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第19話:波乱のパーティーは無事終わりました
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「俺は当たり前の事をしただけだよ。急にパーティーに呼び出されて、婚約者の不貞を知ったら、ショックも大きいだろう。ただ、事前に話されてもショックは大きいだろうけれどね。実際に、ショックで寝込んでしまい、今回欠席している令嬢も数名いる。それでも俺は、彼女たちには真実を知る権利があると考えたんだ」
「私はローイン様のお陰で、今回無事ジェファーソン様と婚約破棄が出来ました。それにマリンにも、きちんと罪を償ってもらえそうですし。あなた様は、まさに私を助けて下さった王子様ですわ」
「マーガレット様の言う通りです。不貞行為を働くような鬼畜から、私たちを解放してくださり、ありがとうございました」
「「「「ありがとうございました」」」」
被害令嬢たちが、一斉にローイン様に頭を下げた。もちろん、私も一緒に頭を下げる。
「マーガレット様、私たちがこんな事を言える立場ではありませんが、もしマーガレット様さえよければ、仲良くしてくださると嬉しいですわ」
「私もですわ。でも、あなたを一方的に悪者にした私たちとなんて、仲良くしたくはないですよね…」
申し訳なさそうに呟く、令嬢たち。
「そんな事はありませんわ。皆様はマリンに騙された被害者なのですから。それに、今謝罪してくださったではありませんか。それが私はとても嬉しいのです。私こそ、仲良くしてくださると嬉しいですわ。よろしくお願いいたします」
「あんな酷い事をした私たちを、あっさり許してくださるだなんて。本当に私たちの目は、節穴だったのですね。あの時の愚かな自分が、恥ずかしくてたまりませんわ。マーガレット様、これからも末永くよろしくお願いいたします」
「私もですわ。どうか仲良くしてくださいね」
令嬢たちの顔から笑顔が溢れた。これからはきっと、彼女たちと残り少ない学院ライフを楽しめるはず。そう思ったら、なんだかワクワクしてきた。
その後少しだけ被害女性でもある令嬢たちと話をした後、私たちも帰る事になった。
「ローイン様、今日は本当にありがとうございました。あなた様は娘の恩人です」
帰り際、ローイン様の手を握り、何度も何度も頭を下げるお父様。
「アディナス伯爵、どうか頭をお上げください。俺は当たり前の事をしただけですから…それよりも、ここまで被害が大きくなる前に止められなかったこと、申し訳なく思っております。それから、マーガレット嬢の件、前向きに検討して頂けると。もちろん、婚約者と親友に裏切られ、身も心もボロボロのマーガレット嬢のケアを最優先にして頂く必要はあるでしょうが。その…」
「もちろんです!まさかローイン殿がマーガレットに好意を抱いて下さっているだなんて。あなた様ならきっと、マーガレットを幸せにして下さると信じております。詳しいお話は後日行いましょう。それでは私共は、これで失礼いたします」
ローイン様やローイン様のご両親に見送られ、馬車に乗り込んだ。笑顔で手を振ってくれるローイン様に、私も笑顔で手を振り返した。
「マーガレット、今回の件、本当に申し訳なかった。まさかジェファーソン殿があんなふしだらな男だっただなんて」
「あなたは嘘を付くような子ではないのに、あなたの言う事を信じてあげられなくて本当にごめんなさい。私は母親失格だわ」
「それを言うなら、私も父親失格だ。本当に自分が情けなくて嫌になる」
ものすごく申し訳なさそうに俯くお父様とお母様。
「2人とも、顔を上げて下さい。もういいのです。お父様、私の為にマリンやその家族に意見してくださり、ありがとうございました。お母様も、私の為に涙を流してくれて。私、本当に嬉しかったのです。ですから、どうかもうご自分を責めないで」
「マーガレット…なんて優しい子なんだ」
「こんな優しい子に、私たちは…」
再び両親がポロポロと涙を流したのだ。
「お父様もお母様も、もう気にしないで下さい。ほら、屋敷に着きましたよ。参りましょう」
両親と一緒に馬車を降りると、リリアンが心配そうな顔で待っていた。
「リリアン、心配をかけてごめんね。実は今日、ローイン様がマリンとジェファーソン様の不貞行為を暴いて下さって。他にもマリンは、色々な令息と関係を持っていた様なの」
「グランディス侯爵令息様がでございますか?それでは全てが明るみになったのですね。被害者でもあるお嬢様が修道院だなんて、どうしても私は納得いかなかったのです。本当によかったですわ」
涙を流してリリアンが喜んでいる。
「リリアン、あなたはずっとマーガレットの事を信じ、支えてくれていたと聞いたよ。本当にありがとう。本来私達こそが、マーガレットを信じてやらなければいけなかったのに…」
「本当にリリアンには感謝してもしきれないわ。これからもマーガレットを支えてあげて頂戴ね」
「はい、もちろんですわ。これからも私がしっかりお嬢様を支えさせていただきますわ」
