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第46話 挨拶1
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俺の実家は北関東で、都内から車で高速を使って一時間と少し。
田舎というほどでもないけど都会とは絶対に言えない。最近店が増え、ファミリー層も増えてきたベッドタウンだ。
俺が生まれる前は田畑の多い地域だったけど、父の代で田畑を大型ショッピングモールに変えたことで、周囲がにぎわい、俺の実家の周りにも新しい家が増えてきた。
今どきの新しい建売住宅に混ざって建つ、立派な土壁が囲んだ実家の日本家屋は街の中でも浮いているけど……中はリフォームもしていて結構普通だ。
「初めまして。東上寺アキヤです。この度、ミチさんと番にならせて頂きました」
実家の洋風の応接室で、ローテーブルを挟んで俺とアキヤさん、俺の両親と兄がソファに座って向かい合う。
「アルファの父、タカシです」
「オメガの父、ミノです」
「兄でアルファのタイチです」
アキヤさんは少し緊張しているけど、両親も兄もただただにこにこ嬉しそうに見える。
オメガの父と俺はよく似ていて、俺に少ししわが増えただけという外見。俺も三〇年後はこんな感じかな?
アルファの父とアルファの兄もよく似ていて、二人ともアイドルにいそうな目がぱっちりのかわいい顔。アルファにしては柔らかい雰囲気だと思う。
「東上寺さんか。こんなアルファらしい人が運命の相手なんて、頼もしい! うちのアルファは、俺も息子もじいさんも、みんなフェロモンが弱くて頼りないからなぁ」
「その弱くて優しいところが好きなんだけど……本当。お話は聞いていたけど、アルファの中のアルファって感じで素敵な人で安心しました」
両親はアキヤさんのことを一目で気に入ってくれたみたいで、始終なごやかに顔合わせが進む。
まずはアキヤさんの自己紹介。
出身地や出身の大学、部活、そして勤務先……
「え? あの新型高速鉄道の車両の!?」
アキヤさんの会社名を聞いて鉄道マニアの兄が大きな目を更に大きく見開く。
「はい。製造の方ではなく、経営戦略室ですが……」
「え、えぇ? すごい……弟の番が、俺の大好きな車両を作っている会社の人なんて……運命の番って本当に運命なんだ」
兄さん……それは流石に違うんじゃないかな……と思ったけど、家族の中で一番俺に甘くて若干ブラコンなところがある兄がアキヤさんを気に入ってくれる方が大事だと思って黙っておいた。
「そうかもしれませんね。そうだ。得意先に配る弊社の製造実績を載せたカレンダー、少し余っていたので今度お譲りしますね」
「いいんですか!? 」
隣に座るアキヤさんが引いていないか心配だったけど、アキヤさんもなんだか嬉しそうだったので安心した。
その後は、両親だけでなく兄も柔らかい笑顔になって、会話もどんどん進んだ。
……俺が幼稚園の時、毛糸は雲でできているって本気で信じていた話はしなくていいと思ったけど。
「はい、おかわりどうぞ」
話が進んで、空になったコーヒーのおかわりを取りに行っていたオメガの父が、応接室に戻ってきた。
「ありがとうございます」
アキヤさんが出されたコーヒーにいつもは二本入れるスティックシュガーを一本で我慢している所に、何とも言えない萌を感じてしまう。一杯目も一本だったな……俺の両親の前だからだよね……まずい。顔がにやけそう。
「そうだ、東上寺さん」
俺が必死に平静を装っていると、オメガの父が自分の持ってきたコーヒーで口を潤してからアキヤさんの方を向く。
「ミチは末っ子でオメガだから、ついつい甘やかして育ててしまったんだけど……その割には、この子甘えるの下手でしょう? アルファの方って甘えられる方が好きだと思うんだけど……」
甘やかされた自覚はある。オモチャも服も趣味の道具も沢山買ってもらったし、家事も全部してもらっていた。大学の時には通える圏内なのに一人暮らしもさせてもらった。……というか、沢山甘やかしてもらったから、逆に、自立しないとって焦って一人暮らししたんだけど。
こういう甘やかされているくせに、根本的な甘えベタ、親にはバレているんだな……。
「確かにミチくんは他人を気遣って遠慮しがちなところもありますが……」
そうだよね。いつも素直にアキヤさんに頼れていないよね。
甘えるとアキヤさんが喜ぶって最近気が付いたから、なるべく努力はしているけど。
「そこがミチくんの良いところでもあるし、俺の前では素直に甘えてくれるかわいいオメガですよ」
「……!?」
え? そう?
「本当ですか? よかった!」
「そうかそうか。よかった。でも、実家にもまだまだ甘えてくれていいからな、ミチ」
両親が嬉しそうだし、アキヤさんも嘘をついているように見えないけど……俺、そんなにかわいく甘えられている?
疑問は残ったけど、その後も両親、兄、アキヤさん、みんなリラックスして仲良く話してくれたので、顔合わせは成功したと言えると思う。
良かった。俺の大好きなアキヤさんを家族に見せられた。
大事な家族に、大好きな人を知ってもらえた。
◆
「アキヤさん、お疲れ様」
帰りの車の中で、エンジンをかけながらネクタイを緩めたアキヤさんに声をかけると、ふぅっと大きく息を吐いてから笑顔を向けてくれた。
「さすがに少し緊張したな。お父様とお兄様がアルファって聞いていたから。でも、アルファ同士なのに初対面で打ち解けられて良かったよ。あんなに人当たりのいいアルファの方、初めてかも」
「父も兄もフェロモンが弱めだし、相手のフェロモンにも鈍感だから誰とでもうまく付き合えるみたいです」
「それもあるだろうけど、性別関係なく穏やかで優しい人だよね。ミチくんが良い子に育った理由が解った」
「……アキヤさん……!」
今日は家族にアキヤさんを自慢することで頭がいっぱいだったけど……逆に、好きな人に大事な家族を褒められるのも嬉しい……顔合わせ、大成功どころか大大大成功だ。
「オメガのお父様も、同性だからかミチくんのことを本当に理解されていて素敵な方だね」
ん? オメガの? それって……
「あ、それですけど……俺、そんなに上手に甘えられていますか?」
先ほど引っかかった言葉を思い出す。折角顔合わせは大成功なのに野暮かもしれないけど……気になる。
「ん? あぁ。日常生活では確かにまだまだ遠慮しがちで、もっと甘えてくれていいのにって思う所もあるけど……」
あぁ、やっぱりそうだよね。
もっと素直に甘えないと……って、あれ? 赤信号だから? アキヤさんの顔が近い。
しかもなんか……フェロモン強く……?
「ベッドの中ではいっぱい甘えてくれるから、嬉しいよ」
「……っ!」
アキヤさんは俺の頬に唇をかすめると、信号が青に変わるのと同時に前を向いた。
「ベッドの中以外でももっと甘えてね?」
「……が、がんばり、ます」
俺の家族とアキヤさんが距離を縮めるための顔合わせのはずなのに、俺とアキヤさんの距離が少し縮んだ気がした。
来週は俺がアキヤさんのご実家へ行くことになっている。
緊張するけど、俺だってアキヤさんが素敵に生まれて素敵に育った理由が知りたいので、楽しみで仕方がない。
田舎というほどでもないけど都会とは絶対に言えない。最近店が増え、ファミリー層も増えてきたベッドタウンだ。
俺が生まれる前は田畑の多い地域だったけど、父の代で田畑を大型ショッピングモールに変えたことで、周囲がにぎわい、俺の実家の周りにも新しい家が増えてきた。
今どきの新しい建売住宅に混ざって建つ、立派な土壁が囲んだ実家の日本家屋は街の中でも浮いているけど……中はリフォームもしていて結構普通だ。
「初めまして。東上寺アキヤです。この度、ミチさんと番にならせて頂きました」
実家の洋風の応接室で、ローテーブルを挟んで俺とアキヤさん、俺の両親と兄がソファに座って向かい合う。
「アルファの父、タカシです」
「オメガの父、ミノです」
「兄でアルファのタイチです」
アキヤさんは少し緊張しているけど、両親も兄もただただにこにこ嬉しそうに見える。
オメガの父と俺はよく似ていて、俺に少ししわが増えただけという外見。俺も三〇年後はこんな感じかな?
アルファの父とアルファの兄もよく似ていて、二人ともアイドルにいそうな目がぱっちりのかわいい顔。アルファにしては柔らかい雰囲気だと思う。
「東上寺さんか。こんなアルファらしい人が運命の相手なんて、頼もしい! うちのアルファは、俺も息子もじいさんも、みんなフェロモンが弱くて頼りないからなぁ」
「その弱くて優しいところが好きなんだけど……本当。お話は聞いていたけど、アルファの中のアルファって感じで素敵な人で安心しました」
両親はアキヤさんのことを一目で気に入ってくれたみたいで、始終なごやかに顔合わせが進む。
まずはアキヤさんの自己紹介。
出身地や出身の大学、部活、そして勤務先……
「え? あの新型高速鉄道の車両の!?」
アキヤさんの会社名を聞いて鉄道マニアの兄が大きな目を更に大きく見開く。
「はい。製造の方ではなく、経営戦略室ですが……」
「え、えぇ? すごい……弟の番が、俺の大好きな車両を作っている会社の人なんて……運命の番って本当に運命なんだ」
兄さん……それは流石に違うんじゃないかな……と思ったけど、家族の中で一番俺に甘くて若干ブラコンなところがある兄がアキヤさんを気に入ってくれる方が大事だと思って黙っておいた。
「そうかもしれませんね。そうだ。得意先に配る弊社の製造実績を載せたカレンダー、少し余っていたので今度お譲りしますね」
「いいんですか!? 」
隣に座るアキヤさんが引いていないか心配だったけど、アキヤさんもなんだか嬉しそうだったので安心した。
その後は、両親だけでなく兄も柔らかい笑顔になって、会話もどんどん進んだ。
……俺が幼稚園の時、毛糸は雲でできているって本気で信じていた話はしなくていいと思ったけど。
「はい、おかわりどうぞ」
話が進んで、空になったコーヒーのおかわりを取りに行っていたオメガの父が、応接室に戻ってきた。
「ありがとうございます」
アキヤさんが出されたコーヒーにいつもは二本入れるスティックシュガーを一本で我慢している所に、何とも言えない萌を感じてしまう。一杯目も一本だったな……俺の両親の前だからだよね……まずい。顔がにやけそう。
「そうだ、東上寺さん」
俺が必死に平静を装っていると、オメガの父が自分の持ってきたコーヒーで口を潤してからアキヤさんの方を向く。
「ミチは末っ子でオメガだから、ついつい甘やかして育ててしまったんだけど……その割には、この子甘えるの下手でしょう? アルファの方って甘えられる方が好きだと思うんだけど……」
甘やかされた自覚はある。オモチャも服も趣味の道具も沢山買ってもらったし、家事も全部してもらっていた。大学の時には通える圏内なのに一人暮らしもさせてもらった。……というか、沢山甘やかしてもらったから、逆に、自立しないとって焦って一人暮らししたんだけど。
こういう甘やかされているくせに、根本的な甘えベタ、親にはバレているんだな……。
「確かにミチくんは他人を気遣って遠慮しがちなところもありますが……」
そうだよね。いつも素直にアキヤさんに頼れていないよね。
甘えるとアキヤさんが喜ぶって最近気が付いたから、なるべく努力はしているけど。
「そこがミチくんの良いところでもあるし、俺の前では素直に甘えてくれるかわいいオメガですよ」
「……!?」
え? そう?
「本当ですか? よかった!」
「そうかそうか。よかった。でも、実家にもまだまだ甘えてくれていいからな、ミチ」
両親が嬉しそうだし、アキヤさんも嘘をついているように見えないけど……俺、そんなにかわいく甘えられている?
疑問は残ったけど、その後も両親、兄、アキヤさん、みんなリラックスして仲良く話してくれたので、顔合わせは成功したと言えると思う。
良かった。俺の大好きなアキヤさんを家族に見せられた。
大事な家族に、大好きな人を知ってもらえた。
◆
「アキヤさん、お疲れ様」
帰りの車の中で、エンジンをかけながらネクタイを緩めたアキヤさんに声をかけると、ふぅっと大きく息を吐いてから笑顔を向けてくれた。
「さすがに少し緊張したな。お父様とお兄様がアルファって聞いていたから。でも、アルファ同士なのに初対面で打ち解けられて良かったよ。あんなに人当たりのいいアルファの方、初めてかも」
「父も兄もフェロモンが弱めだし、相手のフェロモンにも鈍感だから誰とでもうまく付き合えるみたいです」
「それもあるだろうけど、性別関係なく穏やかで優しい人だよね。ミチくんが良い子に育った理由が解った」
「……アキヤさん……!」
今日は家族にアキヤさんを自慢することで頭がいっぱいだったけど……逆に、好きな人に大事な家族を褒められるのも嬉しい……顔合わせ、大成功どころか大大大成功だ。
「オメガのお父様も、同性だからかミチくんのことを本当に理解されていて素敵な方だね」
ん? オメガの? それって……
「あ、それですけど……俺、そんなに上手に甘えられていますか?」
先ほど引っかかった言葉を思い出す。折角顔合わせは大成功なのに野暮かもしれないけど……気になる。
「ん? あぁ。日常生活では確かにまだまだ遠慮しがちで、もっと甘えてくれていいのにって思う所もあるけど……」
あぁ、やっぱりそうだよね。
もっと素直に甘えないと……って、あれ? 赤信号だから? アキヤさんの顔が近い。
しかもなんか……フェロモン強く……?
「ベッドの中ではいっぱい甘えてくれるから、嬉しいよ」
「……っ!」
アキヤさんは俺の頬に唇をかすめると、信号が青に変わるのと同時に前を向いた。
「ベッドの中以外でももっと甘えてね?」
「……が、がんばり、ます」
俺の家族とアキヤさんが距離を縮めるための顔合わせのはずなのに、俺とアキヤさんの距離が少し縮んだ気がした。
来週は俺がアキヤさんのご実家へ行くことになっている。
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