがあるものだ」
「俺はむしろ、レオがこんなにあっさり信じてくれたのが驚きだ」
「疑ってほしいのか? 信じてもらえると思ったから、夜中に押し掛けてきたんだろう? お前って奴は生真面目なくせに、たまに無謀なことをするんだ。昔から」
殿下はぞんざいな口調だったが、エデンとの会話を楽しんでいるようにも見える。
「竜とお前が安置されているのは、林の奥の地下霊廟だよ」
「地下霊廟だと? なぜそんな場所に……代々の王と王妃だけが埋葬される場所のはずだ」
「ちょうどいい置き場が他になかったんだよ。迂闊な所に放置して盗まれたり割られたりしたら大変だろ? それに地下霊廟内は古代樹の魔力で清浄化されているから、邪悪な竜の生命力を削ぐ効果が期待されている。霊廟には古い魔法通路が繋がっていて、バカでかい結晶でも搬入可能だった。……まぁ、浮遊魔法で運び込むだけで数か月掛かりだったんだが」
林の中に踏み入った私達は、月明りと手元の灯りを頼りに最奥部へと進んでいった。やはり、進むにつれて異質な気配を強く感じるようになる。
地下霊廟の入り口には番兵がおり、レオカディオ殿下の姿を認めるや驚いた様子で背筋を伸ばしていた。番兵は殿下に命じられるままに、地下霊廟への門扉を開く。
殿下と私は、地下に通じる長い階段を下りていく。進むほどに、空気がひんやりとして、じめじめと湿り気を帯びていった。
「俺が、竜とお前の結晶漬けを見たのは3年前に一度きりだ。……あまり見たいものではないからな。以後は地下霊廟の管理官たちに、定期的に状態を報告させている」
二人分の靴音が、延々と響いていく。
最深部にたどり着いた。
仰ぎ見るほど巨大な石の扉が行く手を遮っている。扉に刻まれた魔法陣を、殿下は複雑な筆順でなぞっていった――暗号になっているようだ。指が進むほどに、魔法陣は青白く発光していった。
「――開くぞ」
軋んだ音を残響させながら、巨大な扉が開いていく。
眼前に広がるのは広大な墓室だ。上流貴族の邸宅を丸々収容できるのでは、と思えるほどの大きな空間が目の前にある。……王城の地下がこんなふうになっていたなんて。
壁面に寄せて整然と並んだ大理石の棺は、歴代の王と王妃のものなのだろう。壁や天井には魔光灯と呼ばれる照明器具が無数に配置され、墓室内にゆらゆらとした青白い影を落としている。
そして空間の中央に、巨大な氷塊のような結晶が鎮座している。
山のように大きな結晶――という表現は大げさではないはずだ。息を呑むほど透明で、氷のような冷気を放つ結晶だ。そしてその内部には、長大な赤黒い『竜』の姿が。
災禍の竜には翼がなく、まるで蛇のようだった。蛇と異なる点は、胴の途中で首から先が8つに分岐しているところ。尾の先から胴体の途中までは、巨木を数本束ねたように太い。
結晶の中の災禍の竜は、8つの首のうち7つが途中で切断されていた。最後に残ったひとつの頭部は、憎々しげな表情のまま結晶に飲み込まれている。そして結晶の中にはもう一人、決死の表情で竜と対峙する騎士の姿が――。
(……エデン!!)
エデンの肉体が、災禍の竜とともに結晶の中に閉ざされていた。
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