34 / 87
第36話 攻略神の伝説、その序章
しおりを挟む
王都の冒険者ギルドは、一種の熱病に浮かされていた。
その病の名は、『フロンティア』。
数日前、Dランクダンジョン『惑わしの森』を世界で初めて完全攻略したというだけでも、彼らの名は伝説になりかけていた。だが、その熱狂が冷めやらぬうちに、第二の衝撃が王都を襲ったのだ。
Cランク、いや、実質Aランク級の死地と恐れられた『沈黙の遺跡』。あの冒険者の墓場すらも、彼ら『フロンティア』が、再び、たった三人で完全攻略してしまったというのだから。
「おい、聞いたか! フロンティアの奴ら、今度は沈黙の遺跡をクリアしたってよ!」
「ああ、嘘みてえな話だ! 俺のダチのパーティは、あそこで半壊させられたんだぞ!」
ギルドの酒場では、誰もがその話題で持ちきりだった。
「リーダーのユキナガって男、やっぱ本物だ。『攻略神』って二つ名は伊達じゃねえ!」
「なんでも、遺跡のトラップを全部見破って、無効化しちまったらしい。床の落とし穴も、毒矢の雨も、全部素通りだったって話だぜ」
「ゴーレムもだろ? あの物理攻撃が効かねえ石像どもを、赤子の手をひねるように破壊したってよ。弱点を、全部ピンポイントで突いたらしい」
最初の『惑わしの森』攻略の報せを聞いた時、多くの者はそれを「幸運」や「まぐれ」だと片付けた。ハズレスキルの寄せ集めが、たまたま相性のいいダンジョンに当たっただけだろう、と。
だが、二度目の、それもトラップとゴーレムという全く性質の異なるダンジョンでの完全攻略は、もはや幸運では説明がつかない。それは、紛れもない『実力』の証明だった。
冒険者たちのユキナガへの評価は、畏怖へと変わっていた。
彼の【地図化】スキルが、ただの地図作成能力ではないことに、誰もが気づき始めていた。ダンジョンの構造そのものを読み解き、その理すらも解明してしまう、異次元の解析能力。
「攻略神」。その二つ名は、もはや一部の噂ではなく、王都の冒険者たちの共通認識となりつつあった。
そして、その神に導かれる二人の仲間、『神速の銀閃』リリアナと、『不落の黄金壁』バルガス。彼らもまた、かつての不遇な評価を完全に覆し、誰もが羨む実力者としてその名を轟かせていた。
ハズレスキルの寄せ集めと言われたパーティは、今や、王都で最も注目され、最も謎に包まれた、伝説のパーティへと変貌を遂げたのだ。
そんな外の喧騒とは裏腹に、当の僕たち『フロンティア』は、新しい家で穏やかな日常を送っていた。
「ユキナガ、ちょっと見てくれ! この新しい槌、どう思うよ! ミスリルゴーレムの残骸から打ち出した、特製のウォーハンマーだ!」
地下工房から、バルガスが目を輝かせながら駆け上がってきた。その手には、鈍い銀色に輝く、見事な戦槌が握られている。彼は、遺跡から持ち帰った素材を使い、早速新しい武器の試作に没頭していた。
「すごいわ、バルガス。綺麗……」
リビングのソファでハーブの専門書を読んでいたリリアナが、感心したように呟いた。
「へへっ、だろ? こいつがありゃ、次のダンジョンでは俺も攻撃に参加できるぜ!」
バルガスは、自分の新しいおもちゃを自慢する子供のように、嬉しそうだ。
僕は、そんな二人を眺めながら、書斎で『沈黙の遺跡』で手に入れた石版の写しを分析していた。世界の謎に繋がる、重要な手がかり。だが、その解読は容易ではない。
「あら、お客様かしら」
リリアナが、玄関の扉をノックする音に気づいた。僕たちが顔を見合わせる。この家を訪ねてくる人間など、まだいないはずだ。
リリアナが扉を開けると、そこに立っていたのは、ギルドの制服を着た職員だった。
「Cランクパーティ『フロンティア』の皆様でいらっしゃいますね。ギルドマスターがお呼びです。至急、ギルドまでお越しいただきたいとのことです」
ギルドマスター室の重厚な扉を開けると、ダグラスが厳しい顔で僕たちを待っていた。
「来たか。まずは、今回の快挙、改めて見事だったと褒めておこう」
彼の言葉には、賞賛と共に、隠しきれない驚愕の色が滲んでいる。
「だが、お前たちが何をしたのか、詳細に報告してもらう必要がある。『沈黙の遺跡』は、ギルドにとっても長年の懸案事項だった。今後のためにも、その攻略法を記録に残さねばならん」
僕は、事前に二人と打ち合わせていた通り、当たり障りのない範囲で報告を行った。
「俺のスキルでトラップの位置を特定し、仲間との連携で解除、あるいは回避しました。ゴーレムに関しても、構造上の弱点を見つけ出し、そこを突いただけです」
僕のあまりにシンプルな説明に、ダグラスは眉根を寄せた。
「……ユキナガ。お前のその『構造上の弱点を見つけ出す』力は、常軌を逸している。それは、もはや斥候のスキルではない。軍師、あるいは賢者の領域だ」
彼は、僕の力の核心に迫ろうとしている。だが、僕は自分のスキルの詳細を明かすつもりはなかった。手の内は、安易に見せるべきではない。
「俺たちは、俺たちのやり方で、ダンジョンを攻略している。それだけです」
僕がそう言って微笑むと、ダグラスは深いため息をついた。
「……分かった。詮索はすまい。結果が全てだ。お前たちが、あの死地を無傷で帰還したという事実がな」
彼は、テーブルの上に置かれたいくつかの革袋を指差した。
「これが、今回の報酬だ。遺跡から持ち帰った素材の売却益、特にミスリルゴーレムの残骸は高く売れた。合わせて金貨八百枚。それに、地図作成の成功報酬として金貨二百枚。合計で金貨千枚だ。受け取れ」
再び、僕たちの前に大金が積まれる。だが、以前ほどの驚きはなかった。僕たちの金銭感覚は、すでに良い意味で麻痺し始めていた。
「この金で、さらに装備を整えるなり、腕を磨くなり、好きに使うがいい。お前たちには、それだけの価値がある」
ダグラスの言葉は、ギルドマスターとしての、僕たちへの全面的な信頼の表明だった。
「期待しているぞ、『フロンティア』。お前たちが、この国の冒険者の歴史を、塗り替える存在になるかもしれんとな」
ギルドからの帰り道、僕たちの周りには、以前よりもさらに多くの視線が集まっていた。
「おい、あれが攻略神……」
「なんて落ち着いた顔をしてやがるんだ……。俺たちとは、見てる世界が違うってのか」
そんな囁き声が聞こえてくる。
家に戻ると、バルガスは早速受け取った金貨の一部を握りしめ、地下工房へと消えていった。「これで、最高の炉を買うんだ! そして、リリアナの嬢ちゃんのための、特製の軽鎧を作ってやる!」と息巻いていた。
リリアナも、嬉しそうに微笑んでいる。
僕たちのパーティは、潤沢な資金を得たことで、さらに強化されていくだろう。
僕は一人、書斎の窓から王都の街並みを眺めていた。
名声も、金も手に入れた。最高の仲間もいる。
だが、僕の心を満たしているのは、それだけではなかった。
僕の脳裏には、あの『沈黙の遺跡』の最深部で見た、古代の石版の光景が焼き付いている。
『ダンジョンとは、世界が厄災に喰われぬよう、その進行を遅らせるための隔離病棟である』
この世界の、本当の姿。
僕たちの冒険は、もはや個人的な成功物語ではない。それは、この世界の根幹に関わる、巨大な謎への挑戦なのだ。
「攻略神、か」
僕は、自嘲気味に呟いた。
神などではない。俺はただ、真実を知りたいだけだ。
俺が何者で、この世界が何なのか。その答えを、この手で掴み取るまでは。
僕たちの冒険は、まだ始まったばかりだ。
次に地図に記すべきは、どこか。僕の脳裏には、すでにいくつかの候補が浮かび上がっていた。Bランクダンジョン。そこには、きっと世界の謎に繋がる、新たな断片が眠っているはずだ。
僕の瞳の奥で、まだ見ぬダンジョンへの、尽きることのない探求の炎が、静かに燃え上がっていた。
その病の名は、『フロンティア』。
数日前、Dランクダンジョン『惑わしの森』を世界で初めて完全攻略したというだけでも、彼らの名は伝説になりかけていた。だが、その熱狂が冷めやらぬうちに、第二の衝撃が王都を襲ったのだ。
Cランク、いや、実質Aランク級の死地と恐れられた『沈黙の遺跡』。あの冒険者の墓場すらも、彼ら『フロンティア』が、再び、たった三人で完全攻略してしまったというのだから。
