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第37話:ジェファーソン様達が戻ってきます
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「マーガレット嬢、今日はありがとう」
「こちらこそ、今日はありがとうございました。お陰で王宮の素敵なお庭も見る事が出来ました。それからこのドレスも。皆から羨ましがられましたわ」
2色使いのドレスを見た令嬢たちから、大好評だったのだ。次の夜会はきっと皆、2色使いのドレスを着て来そうな勢いね。
「マーガレット嬢が喜んでくれたのならよかったよ。今日は色々と疲れただろうから、ゆっくり休んでくれ。それじゃあ、また来週」
「はい、ローイン様もゆっくり休んでください」
我が家まで送ってくれたローイン様を、笑顔で見送る。
部屋に戻り湯あみを済ませてベッドに入った。今日の夜会は本当に夢の様な時間だったわ。こんなに幸せな気持ちになったのは、いつぶりだろう。きっとローイン様のお陰だ。あと3ヶ月もすれば私はローイン様と…
ふとローイン様の優しい笑顔を思い出して、顔を赤くする。私、こんなに幸せでいいのかしら?また誰かにこの幸せを壊されたりしない?正直、幸せすぎて怖いのだ。
どうかこのまま、幸せな日々が続きますように。そっと神様にお願いをして、眠りについたのだった。
楽しい夜会を過ごした2日後
いつものように貴族学院に行くため、制服に袖を通す。昨日は貴族学院がお休みだったため、家でゆっくり過ごした。今日からまた学院だ。
いつもの様に玄関に向かうと、なぜかお父様とお母様、兄夫婦、さらにローイン様まで待っていた。一体どうしたのかしら?
「ローイン様、おはようございます。今日は一体どうされたのですか?何かトラブルでも?」
わざわざローイン様が私を迎えに来てくださるだなんて、今日は何かあったかしら?訳が分からず、コテンと首を傾けた。
「おはよう、マーガレット嬢。今日はどうしても君と一緒に学院に行きたくて…ほら、その…」
ローイン様が、なぜか言葉に詰まっている。本当にどうしたのかしら?
「マーガレット、君は本当に気が付いていないのかい?ほら、今日はその…」
なぜかお兄様まで困惑顔だ。今日は何かあったかしら?
「マーガレットは都合が悪い事は、記憶から消し去る癖があるでしょう?きっとマーガレットの中では、もう既に彼の存在が抹消されているのよ」
お母様の言葉で、なぜか皆が納得している。本当に何を言っているのかしら?
「マーガレット、マリン譲と関係を持っていた令息たちの罰が解かれ、今日から学院に復帰する。もちろん、ジェファーソン殿も学院に来るだろう」
そうか、もうあの事件から3ヶ月経つのね。ジェファーソン様達が、また学院に通いだすのか。それでローイン様が心配して迎えに来てくださっているのね。
「ローイン様、私の事を心配して迎えに来てくださったのですね。でも、もう私は大丈夫ですわ。ジェファーソン様達が戻ってくる事すら、忘れていたくらいですし。さあ、学院に参りましょう」
ローイン様の手をスッと握る。
「マーガレット嬢は既に乗り越えたのだね。よかった。それじゃ、行こうか」
ローイン様と一緒に両親やお兄様夫婦に挨拶をしたのち、馬車に乗り込んだ。
「マーガレット嬢、その…今日からジェファーソン殿たちが復帰する。君たちは同じクラスで、もしかすると何らかのアクションを起こしてくるかもしれない。すまない、俺が同じクラスだったら、守ってあげられるのだけれど…」
「ありがとうございます、ローイン様。でも大丈夫ですわ。クラスには私の味方の令嬢がたくさんおりますし、何よりも同じ被害令嬢も多くいます。それにさすがのジェファーソン様も、私に話しかけてくる程図々しくはないでしょう」
あれほど大事になり、罰まで受けたのだ。もう私に関わってくることはないはず。
「そうだといいのだが…なんだか嫌な予感がするのだよ。もし何か困ったことがあったら、すぐに俺を頼って欲しい」
心配そうな顔のローイン様。彼自身も、婚約者でもあるマリンに裏切られたのに。自分の事は二の次で、いつも私の事を考えてくれる。そんな優しさが、嬉しくてたまらないのだ。
「さあ、学院に着いたよ。心配だから、俺が教室まで送っていくよ」
すっと私の手を握ると、ローイン様と一緒に馬車を降りた。そして2人で教室へと向かう。いつも通りの日常の様だけれど、本当にあの人たちは学院に来ているのかしら?そう思いながら教室へと向かう。すると…
「本当にすまなかった!あの女に騙されていただけなのだよ。僕が愛しているのは君だけだ」
「何を戯言をおっしゃっているのですか?不貞行為を働く人とは、もう関わりたくはありませんの。どうか私に話し掛けないで下さい!」
教室の外まで響き渡る声。そっと教室を覗いてみると、あちらこちらで元婚約者の令息から必死に謝罪を受けている令嬢たちが。もちろん令嬢たちは、怒りをあらわにしている。中には、泣いて謝っている令息も。
この状況では、教室に入りにくいじゃない。
「こちらこそ、今日はありがとうございました。お陰で王宮の素敵なお庭も見る事が出来ました。それからこのドレスも。皆から羨ましがられましたわ」
2色使いのドレスを見た令嬢たちから、大好評だったのだ。次の夜会はきっと皆、2色使いのドレスを着て来そうな勢いね。
「マーガレット嬢が喜んでくれたのならよかったよ。今日は色々と疲れただろうから、ゆっくり休んでくれ。それじゃあ、また来週」
「はい、ローイン様もゆっくり休んでください」
我が家まで送ってくれたローイン様を、笑顔で見送る。
部屋に戻り湯あみを済ませてベッドに入った。今日の夜会は本当に夢の様な時間だったわ。こんなに幸せな気持ちになったのは、いつぶりだろう。きっとローイン様のお陰だ。あと3ヶ月もすれば私はローイン様と…
ふとローイン様の優しい笑顔を思い出して、顔を赤くする。私、こんなに幸せでいいのかしら?また誰かにこの幸せを壊されたりしない?正直、幸せすぎて怖いのだ。
どうかこのまま、幸せな日々が続きますように。そっと神様にお願いをして、眠りについたのだった。
楽しい夜会を過ごした2日後
いつものように貴族学院に行くため、制服に袖を通す。昨日は貴族学院がお休みだったため、家でゆっくり過ごした。今日からまた学院だ。
いつもの様に玄関に向かうと、なぜかお父様とお母様、兄夫婦、さらにローイン様まで待っていた。一体どうしたのかしら?
「ローイン様、おはようございます。今日は一体どうされたのですか?何かトラブルでも?」
わざわざローイン様が私を迎えに来てくださるだなんて、今日は何かあったかしら?訳が分からず、コテンと首を傾けた。
「おはよう、マーガレット嬢。今日はどうしても君と一緒に学院に行きたくて…ほら、その…」
ローイン様が、なぜか言葉に詰まっている。本当にどうしたのかしら?
「マーガレット、君は本当に気が付いていないのかい?ほら、今日はその…」
なぜかお兄様まで困惑顔だ。今日は何かあったかしら?
「マーガレットは都合が悪い事は、記憶から消し去る癖があるでしょう?きっとマーガレットの中では、もう既に彼の存在が抹消されているのよ」
お母様の言葉で、なぜか皆が納得している。本当に何を言っているのかしら?
「マーガレット、マリン譲と関係を持っていた令息たちの罰が解かれ、今日から学院に復帰する。もちろん、ジェファーソン殿も学院に来るだろう」
そうか、もうあの事件から3ヶ月経つのね。ジェファーソン様達が、また学院に通いだすのか。それでローイン様が心配して迎えに来てくださっているのね。
「ローイン様、私の事を心配して迎えに来てくださったのですね。でも、もう私は大丈夫ですわ。ジェファーソン様達が戻ってくる事すら、忘れていたくらいですし。さあ、学院に参りましょう」
ローイン様の手をスッと握る。
「マーガレット嬢は既に乗り越えたのだね。よかった。それじゃ、行こうか」
ローイン様と一緒に両親やお兄様夫婦に挨拶をしたのち、馬車に乗り込んだ。
「マーガレット嬢、その…今日からジェファーソン殿たちが復帰する。君たちは同じクラスで、もしかすると何らかのアクションを起こしてくるかもしれない。すまない、俺が同じクラスだったら、守ってあげられるのだけれど…」
「ありがとうございます、ローイン様。でも大丈夫ですわ。クラスには私の味方の令嬢がたくさんおりますし、何よりも同じ被害令嬢も多くいます。それにさすがのジェファーソン様も、私に話しかけてくる程図々しくはないでしょう」
あれほど大事になり、罰まで受けたのだ。もう私に関わってくることはないはず。
「そうだといいのだが…なんだか嫌な予感がするのだよ。もし何か困ったことがあったら、すぐに俺を頼って欲しい」
心配そうな顔のローイン様。彼自身も、婚約者でもあるマリンに裏切られたのに。自分の事は二の次で、いつも私の事を考えてくれる。そんな優しさが、嬉しくてたまらないのだ。
「さあ、学院に着いたよ。心配だから、俺が教室まで送っていくよ」
すっと私の手を握ると、ローイン様と一緒に馬車を降りた。そして2人で教室へと向かう。いつも通りの日常の様だけれど、本当にあの人たちは学院に来ているのかしら?そう思いながら教室へと向かう。すると…
「本当にすまなかった!あの女に騙されていただけなのだよ。僕が愛しているのは君だけだ」
「何を戯言をおっしゃっているのですか?不貞行為を働く人とは、もう関わりたくはありませんの。どうか私に話し掛けないで下さい!」
教室の外まで響き渡る声。そっと教室を覗いてみると、あちらこちらで元婚約者の令息から必死に謝罪を受けている令嬢たちが。もちろん令嬢たちは、怒りをあらわにしている。中には、泣いて謝っている令息も。
この状況では、教室に入りにくいじゃない。
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