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第1章
第27話:スカーレットに気持ちを伝えたい~グレイ視点~
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※少し話が遡ります。
スカーレットの元夫でもあるデビッドとその妻の件も解決してホッとしたのもつかの間、最近スカーレットがこの家から出て行こうとしているとの情報を掴んだ。
「どうしてスカーレットは、家から出て行こうとしているのだろう。なあ、フィル、スカーレットは俺の事をどう思っているのだろう」
ついフィルに愚痴ってしまう。
「お前、嫉妬深いから嫌になったんじゃないのか?ほら、親の遺産も戻って来たし、別にお前に世話になり続ける理由もないだろう」
確かにフィルの言う通り、両親の遺産も入ったし、俺の家に世話になり続ける理由はない。でも…
「確かにお前のいう事も一理ある。でも俺は、スカーレットを束縛した事は一度もない。出来るだけ過ごしやすい様に、俺なりに気を使って来たんだ。とにかく、スカーレットには出て行ってほしくはないんだ。なあ、フィル、俺はどうすればいいんだ?」
「そんなの俺に聞かれても知るか。そもそもお前、スカーレットちゃんの事が死ぬほど大好きなんだろう?それなら、いっその事自分の気持ちを伝えたらどうだ?」
「そんな事は出来ない。俺はスカーレットがあのクズ男に捨てられ、傷ついているところにつけこみ、彼女に近づき囲い込んだんだ。きっと義理深いスカーレットの事だから、俺が気持ちを伝えたら、義理を感じて断らないだろう。でも俺は、スカーレットに無理強いはしたくないんだ」
「だから告白できないとでも言いたげだな。でもさ、そんな事を言っていたら、一生前に進めないぞ。まあ、そんな風に言い訳を並べている間に、別の男にスカーレットちゃんをとらえても俺は知らないからな。彼女は可愛いし働き者で料理も上手い。彼女を狙っている男は沢山いるんだ。そうそう、今日スカーレットちゃんが家の下見をしていたらしいぞ。本格的に出ていく準備を始めているのかもな。それじゃあ、俺は仕事に戻るわ」
何だって、家を下見していただって。このままでは本当にまずい。確かにフィルの言う通り、このまま気持ちを伝えずにモジモジしていては、スカーレットを他の男に取られてしまう。それだけは絶対に嫌だ。
まずはこの家を出ていく事を、何とか思いとどまらせないと。
そんな思いから、その日の夕食時、スカーレットに家を探している事を確認した。すると
「今度引越しをする同僚の下見に付き合っただけですわ」
そう言って笑っていた。でも、俺は見逃さなかった。一瞬スカーレットの目が泳いでいたことを。スカーレットは嘘が下手だ。きっとまだ俺に知られたくはないのだろう。クソ、とにかく早く何とかしないと。
そうだ、今度のスカーレットの休みに合わせ、俺も休みを取ろう。そして、スカーレットのお気に入りの店を予約して、そこで自分の気持ちを伝えよう。そうと決まれば、行動あるのみ。早速店を予約した。
さらに俺の瞳の色でもある、紺色に一番近いアイオライトの宝石をあしらったブレスレットを、彼女の為に準備した。もちろん俺の分として、スカーレットの瞳の色によく似たペリドットと言う宝石を使ったブレスレットも合わせて準備する。
この国では“つないだ手がずっと離れない様に”と、お互いブレスレットを贈るのが習慣だ。と言っても、平民にはあまり浸透しておらず、付けている人は少ない。いわば貴族の習慣だ。俺は貴族は嫌いだが、それでもスカーレットと何らかの形で繋がりたい、そんな思いから準備をした。
もちろん、無理強いをするつもりはない。スカーレットに振られたら、潔く諦めるつもりだ。でも…諦められる自信はない。その時は、異動届でも出すか…
さあ、準備は整った。後はスカーレットを街に誘い出すだけだ。
でも、いざとなると中々誘い出せない。結局前日の夜、何とか誘い出すことに成功した。俺が街に誘うと、それはそれは嬉しそうに
「まあ、本当ですか。嬉しいです。なんだか急に明日が楽しみになってきましたわ。グレイ様、ありがとうございます」
そう言ってくれたのだ。あぁ、やっぱりスカーレットか可愛いな…つい見とれてしまう。とにかく、誘い出す事には成功した。後は当日を迎えるだけだ。
そして迎えた当日。
緊張しすぎていつもより早く起きた。ダメだ、緊張する。こんな日は、体を動かすに限る。庭で竹刀を必死に振り、汗を流す。
「おはようございます。今日は随分早いのですね」
声をかけていたのはスカーレットだ。いつも朝早く起きて、美味しい朝食を準備してくれている。本当に彼女には感謝しかない。スカーレットとの幸せな生活を知ってしまった今、もう彼女なしでは生きられない。泣いても笑っても今日結論が出る。とにかく、出来る事をしないと。
その後も必死に竹刀を振るい、スカーレットが準備してくれた風呂に入る。ほぼ毎日朝練をする俺の為に、いつも朝風呂を沸かしてくれているスカーレット。まさに至れり尽くせりだ。
風呂から出ると、既に朝食の準備が出来ていた。早速2人で食べる。もし今日俺の告白が失敗したら、もう二度とスカーレットの旨い料理は食べられないかもしれない…そう思ったら、無意識に噛みしめながら食べていた。
食後は家の仕事をせっせとこなすスカーレット。本当に働き者だな。こんなに素敵な女性が、本当に俺の告白を受けてくれるのだろうか…そんな不安が俺を襲う。
クソ、また弱気な事を考えて。俺はいつからこんな腑抜けになったんだ。とにかく、しっかりしないと!
