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第30話:クラスの現状
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すると、ノエル殿下がにっこり微笑み
「気にしなくていいよ。僕とローインは親友だからね。マーガレット嬢、ローインは本当に君のとこを大切に思っているのだよ。本当は断罪も卒業した後に行おうと思っていたのだよ。学生だとどうしても罰が軽くなるからね。でも、マーガレット嬢の身を案じたローインが、皆を説得してあのタイミングで断罪を行う事になったんだ」
そう教えてくれたのだ。ノエル殿下の言葉に、びっくりしてローイン様の方をみる。
「ノエル、いらん事をマーガレット嬢に話すな。マーガレット嬢、ノエルがすまない。さあ、授業に遅れると大変だ。教室に行こう。もちろん、送っていくから」
私の手を取り、ローイン様が歩き出した。ノエル殿下とサラ様を放って私達だけ行ってもいいのかしら?そう思っていたが、2人とも笑顔で手を振っていた。軽く会釈をし、歩き出す。
「ノエルがすまない。今後ノエルが絡んでくるかもしれないが、あしらってもらって構わない」
第三王子をあしらえと言われても、さすがに無理だ。とりあえず苦笑いで返しておく。すると
「マーガレット様、よかった。学院にいらしてくださったのですね。ローイン様、先日は色々とお世話になりました。本当にありがとうございました」
「このまま知らずにいたら、あんな浮気男と結婚させられると事でした。本当に感謝しております。マーガレット様は私達が責任を持って、教室までお供いたしますので、どうかローイン様はご自分の教室にお戻りください」
「マーガレット様、私たちと一緒に行きましょう」
「えっ…待って…」
クラスの令嬢たちがやって来たと思ったら、あっと言う間に囲まれ、そして皆に手を引かれる。
取り残されたローイン様は、何かを言いかけていたが、令嬢たちの迫力に何も言えない様だ。
そのまま令嬢たちに連れられ、教室へとやって来た。教室に着いた瞬間
「マーガレット様、この度は本当に申し訳ございませんでした」
「「「「「申し訳ございませんでした」」」」」
一斉に頭を下げる令嬢たち。さらに
「マーガレット嬢、俺たちも謝らせてくれ。まさかあのジェファーソンが不貞を働いているだなんて夢にも思わなくて。本当にこの通りだ」
数名の令息たちも頭を下げて来たのだ。
「皆様、頭をお上げください。私の疑いも晴れましたので、もう気にしないで下さい。それから令嬢の皆様の中にも、被害者がたくさんいらっしゃると聞きました。きっと沢山傷つき涙した事でしょう。まずはご自分の傷を癒すことを考えて下さい」
「なんてお優しいのかしら。ありがとうございます。本当にあんなふしだらな女の嘘にまんまと騙され、こんな素敵な方を傷つけていただなんて…こんなだから、婚約者に不貞を働かれるのよね。私、これを機にもっと人を見る目を養おうと思っておりますの」
「私もですわ。それから、自分磨きも行おうと思っておりますの。あの浮気男が戻って来た時、うんと後悔させてやるつもりですわ」
「マーガレット様も、ジェファーソン様が戻って来るまでの3ヶ月で、うんと綺麗になってやりましょう。と言っても、既にマーガレット様には、ローイン様がいらっしゃいますが。それにしてもローイン様、あのような場所でマーガレット様に気持ちを伝えるだなんて。ただでさえ今、注目を集めているお2人ですのに」
「本当ですわ。マーガレット様は私たちのせいもあって、沢山傷ついたのです。これ以上マーガレット様を好奇な目に晒させる訳にはいきませんわ」
なるほど、それでローイン様と私を引き離したのね。皆私の事を考えてくれているのだろう。
「ありがとうございます。皆様。正直私自身も、まだ混乱していて…今後の事を考える余裕はありませんが、皆様がこのように私の事を思って下さっている事をとても嬉しく思います。どうかこれからも、よろしくお願いいたします」
