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第28話 竜殺しのプライド
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「……面白い」
リビングのソファに寝転がったまま、俺はディスプレイに映る光景を眺めて、ぽつりと呟いた。
画面の中では、Aランク冒険者パーティ『赤き獅子の牙』のメンバー三人が、すでに戦闘不能に陥っている。重戦士は武器を砕かれ、魔法使いは自らの魔法で黒焦げになり、盗賊は重力魔法で地面にめり込んでいる。まさに、惨敗。
そして、その中央で、リーダーである『赤髪のガイオン』が、生まれて初めて味わうであろう屈辱に、その巨体をわなわなと震わせていた。
「まさか、ここまで一方的になるとはな」
俺の予想では、もう少し接戦になるかと思っていた。だが、神器級のフル装備と、この家に来てからのヒロインたちの成長は、俺の想像を遥かに超えていたらしい。
特にフィーだ。詠唱省略のサークレットを使いこなし、まるでチェスの名人が駒を動かすように、最適な魔法を、最適なタイミングで、思考するだけで発動させている。あれはもはや、魔法使いではなく、現象を操る神に近い。
「ご主人様、リリア様、すごいです……!」
俺の隣で、モカが目をキラキラさせながら画面に見入っている。その手には、いつの間にか「リリア様がんばれ」と書かれた小さな旗が握られていた。いつの間に作ったんだ。
◇
森の中の、小さな広場。
そこは今、一人の男の怒りとプライドが作り出す、灼熱の闘技場と化していた。
「……てめえら」
ガイオンの口から、地の底を這うような低い声が漏れた。その赤髪は、彼の闘気に呼応するかのように逆立ち、全身から放たれるプレッシャーは、周囲の木々をざわざわと揺らしている。
「俺を、舐めるなよおおおっ!」
咆哮と共に、ガイオンが地を蹴った。
その動きは、先ほどまでとは比較にならない。まるで、赤い彗星。一直線に、リリアへと突進する。
彼が振りかぶった両手剣(クレイモア)の刃には、彼の闘気が炎のようにまとわりつき、空間そのものを歪ませていた。
「奥義――『竜滅剣(ドラゴンスレイヤー)』!」
かつて、彼が火竜を屠ったという、必殺の一撃。
それは、城壁すらも一刀両断にする、絶対的な破壊の化身。
その一撃が、リリアに向かって、振り下ろされた。
リリアは、静かだった。
目の前で繰り広げられる、圧倒的な力の奔流を、彼女は、ただ、静かに見つめていた。
彼女は、盾を構える。
白銀の盾に刻まれた、アルトリア王家の紋章が、淡い光を放った。
「――『王域の守護(ロイヤル・プロテクション)』」
彼女の呟きと共に、盾の前面に、半透明の光の壁が展開される。
ガイオンの竜滅剣が、その光の壁に、激突した。
ゴウッ、という衝撃音。しかし、それは、破壊の音ではなかった。
ガイオンの必殺の一撃は、その凄まじいエネルギーのほとんどを、光の壁に吸収され、霧散させられていく。まるで、荒れ狂う嵐が、一枚の薄い膜に阻まれ、凪へと変わるように。
「……なっ!?」
ガイオンの目に、信じられないという色が浮かぶ。
自分の最強の一撃が、ほとんど威力を殺されている。ありえない。火竜のブレスですら、これほどの防御はできなかった。
だが、リリアの『おもてなし』は、それだけでは終わらない。
「――今度は、わたくしの番です」
リリアは、衝撃を完全に殺しきった状態で、一歩、前に踏み出した。
そして、腰の『静寂を護る剣』を、抜き放つ。
その動きは、ガイオンの豪快な剣とは対照的に、水が流れるように、どこまでも滑らかで、洗練されていた。
剣の切っ先が、ガイオンのクレイモアの腹を、軽く、なぞるように滑る。
「小賢しい!」
ガイオンは、力任せに剣を振り払い、リリアを弾き飛ばそうとする。
だが、リリアの体は、木の葉のように、その力を受け流し、逆に、ガイオンの懐へと、さらに深く潜り込んでいく。
彼女の剣技は、ユータの家で、フィーが持ち込んだ古代剣術の教本を読み込み、鍛錬を重ねた成果だった。力で押し切るのではなく、相手の力を利用し、最小の動きで、最大の効果を生む。まさに、柔よく剛を制す、という言葉を体現したかのような剣捌き。
「くっ……! 速い……!」
ガイオンは、焦りを覚えていた。
自分の大振りな攻撃が、ことごとく、いなされる。相手の細い剣は、まるで生き物のように、こちらの剣の軌道を読み、その隙間を縫って、的確に反撃を加えてくる。
カキン! カキン!
甲高い金属音が、立て続けに響く。
リリアの剣が、ガイオンの鎧の、関節部分や、装甲の隙間といった、防御の薄い箇所を、寸分の狂いもなく、正確に打ち据えていく。
一撃一撃は、致命傷ではない。
だが、その的確すぎる攻撃は、ガイオンの体勢を、確実に、じわじわと崩していく。
そして何より、彼のプライドを、少しずつ、削り取っていく。
「お、おおおおおお!」
ガイオンは、耐えきれなくなり、再び、力任せの横薙ぎを放った。
リリアは、それを、バックステップで軽やかにかわす。
その瞬間、ガイオンは見た。
リリアの、その黄金の鎧に、傷一つ、ついていないことを。
あれだけの激しい打ち合いをしながら、自分の攻撃は、一度として、彼女の鎧に有効打を与えられていない。
「……化け物、かよ……」
ガイオンの口から、乾いた声が漏れた。
彼は、もはや、自分が戦っている相手が、ただの少女ではないことを、理解していた。
それは、自分の常識が、全く通用しない、別次元の存在。
「――終わりです」
リリアの、静かな声が、響いた。
彼女は、後退した勢いをそのまま利用し、地を蹴り、一気に間合いを詰める。
そして、放たれた最後の一撃。
それは、力でも、速さでもない。
ただ、完璧なまでに、洗練された、一閃だった。
『静寂を護る剣』が、ガイオンのクレイモアの柄を、下から、弾き上げる。
ガイオンの手から、愛用の大剣が、あっけなく、宙を舞った。
武器を失い、がら空きになった、彼の喉元。
そこに、リリアの剣の切っ先が、ぴたり、と、寸分の狂いもなく、突きつけられていた。
「…………」
完全な、沈黙。
勝負は、決した。
ガイオンは、自分の喉元に突きつけられた、冷たい剣の感触に、ただ、呆然としていた。
負けた。
竜殺しの異名を持つ、Aランク冒険者パーティのリーダーである、この俺が。
たった一人の、少女に。
鎧に、傷一つ、つけられないまま。
完璧に。
完膚なきまでに。
敗北した。
ガイオンの膝が、がくり、と折れた。
彼は、その場に、ゆっくりと、膝をついた。それは、彼の、三十年以上の冒険者人生で、初めての、完全な敗北を認めた瞬間だった。
「……俺の、負けだ」
絞り出すような、その一言。
彼の、竜殺しとしてのプライドは、今、木っ端微塵に砕け散った。
「……賢明な判断です」
リリアは、剣を収めると、膝をついたガイオンを、静かに見下ろした。その姿は、敗者を労う、慈悲深き女王のようだった。
やがて、我に返ったパーティの仲間たちが、慌ててガイオンに駆け寄る。
「ガイオンさん!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「……ああ。問題ない。それより……」
ガイオンは、立ち上がると、リリアと、その後ろに控えるフィーに向かって、深々と、頭を下げた。
「……約束通り、あんたらの言うことを、何でも一つ、聞こう。俺たちは、あんたらに、完全に負けた」
その姿には、もはや、以前のような傲慢さは、微塵も残っていなかった。
「……よろしい。では、あなた方には、一つ、仕事をお願いしましょう」
フィーが、代理人として、前に進み出た。
「あなた方には、『賢者の家』について、こう、噂を流していただきます」
フィーの口から語られた『依頼』の内容。
それを聞いたガイオンたちは、最初、きょとんとした顔をしたが、やがて、その奇妙で、しかし、ある意味では理にかなった依頼に、苦笑するしかなかった。
『賢者の家の主は、気まぐれで、そして、恐ろしく気分屋である。下手に近づけば、その逆鱗に触れ、今回我々が味わったように、手痛い目に遭うだろう』と。
それは、新たな訪問者を牽制するための、賢者の家からの、ささやかな警告。
ガイオンは、その依頼を、二つ返事で引き受けた。
彼らは、この日、学んだのだ。
この森の奥には、自分たちの常識など、全く通用しない、本物の『格上』が存在することを。
そして、その『賢者』の機嫌を損ねることが、いかに、恐ろしいことであるかを。
こうして、『赤き獅子の牙』の挑戦は、彼らの完敗という形で、幕を閉じた。
彼らが、王都に持ち帰った『真実』の噂は、人々の欲望に、冷や水を浴びせることになるのか。
それとも、火に油を注ぐことになるのか。
ソファの上で、その一部始終を高みの見物していた俺は、まあ、どっちに転んでも、また面白くなりそうだ、と、他人事のように、考えていた。
リビングのソファに寝転がったまま、俺はディスプレイに映る光景を眺めて、ぽつりと呟いた。
画面の中では、Aランク冒険者パーティ『赤き獅子の牙』のメンバー三人が、すでに戦闘不能に陥っている。重戦士は武器を砕かれ、魔法使いは自らの魔法で黒焦げになり、盗賊は重力魔法で地面にめり込んでいる。まさに、惨敗。
そして、その中央で、リーダーである『赤髪のガイオン』が、生まれて初めて味わうであろう屈辱に、その巨体をわなわなと震わせていた。
「まさか、ここまで一方的になるとはな」
俺の予想では、もう少し接戦になるかと思っていた。だが、神器級のフル装備と、この家に来てからのヒロインたちの成長は、俺の想像を遥かに超えていたらしい。
特にフィーだ。詠唱省略のサークレットを使いこなし、まるでチェスの名人が駒を動かすように、最適な魔法を、最適なタイミングで、思考するだけで発動させている。あれはもはや、魔法使いではなく、現象を操る神に近い。
「ご主人様、リリア様、すごいです……!」
俺の隣で、モカが目をキラキラさせながら画面に見入っている。その手には、いつの間にか「リリア様がんばれ」と書かれた小さな旗が握られていた。いつの間に作ったんだ。
◇
森の中の、小さな広場。
そこは今、一人の男の怒りとプライドが作り出す、灼熱の闘技場と化していた。
「……てめえら」
ガイオンの口から、地の底を這うような低い声が漏れた。その赤髪は、彼の闘気に呼応するかのように逆立ち、全身から放たれるプレッシャーは、周囲の木々をざわざわと揺らしている。
「俺を、舐めるなよおおおっ!」
咆哮と共に、ガイオンが地を蹴った。
その動きは、先ほどまでとは比較にならない。まるで、赤い彗星。一直線に、リリアへと突進する。
彼が振りかぶった両手剣(クレイモア)の刃には、彼の闘気が炎のようにまとわりつき、空間そのものを歪ませていた。
「奥義――『竜滅剣(ドラゴンスレイヤー)』!」
かつて、彼が火竜を屠ったという、必殺の一撃。
それは、城壁すらも一刀両断にする、絶対的な破壊の化身。
その一撃が、リリアに向かって、振り下ろされた。
リリアは、静かだった。
目の前で繰り広げられる、圧倒的な力の奔流を、彼女は、ただ、静かに見つめていた。
彼女は、盾を構える。
白銀の盾に刻まれた、アルトリア王家の紋章が、淡い光を放った。
「――『王域の守護(ロイヤル・プロテクション)』」
彼女の呟きと共に、盾の前面に、半透明の光の壁が展開される。
ガイオンの竜滅剣が、その光の壁に、激突した。
ゴウッ、という衝撃音。しかし、それは、破壊の音ではなかった。
ガイオンの必殺の一撃は、その凄まじいエネルギーのほとんどを、光の壁に吸収され、霧散させられていく。まるで、荒れ狂う嵐が、一枚の薄い膜に阻まれ、凪へと変わるように。
「……なっ!?」
ガイオンの目に、信じられないという色が浮かぶ。
自分の最強の一撃が、ほとんど威力を殺されている。ありえない。火竜のブレスですら、これほどの防御はできなかった。
だが、リリアの『おもてなし』は、それだけでは終わらない。
「――今度は、わたくしの番です」
リリアは、衝撃を完全に殺しきった状態で、一歩、前に踏み出した。
そして、腰の『静寂を護る剣』を、抜き放つ。
その動きは、ガイオンの豪快な剣とは対照的に、水が流れるように、どこまでも滑らかで、洗練されていた。
剣の切っ先が、ガイオンのクレイモアの腹を、軽く、なぞるように滑る。
「小賢しい!」
ガイオンは、力任せに剣を振り払い、リリアを弾き飛ばそうとする。
だが、リリアの体は、木の葉のように、その力を受け流し、逆に、ガイオンの懐へと、さらに深く潜り込んでいく。
彼女の剣技は、ユータの家で、フィーが持ち込んだ古代剣術の教本を読み込み、鍛錬を重ねた成果だった。力で押し切るのではなく、相手の力を利用し、最小の動きで、最大の効果を生む。まさに、柔よく剛を制す、という言葉を体現したかのような剣捌き。
「くっ……! 速い……!」
ガイオンは、焦りを覚えていた。
自分の大振りな攻撃が、ことごとく、いなされる。相手の細い剣は、まるで生き物のように、こちらの剣の軌道を読み、その隙間を縫って、的確に反撃を加えてくる。
カキン! カキン!
甲高い金属音が、立て続けに響く。
リリアの剣が、ガイオンの鎧の、関節部分や、装甲の隙間といった、防御の薄い箇所を、寸分の狂いもなく、正確に打ち据えていく。
一撃一撃は、致命傷ではない。
だが、その的確すぎる攻撃は、ガイオンの体勢を、確実に、じわじわと崩していく。
そして何より、彼のプライドを、少しずつ、削り取っていく。
「お、おおおおおお!」
ガイオンは、耐えきれなくなり、再び、力任せの横薙ぎを放った。
リリアは、それを、バックステップで軽やかにかわす。
その瞬間、ガイオンは見た。
リリアの、その黄金の鎧に、傷一つ、ついていないことを。
あれだけの激しい打ち合いをしながら、自分の攻撃は、一度として、彼女の鎧に有効打を与えられていない。
「……化け物、かよ……」
ガイオンの口から、乾いた声が漏れた。
彼は、もはや、自分が戦っている相手が、ただの少女ではないことを、理解していた。
それは、自分の常識が、全く通用しない、別次元の存在。
「――終わりです」
リリアの、静かな声が、響いた。
彼女は、後退した勢いをそのまま利用し、地を蹴り、一気に間合いを詰める。
そして、放たれた最後の一撃。
それは、力でも、速さでもない。
ただ、完璧なまでに、洗練された、一閃だった。
『静寂を護る剣』が、ガイオンのクレイモアの柄を、下から、弾き上げる。
ガイオンの手から、愛用の大剣が、あっけなく、宙を舞った。
武器を失い、がら空きになった、彼の喉元。
そこに、リリアの剣の切っ先が、ぴたり、と、寸分の狂いもなく、突きつけられていた。
「…………」
完全な、沈黙。
勝負は、決した。
ガイオンは、自分の喉元に突きつけられた、冷たい剣の感触に、ただ、呆然としていた。
負けた。
竜殺しの異名を持つ、Aランク冒険者パーティのリーダーである、この俺が。
たった一人の、少女に。
鎧に、傷一つ、つけられないまま。
完璧に。
完膚なきまでに。
敗北した。
ガイオンの膝が、がくり、と折れた。
彼は、その場に、ゆっくりと、膝をついた。それは、彼の、三十年以上の冒険者人生で、初めての、完全な敗北を認めた瞬間だった。
「……俺の、負けだ」
絞り出すような、その一言。
彼の、竜殺しとしてのプライドは、今、木っ端微塵に砕け散った。
「……賢明な判断です」
リリアは、剣を収めると、膝をついたガイオンを、静かに見下ろした。その姿は、敗者を労う、慈悲深き女王のようだった。
やがて、我に返ったパーティの仲間たちが、慌ててガイオンに駆け寄る。
「ガイオンさん!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「……ああ。問題ない。それより……」
ガイオンは、立ち上がると、リリアと、その後ろに控えるフィーに向かって、深々と、頭を下げた。
「……約束通り、あんたらの言うことを、何でも一つ、聞こう。俺たちは、あんたらに、完全に負けた」
その姿には、もはや、以前のような傲慢さは、微塵も残っていなかった。
「……よろしい。では、あなた方には、一つ、仕事をお願いしましょう」
フィーが、代理人として、前に進み出た。
「あなた方には、『賢者の家』について、こう、噂を流していただきます」
フィーの口から語られた『依頼』の内容。
それを聞いたガイオンたちは、最初、きょとんとした顔をしたが、やがて、その奇妙で、しかし、ある意味では理にかなった依頼に、苦笑するしかなかった。
『賢者の家の主は、気まぐれで、そして、恐ろしく気分屋である。下手に近づけば、その逆鱗に触れ、今回我々が味わったように、手痛い目に遭うだろう』と。
それは、新たな訪問者を牽制するための、賢者の家からの、ささやかな警告。
ガイオンは、その依頼を、二つ返事で引き受けた。
彼らは、この日、学んだのだ。
この森の奥には、自分たちの常識など、全く通用しない、本物の『格上』が存在することを。
そして、その『賢者』の機嫌を損ねることが、いかに、恐ろしいことであるかを。
こうして、『赤き獅子の牙』の挑戦は、彼らの完敗という形で、幕を閉じた。
彼らが、王都に持ち帰った『真実』の噂は、人々の欲望に、冷や水を浴びせることになるのか。
それとも、火に油を注ぐことになるのか。
ソファの上で、その一部始終を高みの見物していた俺は、まあ、どっちに転んでも、また面白くなりそうだ、と、他人事のように、考えていた。
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