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第76話 バレンタイン・パニック
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君と見た初日の出の光は、冬休みの終わりまで俺たちの心を温かく照らし続けてくれた。
そして、あっという間に三学期が始まった。
教室の窓から見える景色はまだ冬枯れのままだったが、俺の目に映る世界は春のように色鮮やかだった。なぜなら、隣の席には世界で一番愛おしい俺の彼女が座っているのだから。
「なあ航、お前ら最近、隠す気ゼロだよな」
休み時間、健太が呆れたように言った。
俺たちが机の下でこっそり手を繋いでいるのを、彼は完璧に見抜いていた。
「別にいいだろ。クラス公認なんだから」
俺が開き直ると、健太は「ごちそうさまです」と大げさにお辞儀をしてみせた。周りにいた天野さんたちもくすくすと笑っている。
この生温かくて心地よいからかい。それすらも、今の俺にとっては幸せな日常の一部だった。
一月が過ぎ二月に入ると、街の雰囲気はがらりと変わった。
ショーウィンドウは赤とピンクのハートで埋め尽くされ、甘いチョコレートの香りがどこからともなく漂ってくる。
バレンタイン。
恋人たちにとって、一年で最も特別で甘いイベント。
もちろん俺も意識せずにはいられなかった。
(雫、チョコくれるかな……)
期待するなと自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、その想いは募っていく。
彼女のことだ。きっと、くれるだろう。
もしかしたら手作りだったりして。あのプロ級の腕前で作られた、最高のチョコレート。
想像しただけで口の中が甘くなり、顔がにやけてしまう。
「おい航、またニヤけてんぞ」
「うるせえ!」
健太との、もはやお決まりとなったやり取りを繰り返しながら、俺は来るべき二月十四日を今か今かと指折り数えて待っていた。
その頃、俺の知らない場所で。
俺の彼女が人生最大級の戦いに挑もうとしていることなど、俺は知る由もなかった。
「……はあ」
月宮家のリビング。雫はテーブルの上に山のように積み上げられたお菓子のレシピ本の山を前に、深いため息をついた。
その目は真剣そのもの。目の下にはうっすらと隈ができている。
ここ数日、彼女は航への最高のチョコレートを作るため、寝る間も惜しんでレシピの研究に没頭していたのだ。
ソファでその様子を眺めていた姉の潮が、呆れたように声をかけた。
「あんた、たかがチョコでしょ? そんなに悩むことある?」
雫は姉の言葉にむっとした顔をすると、スマホのメモ帳に文字を打ち込んで見せた。
『たかがチョコじゃない! 航くんへの、一年分の感謝と愛情を込めた、世界で一つの最高傑作を作るの!』
そのあまりにも熱すぎる意気込みに、潮は「はいはい」と肩をすくめた。
雫の探究心は留まるところを知らなかった。
普通の生チョコやトリュフではインパクトが足りない。もっと航くんを「あっ!」と驚かせるような、華やかでプロフェッショナルなチョコレートを作りたい。
その思いが彼女を無謀な挑戦へと駆り立てた。
彼女が選んだのはチョコレート菓子の王様とも呼ばれる「ザッハトルテ」。そして宝石のように美しい「ボンボンショコラ」のアソート。
どちらもプロのパティシエでも作るのが難しいとされる、超高難易度のスイーツだった。
レシピ本に並ぶ美しい完成写真。
『これだ……!』
雫は目をキラキラと輝かせ、拳を握りしめた。
『愛情さえあれば、きっと大丈夫!』
その根拠のない自信に満ちた姿を見て、潮は「……まあ、頑張んなさいよ」と一抹の不安を覚えながらも、生温かく見守ることにした。
そして決戦の前日、二月十三日。
月宮家のキッチンは戦場と化した。
エプロンをきりりと締め、ポニーテールを揺らしながら、雫は果敢に戦いへと挑む。
第一の関門はチョコレートのテンパリング。
温度管理が命の、最も繊細な作業だ。
雫はレシピ本と睨めっこしながら、必死でチョコレートを湯煎にかける。
『50℃まで上げて、28℃まで下げて、もう一度32℃に……』
温度計の目盛りを祈るような気持ちで見つめる。
だが焦る気持ちが彼女の手元を狂わせた。
「あちっ!」
湯煎のお湯が少しだけボウルの中に入ってしまったのだ。
その瞬間、滑らかだったはずのチョコレートは見るも無残に分離し、ボソボソの塊になってしまった。
「…………」
雫は無言で、その失敗作をゴミ箱へと叩きつけた。
気を取り直して、ザッハトルテの生地作りへ。
卵白を泡立ててメレンゲを作る。調理実習室で航くんに褒められた、得意な作業のはずだった。
だが、今日の彼女は違った。
「もっとふわふわに! 最高の口溶けのために!」
その意気込みが裏目に出る。
泡立て器を回す腕に力が入りすぎ、メレンゲはあっという間に泡立てすぎてしまった。水分が分離しボソボソになってしまったメレンゲは、もう使い物にならない。
「…………うぅ」
雫の目から涙がぽろりとこぼれ落ちた。
「にゃーん?」
そんな彼女を心配してか、足元から飼い猫のソラがすり寄ってくる。
雫はその優しさに癒されようと、ソラを抱き上げた。
その時だった。
彼女の背後に置いてあったココアパウダーの袋に、ソラの尻尾がぱさりと当たったのだ。
バフッ!!
袋が倒れ、茶色い粉がまるで爆発したかのようにキッチン中に舞い上がった。
「……にゃっ!?」
驚いたソラが雫の腕から飛び降り、白い足跡を点々とつけながらリビングへと逃げていく。
後に残されたのは、ココアパウダーを頭から被り、まるで泥んこ遊びをしてきた子供のように顔もエプロンも真っ茶色になった雫の姿だった。
その姿はあまりにも無残で、そしてどこか滑稽だった。
「ぷっ……! あはははは!」
リビングのドアからその惨状を一部始終見ていた潮が、ついに堪えきれずに爆笑した。
「あんた、何やってんのよ! チョコレートの妖精じゃなくて、土の精霊みたいになってんじゃない!」
姉の容赦ない笑い声。
それが最後の引き金になった。
「うわああああん!」
雫はついにその場にへたり込み、子供のように声を上げて泣き出してしまった。
声にならない、しゃくり上げるような嗚咽。
もう無理。私には作れない。航くんをがっかりさせちゃう。
その絶望が彼女の心を完全に支配していた。
潮はひとしきり笑った後、そんな妹のそばにそっと屈み込んだ。
そしてココアまみれのその頭を優しくぽんぽんと撫でてやる。
「あんたさあ、一番大事なスパイス、忘れてるんじゃないの?」
しゃくり上げる雫に、潮は諭すように言った。
「レシピ本ばっかり見て、温度計ばっかり気にして。誰のために作ってるのか、忘れちゃった?」
その言葉に、雫はハッとして顔を上げた。
「航くんが喜ぶ顔を想像しながら作りなさいよ。あんたが心を込めて作ったものなら、たとえ形が不格好でも、あいつは絶対に世界で一番美味しいって言ってくれるわよ」
姉の温かい言葉。
雫の脳裏に、航のあの優しい笑顔が鮮やかに蘇った。
そうだ。
私はあの笑顔が見たいんだ。
難しいケーキで驚かせたいんじゃない。ただ「美味しい」って、笑ってほしいんだ。
雫は涙を拭うと力強く頷いた。
そこからの彼女は、まるで別人のようだった。
ザッハトルテもボンボンショコラもきっぱりと諦めた。
代わりに彼女が作り始めたのは、シンプルで基本に忠実な生チョコとトリュフ。
航くんの笑顔を思い浮かべながら。
「美味しい」って言ってくれる顔を想像しながら。
一つ一つの作業を丁寧に、心を込めて。
するとどうだろう。
さっきまでの失敗が嘘のようにチョコレートは滑らかな輝きを取り戻し、キッチンには甘くて幸せな香りが満ちていった。
数時間後。
キッチンには少しだけ形が不揃いな、でも愛情だけはたっぷりと詰まったたくさんのチョコレートが並んでいた。
雫はそれらを可愛らしい箱に詰め、丁寧にリボンをかける。
そして完成したプレゼントを胸に抱きしめ、満足そうにふわりと微笑んだ。
その顔はココアパウダーで少しだけ汚れていたけれど、世界で一番輝いて見えた。
その夜。
俺のスマホに雫からメッセージが届いた。
『明日、楽しみにしててね』
そのメッセージに一枚の写真が添えられていた。
ココアパウダーで鼻の頭が少しだけ茶色くなった彼女が、照れくさそうに、でも誇らしげに、指で小さなピースサインを作っている写真。
そのあまりにも愛おしい姿に俺の心臓は、喜びと期待ではち切れそうになった。
明日がバレンタイン当日。
俺の人生で最も甘い一日が、もうすぐ始まろうとしていた。
そして、あっという間に三学期が始まった。
教室の窓から見える景色はまだ冬枯れのままだったが、俺の目に映る世界は春のように色鮮やかだった。なぜなら、隣の席には世界で一番愛おしい俺の彼女が座っているのだから。
「なあ航、お前ら最近、隠す気ゼロだよな」
休み時間、健太が呆れたように言った。
俺たちが机の下でこっそり手を繋いでいるのを、彼は完璧に見抜いていた。
「別にいいだろ。クラス公認なんだから」
俺が開き直ると、健太は「ごちそうさまです」と大げさにお辞儀をしてみせた。周りにいた天野さんたちもくすくすと笑っている。
この生温かくて心地よいからかい。それすらも、今の俺にとっては幸せな日常の一部だった。
一月が過ぎ二月に入ると、街の雰囲気はがらりと変わった。
ショーウィンドウは赤とピンクのハートで埋め尽くされ、甘いチョコレートの香りがどこからともなく漂ってくる。
バレンタイン。
恋人たちにとって、一年で最も特別で甘いイベント。
もちろん俺も意識せずにはいられなかった。
(雫、チョコくれるかな……)
期待するなと自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、その想いは募っていく。
彼女のことだ。きっと、くれるだろう。
もしかしたら手作りだったりして。あのプロ級の腕前で作られた、最高のチョコレート。
想像しただけで口の中が甘くなり、顔がにやけてしまう。
「おい航、またニヤけてんぞ」
「うるせえ!」
健太との、もはやお決まりとなったやり取りを繰り返しながら、俺は来るべき二月十四日を今か今かと指折り数えて待っていた。
その頃、俺の知らない場所で。
俺の彼女が人生最大級の戦いに挑もうとしていることなど、俺は知る由もなかった。
「……はあ」
月宮家のリビング。雫はテーブルの上に山のように積み上げられたお菓子のレシピ本の山を前に、深いため息をついた。
その目は真剣そのもの。目の下にはうっすらと隈ができている。
ここ数日、彼女は航への最高のチョコレートを作るため、寝る間も惜しんでレシピの研究に没頭していたのだ。
ソファでその様子を眺めていた姉の潮が、呆れたように声をかけた。
「あんた、たかがチョコでしょ? そんなに悩むことある?」
雫は姉の言葉にむっとした顔をすると、スマホのメモ帳に文字を打ち込んで見せた。
『たかがチョコじゃない! 航くんへの、一年分の感謝と愛情を込めた、世界で一つの最高傑作を作るの!』
そのあまりにも熱すぎる意気込みに、潮は「はいはい」と肩をすくめた。
雫の探究心は留まるところを知らなかった。
普通の生チョコやトリュフではインパクトが足りない。もっと航くんを「あっ!」と驚かせるような、華やかでプロフェッショナルなチョコレートを作りたい。
その思いが彼女を無謀な挑戦へと駆り立てた。
彼女が選んだのはチョコレート菓子の王様とも呼ばれる「ザッハトルテ」。そして宝石のように美しい「ボンボンショコラ」のアソート。
どちらもプロのパティシエでも作るのが難しいとされる、超高難易度のスイーツだった。
レシピ本に並ぶ美しい完成写真。
『これだ……!』
雫は目をキラキラと輝かせ、拳を握りしめた。
『愛情さえあれば、きっと大丈夫!』
その根拠のない自信に満ちた姿を見て、潮は「……まあ、頑張んなさいよ」と一抹の不安を覚えながらも、生温かく見守ることにした。
そして決戦の前日、二月十三日。
月宮家のキッチンは戦場と化した。
エプロンをきりりと締め、ポニーテールを揺らしながら、雫は果敢に戦いへと挑む。
第一の関門はチョコレートのテンパリング。
温度管理が命の、最も繊細な作業だ。
雫はレシピ本と睨めっこしながら、必死でチョコレートを湯煎にかける。
『50℃まで上げて、28℃まで下げて、もう一度32℃に……』
温度計の目盛りを祈るような気持ちで見つめる。
だが焦る気持ちが彼女の手元を狂わせた。
「あちっ!」
湯煎のお湯が少しだけボウルの中に入ってしまったのだ。
その瞬間、滑らかだったはずのチョコレートは見るも無残に分離し、ボソボソの塊になってしまった。
「…………」
雫は無言で、その失敗作をゴミ箱へと叩きつけた。
気を取り直して、ザッハトルテの生地作りへ。
卵白を泡立ててメレンゲを作る。調理実習室で航くんに褒められた、得意な作業のはずだった。
だが、今日の彼女は違った。
「もっとふわふわに! 最高の口溶けのために!」
その意気込みが裏目に出る。
泡立て器を回す腕に力が入りすぎ、メレンゲはあっという間に泡立てすぎてしまった。水分が分離しボソボソになってしまったメレンゲは、もう使い物にならない。
「…………うぅ」
雫の目から涙がぽろりとこぼれ落ちた。
「にゃーん?」
そんな彼女を心配してか、足元から飼い猫のソラがすり寄ってくる。
雫はその優しさに癒されようと、ソラを抱き上げた。
その時だった。
彼女の背後に置いてあったココアパウダーの袋に、ソラの尻尾がぱさりと当たったのだ。
バフッ!!
袋が倒れ、茶色い粉がまるで爆発したかのようにキッチン中に舞い上がった。
「……にゃっ!?」
驚いたソラが雫の腕から飛び降り、白い足跡を点々とつけながらリビングへと逃げていく。
後に残されたのは、ココアパウダーを頭から被り、まるで泥んこ遊びをしてきた子供のように顔もエプロンも真っ茶色になった雫の姿だった。
その姿はあまりにも無残で、そしてどこか滑稽だった。
「ぷっ……! あはははは!」
リビングのドアからその惨状を一部始終見ていた潮が、ついに堪えきれずに爆笑した。
「あんた、何やってんのよ! チョコレートの妖精じゃなくて、土の精霊みたいになってんじゃない!」
姉の容赦ない笑い声。
それが最後の引き金になった。
「うわああああん!」
雫はついにその場にへたり込み、子供のように声を上げて泣き出してしまった。
声にならない、しゃくり上げるような嗚咽。
もう無理。私には作れない。航くんをがっかりさせちゃう。
その絶望が彼女の心を完全に支配していた。
潮はひとしきり笑った後、そんな妹のそばにそっと屈み込んだ。
そしてココアまみれのその頭を優しくぽんぽんと撫でてやる。
「あんたさあ、一番大事なスパイス、忘れてるんじゃないの?」
しゃくり上げる雫に、潮は諭すように言った。
「レシピ本ばっかり見て、温度計ばっかり気にして。誰のために作ってるのか、忘れちゃった?」
その言葉に、雫はハッとして顔を上げた。
「航くんが喜ぶ顔を想像しながら作りなさいよ。あんたが心を込めて作ったものなら、たとえ形が不格好でも、あいつは絶対に世界で一番美味しいって言ってくれるわよ」
姉の温かい言葉。
雫の脳裏に、航のあの優しい笑顔が鮮やかに蘇った。
そうだ。
私はあの笑顔が見たいんだ。
難しいケーキで驚かせたいんじゃない。ただ「美味しい」って、笑ってほしいんだ。
雫は涙を拭うと力強く頷いた。
そこからの彼女は、まるで別人のようだった。
ザッハトルテもボンボンショコラもきっぱりと諦めた。
代わりに彼女が作り始めたのは、シンプルで基本に忠実な生チョコとトリュフ。
航くんの笑顔を思い浮かべながら。
「美味しい」って言ってくれる顔を想像しながら。
一つ一つの作業を丁寧に、心を込めて。
するとどうだろう。
さっきまでの失敗が嘘のようにチョコレートは滑らかな輝きを取り戻し、キッチンには甘くて幸せな香りが満ちていった。
数時間後。
キッチンには少しだけ形が不揃いな、でも愛情だけはたっぷりと詰まったたくさんのチョコレートが並んでいた。
雫はそれらを可愛らしい箱に詰め、丁寧にリボンをかける。
そして完成したプレゼントを胸に抱きしめ、満足そうにふわりと微笑んだ。
その顔はココアパウダーで少しだけ汚れていたけれど、世界で一番輝いて見えた。
その夜。
俺のスマホに雫からメッセージが届いた。
『明日、楽しみにしててね』
そのメッセージに一枚の写真が添えられていた。
ココアパウダーで鼻の頭が少しだけ茶色くなった彼女が、照れくさそうに、でも誇らしげに、指で小さなピースサインを作っている写真。
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