こんな風に、クラスメイト達と話が出来るだなんて、嬉しくてたまらない。ただ、クラスの人数がとても少ない気がするのだが…
「皆さん、席に着いて下さい」
私達が話をしていると、先生となぜか学院長先生も一緒にやって来た。皆が席に着く。
「皆様、ご存じの通り、先日我が国を揺るがす程、重大な集団不貞行為が行われました。貴族学院始まって以来の大不祥事でもあります。特にこのクラスは被害者も多くいらっしゃいます。我が学院でこの様な不貞行為が行われていた事に気が付けず、被害者を多く出してしまったのは、学院長でもある私の責任でもあります。本当に申し訳ございませんでした」
深々と学院長先生が頭を下げたのだ。
「今後ですが、二度とこのような事が起こらないように、映像型の道具を学院中に設置する事になりました。皆様のプライバシーの件もありますが、何よりも二度と不貞行為を学院内で起こさないようにするためです。それから、不貞行為で傷ついた令嬢たちの心のケアにも努めていきたいと考えております。また、婚約破棄した令嬢たちが、半年後速やかに別の令息たちと婚約できるように、学院も協力するつもりです。もし心配事があれば、何でも相談てください」
学院長先生から今後の方針が説明された。学院生活を常に監視される事にはなるが、これで学院内で悪事を働く者もいなくなるだろう。
「先ほど学院長先生がおっしゃられた通り、この学院が不貞行為の舞台になってしまった事、教師一同大変申し訳なく思っております。特にこのクラスは、加害令息はもちろんの事、被害令嬢も集中しています。とにかく今後被害令嬢たちのケアに全力を尽くすつもりですので、要望があれば何でも話してください」
担任の先生の話が終わった後、改めてクラスを見渡したが、あちらこちら席が空いており、特に令息は3分の2近くがいない。令嬢も数人休んでいる為か、クラスがスカスカだ。
改めて今回このクラスに当事者が多い事がよくわかった。
次回、マリン視点です。
よろしくお願いします。
「気にしなくていいよ。僕とローインは親友だからね。マーガレット嬢、ローインは本当に君のとこを大切に思っているのだよ。本当は断罪も卒業した後に行おうと思っていたのだよ。学生だとどうしても罰が軽くなるからね。でも、マーガレット嬢の身を案じたローインが、皆を説得してあのタイミングで断罪を行う事になったんだ」
そう教えてくれたのだ。ノエル殿下の言葉に、びっくりしてローイン様の方をみる。
「ノエル、いらん事をマーガレット嬢に話すな。マーガレット嬢、ノエルがすまない。さあ、授業に遅れると大変だ。教室に行こう。もちろん、送っていくから」
私の手を取り、ローイン様が歩き出した。ノエル殿下とサラ様を放って私達だけ行ってもいいのかしら?そう思っていたが、2人とも笑顔で手を振っていた。軽く会釈をし、歩き出す。
「ノエルがすまない。今後ノエルが絡んでくるかもしれないが、あしらってもらって構わない」
第三王子をあしらえと言われても、さすがに無理だ。とりあえず苦笑いで返しておく。すると
「マーガレット様、よかった。学院にいらしてくださったのですね。ローイン様、先日は色々とお世話になりました。本当にありがとうございました」
「このまま知らずにいたら、あんな浮気男と結婚させられると事でした。本当に感謝しております。マーガレット様は私達が責任を持って、教室までお供いたしますので、どうかローイン様はご自分の教室にお戻りください」
「マーガレット様、私たちと一緒に行きましょう」
「えっ…待って…」
クラスの令嬢たちがやって来たと思ったら、あっと言う間に囲まれ、そして皆に手を引かれる。
取り残されたローイン様は、何かを言いかけていたが、令嬢たちの迫力に何も言えない様だ。
そのまま令嬢たちに連れられ、教室へとやって来た。教室に着いた瞬間
「マーガレット様、この度は本当に申し訳ございませんでした」
