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第17話:カリーナ殿下とご対面です
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貴族学院の敷地内に入ると、そこには漫画の世界で描かれていた学院風景が広がっている。まさに漫画の世界そのものの風景に、つい目を輝かせてしまう。
その時だった。
「おはよう、クリスティーヌ嬢、アルフレッド殿」
この声は…
ゆっくり声の方を振り向くと、そこには胡散臭い微笑を浮かべたカロイド殿下が。その隣には、金色の髪に緑の瞳をした少女の姿も。間違いない、この子がカリーナ殿下ね。
「おはようございます、カロイド殿下、カリーナ殿下。今日からよろしくお願いいたします」
お父様の面目を潰さないためにも、公爵令嬢として穏やかにカーテシーを決めた。
「ご丁寧にご挨拶ありがとうございます。近くでお目にかかると、本当にお可愛らしい方ですね。兄が気に入るのも無理はありませんわ。どうかこれからは、私とも仲良くしてくださいね」
そう言うと、カリーナ殿下が可愛らしい笑顔を見せてくれた。この笑顔、漫画と同じね。それもセリフも漫画と同じだわ。
「もちろんですわ。それでは私たちはこれで失礼いたします」
殿下たち2人に頭を下げ、その場を去ろうとしたのだが…
「せっかくですから、一緒にホールに行きましょう。私、兄から話を聞いて、クリスティーヌ様に興味を抱きましたの。私、あまり友人もいなくて…ぜひクリスティーヌ様とお友達になりたいと思いまして」
そう言うと、スッと私の手を取ったのだ。
「わかりましたわ。それでは一緒に参りましょう」
とりあえず断る理由もないので、そのまま4人でホールへと向かう。
「クリスティーヌ様とアルフレッド様は、仲睦まじいと兄からお伺いしましたわ。もしかして、婚約のお約束をなされているのですか?」
にっこり笑ってそんな事を聞いて来たカリーナ様。
「ええ、私とアルフレッド様は、いずれ婚約を結ぶつもりでいますわ。私達はお互い愛し合っておりますので」
「まあ、そうなのですね。羨ましいですわ。そう言えば兄が、クリスティーヌ様に興味を抱いている様でして。クリスティーヌ様もアルフレッド様もまだ12歳ですもの。もしかしたら、心変わりもあるかもしれませんものね」
心変わりがあるかもしれないか。そんなもの、ある訳がない。
「それはあり得ませんわ。私は誰よりもアルフレッド様を愛しておりますので。アルフレッド様以外の殿方は、はっきり言って眼中にございませんから」
「僕もクリスティーヌ意外と結婚するつもりはありませんよ」
「お2人とも、本当に仲睦まじいのですね…でも、人の心は変わりますから…クリスティーヌ様だって、最初に兄に会った時は、あんなに兄に興味を持っていらしたではありませんか?そうでしょう?」
「確かにあの時のクリスティーヌ嬢は、僕を見てうっとりとしていたよ。2回目会った時は、別人の様に態度が変わっていてびっくりしたけれどね」
今まで空気だったカロイド殿下も話に入って来た。
「あの時はちょっと、アルフレッド様の事で悩んでおりましたので。まあ、一時の気の迷いという奴ですわね。とにかく私は、アルフレッド様以外の殿方には興味がありませんわ。学院でも、極力アルフレッド様の傍にいたいと考えておりますの」
そう言ってアルフレッド様の腕に絡みつく。
「さあ、ホールにつきましたわ。それではカロイド殿下、カリーナ殿下、また後程」
すっとカリーナ殿下の手を放すと、そのまま別の席にアルフレッド様と座った。
「アルフレッド様、大丈夫ですか?顔色があまり良くありませんが」
ふと隣に座るアルフレッド様を見ると、青い顔をしていた。もしかしたら、カリーナ殿下に会った事が嫌だったのかしら?
「何でもないよ。ただ…いいや、何でもない。ほら、式が始まるよ」
そう言って前を向いたアルフレッド様。
その時だった。なんだか視線を感じ、視線の方を見ると…
こちらを凄い形相で睨んでいる、カリーナ殿下と目があった。ただ、私と目があった瞬間、笑顔になり私に向かって会釈をしている。
あの子…やっぱりカロイド殿下の妹ね…さっき話をしていた時も、私とアルフレッド様の仲をなんとか引き裂こうとしていたし…それに私がアルフレッド様の事を話すと、口元が引きつっていたわ。
ただ、さすが王女だけの事はある。顔はしっかり笑顔だった。でも私は、あんな胡散臭い笑顔に騙されない。さっき凄い形相で睨んでいたのが、彼女の本当の姿なのだろう。
それにアルフレッド様の不安そうな顔。なんだかカリーナ殿下に恐怖を感じている様だった。
カリーナ殿下、要注意人物だわ!
