1 / 48
第1話:もう長くは生きられません
しおりを挟む
「はぁ…はぁ…治療は完了しましたよ…」
「おお、本当だ。痛みがすっかりなくなった!ありがとうございます、魔術師様」
「どういたしまして」
今日も私は黒いフードをすっぽり被り、魔力が欠乏してしまった貴族や大富豪の平民たちに魔力を提供し、治療を行う。
私、ユリア・バラスティは15歳の伯爵令嬢だ。と言っても、私の両親は私が8歳の時に事故で命を落とした。だから今は、お父様の代わりに伯爵家を継いだ、お父様の弟、私から見たら叔父様にお世話になっている。
この7年、私は叔父様や叔母様、従姉妹で同い年のカルディアの為に、命を削る魔法ともいわれる、治癒魔法を貴族や大富豪たちにかけ続けてきたのだ。
治癒魔法は自分の持つ魔力を他人に与えるため、非常に体に負担がかかるうえ、激痛が体中を襲う。最初は辛くて泣き叫んでいたが、今ではもう慣れた。そもそもどうして私が命を削ってまで、治癒魔法を貴族や平民たちにかけるのかと言うと…
「おい、ユリア。もうばてたのか?最近お前の治癒力が下がっているではないか?そもそもお前の父親、兄上が多額の借金を残して死んだせいで、我が伯爵家の家計は火の車なんだ。大体お前の様な誰にも必要にされていない女を残して兄上も逝くだなんて!とにかく死ぬまで働け!」
治癒魔法を終えたばかりの私を怒鳴りつけるのは、叔父様だ。どうやら私の両親は、多額の借金を残して逝ってしまったらしい。その為娘でもある私が、必死に借金を返しているのだ。
「申し訳…ございません…最近体が思う様に、動かなくて…」
命を削る魔法をもう何年も使っているのだ。体のあちこちが痛くてたまらない。桃色だった私の髪は、白くなってしまった。きっともう私は長くは生きられないだろう。もって半年ということろだろうか…
「本当にお前は役に立たない女だな!それでもお前をこの家に置いてやっているんだ。誰からも必要とされていないお前の面倒を見てやっているのだから、感謝しろよ。それから、来週から貴族学院に通う事が決まっている。お前の様な人間が貴族学院に通うだなんて、本来はあってはならない事なのだが…貴族は全員通わないといけないため、仕方なく行かせるんだ!いいか?我が家の評判を落とすような事だけはするなよ!それから、お前が治癒魔法を定期的に使っている事は誰にも言うな!」
「はい、分かっておりますわ。それでは…ゴホゴホ…」
「うわ、私の前で血を吐くな!気持ち悪い!とにかくもうお前は部屋に行け!」
「…はい…」
ついに吐血してしまった。いよいよ私の余命もあとわずかという事だろう。フラフラよろけながら、何とか自室へと向かう。私の部屋は屋敷の外の小さな小屋だ。私は居候の身。おいてもらえるだけで十分有難い事なのだ。
ただ私には使用人が付いていないため、食事は厨房で材料をもらってきて、自分で料理をするのだが、今日はちょっと魔力を使いすぎた様で、頭がフラフラしてもう動く事が出来ない。仕方ないので、今日の夕食はなしにする事にした。
「ゴホゴホゴホ…」
また吐血してしまった。
「私…もうすぐ死ぬのだわ…」
やっと…やっとお父様とお母様の元にいけるのね。そう思うと、死ぬのなんて怖くない。いつもの様に鏡の前で笑顔を作る。
“ユリア、あなたの笑顔は本当に素敵よ。どんなに辛い事があっても、いつも笑顔を忘れないで。そうすればきっと、あなたに幸せが訪れるわ”
亡きお母様がいつもおっしゃっていた言葉。お母様が私の為に残してくれた大切な言葉を守りたくて、この7年どんなに辛くても笑顔を作り続けて来た。家族からいつも笑っていて気色悪いと言われ殴られても、笑顔を絶やさなかった。
でも…
「お母様、私、ずっと笑顔でいましたわ。でも、幸せは訪れる事はありませんでした。あっ、でももうすぐお父様とお母様の元にいけるのですから、それが幸せという事ですのね。私、命の灯が消えるその瞬間まで、お母様がおっしゃってくださった言葉を忘れず、ずっと笑顔でおりますわ。だから天国で、私の事を目いっぱい褒めて下さいね」
そっと笑顔で呟いた。残り少ない余生を、精一杯笑顔で生きよう。それに来週からは貴族学院が始まる。
そう、あの方に会えるのだ。
公爵令息のブラック・サンディオ様。燃える様な真っ赤な髪に緑色の瞳をした素敵な殿方。私がまだ社交界に出ていた頃、と言ってももう6年近く前になる。その時に参加したお茶会で、従姉妹のカルディアにお母様の大事な形見のブローチを池に投げられてしまったのだ。
