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第14話:会場中が大混乱です
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前に出ると、ローイン様が目をつぶり、深呼吸をしている。そしてゆっくり目を開ける。そんな姿を、皆が見守っていた。
一体どんな話をするのだろう。ただ、私にとって良くない事なのは確かだろう。それだけは分かる。つい俯いてしまう。
「皆様、本日は私、ローイン・グランディスの為にお集まりいただき、ありがとうございます。私にとって今日という日は、過去の自分と決別し、新しい自分に生まれ変わる日だと考えております。その為にも、今私の周りで行われている忌まわしい出来事を公にしたいと考えております。どうぞこちらをご覧ください」
いつの間にか準備されていたスクリーンを指さすローイン様。そこに映し出された映像は…
“マリン嬢の体は最高だな。本当に癖になるよ”
“ヤダわ、アロン様ったら”
映像に映し出されたのは、マリンと伯爵令息のアロン様が密会しているシーンだ。何度も何度も口づけを交わし、愛を囁き合っている。一応上手に編集されているが、2人とも裸の様だ。
「これは一体…」
「まだまだありますよ」
ニヤリとローイン様が笑った。その言葉通り、マリンが何人もの男性と交わっている映像が次々に流れ出す。ほとんどが婚約者がいる伯爵以下の令息ばかりだ。
「こんなの出鱈目よ!お願い、止めて頂戴!」
必死にマリンが叫んでいるが、護衛たちに止められその場を動く事が出来ない様だ。そんなマリンを無視して、次々に映像が流れていく。そして…
「最後にこれをご覧ください」
そこにはジェファーソン様とマリンが密会していたシーンが流れる。あれは…
そう、私が2人を目撃した場所だ。そこには私が2人を見つけ、驚きその場を去っていく姿も映されていた。さらに泣いて不貞を訴える私に、マリンがあざ笑っている姿も映し出されていた。
まさかあの映像を、ローイン様が録画していただなんて…
「ご覧の通り、私の婚約者のマリンは、あろう事か複数の令息と関係を持っておりました。マリンのクラスの人間ならご存じかと思いますが、自分が不貞を働いていたにもかかわらず、被害者でもあるマーガレット嬢に暴言を吐き、挙句の果てには彼女の悪者に仕立て上げた。この国では、結婚するまで体裁を守る事はもちろん、パートナー以外と関係を持つなど絶対にあってはいけない事です。私は今この場を持ちまして、マリン・カスタヌーンとの婚約破棄を宣言いたします。また、カスタヌーン伯爵家には、正式に抗議するとともに、慰謝料を請求するつもりですから、そのつもりで」
大声でそう宣言したローイン様。
「ちょっと待って下さい。ローイン様、これは真っ赤な嘘です。私が愛しているのは、ローイン様だけですわ」
泣いて訴えているのは、マリンだ。
「何が真っ赤な嘘だ。この国では証拠が全てだろう?決定的な証拠を突き付けた今、君に言い逃れは出来ない。ああ、そう言えば君のクラスメイト達は、証拠もないのに、君の嘘をまんまと信じ、罪もない令嬢に酷い事をしたらしいね。本当に愚かな人間どもだ。俺は罪もない令嬢が被害を受け、加害者である君たちがのうのうと生きているのが許せなかった!もちろん、今でも許すつもりはない。マリンと関係を持った家にも、今後正式に慰謝料を請求するつもりだ!」
ローイン様の言葉で、真っ青になる令息たち。よく見たら、婚約者がいるのに自分の瞳のドレスを着ている令嬢たちは皆、マリンと関係を持っていた令息の婚約者たちだわ。それにしても、私と同じように沢山の令嬢が被害にあっていただなんて…
「マーガレット…お前の言っていたことは本当だったのだな…まさかあの様な状況を目撃していただなんて…本当にすまなかった」
「マーガレット、あなたの言う事を信じなくてごめんなさい。あなたがどれほど心を痛め、傷ついていたか。それなのに私たちは、あなたの心に塩を塗る様なことをしてしまって、本当にごめんなさい」
涙を流し、何度も何度も謝る両親。
「ジェファーソン殿、それにデスティーノ伯爵。不貞行為は立派な婚約理由になる!我が家もこの場を借りて、正式にマーガレットとジェファーソン殿の婚約破棄を要求する。もちろん、慰謝料も請求するつもりだから、そのつもりで。もちろん、マリン嬢の家にも慰謝料を請求する」
「マーガレットを裏切っただけでなく、私たちまで騙すだなんて!絶対に許せないわ。可哀そうに、マーガレットは学院でも孤立していたそうじゃない。マリン嬢のせいで!あなた、マリン嬢には侮辱罪と名誉棄損罪が適用されるはずよ。正式に訴えましょう!」
「そうだな、あの女だけは、絶対に許せない!徹底的に戦おう!マーガレット、本当にすまなかった。これからは何があっても、私たちはマーガレットの言う事を信じるから」
「お父様、お母様…」
お父様とお母様に抱き着いた。まさかこんな形で、私の潔白が証明されるだなんて…
「待って下さい、確かに僕はマリン譲と不貞を働きましたが、愛しているのはマーガレットただ1人です。慰謝料なら払います。ですが、婚約破棄だけは…」
ここにきて、なぜかジェファーソン様が必死に訴えだしたのだ。
一体どんな話をするのだろう。ただ、私にとって良くない事なのは確かだろう。それだけは分かる。つい俯いてしまう。
「皆様、本日は私、ローイン・グランディスの為にお集まりいただき、ありがとうございます。私にとって今日という日は、過去の自分と決別し、新しい自分に生まれ変わる日だと考えております。その為にも、今私の周りで行われている忌まわしい出来事を公にしたいと考えております。どうぞこちらをご覧ください」
いつの間にか準備されていたスクリーンを指さすローイン様。そこに映し出された映像は…
“マリン嬢の体は最高だな。本当に癖になるよ”
“ヤダわ、アロン様ったら”
映像に映し出されたのは、マリンと伯爵令息のアロン様が密会しているシーンだ。何度も何度も口づけを交わし、愛を囁き合っている。一応上手に編集されているが、2人とも裸の様だ。
「これは一体…」
「まだまだありますよ」
ニヤリとローイン様が笑った。その言葉通り、マリンが何人もの男性と交わっている映像が次々に流れ出す。ほとんどが婚約者がいる伯爵以下の令息ばかりだ。
「こんなの出鱈目よ!お願い、止めて頂戴!」
必死にマリンが叫んでいるが、護衛たちに止められその場を動く事が出来ない様だ。そんなマリンを無視して、次々に映像が流れていく。そして…
「最後にこれをご覧ください」
そこにはジェファーソン様とマリンが密会していたシーンが流れる。あれは…
そう、私が2人を目撃した場所だ。そこには私が2人を見つけ、驚きその場を去っていく姿も映されていた。さらに泣いて不貞を訴える私に、マリンがあざ笑っている姿も映し出されていた。
まさかあの映像を、ローイン様が録画していただなんて…
「ご覧の通り、私の婚約者のマリンは、あろう事か複数の令息と関係を持っておりました。マリンのクラスの人間ならご存じかと思いますが、自分が不貞を働いていたにもかかわらず、被害者でもあるマーガレット嬢に暴言を吐き、挙句の果てには彼女の悪者に仕立て上げた。この国では、結婚するまで体裁を守る事はもちろん、パートナー以外と関係を持つなど絶対にあってはいけない事です。私は今この場を持ちまして、マリン・カスタヌーンとの婚約破棄を宣言いたします。また、カスタヌーン伯爵家には、正式に抗議するとともに、慰謝料を請求するつもりですから、そのつもりで」
大声でそう宣言したローイン様。
「ちょっと待って下さい。ローイン様、これは真っ赤な嘘です。私が愛しているのは、ローイン様だけですわ」
泣いて訴えているのは、マリンだ。
「何が真っ赤な嘘だ。この国では証拠が全てだろう?決定的な証拠を突き付けた今、君に言い逃れは出来ない。ああ、そう言えば君のクラスメイト達は、証拠もないのに、君の嘘をまんまと信じ、罪もない令嬢に酷い事をしたらしいね。本当に愚かな人間どもだ。俺は罪もない令嬢が被害を受け、加害者である君たちがのうのうと生きているのが許せなかった!もちろん、今でも許すつもりはない。マリンと関係を持った家にも、今後正式に慰謝料を請求するつもりだ!」
ローイン様の言葉で、真っ青になる令息たち。よく見たら、婚約者がいるのに自分の瞳のドレスを着ている令嬢たちは皆、マリンと関係を持っていた令息の婚約者たちだわ。それにしても、私と同じように沢山の令嬢が被害にあっていただなんて…
「マーガレット…お前の言っていたことは本当だったのだな…まさかあの様な状況を目撃していただなんて…本当にすまなかった」
「マーガレット、あなたの言う事を信じなくてごめんなさい。あなたがどれほど心を痛め、傷ついていたか。それなのに私たちは、あなたの心に塩を塗る様なことをしてしまって、本当にごめんなさい」
涙を流し、何度も何度も謝る両親。
「ジェファーソン殿、それにデスティーノ伯爵。不貞行為は立派な婚約理由になる!我が家もこの場を借りて、正式にマーガレットとジェファーソン殿の婚約破棄を要求する。もちろん、慰謝料も請求するつもりだから、そのつもりで。もちろん、マリン嬢の家にも慰謝料を請求する」
「マーガレットを裏切っただけでなく、私たちまで騙すだなんて!絶対に許せないわ。可哀そうに、マーガレットは学院でも孤立していたそうじゃない。マリン嬢のせいで!あなた、マリン嬢には侮辱罪と名誉棄損罪が適用されるはずよ。正式に訴えましょう!」
「そうだな、あの女だけは、絶対に許せない!徹底的に戦おう!マーガレット、本当にすまなかった。これからは何があっても、私たちはマーガレットの言う事を信じるから」
「お父様、お母様…」
お父様とお母様に抱き着いた。まさかこんな形で、私の潔白が証明されるだなんて…
「待って下さい、確かに僕はマリン譲と不貞を働きましたが、愛しているのはマーガレットただ1人です。慰謝料なら払います。ですが、婚約破棄だけは…」
ここにきて、なぜかジェファーソン様が必死に訴えだしたのだ。
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