「「「「「申し訳ございませんでした」」」」」
一斉に頭を下げる令嬢たち。さらに
「マーガレット嬢、俺たちも謝らせてくれ。まさかあのジェファーソンが不貞を働いているだなんて夢にも思わなくて。本当にこの通りだ」
数名の令息たちも頭を下げて来たのだ。
「皆様、頭をお上げください。私の疑いも晴れましたので、もう気にしないで下さい。それから令嬢の皆様の中にも、被害者がたくさんいらっしゃると聞きました。きっと沢山傷つき涙した事でしょう。まずはご自分の傷を癒すことを考えて下さい」
「なんてお優しいのかしら。ありがとうございます。本当にあんなふしだらな女の嘘にまんまと騙され、こんな素敵な方を傷つけていただなんて…こんなだから、婚約者に不貞を働かれるのよね。私、これを機にもっと人を見る目を養おうと思っておりますの」
「私もですわ。それから、自分磨きも行おうと思っておりますの。あの浮気男が戻って来た時、うんと後悔させてやるつもりですわ」
「マーガレット様も、ジェファーソン様が戻って来るまでの3ヶ月で、うんと綺麗になってやりましょう。と言っても、既にマーガレット様には、ローイン様がいらっしゃいますが。それにしてもローイン様、あのような場所でマーガレット様に気持ちを伝えるだなんて。ただでさえ今、注目を集めているお2人ですのに」
「本当ですわ。マーガレット様は私たちのせいもあって、沢山傷ついたのです。これ以上マーガレット様を好奇な目に晒させる訳にはいきませんわ」
なるほど、それでローイン様と私を引き離したのね。皆私の事を考えてくれているのだろう。
「ありがとうございます。皆様。正直私自身も、まだ混乱していて…今後の事を考える余裕はありませんが、皆様がこのように私の事を思って下さっている事をとても嬉しく思います。どうかこれからも、よろしくお願いいたします」
こんな風に、クラスメイト達と話が出来るだなんて、嬉しくてたまらない。ただ、クラスの人数がとても少ない気がするのだが…
「皆さん、席に着いて下さい」
私達が話をしていると、先生となぜか学院長先生も一緒にやって来た。皆が席に着く。
「皆様、ご存じの通り、先日我が国を揺るがす程、重大な集団不貞行為が行われました。貴族学院始まって以来の大不祥事でもあります。特にこのクラスは被害者も多くいらっしゃいます。我が学院でこの様な不貞行為が行われていた事に気が付けず、被害者を多く出してしまったのは、学院長でもある私の責任でもあります。本当に申し訳ございませんでした」
深々と学院長先生が頭を下げたのだ。
「今後ですが、二度とこのような事が起こらないように、映像型の道具を学院中に設置する事になりました。皆様のプライバシーの件もありますが、何よりも二度と不貞行為を学院内で起こさないようにするためです。それから、不貞行為で傷ついた令嬢たちの心のケアにも努めていきたいと考えております。また、婚約破棄した令嬢たちが、半年後速やかに別の令息たちと婚約できるように、学院も協力するつもりです。もし心配事があれば、何でも相談てください」
学院長先生から今後の方針が説明された。学院生活を常に監視される事にはなるが、これで学院内で悪事を働く者もいなくなるだろう。
「先ほど学院長先生がおっしゃられた通り、この学院が不貞行為の舞台になってしまった事、教師一同大変申し訳なく思っております。特にこのクラスは、加害令息はもちろんの事、被害令嬢も集中しています。とにかく今後被害令嬢たちのケアに全力を尽くすつもりですので、要望があれば何でも話してください」
担任の先生の話が終わった後、改めてクラスを見渡したが、あちらこちら席が空いており、特に令息は3分の2近くがいない。令嬢も数人休んでいる為か、クラスがスカスカだ。
改めて今回このクラスに当事者が多い事がよくわかった。
次回、マリン視点です。
よろしくお願いします。
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