「おい、聞いたか! フロンティアの奴ら、今度は沈黙の遺跡をクリアしたってよ!」
「ああ、嘘みてえな話だ! 俺のダチのパーティは、あそこで半壊させられたんだぞ!」
ギルドの酒場では、誰もがその話題で持ちきりだった。
「リーダーのユキナガって男、やっぱ本物だ。『攻略神』って二つ名は伊達じゃねえ!」
「なんでも、遺跡のトラップを全部見破って、無効化しちまったらしい。床の落とし穴も、毒矢の雨も、全部素通りだったって話だぜ」
「ゴーレムもだろ? あの物理攻撃が効かねえ石像どもを、赤子の手をひねるように破壊したってよ。弱点を、全部ピンポイントで突いたらしい」
最初の『惑わしの森』攻略の報せを聞いた時、多くの者はそれを「幸運」や「まぐれ」だと片付けた。ハズレスキルの寄せ集めが、たまたま相性のいいダンジョンに当たっただけだろう、と。
だが、二度目の、それもトラップとゴーレムという全く性質の異なるダンジョンでの完全攻略は、もはや幸運では説明がつかない。それは、紛れもない『実力』の証明だった。
冒険者たちのユキナガへの評価は、畏怖へと変わっていた。
彼の【地図化】スキルが、ただの地図作成能力ではないことに、誰もが気づき始めていた。ダンジョンの構造そのものを読み解き、その理すらも解明してしまう、異次元の解析能力。
「攻略神」。その二つ名は、もはや一部の噂ではなく、王都の冒険者たちの共通認識となりつつあった。
そして、その神に導かれる二人の仲間、『神速の銀閃』リリアナと、『不落の黄金壁』バルガス。彼らもまた、かつての不遇な評価を完全に覆し、誰もが羨む実力者としてその名を轟かせていた。
ハズレスキルの寄せ集めと言われたパーティは、今や、王都で最も注目され、最も謎に包まれた、伝説のパーティへと変貌を遂げたのだ。
そんな外の喧騒とは裏腹に、当の僕たち『フロンティア』は、新しい家で穏やかな日常を送っていた。
「ユキナガ、ちょっと見てくれ! この新しい槌、どう思うよ! ミスリルゴーレムの残骸から打ち出した、特製のウォーハンマーだ!」
地下工房から、バルガスが目を輝かせながら駆け上がってきた。その手には、鈍い銀色に輝く、見事な戦槌が握られている。彼は、遺跡から持ち帰った素材を使い、早速新しい武器の試作に没頭していた。
「すごいわ、バルガス。綺麗……」
リビングのソファでハーブの専門書を読んでいたリリアナが、感心したように呟いた。
「へへっ、だろ? こいつがありゃ、次のダンジョンでは俺も攻撃に参加できるぜ!」
バルガスは、自分の新しいおもちゃを自慢する子供のように、嬉しそうだ。
僕は、そんな二人を眺めながら、書斎で『沈黙の遺跡』で手に入れた石版の写しを分析していた。世界の謎に繋がる、重要な手がかり。だが、その解読は容易ではない。
「あら、お客様かしら」
リリアナが、玄関の扉をノックする音に気づいた。僕たちが顔を見合わせる。この家を訪ねてくる人間など、まだいないはずだ。
リリアナが扉を開けると、そこに立っていたのは、ギルドの制服を着た職員だった。
「Cランクパーティ『フロンティア』の皆様でいらっしゃいますね。ギルドマスターがお呼びです。至急、ギルドまでお越しいただきたいとのことです」
ギルドマスター室の重厚な扉を開けると、ダグラスが厳しい顔で僕たちを待っていた。
「来たか。まずは、今回の快挙、改めて見事だったと褒めておこう」
彼の言葉には、賞賛と共に、隠しきれない驚愕の色が滲んでいる。
「だが、お前たちが何をしたのか、詳細に報告してもらう必要がある。『沈黙の遺跡』は、ギルドにとっても長年の懸案事項だった。今後のためにも、その攻略法を記録に残さねばならん」
僕は、事前に二人と打ち合わせていた通り、当たり障りのない範囲で報告を行った。
「俺のスキルでトラップの位置を特定し、仲間との連携で解除、あるいは回避しました。ゴーレムに関しても、構造上の弱点を見つけ出し、そこを突いただけです」
僕のあまりにシンプルな説明に、ダグラスは眉根を寄せた。
「……ユキナガ。お前のその『構造上の弱点を見つけ出す』力は、常軌を逸している。それは、もはや斥候のスキルではない。軍師、あるいは賢者の領域だ」
彼は、僕の力の核心に迫ろうとしている。だが、僕は自分のスキルの詳細を明かすつもりはなかった。手の内は、安易に見せるべきではない。
「俺たちは、俺たちのやり方で、ダンジョンを攻略している。それだけです」
僕がそう言って微笑むと、ダグラスは深いため息をついた。
「……分かった。詮索はすまい。結果が全てだ。お前たちが、あの死地を無傷で帰還したという事実がな」
彼は、テーブルの上に置かれたいくつかの革袋を指差した。
「これが、今回の報酬だ。遺跡から持ち帰った素材の売却益、特にミスリルゴーレムの残骸は高く売れた。合わせて金貨八百枚。それに、地図作成の成功報酬として金貨二百枚。合計で金貨千枚だ。受け取れ」
再び、僕たちの前に大金が積まれる。だが、以前ほどの驚きはなかった。僕たちの金銭感覚は、すでに良い意味で麻痺し始めていた。
「この金で、さらに装備を整えるなり、腕を磨くなり、好きに使うがいい。お前たちには、それだけの価値がある」
ダグラスの言葉は、ギルドマスターとしての、僕たちへの全面的な信頼の表明だった。
「期待しているぞ、『フロンティア』。お前たちが、この国の冒険者の歴史を、塗り替える存在になるかもしれんとな」
ギルドからの帰り道、僕たちの周りには、以前よりもさらに多くの視線が集まっていた。
「おい、あれが攻略神……」
「なんて落ち着いた顔をしてやがるんだ……。俺たちとは、見てる世界が違うってのか」
そんな囁き声が聞こえてくる。
家に戻ると、バルガスは早速受け取った金貨の一部を握りしめ、地下工房へと消えていった。「これで、最高の炉を買うんだ! そして、リリアナの嬢ちゃんのための、特製の軽鎧を作ってやる!」と息巻いていた。
リリアナも、嬉しそうに微笑んでいる。
僕たちのパーティは、潤沢な資金を得たことで、さらに強化されていくだろう。
僕は一人、書斎の窓から王都の街並みを眺めていた。
名声も、金も手に入れた。最高の仲間もいる。
だが、僕の心を満たしているのは、それだけではなかった。
僕の脳裏には、あの『沈黙の遺跡』の最深部で見た、古代の石版の光景が焼き付いている。
『ダンジョンとは、世界が厄災に喰われぬよう、その進行を遅らせるための隔離病棟である』
この世界の、本当の姿。
僕たちの冒険は、もはや個人的な成功物語ではない。それは、この世界の根幹に関わる、巨大な謎への挑戦なのだ。
「攻略神、か」
僕は、自嘲気味に呟いた。
神などではない。俺はただ、真実を知りたいだけだ。
俺が何者で、この世界が何なのか。その答えを、この手で掴み取るまでは。
僕たちの冒険は、まだ始まったばかりだ。
次に地図に記すべきは、どこか。僕の脳裏には、すでにいくつかの候補が浮かび上がっていた。Bランクダンジョン。そこには、きっと世界の謎に繋がる、新たな断片が眠っているはずだ。
僕の瞳の奥で、まだ見ぬダンジョンへの、尽きることのない探求の炎が、静かに燃え上がっていた。
56
あなたにおすすめの小説
異世界転移した俺のスキルは【身体魔改造】でした ~腕をドリルに、脚はキャタピラ、脳はスパコン。 追放された機械技師は、神をも超える魔導機兵~
夏見ナイ
ファンタジー
事故で手足を失い絶望した機械技師、相羽カケル。彼が転移したのは、魔法の才能が全ての魔法至上主義の世界だった。
与えられたスキルは【自己魔改造】。自身の体を、素材次第で自由に換装・強化できる唯一無二の能力。失った手足を鉄クズで作り直し、再び立ち上がったカケルだったが、その機械の体は「下賤で禁忌の力」として王国から追放されてしまう。
しかし、辺境の公国で若き女公爵と出会った時、彼の運命は大きく変わる。
「その力、我が国に貸してほしい」
魔法騎士団をドリルアームで粉砕し、城壁をキャタピラで踏破する。これは、役立たずと蔑まれた技師が、やがて神をも超える魔導機兵へと成り上がる物語。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる