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第3話 スキルの再検証
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硬いベッドのせいで、体のあちこちが痛んだ。差し込む光のない部屋では、時間の感覚が曖昧になる。階下の物音が途絶えていることから、今はまだ早朝なのだろう。僕はゆっくりと身を起こした。全身が鉛のように重いが、心は妙に澄み渡っていた。
昨夜の怒りと復讐の誓いが、僕の中で確固たる柱となっている。もう感傷はない。あるのは、これから何をすべきかという冷静な思考だけだ。
僕は寝台から降り、小さな木箱の上に所持品を並べた。銀貨三枚、銅貨十七枚。昨日、宿代で五枚使ったから、これが全財産だ。あとは着の身着のまま。武器も防具もない。これではダンジョンに潜るどころか、日々の食事にも事欠くだろう。
金策が急務だ。そして、そのための唯一の手段が、僕のスキル【地図化】にかかっている。
「……試してみるか」
僕はその場で静かに目を閉じた。意識を自分の内側、スキルの源泉へと集中させる。
スキル【地図化】、発動。
次の瞬間、僕の脳内に、慣れ親しんだ地図情報が広がった。
最初は、ぼんやりとした平面図だ。今いるこの部屋の四角い形。隣の部屋との壁。目の前の扉とその先の廊下。勇者パーティにいた頃、僕は常にこの状態でスキルを維持し、踏破した場所を記憶に焼き付けてきた。
だが、昨夜から僕の中には一つの確信が芽生えていた。このスキルは、こんなものではない。もっと深淵な力が眠っているはずだ。
僕はさらに意識を集中させた。額の裏にじんと軽い痺れが走る。脳内の平面図が、まるで水面に投げ込まれた石のように波紋を広げた。そして、その波紋が収まった時、地図は劇的な変化を遂げていた。
「……これだ」
思わず声が漏れた。
脳内の地図は、もはや二次元の図面ではなかった。それは、青白い光の線で構成された、完全な三次元のワイヤーフレームモデルだった。
僕のいる部屋。その天井の高さ。床下の構造。壁の厚み。全てが手に取るように分かる。視界は遮られているはずなのに、隣の部屋のベッドの配置や、そこに横たわる男の姿までが、人型のシンボルとして脳内のマップに表示されていた。
僕は意識をさらに広げる。一階の酒場。カウンターの位置。テーブルと椅子の数。そして、カウンターの奥の小部屋で眠っている宿主。彼のシンボルは、隣室の男よりも少しだけ色が濃い。おそらく、何らかの敵意や警戒心を表しているのだろう。
この宿『豚の寝床亭』の全てが、僕の頭の中にあった。まるで神の視点だ。もし今、この宿のどこかに隠し部屋があったとしても、僕は一秒で見つけ出すことができるだろう。構造的に不自然な空間として、マップ上に表示されるはずだからだ。
これが、僕の【地図化】の真の姿。
今までも、無意識のうちにこの能力の断片は感じ取っていた。罠のある場所の床が歪んで見えたり、隠し通路の先に空間があることを感じ取ったり。だがそれは、霧のかかった景色を手探りで歩くようなものだった。
今の僕には、霧を晴らす方法が分かる。それは、集中力だ。意識を研ぎ澄ませば澄ますほど、マップの解像度は上がり、より多くの情報を引き出せる。
僕は過去の記憶を探った。『暗黒竜の顎』でアレクサンダーが踏みかけた落とし穴。あの時、僕は床の構造的な脆弱性だけを感じ取っていた。だが、今なら分かる。もっと深く集中していれば、落とし穴の深さや、天井に吊るされた岩塊の存在まで「見えた」はずだ。そうすれば、グレンの言うように「もっと具体的に」警告できただろう。
しかし、当時の僕にそれができただろうか。いや、できなかった。
なぜなら、パーティにいた頃の僕は、常に周囲の顔色を窺っていたからだ。戦闘中はアレクサンダーの指示に。野営中はグレンの機嫌に。セシリアの心配そうな視線にも、気づかないふりをしていた。僕の意識は常に外に向いていた。自分のスキルと深く向き合う余裕など、ひとかけらもなかったのだ。
「皮肉なものだな」
追放されたことで、僕は初めて自分自身と、自分のスキルと、一対一で向き合う時間を得た。そして、その本当の価値に気づくことができた。
アレクサンダー、グレン。お前たちが無能だと切り捨てたこの力は、お前たちの聖剣や大魔法とは比較にすらならない、唯一無二の至宝だったんだ。
僕はさらにスキルを検証していく。ダンジョンで現れるモンスターのシンボル。あれはただの赤い点ではなかったはずだ。ゴブリンのような弱いモンスターは淡い赤点。だが、ミノタウロス・ロードのような強敵は、もっと大きく、禍々しい深紅のシンボルとして表示されていた。
つまり、モンスターシンボルの色と形で、そのおおよそのランクや危険度まで判別できるということだ。
これがあれば、無用な戦闘を完璧に回避できる。雑魚モンスターの群れがいるルートを避け、強敵が巡回するタイミングを読んでやり過ごす。戦闘能力のない僕にとって、これほど強力なアドバンテージはない。
ダンジョン攻略とは、突き詰めればリソース管理だ。体力、魔力、そしてポーションや食料といった消耗品。戦闘は、これらのリソースを最も消費する行為だ。戦闘を避ければ避けるほど、より深く、より安全にダンジョンを踏破できる。
勇者パーティでは、それができなかった。彼らの目的は、モンスターを倒して経験値を得て、レベルを上げることだったからだ。僕の提案する安全ルートは、戦闘を回避するものが多かったため、彼らには「遠回り」や「効率の悪い」選択にしか見えなかった。
だが、今の僕の目的は違う。経験値ではない。金だ。
ダンジョンの最深部にある宝箱。誰も気づかない隠し通路の先にある鉱脈。ボスモンスターが守る貴重な魔石。それらを、誰よりも少ないリスクで手に入れること。
それが、僕の戦い方だ。
「……やれる」
確信が、全身に満ちていく。
僕は目を開けた。窓のない薄暗い部屋が、もはや僕を閉じ込める檻には見えなかった。むしろ、これから始まる壮大な攻略劇の、幕が開くのを待つ舞台袖のように感じられた。
僕は立ち上がり、扉に向かう。
目的地は、冒険者ギルド。そして、その先にある初心者向けダンジョン『ゴブリンの洞窟』。
ギルドで最低限の情報を収集し、この全財産で買えるだけの装備を整える。松明と、念のための短剣一本。あとは保存食と水。それだけで十分だ。
脳内には、すでに『ゴブリンの洞窟』の攻略シミュレーションが始まっていた。
入り口から最初の分岐。右にはゴブリンが三体。左は一体。だが、その先で合流する。ならば、まずは一体だけいる左のルートへ進み、確実に数を減らす。いや、待て。そもそも戦闘する必要があるのか?
【地図化】の精度を最大まで高めれば、ゴブリンたちの視界の範囲や、聴覚が及ぶ距離まで予測できるかもしれない。そうなれば、僕は彼らの間を縫うようにして、誰にも気づかれずに進むことができる。
そうだ。僕が目指すのは、戦闘ではなく、潜入(インフィルトレーション)。
ダンジョンという敵の要塞に単身潜り込み、最も価値のある宝だけを盗み出して帰還する。まるで伝説の盗賊のようだ。
口元に、自然と笑みが浮かんだ。それは昨夜の自嘲や皮肉の笑みではない。これから始まる冒険への期待と、己の力への絶対的な自信から来る、不敵な笑みだった。
「見ていろ、アレクサンダー」
僕は静かに呟いた。
「お前たちが血と汗を流して手に入れるものを、俺は指一本汚さずに手に入れてみせる」
ギシリ、と音を立てて扉を開ける。
僕の新たな冒険者としての人生が、この『豚の寝床亭』の一室から、今、静かに始まった。
昨夜の怒りと復讐の誓いが、僕の中で確固たる柱となっている。もう感傷はない。あるのは、これから何をすべきかという冷静な思考だけだ。
僕は寝台から降り、小さな木箱の上に所持品を並べた。銀貨三枚、銅貨十七枚。昨日、宿代で五枚使ったから、これが全財産だ。あとは着の身着のまま。武器も防具もない。これではダンジョンに潜るどころか、日々の食事にも事欠くだろう。
金策が急務だ。そして、そのための唯一の手段が、僕のスキル【地図化】にかかっている。
「……試してみるか」
僕はその場で静かに目を閉じた。意識を自分の内側、スキルの源泉へと集中させる。
スキル【地図化】、発動。
次の瞬間、僕の脳内に、慣れ親しんだ地図情報が広がった。
最初は、ぼんやりとした平面図だ。今いるこの部屋の四角い形。隣の部屋との壁。目の前の扉とその先の廊下。勇者パーティにいた頃、僕は常にこの状態でスキルを維持し、踏破した場所を記憶に焼き付けてきた。
だが、昨夜から僕の中には一つの確信が芽生えていた。このスキルは、こんなものではない。もっと深淵な力が眠っているはずだ。
僕はさらに意識を集中させた。額の裏にじんと軽い痺れが走る。脳内の平面図が、まるで水面に投げ込まれた石のように波紋を広げた。そして、その波紋が収まった時、地図は劇的な変化を遂げていた。
「……これだ」
思わず声が漏れた。
脳内の地図は、もはや二次元の図面ではなかった。それは、青白い光の線で構成された、完全な三次元のワイヤーフレームモデルだった。
僕のいる部屋。その天井の高さ。床下の構造。壁の厚み。全てが手に取るように分かる。視界は遮られているはずなのに、隣の部屋のベッドの配置や、そこに横たわる男の姿までが、人型のシンボルとして脳内のマップに表示されていた。
僕は意識をさらに広げる。一階の酒場。カウンターの位置。テーブルと椅子の数。そして、カウンターの奥の小部屋で眠っている宿主。彼のシンボルは、隣室の男よりも少しだけ色が濃い。おそらく、何らかの敵意や警戒心を表しているのだろう。
この宿『豚の寝床亭』の全てが、僕の頭の中にあった。まるで神の視点だ。もし今、この宿のどこかに隠し部屋があったとしても、僕は一秒で見つけ出すことができるだろう。構造的に不自然な空間として、マップ上に表示されるはずだからだ。
これが、僕の【地図化】の真の姿。
今までも、無意識のうちにこの能力の断片は感じ取っていた。罠のある場所の床が歪んで見えたり、隠し通路の先に空間があることを感じ取ったり。だがそれは、霧のかかった景色を手探りで歩くようなものだった。
今の僕には、霧を晴らす方法が分かる。それは、集中力だ。意識を研ぎ澄ませば澄ますほど、マップの解像度は上がり、より多くの情報を引き出せる。
僕は過去の記憶を探った。『暗黒竜の顎』でアレクサンダーが踏みかけた落とし穴。あの時、僕は床の構造的な脆弱性だけを感じ取っていた。だが、今なら分かる。もっと深く集中していれば、落とし穴の深さや、天井に吊るされた岩塊の存在まで「見えた」はずだ。そうすれば、グレンの言うように「もっと具体的に」警告できただろう。
しかし、当時の僕にそれができただろうか。いや、できなかった。
なぜなら、パーティにいた頃の僕は、常に周囲の顔色を窺っていたからだ。戦闘中はアレクサンダーの指示に。野営中はグレンの機嫌に。セシリアの心配そうな視線にも、気づかないふりをしていた。僕の意識は常に外に向いていた。自分のスキルと深く向き合う余裕など、ひとかけらもなかったのだ。
「皮肉なものだな」
追放されたことで、僕は初めて自分自身と、自分のスキルと、一対一で向き合う時間を得た。そして、その本当の価値に気づくことができた。
アレクサンダー、グレン。お前たちが無能だと切り捨てたこの力は、お前たちの聖剣や大魔法とは比較にすらならない、唯一無二の至宝だったんだ。
僕はさらにスキルを検証していく。ダンジョンで現れるモンスターのシンボル。あれはただの赤い点ではなかったはずだ。ゴブリンのような弱いモンスターは淡い赤点。だが、ミノタウロス・ロードのような強敵は、もっと大きく、禍々しい深紅のシンボルとして表示されていた。
つまり、モンスターシンボルの色と形で、そのおおよそのランクや危険度まで判別できるということだ。
これがあれば、無用な戦闘を完璧に回避できる。雑魚モンスターの群れがいるルートを避け、強敵が巡回するタイミングを読んでやり過ごす。戦闘能力のない僕にとって、これほど強力なアドバンテージはない。
ダンジョン攻略とは、突き詰めればリソース管理だ。体力、魔力、そしてポーションや食料といった消耗品。戦闘は、これらのリソースを最も消費する行為だ。戦闘を避ければ避けるほど、より深く、より安全にダンジョンを踏破できる。
勇者パーティでは、それができなかった。彼らの目的は、モンスターを倒して経験値を得て、レベルを上げることだったからだ。僕の提案する安全ルートは、戦闘を回避するものが多かったため、彼らには「遠回り」や「効率の悪い」選択にしか見えなかった。
だが、今の僕の目的は違う。経験値ではない。金だ。
ダンジョンの最深部にある宝箱。誰も気づかない隠し通路の先にある鉱脈。ボスモンスターが守る貴重な魔石。それらを、誰よりも少ないリスクで手に入れること。
それが、僕の戦い方だ。
「……やれる」
確信が、全身に満ちていく。
僕は目を開けた。窓のない薄暗い部屋が、もはや僕を閉じ込める檻には見えなかった。むしろ、これから始まる壮大な攻略劇の、幕が開くのを待つ舞台袖のように感じられた。
僕は立ち上がり、扉に向かう。
目的地は、冒険者ギルド。そして、その先にある初心者向けダンジョン『ゴブリンの洞窟』。
ギルドで最低限の情報を収集し、この全財産で買えるだけの装備を整える。松明と、念のための短剣一本。あとは保存食と水。それだけで十分だ。
脳内には、すでに『ゴブリンの洞窟』の攻略シミュレーションが始まっていた。
入り口から最初の分岐。右にはゴブリンが三体。左は一体。だが、その先で合流する。ならば、まずは一体だけいる左のルートへ進み、確実に数を減らす。いや、待て。そもそも戦闘する必要があるのか?
【地図化】の精度を最大まで高めれば、ゴブリンたちの視界の範囲や、聴覚が及ぶ距離まで予測できるかもしれない。そうなれば、僕は彼らの間を縫うようにして、誰にも気づかれずに進むことができる。
そうだ。僕が目指すのは、戦闘ではなく、潜入(インフィルトレーション)。
ダンジョンという敵の要塞に単身潜り込み、最も価値のある宝だけを盗み出して帰還する。まるで伝説の盗賊のようだ。
口元に、自然と笑みが浮かんだ。それは昨夜の自嘲や皮肉の笑みではない。これから始まる冒険への期待と、己の力への絶対的な自信から来る、不敵な笑みだった。
「見ていろ、アレクサンダー」
僕は静かに呟いた。
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