必死に池に入って探す私を見て笑いながら去って行ったカルディア。両親の形見は叔父様と叔母様に取られてしまったため、数少ないお母様の形見のブローチ。何が何でも見つけたくて、必死に探している時、ブラック様がやって来て一緒に探してくれた。
彼のお陰でブローチは見つかったのだ。両親が亡くなってから、唯一私に優しく接してくれたブラック様。あの日から私は彼の事が大好きになった。
と言っても、あれ以来一度も会っていないが。
彼も私と同じ歳、6年ぶりにブラック様に会えると思うと、嬉しくてたまらない。どうせ私はもうすぐ死ぬのだ。せめてブラック様と、楽しい思い出を作りたい。それが私の唯一の願いでもある。
~あとがき~
新連載始めました。
よろしくお願いしますm(__)m
「おお、本当だ。痛みがすっかりなくなった!ありがとうございます、魔術師様」
「どういたしまして」
今日も私は黒いフードをすっぽり被り、魔力が欠乏してしまった貴族や大富豪の平民たちに魔力を提供し、治療を行う。
私、ユリア・バラスティは15歳の伯爵令嬢だ。と言っても、私の両親は私が8歳の時に事故で命を落とした。だから今は、お父様の代わりに伯爵家を継いだ、お父様の弟、私から見たら叔父様にお世話になっている。
この7年、私は叔父様や叔母様、従姉妹で同い年のカルディアの為に、命を削る魔法ともいわれる、治癒魔法を貴族や大富豪たちにかけ続けてきたのだ。
治癒魔法は自分の持つ魔力を他人に与えるため、非常に体に負担がかかるうえ、激痛が体中を襲う。最初は辛くて泣き叫んでいたが、今ではもう慣れた。そもそもどうして私が命を削ってまで、治癒魔法を貴族や平民たちにかけるのかと言うと…
「おい、ユリア。もうばてたのか?最近お前の治癒力が下がっているではないか?そもそもお前の父親、兄上が多額の借金を残して死んだせいで、我が伯爵家の家計は火の車なんだ。大体お前の様な誰にも必要にされていない女を残して兄上も逝くだなんて!とにかく死ぬまで働け!」
治癒魔法を終えたばかりの私を怒鳴りつけるのは、叔父様だ。どうやら私の両親は、多額の借金を残して逝ってしまったらしい。その為娘でもある私が、必死に借金を返しているのだ。
「申し訳…ございません…最近体が思う様に、動かなくて…」
命を削る魔法をもう何年も使っているのだ。体のあちこちが痛くてたまらない。桃色だった私の髪は、白くなってしまった。きっともう私は長くは生きられないだろう。もって半年ということろだろうか…
「本当にお前は役に立たない女だな!それでもお前をこの家に置いてやっているんだ。誰からも必要とされていないお前の面倒を見てやっているのだから、感謝しろよ。それから、来週から貴族学院に通う事が決まっている。お前の様な人間が貴族学院に通うだなんて、本来はあってはならない事なのだが…貴族は全員通わないといけないため、仕方なく行かせるんだ!いいか?我が家の評判を落とすような事だけはするなよ!それから、お前が治癒魔法を定期的に使っている事は誰にも言うな!」
「はい、分かっておりますわ。それでは…ゴホゴホ…」
「うわ、私の前で血を吐くな!気持ち悪い!とにかくもうお前は部屋に行け!」
「…はい…」
ついに吐血してしまった。いよいよ私の余命もあとわずかという事だろう。フラフラよろけながら、何とか自室へと向かう。私の部屋は屋敷の外の小さな小屋だ。私は居候の身。おいてもらえるだけで十分有難い事なのだ。
ただ私には使用人が付いていないため、食事は厨房で材料をもらってきて、自分で料理をするのだが、今日はちょっと魔力を使いすぎた様で、頭がフラフラしてもう動く事が出来ない。仕方ないので、今日の夕食はなしにする事にした。
「ゴホゴホゴホ…」
また吐血してしまった。
「私…もうすぐ死ぬのだわ…」
やっと…やっとお父様とお母様の元にいけるのね。そう思うと、死ぬのなんて怖くない。いつもの様に鏡の前で笑顔を作る。
“ユリア、あなたの笑顔は本当に素敵よ。どんなに辛い事があっても、いつも笑顔を忘れないで。そうすればきっと、あなたに幸せが訪れるわ”
亡きお母様がいつもおっしゃっていた言葉。お母様が私の為に残してくれた大切な言葉を守りたくて、この7年どんなに辛くても笑顔を作り続けて来た。家族からいつも笑っていて気色悪いと言われ殴られても、笑顔を絶やさなかった。
でも…
「お母様、私、ずっと笑顔でいましたわ。でも、幸せは訪れる事はありませんでした。あっ、でももうすぐお父様とお母様の元にいけるのですから、それが幸せという事ですのね。私、命の灯が消えるその瞬間まで、お母様がおっしゃってくださった言葉を忘れず、ずっと笑顔でおりますわ。だから天国で、私の事を目いっぱい褒めて下さいね」
そっと笑顔で呟いた。残り少ない余生を、精一杯笑顔で生きよう。それに来週からは貴族学院が始まる。
そう、あの方に会えるのだ。
公爵令息のブラック・サンディオ様。燃える様な真っ赤な髪に緑色の瞳をした素敵な殿方。私がまだ社交界に出ていた頃、と言ってももう6年近く前になる。その時に参加したお茶会で、従姉妹のカルディアにお母様の大事な形見のブローチを池に投げられてしまったのだ。
必死に池に入って探す私を見て笑いながら去って行ったカルディア。両親の形見は叔父様と叔母様に取られてしまったため、数少ないお母様の形見のブローチ。何が何でも見つけたくて、必死に探している時、ブラック様がやって来て一緒に探してくれた。
彼のお陰でブローチは見つかったのだ。両親が亡くなってから、唯一私に優しく接してくれたブラック様。あの日から私は彼の事が大好きになった。
と言っても、あれ以来一度も会っていないが。
彼も私と同じ歳、6年ぶりにブラック様に会えると思うと、嬉しくてたまらない。どうせ私はもうすぐ死ぬのだ。せめてブラック様と、楽しい思い出を作りたい。それが私の唯一の願いでもある。
~あとがき~
新連載始めました。
よろしくお願いしますm(__)m
153
あなたにおすすめの小説
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
【完結】家族に愛されなかった辺境伯の娘は、敵国の堅物公爵閣下に攫われ真実の愛を知る
水月音子
恋愛
辺境を守るティフマ城の城主の娘であるマリアーナは、戦の代償として隣国の敵将アルベルトにその身を差し出した。
婚約者である第四王子と、父親である城主が犯した国境侵犯という罪を、自分の命でもって償うためだ。
だが――
「マリアーナ嬢を我が国に迎え入れ、現国王の甥である私、アルベルト・ルーベンソンの妻とする」
そう宣言されてマリアーナは隣国へと攫われる。
しかし、ルーベンソン公爵邸にて差し出された婚約契約書にある一文に疑念を覚える。
『婚約期間中あるいは婚姻後、子をもうけた場合、性別を問わず健康な子であれば、婚約もしくは結婚の継続の自由を委ねる』
さらには家庭教師から“精霊姫”の話を聞き、アルベルトの側近であるフランからも詳細を聞き出すと、自分の置かれた状況を理解する。
かつて自国が攫った“精霊姫”の血を継ぐマリアーナ。
そのマリアーナが子供を産めば、自分はもうこの国にとって必要ない存在のだ、と。
そうであれば、早く子を産んで身を引こう――。
そんなマリアーナの思いに気づかないアルベルトは、「婚約中に子を産み、自国へ戻りたい。結婚して公爵様の経歴に傷をつける必要はない」との彼女の言葉に激昂する。
アルベルトはアルベルトで、マリアーナの知らないところで実はずっと昔から、彼女を妻にすると決めていた。
ふたりは互いの立場からすれ違いつつも、少しずつ心を通わせていく。
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
【完結】公爵子息は私のことをずっと好いていたようです
果実果音
恋愛
私はしがない伯爵令嬢だけれど、両親同士が仲が良いということもあって、公爵子息であるラディネリアン・コールズ様と婚約関係にある。
幸い、小さい頃から話があったので、意地悪な元婚約者がいるわけでもなく、普通に婚約関係を続けている。それに、ラディネリアン様の両親はどちらも私を可愛がってくださっているし、幸せな方であると思う。
ただ、どうも好かれているということは無さそうだ。
月に数回ある顔合わせの時でさえ、仏頂面だ。
パーティではなんの関係もない令嬢にだって笑顔を作るのに.....。
これでは、結婚した後は別居かしら。
お父様とお母様はとても仲が良くて、憧れていた。もちろん、ラディネリアン様の両親も。
だから、ちょっと、別居になるのは悲しいかな。なんて、私のわがままかしらね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる