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第5話 忘れられた宝物庫
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松明の明かりだけが頼りの暗い通路。空気がひどく乾燥していて、埃が舞うたびに鼻がむず痒くなる。僕が発見したこの隠し通路は、もう何十年も誰にも使われていないようだった。壁にはびっしりと蜘蛛の巣が張り、床には小動物の骨らしきものが白く転がっている。
普通の冒険者なら、不気味さに足を止めるかもしれない。だが、僕の心は驚くほど穏やかだった。なぜなら、僕の脳内に広がる三次元マップが、この先に危険がないことをはっきりと示しているからだ。赤いモンスターシンボルは一つもない。構造的な罠の気配もない。ただ、まっすぐな道が続いているだけだ。
これは、絶対的な安全が保証された道。
僕は慎重に、しかし確かな足取りで奥へと進んだ。一歩進むごとに、脳内のマップが未知の領域を塗りつぶしていく。この感覚は、まるで新しいゲームのマップを解放していく時のようだ。ただ違うのは、これが僕の人生そのものを賭けた攻略だということ。
五分ほど歩いただろうか。道は緩やかな下り坂になり、やがて開けた場所に出た。通路の突き当たりだ。そこには、この洞窟の雰囲気とはまったく不釣り合いなものが鎮座していた。
石で造られた、重厚な観音開きの扉。
表面には風化したレリーフが彫り込まれている。ゴブリンのような原始的な種族が、こんなものを作れるはずがない。受付嬢の言っていた「昔は別の目的で使われていた」という言葉が、頭をよぎった。おそらくこれは、その名残なのだろう。
扉の中央には、鍵穴の代わりに円形の石盤が埋め込まれていた。石盤にはいくつかの同心円と、不規則に配置された窪みがある。何かの仕掛けだろう。
僕は扉に近づき、石盤にそっと手を触れた。冷たく、ざらりとした感触。
「なるほど。一種のダイヤル錠か」
おそらく、窪みに正しい順番で指を入れるか、何かをはめ込むことで開く仕組みだ。力ずくで開けようとすれば、何らかのトラップが作動する可能性もある。
普通の冒訪者なら、ここで手詰まりになるか、あるいは危険を冒して扉を破壊しようとするだろう。だが、僕にはその必要がない。
僕は再び目を閉じ、意識を【地図化】スキルに集中させた。脳内マップの解像度を最大まで引き上げる。僕の視点は、まるで壁を透過するように扉の内部へと侵入していく。
見えた。扉の内部構造が、青白い光の線で完璧に再現される。
石盤の裏側には、複雑に組み合わさった複数のピンがあった。窪みを押すと、対応したピンが動く。正しい順番、正しい深さで窪みを押すことで、全てのピンが一直線に揃い、閂が外れる仕組みだ。
そして、その「正しい順番」も、ピンの形状と長さから逆算できる。まるで精密機械の設計図を眺めているかのようだ。
「……簡単だな」
僕は目を開け、石盤に向き直った。脳内の設計図が示す通りに、窪みを指で押していく。最初はいちばん外側の円、次は内側、そして中央。力の込め方も、ミリ単位で調整する。
カチリ、と小さな音がした。
そして、ゴゴゴ、と低い音を立てて、重い石の扉がゆっくりと内側へ開いていった。トラップが作動する気配はない。
僕は松明を高く掲げ、部屋の奥へと慎重に足を踏み入れた。
そこは、広さにして六畳ほどの石室だった。空気は淀み、カビと埃の匂いが充満している。部屋の中は空っぽに見えた。だが、僕の視線は部屋の隅に積まれた三つの木箱に釘付けになった。
見た目はただの古びた木箱だ。しかし、これだけ厳重な仕掛けで守られた部屋に、ただのガラクタが入っているはずがない。
僕は高鳴る鼓動を抑えながら、一番手前の木箱に近づいた。蓋には南京錠がかけられていたが、長い年月のせいで錆びつき、脆くなっている。僕は短剣の柄で強く叩きつけた。ガシャン、と小気味良い音を立てて錠が壊れる。
ゆっくりと、蓋を開ける。
松明の炎に照らされて、鈍い黄金色の輝きが僕の目を焼いた。
「……これは」
息を呑む。
木箱の中には、金貨がぎっしりと詰まっていた。一枚一枚が、王国で発行されている正式な金貨だ。ざっと見ただけで、数百枚は下らないだろう。僕がパーティ時代に一年かけて稼いだ報酬よりも、明らかに多い。
信じられない光景に、一瞬、思考が停止した。
まさか、初心者向けのダンジョンで、これほどの大金が手に入るとは。
かつてこの場所を拠点にしていた盗賊団か、あるいは没落した貴族の隠し財産か。理由はどうあれ、ゴブリンたちはこの部屋の存在に気づかず、宝は誰にも知られずに眠り続けていたのだ。
僕だけが、それを見つけた。
興奮で震える手で、二つ目の木箱を開ける。
中に入っていたのは、金貨ではなかった。整然と並べられた、赤い液体が満たされた小瓶の数々。
「低級ポーション……?」
ラベルこそ貼られていないが、この色と粘性は見間違えようがない。怪我を癒やす回復薬だ。その数が尋常ではない。木箱一つに、百本近くは入っているだろうか。低級とはいえ、これだけの数があれば大金になる。戦闘をしない僕には不要だが、売れば確実に生活の足しになる。
そして、最後の木箱。
これまでの二つがこれだけのものだったのだ。期待せずにはいられない。
僕はごくりと唾を飲み込み、三つ目の木箱の蓋を開けた。
中に入っていたのは、一冊の古びた本だった。
革の表紙はひび割れ、ページは黄ばんでいる。僕はそれを恐る恐る手に取った。
表紙には、かすれた文字でこう記されていた。
『スキル応用論序説』
スキル? 本だと? がっかりした気持ちと、好奇心が入り混じる。僕はパラパラとページをめくってみた。中には、様々なスキルについての考察が、ぎっしりとした文字で書き込まれている。
『スキル【火球】は、ただ飛ばすだけが能ではない。対象の内部で炸裂させることで、その威力は数倍に跳ね上がる。ただし、精密な魔力制御を要する……』
『スキル【硬化】は、防御のみにあらず。拳に集中させて発動すれば、岩をも砕く打撃と化す……』
これは、スキルの新たな使い方、応用方法を記した研究書だ。書いた人物は、相当な手練れに違いない。
僕は自分のスキルである【地図化】の項目を探した。だが、残念ながら記載はなかった。どうやら、あまりにハズレスキルすぎて、研究対象にすらならなかったらしい。
「……まあ、いいか」
金貨とポーションだけでも、望外の収穫だ。この本は、今は価値が分からなくても、いずれ何かの役に立つかもしれない。
僕は金貨をありったけ布袋に詰め込み、ポーションも運べるだけ背負った。本は懐にしまい込む。ずしりとした重みが、現実感を伴って僕にのしかかる。
これは夢じゃない。僕が、僕自身の力で手に入れたものだ。
僕はもう一度、空になった宝物庫を見渡した。そして、静かに石の扉を閉じる。再びこの場所を訪れることはないだろう。
来た道を戻る。足取りは、来た時よりもずっと重い。だが、心は羽のように軽かった。
隠し通路を抜け、ゴブリンたちがいた通路に出る。脳内マップで確認すると、奴らはまだ何も気づかずに騒いでいた。僕は再び息を殺してその横を通り過ぎ、洞窟の入り口へと向かった。
やがて、前方から生暖かい風が吹いてきた。外の光が見える。
僕は洞窟から一歩、外へ踏み出した。
眩しい太陽の光が、僕の目を射る。思わず目を細めた。僕が洞窟に入ってから、まだ数時間しか経っていないようだ。
だが、その数時間は、僕の全てを変えた。
僕はもう、勇者パーティから追放された哀れな荷物持ちではない。
己の力で、誰にも知られずにダンジョンの富を独占する術を見つけた、唯一無二の存在だ。
手に持った布袋が、ガチャリと心地よい音を立てる。この音は、僕の復讐計画の始まりを告げるファンファーレだ。
まずは、この大金を換金し、まともな生活基盤を築く。そして、次のステップへ進む。
僕の頭の中では、すでに次の計画が組み上がり始めていた。
振り返ると、静まり返った『ゴブリンの洞窟』の入り口が見える。