リリアンが嬉しそうに微笑んでいる。リリアンには本当に色々と心配をかけたから、いい報告が出来て本当によかった。
いつまでも泣いてなんていられない。私もローイン様の様に、新しい自分に生まれ変われる様、また明日から頑張ろう。
※次回、ローイン視点です。
よろしくお願いいたします。
「私はローイン様のお陰で、今回無事ジェファーソン様と婚約破棄が出来ました。それにマリンにも、きちんと罪を償ってもらえそうですし。あなた様は、まさに私を助けて下さった王子様ですわ」
「マーガレット様の言う通りです。不貞行為を働くような鬼畜から、私たちを解放してくださり、ありがとうございました」
「「「「ありがとうございました」」」」
被害令嬢たちが、一斉にローイン様に頭を下げた。もちろん、私も一緒に頭を下げる。
「マーガレット様、私たちがこんな事を言える立場ではありませんが、もしマーガレット様さえよければ、仲良くしてくださると嬉しいですわ」
「私もですわ。でも、あなたを一方的に悪者にした私たちとなんて、仲良くしたくはないですよね…」
申し訳なさそうに呟く、令嬢たち。
「そんな事はありませんわ。皆様はマリンに騙された被害者なのですから。それに、今謝罪してくださったではありませんか。それが私はとても嬉しいのです。私こそ、仲良くしてくださると嬉しいですわ。よろしくお願いいたします」
「あんな酷い事をした私たちを、あっさり許してくださるだなんて。本当に私たちの目は、節穴だったのですね。あの時の愚かな自分が、恥ずかしくてたまりませんわ。マーガレット様、これからも末永くよろしくお願いいたします」
「私もですわ。どうか仲良くしてくださいね」
令嬢たちの顔から笑顔が溢れた。これからはきっと、彼女たちと残り少ない学院ライフを楽しめるはず。そう思ったら、なんだかワクワクしてきた。
その後少しだけ被害女性でもある令嬢たちと話をした後、私たちも帰る事になった。
「ローイン様、今日は本当にありがとうございました。あなた様は娘の恩人です」
帰り際、ローイン様の手を握り、何度も何度も頭を下げるお父様。
「アディナス伯爵、どうか頭をお上げください。俺は当たり前の事をしただけですから…それよりも、ここまで被害が大きくなる前に止められなかったこと、申し訳なく思っております。それから、マーガレット嬢の件、前向きに検討して頂けると。もちろん、婚約者と親友に裏切られ、身も心もボロボロのマーガレット嬢のケアを最優先にして頂く必要はあるでしょうが。その…」
「もちろんです!まさかローイン殿がマーガレットに好意を抱いて下さっているだなんて。あなた様ならきっと、マーガレットを幸せにして下さると信じております。詳しいお話は後日行いましょう。それでは私共は、これで失礼いたします」
ローイン様やローイン様のご両親に見送られ、馬車に乗り込んだ。笑顔で手を振ってくれるローイン様に、私も笑顔で手を振り返した。
「マーガレット、今回の件、本当に申し訳なかった。まさかジェファーソン殿があんなふしだらな男だっただなんて」
「あなたは嘘を付くような子ではないのに、あなたの言う事を信じてあげられなくて本当にごめんなさい。私は母親失格だわ」
「それを言うなら、私も父親失格だ。本当に自分が情けなくて嫌になる」
ものすごく申し訳なさそうに俯くお父様とお母様。
「2人とも、顔を上げて下さい。もういいのです。お父様、私の為にマリンやその家族に意見してくださり、ありがとうございました。お母様も、私の為に涙を流してくれて。私、本当に嬉しかったのです。ですから、どうかもうご自分を責めないで」
「マーガレット…なんて優しい子なんだ」
「こんな優しい子に、私たちは…」
再び両親がポロポロと涙を流したのだ。
「お父様もお母様も、もう気にしないで下さい。ほら、屋敷に着きましたよ。参りましょう」
両親と一緒に馬車を降りると、リリアンが心配そうな顔で待っていた。
「リリアン、心配をかけてごめんね。実は今日、ローイン様がマリンとジェファーソン様の不貞行為を暴いて下さって。他にもマリンは、色々な令息と関係を持っていた様なの」
「グランディス侯爵令息様がでございますか?それでは全てが明るみになったのですね。被害者でもあるお嬢様が修道院だなんて、どうしても私は納得いかなかったのです。本当によかったですわ」
涙を流してリリアンが喜んでいる。
「リリアン、あなたはずっとマーガレットの事を信じ、支えてくれていたと聞いたよ。本当にありがとう。本来私達こそが、マーガレットを信じてやらなければいけなかったのに…」
「本当にリリアンには感謝してもしきれないわ。これからもマーガレットを支えてあげて頂戴ね」
「はい、もちろんですわ。これからも私がしっかりお嬢様を支えさせていただきますわ」
リリアンが嬉しそうに微笑んでいる。リリアンには本当に色々と心配をかけたから、いい報告が出来て本当によかった。
いつまでも泣いてなんていられない。私もローイン様の様に、新しい自分に生まれ変われる様、また明日から頑張ろう。
※次回、ローイン視点です。
よろしくお願いいたします。
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