その時だった。
「おはよう、クリスティーヌ嬢、アルフレッド殿」
この声は…
ゆっくり声の方を振り向くと、そこには胡散臭い微笑を浮かべたカロイド殿下が。その隣には、金色の髪に緑の瞳をした少女の姿も。間違いない、この子がカリーナ殿下ね。
「おはようございます、カロイド殿下、カリーナ殿下。今日からよろしくお願いいたします」
お父様の面目を潰さないためにも、公爵令嬢として穏やかにカーテシーを決めた。
「ご丁寧にご挨拶ありがとうございます。近くでお目にかかると、本当にお可愛らしい方ですね。兄が気に入るのも無理はありませんわ。どうかこれからは、私とも仲良くしてくださいね」
そう言うと、カリーナ殿下が可愛らしい笑顔を見せてくれた。この笑顔、漫画と同じね。それもセリフも漫画と同じだわ。
「もちろんですわ。それでは私たちはこれで失礼いたします」
殿下たち2人に頭を下げ、その場を去ろうとしたのだが…
「せっかくですから、一緒にホールに行きましょう。私、兄から話を聞いて、クリスティーヌ様に興味を抱きましたの。私、あまり友人もいなくて…ぜひクリスティーヌ様とお友達になりたいと思いまして」
そう言うと、スッと私の手を取ったのだ。
「わかりましたわ。それでは一緒に参りましょう」
とりあえず断る理由もないので、そのまま4人でホールへと向かう。
「クリスティーヌ様とアルフレッド様は、仲睦まじいと兄からお伺いしましたわ。もしかして、婚約のお約束をなされているのですか?」
にっこり笑ってそんな事を聞いて来たカリーナ様。
「ええ、私とアルフレッド様は、いずれ婚約を結ぶつもりでいますわ。私達はお互い愛し合っておりますので」
「まあ、そうなのですね。羨ましいですわ。そう言えば兄が、クリスティーヌ様に興味を抱いている様でして。クリスティーヌ様もアルフレッド様もまだ12歳ですもの。もしかしたら、心変わりもあるかもしれませんものね」
心変わりがあるかもしれないか。そんなもの、ある訳がない。
「それはあり得ませんわ。私は誰よりもアルフレッド様を愛しておりますので。アルフレッド様以外の殿方は、はっきり言って眼中にございませんから」
「僕もクリスティーヌ意外と結婚するつもりはありませんよ」
「お2人とも、本当に仲睦まじいのですね…でも、人の心は変わりますから…クリスティーヌ様だって、最初に兄に会った時は、あんなに兄に興味を持っていらしたではありませんか?そうでしょう?」
「確かにあの時のクリスティーヌ嬢は、僕を見てうっとりとしていたよ。2回目会った時は、別人の様に態度が変わっていてびっくりしたけれどね」
今まで空気だったカロイド殿下も話に入って来た。
「あの時はちょっと、アルフレッド様の事で悩んでおりましたので。まあ、一時の気の迷いという奴ですわね。とにかく私は、アルフレッド様以外の殿方には興味がありませんわ。学院でも、極力アルフレッド様の傍にいたいと考えておりますの」
そう言ってアルフレッド様の腕に絡みつく。
「さあ、ホールにつきましたわ。それではカロイド殿下、カリーナ殿下、また後程」
すっとカリーナ殿下の手を放すと、そのまま別の席にアルフレッド様と座った。
「アルフレッド様、大丈夫ですか?顔色があまり良くありませんが」
ふと隣に座るアルフレッド様を見ると、青い顔をしていた。もしかしたら、カリーナ殿下に会った事が嫌だったのかしら?
「何でもないよ。ただ…いいや、何でもない。ほら、式が始まるよ」
そう言って前を向いたアルフレッド様。
その時だった。なんだか視線を感じ、視線の方を見ると…
こちらを凄い形相で睨んでいる、カリーナ殿下と目があった。ただ、私と目があった瞬間、笑顔になり私に向かって会釈をしている。
あの子…やっぱりカロイド殿下の妹ね…さっき話をしていた時も、私とアルフレッド様の仲をなんとか引き裂こうとしていたし…それに私がアルフレッド様の事を話すと、口元が引きつっていたわ。
ただ、さすが王女だけの事はある。顔はしっかり笑顔だった。でも私は、あんな胡散臭い笑顔に騙されない。さっき凄い形相で睨んでいたのが、彼女の本当の姿なのだろう。
それにアルフレッド様の不安そうな顔。なんだかカリーナ殿下に恐怖を感じている様だった。
カリーナ殿下、要注意人物だわ!
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