「ありがとうよ、ゴブリンども。お前たちの寝床は、最高の宝物庫だった」
皮肉を込めて呟くと、僕は王都へ向かって歩き出した。
アレクサンダーたちが血と汗とプライドをかけても手に入れられないものを、僕はこうして手に入れた。この事実が、僕の心を何よりも強く満たしていた。
普通の冒険者なら、不気味さに足を止めるかもしれない。だが、僕の心は驚くほど穏やかだった。なぜなら、僕の脳内に広がる三次元マップが、この先に危険がないことをはっきりと示しているからだ。赤いモンスターシンボルは一つもない。構造的な罠の気配もない。ただ、まっすぐな道が続いているだけだ。
これは、絶対的な安全が保証された道。
僕は慎重に、しかし確かな足取りで奥へと進んだ。一歩進むごとに、脳内のマップが未知の領域を塗りつぶしていく。この感覚は、まるで新しいゲームのマップを解放していく時のようだ。ただ違うのは、これが僕の人生そのものを賭けた攻略だということ。
五分ほど歩いただろうか。道は緩やかな下り坂になり、やがて開けた場所に出た。通路の突き当たりだ。そこには、この洞窟の雰囲気とはまったく不釣り合いなものが鎮座していた。
石で造られた、重厚な観音開きの扉。
表面には風化したレリーフが彫り込まれている。ゴブリンのような原始的な種族が、こんなものを作れるはずがない。受付嬢の言っていた「昔は別の目的で使われていた」という言葉が、頭をよぎった。おそらくこれは、その名残なのだろう。
扉の中央には、鍵穴の代わりに円形の石盤が埋め込まれていた。石盤にはいくつかの同心円と、不規則に配置された窪みがある。何かの仕掛けだろう。
僕は扉に近づき、石盤にそっと手を触れた。冷たく、ざらりとした感触。
「なるほど。一種のダイヤル錠か」
おそらく、窪みに正しい順番で指を入れるか、何かをはめ込むことで開く仕組みだ。力ずくで開けようとすれば、何らかのトラップが作動する可能性もある。
普通の冒訪者なら、ここで手詰まりになるか、あるいは危険を冒して扉を破壊しようとするだろう。だが、僕にはその必要がない。
僕は再び目を閉じ、意識を【地図化】スキルに集中させた。脳内マップの解像度を最大まで引き上げる。僕の視点は、まるで壁を透過するように扉の内部へと侵入していく。
見えた。扉の内部構造が、青白い光の線で完璧に再現される。
石盤の裏側には、複雑に組み合わさった複数のピンがあった。窪みを押すと、対応したピンが動く。正しい順番、正しい深さで窪みを押すことで、全てのピンが一直線に揃い、閂が外れる仕組みだ。
そして、その「正しい順番」も、ピンの形状と長さから逆算できる。まるで精密機械の設計図を眺めているかのようだ。
「……簡単だな」
僕は目を開け、石盤に向き直った。脳内の設計図が示す通りに、窪みを指で押していく。最初はいちばん外側の円、次は内側、そして中央。力の込め方も、ミリ単位で調整する。
カチリ、と小さな音がした。
そして、ゴゴゴ、と低い音を立てて、重い石の扉がゆっくりと内側へ開いていった。トラップが作動する気配はない。
僕は松明を高く掲げ、部屋の奥へと慎重に足を踏み入れた。
そこは、広さにして六畳ほどの石室だった。空気は淀み、カビと埃の匂いが充満している。部屋の中は空っぽに見えた。だが、僕の視線は部屋の隅に積まれた三つの木箱に釘付けになった。
見た目はただの古びた木箱だ。しかし、これだけ厳重な仕掛けで守られた部屋に、ただのガラクタが入っているはずがない。
僕は高鳴る鼓動を抑えながら、一番手前の木箱に近づいた。蓋には南京錠がかけられていたが、長い年月のせいで錆びつき、脆くなっている。僕は短剣の柄で強く叩きつけた。ガシャン、と小気味良い音を立てて錠が壊れる。
ゆっくりと、蓋を開ける。
松明の炎に照らされて、鈍い黄金色の輝きが僕の目を焼いた。
「……これは」
息を呑む。
木箱の中には、金貨がぎっしりと詰まっていた。一枚一枚が、王国で発行されている正式な金貨だ。ざっと見ただけで、数百枚は下らないだろう。僕がパーティ時代に一年かけて稼いだ報酬よりも、明らかに多い。