スカーレットの元夫でもあるデビッドとその妻の件も解決してホッとしたのもつかの間、最近スカーレットがこの家から出て行こうとしているとの情報を掴んだ。
「どうしてスカーレットは、家から出て行こうとしているのだろう。なあ、フィル、スカーレットは俺の事をどう思っているのだろう」
ついフィルに愚痴ってしまう。
「お前、嫉妬深いから嫌になったんじゃないのか?ほら、親の遺産も戻って来たし、別にお前に世話になり続ける理由もないだろう」
確かにフィルの言う通り、両親の遺産も入ったし、俺の家に世話になり続ける理由はない。でも…
「確かにお前のいう事も一理ある。でも俺は、スカーレットを束縛した事は一度もない。出来るだけ過ごしやすい様に、俺なりに気を使って来たんだ。とにかく、スカーレットには出て行ってほしくはないんだ。なあ、フィル、俺はどうすればいいんだ?」
「そんなの俺に聞かれても知るか。そもそもお前、スカーレットちゃんの事が死ぬほど大好きなんだろう?それなら、いっその事自分の気持ちを伝えたらどうだ?」
「そんな事は出来ない。俺はスカーレットがあのクズ男に捨てられ、傷ついているところにつけこみ、彼女に近づき囲い込んだんだ。きっと義理深いスカーレットの事だから、俺が気持ちを伝えたら、義理を感じて断らないだろう。でも俺は、スカーレットに無理強いはしたくないんだ」
「だから告白できないとでも言いたげだな。でもさ、そんな事を言っていたら、一生前に進めないぞ。まあ、そんな風に言い訳を並べている間に、別の男にスカーレットちゃんをとらえても俺は知らないからな。彼女は可愛いし働き者で料理も上手い。彼女を狙っている男は沢山いるんだ。そうそう、今日スカーレットちゃんが家の下見をしていたらしいぞ。本格的に出ていく準備を始めているのかもな。それじゃあ、俺は仕事に戻るわ」
何だって、家を下見していただって。このままでは本当にまずい。確かにフィルの言う通り、このまま気持ちを伝えずにモジモジしていては、スカーレットを他の男に取られてしまう。それだけは絶対に嫌だ。
まずはこの家を出ていく事を、何とか思いとどまらせないと。
そんな思いから、その日の夕食時、スカーレットに家を探している事を確認した。すると
「今度引越しをする同僚の下見に付き合っただけですわ」
そう言って笑っていた。でも、俺は見逃さなかった。一瞬スカーレットの目が泳いでいたことを。スカーレットは嘘が下手だ。きっとまだ俺に知られたくはないのだろう。クソ、とにかく早く何とかしないと。
そうだ、今度のスカーレットの休みに合わせ、俺も休みを取ろう。そして、スカーレットのお気に入りの店を予約して、そこで自分の気持ちを伝えよう。そうと決まれば、行動あるのみ。早速店を予約した。
さらに俺の瞳の色でもある、紺色に一番近いアイオライトの宝石をあしらったブレスレットを、彼女の為に準備した。もちろん俺の分として、スカーレットの瞳の色によく似たペリドットと言う宝石を使ったブレスレットも合わせて準備する。
この国では“つないだ手がずっと離れない様に”と、お互いブレスレットを贈るのが習慣だ。と言っても、平民にはあまり浸透しておらず、付けている人は少ない。いわば貴族の習慣だ。俺は貴族は嫌いだが、それでもスカーレットと何らかの形で繋がりたい、そんな思いから準備をした。
もちろん、無理強いをするつもりはない。スカーレットに振られたら、潔く諦めるつもりだ。でも…諦められる自信はない。その時は、異動届でも出すか…
さあ、準備は整った。後はスカーレットを街に誘い出すだけだ。
でも、いざとなると中々誘い出せない。結局前日の夜、何とか誘い出すことに成功した。俺が街に誘うと、それはそれは嬉しそうに
「まあ、本当ですか。嬉しいです。なんだか急に明日が楽しみになってきましたわ。グレイ様、ありがとうございます」
そう言ってくれたのだ。あぁ、やっぱりスカーレットか可愛いな…つい見とれてしまう。とにかく、誘い出す事には成功した。後は当日を迎えるだけだ。
そして迎えた当日。
緊張しすぎていつもより早く起きた。ダメだ、緊張する。こんな日は、体を動かすに限る。庭で竹刀を必死に振り、汗を流す。
「おはようございます。今日は随分早いのですね」
声をかけていたのはスカーレットだ。いつも朝早く起きて、美味しい朝食を準備してくれている。本当に彼女には感謝しかない。スカーレットとの幸せな生活を知ってしまった今、もう彼女なしでは生きられない。泣いても笑っても今日結論が出る。とにかく、出来る事をしないと。
その後も必死に竹刀を振るい、スカーレットが準備してくれた風呂に入る。ほぼ毎日朝練をする俺の為に、いつも朝風呂を沸かしてくれているスカーレット。まさに至れり尽くせりだ。
風呂から出ると、既に朝食の準備が出来ていた。早速2人で食べる。もし今日俺の告白が失敗したら、もう二度とスカーレットの旨い料理は食べられないかもしれない…そう思ったら、無意識に噛みしめながら食べていた。
食後は家の仕事をせっせとこなすスカーレット。本当に働き者だな。こんなに素敵な女性が、本当に俺の告白を受けてくれるのだろうか…そんな不安が俺を襲う。
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