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第22話:どうしてこんな女と婚約なんてしてしまったのだろう~ローイン視点~
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マーガレット嬢がジェファーソン殿と婚約してからというもの、俺はすっかりやる気をなくしてしまった。それでも両親をあまり心配させない様に、定期的にお茶会などに参加する。
時にはマーガレット嬢とジェファーソン殿を見かける事もあった。どうやらジェファーソン殿はマーガレット嬢を溺愛している様で、いつも傍に寄り添っていた。マーガレット嬢も幸せそうだ。
そんな2人を見ていると、胸が張り裂けそうになる。本当は彼女の隣には、俺が立っていたはずなのに…
でも、あれほどまでに仲睦まじいと、さすがに俺が入り込む隙は無いな。そう思っていた。ただ…
「マーガレット、あれほど他の令息と話をしてはいけないと言ったよね。どうして僕の言うことが聞けないのだい?それからさっき、令息にほほ笑んでいたね。令息とは目を合わせてはいけないと言っただろう?いいかい、君は僕の婚約者なんだ!行動には十分気を付けるんだ」
「ごめんなさい。次からは気を付けますわ。だから、どうか怒らないで」
怖い顔でマーガレット嬢を怒鳴りつけるジェファーソン殿。恐怖からかポロポロと涙を流しながら、マーガレット嬢が必死に謝っている。少し令息と話したくらいで、そんなに怒らなくてもいいのに…
マーガレット嬢、大丈夫かな?
そんな俺の心配は的中する。あんなに笑顔が可愛かったマーガレット嬢は、あまり人前で笑わなくなったのだ。いつもジェファーソン殿の顔色を伺っているようにも見える。可哀そうに、俺と婚約していれば、あんな思いはしなくて済んだのに…
マーガレット嬢が婚約してからも、俺のマーガレット嬢への想いは増すばかり。ただ、俺もいつまでもマーガレット嬢を想ってるわけにはいかない。俺は、侯爵家の嫡男だ。そろそろ、本格的に婚約者を決めないと。それに、もしかしたら婚約者が決まれば、俺のマーガレット嬢の気持ちも落ち着くかもしれない。
そう思い始めた頃、両親はカスタヌーン伯爵家のマリン嬢と婚約話を持ってきたのだ。マリン嬢と言えば、貴族学院に入学して以降、マーガレット嬢といつも一緒にいる令嬢。マーガレット嬢と仲良しと言うだけで、なんだか親近感が湧いた。
これも何かの縁、そう思った俺は、彼女と婚約する事にしたのだ。ちょうど俺たちが貴族学院1年生も終わりかけの時だった。
初めて話したマリンは、穏やかな笑顔が特徴的な、可愛らしい令嬢だった。この子となら、今後上手くいくかもしれない。そう思っていたのだが…
「ローイン、話そうかどうか迷ったのだけれど…マリン嬢、最低な女だよ。この音声を聞いてくれるかい?」
親友のノエルが、俺にある音声を聞かせて来たのだ。
“本当にいつみてもローイン様の瞳って、気持ち悪いですわ。どうして片方ずつ瞳の色が違うのかしら?あんな瞳で見つめられるだなんて、本当に嫌。でも、彼は侯爵家の嫡男ですから、それくらい我慢しないといけませんよね。それよりもノエル様。気持ちいい事をしませんか?私、あちらの方には自信がありますのよ”
「あの女、僕を誘惑してきたよ。さすがに断ったけれどね。僕の大切な親友、ローインを裏切る様な女、僕はどうしても許せない」
ノエルはどうやらマリンに誘われた様だ。それにしても、俺の事を気持ち悪いと思いながら、俺にはすり寄って来ていただなんて!
「ノエル、教えてくれてありがとう。もしかしたらあの女、他の令息も誘っているかもしれない。一度調査してみるよ」
早速あの女を尾行したり撮影機をこっそり付けさせて調査を開始すると、数人の令息と関係を持ってることが分かった。それも学院内で、堂々とだ。
何なんだ、この女は!俺はこんな女と婚約してしまったのか…
この国ではタブー視されている不貞行為を、平気で行うだなんて!あの女、絶対に許せない。
婚前に関係を持つこと自体タブーなのに、婚約者以外の令息と関係を持っているだなんて。
すぐにこの映像を証拠として提出して、婚約破棄をしようと思ったのだが…
「待って、ローイン。もしかしたら他にも関係を持っている令息がいるかもしれない。それにしても、どの令息も婚約者がいる者ばかりじゃないか。とにかく、あの女の悪事を洗いざらい全て調べ上げよう」
ノエルの言う通りだ。今中途半端に動くよりも、徹底的に調べ上げ、全貌が解明してから婚約破棄をするべきだ。
ただ、両親にはこの事を耳に入れておこう。そう思い、両親にマリンの不貞行為の証拠の数々を見せた。すると
「何なんだあの女は!なんてふしだらな女なんだ」
「ローインの瞳が気持ち悪いですって?あの女の行動の方が、よっぼど気持ち悪いわ!」
両親は怒り狂い、今すぐ伯爵家に殴り込みに行くと意気込んでいるのを、必死に止めた。とにかく、マリンと関係のある令息たちをすべて洗い出すから待っていて欲しいと伝えた。
両親も俺に協力してくれるとの事で、優秀なスパイを雇ってくれた。さらにノエルからも、陛下や王妃殿下、王太子殿下に話しをしてくれた様だ。
皆絶句したいた様だが、俺たちのやる事を見守ると言ってくれているらしい。
一刻も早くあの汚らわしい女と婚約破棄をしたい。でも、今は我慢だ。そんな思いで、俺は必死にマリンの不貞行為の証拠を集め続けたのだった。
時にはマーガレット嬢とジェファーソン殿を見かける事もあった。どうやらジェファーソン殿はマーガレット嬢を溺愛している様で、いつも傍に寄り添っていた。マーガレット嬢も幸せそうだ。
そんな2人を見ていると、胸が張り裂けそうになる。本当は彼女の隣には、俺が立っていたはずなのに…
でも、あれほどまでに仲睦まじいと、さすがに俺が入り込む隙は無いな。そう思っていた。ただ…
「マーガレット、あれほど他の令息と話をしてはいけないと言ったよね。どうして僕の言うことが聞けないのだい?それからさっき、令息にほほ笑んでいたね。令息とは目を合わせてはいけないと言っただろう?いいかい、君は僕の婚約者なんだ!行動には十分気を付けるんだ」
「ごめんなさい。次からは気を付けますわ。だから、どうか怒らないで」
怖い顔でマーガレット嬢を怒鳴りつけるジェファーソン殿。恐怖からかポロポロと涙を流しながら、マーガレット嬢が必死に謝っている。少し令息と話したくらいで、そんなに怒らなくてもいいのに…
マーガレット嬢、大丈夫かな?
そんな俺の心配は的中する。あんなに笑顔が可愛かったマーガレット嬢は、あまり人前で笑わなくなったのだ。いつもジェファーソン殿の顔色を伺っているようにも見える。可哀そうに、俺と婚約していれば、あんな思いはしなくて済んだのに…
マーガレット嬢が婚約してからも、俺のマーガレット嬢への想いは増すばかり。ただ、俺もいつまでもマーガレット嬢を想ってるわけにはいかない。俺は、侯爵家の嫡男だ。そろそろ、本格的に婚約者を決めないと。それに、もしかしたら婚約者が決まれば、俺のマーガレット嬢の気持ちも落ち着くかもしれない。
そう思い始めた頃、両親はカスタヌーン伯爵家のマリン嬢と婚約話を持ってきたのだ。マリン嬢と言えば、貴族学院に入学して以降、マーガレット嬢といつも一緒にいる令嬢。マーガレット嬢と仲良しと言うだけで、なんだか親近感が湧いた。
これも何かの縁、そう思った俺は、彼女と婚約する事にしたのだ。ちょうど俺たちが貴族学院1年生も終わりかけの時だった。
初めて話したマリンは、穏やかな笑顔が特徴的な、可愛らしい令嬢だった。この子となら、今後上手くいくかもしれない。そう思っていたのだが…
「ローイン、話そうかどうか迷ったのだけれど…マリン嬢、最低な女だよ。この音声を聞いてくれるかい?」
親友のノエルが、俺にある音声を聞かせて来たのだ。
“本当にいつみてもローイン様の瞳って、気持ち悪いですわ。どうして片方ずつ瞳の色が違うのかしら?あんな瞳で見つめられるだなんて、本当に嫌。でも、彼は侯爵家の嫡男ですから、それくらい我慢しないといけませんよね。それよりもノエル様。気持ちいい事をしませんか?私、あちらの方には自信がありますのよ”
「あの女、僕を誘惑してきたよ。さすがに断ったけれどね。僕の大切な親友、ローインを裏切る様な女、僕はどうしても許せない」
ノエルはどうやらマリンに誘われた様だ。それにしても、俺の事を気持ち悪いと思いながら、俺にはすり寄って来ていただなんて!
「ノエル、教えてくれてありがとう。もしかしたらあの女、他の令息も誘っているかもしれない。一度調査してみるよ」
早速あの女を尾行したり撮影機をこっそり付けさせて調査を開始すると、数人の令息と関係を持ってることが分かった。それも学院内で、堂々とだ。
何なんだ、この女は!俺はこんな女と婚約してしまったのか…
この国ではタブー視されている不貞行為を、平気で行うだなんて!あの女、絶対に許せない。
婚前に関係を持つこと自体タブーなのに、婚約者以外の令息と関係を持っているだなんて。
すぐにこの映像を証拠として提出して、婚約破棄をしようと思ったのだが…
「待って、ローイン。もしかしたら他にも関係を持っている令息がいるかもしれない。それにしても、どの令息も婚約者がいる者ばかりじゃないか。とにかく、あの女の悪事を洗いざらい全て調べ上げよう」
ノエルの言う通りだ。今中途半端に動くよりも、徹底的に調べ上げ、全貌が解明してから婚約破棄をするべきだ。
ただ、両親にはこの事を耳に入れておこう。そう思い、両親にマリンの不貞行為の証拠の数々を見せた。すると
「何なんだあの女は!なんてふしだらな女なんだ」
「ローインの瞳が気持ち悪いですって?あの女の行動の方が、よっぼど気持ち悪いわ!」
両親は怒り狂い、今すぐ伯爵家に殴り込みに行くと意気込んでいるのを、必死に止めた。とにかく、マリンと関係のある令息たちをすべて洗い出すから待っていて欲しいと伝えた。
両親も俺に協力してくれるとの事で、優秀なスパイを雇ってくれた。さらにノエルからも、陛下や王妃殿下、王太子殿下に話しをしてくれた様だ。
皆絶句したいた様だが、俺たちのやる事を見守ると言ってくれているらしい。
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