信じられない光景に、一瞬、思考が停止した。
まさか、初心者向けのダンジョンで、これほどの大金が手に入るとは。
かつてこの場所を拠点にしていた盗賊団か、あるいは没落した貴族の隠し財産か。理由はどうあれ、ゴブリンたちはこの部屋の存在に気づかず、宝は誰にも知られずに眠り続けていたのだ。
僕だけが、それを見つけた。
興奮で震える手で、二つ目の木箱を開ける。
中に入っていたのは、金貨ではなかった。整然と並べられた、赤い液体が満たされた小瓶の数々。
「低級ポーション……?」
ラベルこそ貼られていないが、この色と粘性は見間違えようがない。怪我を癒やす回復薬だ。その数が尋常ではない。木箱一つに、百本近くは入っているだろうか。低級とはいえ、これだけの数があれば大金になる。戦闘をしない僕には不要だが、売れば確実に生活の足しになる。
そして、最後の木箱。
これまでの二つがこれだけのものだったのだ。期待せずにはいられない。
僕はごくりと唾を飲み込み、三つ目の木箱の蓋を開けた。
中に入っていたのは、一冊の古びた本だった。
革の表紙はひび割れ、ページは黄ばんでいる。僕はそれを恐る恐る手に取った。
表紙には、かすれた文字でこう記されていた。
『スキル応用論序説』
スキル? 本だと? がっかりした気持ちと、好奇心が入り混じる。僕はパラパラとページをめくってみた。中には、様々なスキルについての考察が、ぎっしりとした文字で書き込まれている。
『スキル【火球】は、ただ飛ばすだけが能ではない。対象の内部で炸裂させることで、その威力は数倍に跳ね上がる。ただし、精密な魔力制御を要する……』
『スキル【硬化】は、防御のみにあらず。拳に集中させて発動すれば、岩をも砕く打撃と化す……』
これは、スキルの新たな使い方、応用方法を記した研究書だ。書いた人物は、相当な手練れに違いない。
僕は自分のスキルである【地図化】の項目を探した。だが、残念ながら記載はなかった。どうやら、あまりにハズレスキルすぎて、研究対象にすらならなかったらしい。
「……まあ、いいか」
金貨とポーションだけでも、望外の収穫だ。この本は、今は価値が分からなくても、いずれ何かの役に立つかもしれない。
僕は金貨をありったけ布袋に詰め込み、ポーションも運べるだけ背負った。本は懐にしまい込む。ずしりとした重みが、現実感を伴って僕にのしかかる。
これは夢じゃない。僕が、僕自身の力で手に入れたものだ。
僕はもう一度、空になった宝物庫を見渡した。そして、静かに石の扉を閉じる。再びこの場所を訪れることはないだろう。
来た道を戻る。足取りは、来た時よりもずっと重い。だが、心は羽のように軽かった。
隠し通路を抜け、ゴブリンたちがいた通路に出る。脳内マップで確認すると、奴らはまだ何も気づかずに騒いでいた。僕は再び息を殺してその横を通り過ぎ、洞窟の入り口へと向かった。
やがて、前方から生暖かい風が吹いてきた。外の光が見える。
僕は洞窟から一歩、外へ踏み出した。
眩しい太陽の光が、僕の目を射る。思わず目を細めた。僕が洞窟に入ってから、まだ数時間しか経っていないようだ。
だが、その数時間は、僕の全てを変えた。
僕はもう、勇者パーティから追放された哀れな荷物持ちではない。
己の力で、誰にも知られずにダンジョンの富を独占する術を見つけた、唯一無二の存在だ。
手に持った布袋が、ガチャリと心地よい音を立てる。この音は、僕の復讐計画の始まりを告げるファンファーレだ。
まずは、この大金を換金し、まともな生活基盤を築く。そして、次のステップへ進む。
僕の頭の中では、すでに次の計画が組み上がり始めていた。
振り返ると、静まり返った『ゴブリンの洞窟』の入り口が見える。
「ありがとうよ、ゴブリンども。お前たちの寝床は、最高の宝物庫だった」
皮肉を込めて呟くと、僕は王都へ向かって歩き出した。
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