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第59話 最終決戦 in リビング
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魔王ゼノンが、我が家の玄関の敷居を、またいだ、瞬間。
彼の、全身を、奇妙な、感覚が、襲った。
今まで、自分を、縛り付けていた、世界の、法則、因果律、そういった、あらゆる、枷が、ふっつりと、消え失せたような、感覚。
そして、同時に、自分自身の、絶対的であったはずの、力が、まるで、砂上の楼閣のように、脆く、不確かなものに、なったかのような、感覚。
ここは、異質な、世界。
目の前の、男だけが、唯一の、法則として、君臨する、神の、領域。
ゼノンは、本能的に、それを、理解した。
「……これが、お前の、世界か」
「ああ。ようこそ、俺の、『絶対安全領域』へ」
俺は、リビングの、ソファに、どっかりと、腰を下ろし、彼を、迎え入れた。
ゼノンは、ゆっくりと、リビングの、中を、見渡した。
ふかふかの、ソファ。
木製の、ローテーブル。
壁には、巨大な、ディスプレイ。
本棚には、漫画や、魔導書が、ごちゃ混ぜに、並んでいる。
どこにでもある、青年の、部屋。
およそ、世界の、運命を、決する、最終決戦の、舞台とは、思えない、生活感に、満ち溢れた、空間。
「……信じられんな」
「まあ、座れよ。立ち話も、なんだろ」
俺が、向かいの、ソファを、顎で、しゃくって、示す。
ゼノンは、わずかに、躊躇したが、やがて、その、ソファに、静かに、腰を下ろした。
その、瞬間。
「……!?」
彼の、体が、ソファに、ずぶずぶと、沈み込んでいく。
それは、俺が、この家で、最も、こだわって、生成した、『人間をダメにするソファ・改』。一度、座れば、その、悪魔的な、座り心地の、虜となり、二度と、立ち上がりたくなくなる、という、恐ろしい、家具だ。
「ぐっ……! なんだ、この、堕落した、感覚は……! 我が、闘争心が、吸い取られていく……!」
ゼノンは、必死に、抵抗しようとするが、ソファは、彼を、優しく、しかし、確実に、その、安楽の、底なし沼へと、引きずり込んでいく。
「……どうだ? 悪くないだろ?」
俺は、にやりと、笑った。
「モカ、お客様に、お茶を」
「はい、ご主人様!」
キッチンから、モカが、お盆を持って、やってきた。
お盆の上には、二つの、カップ。
一つは、俺の、紅茶。
そして、もう一つは。
「さあ、どうぞ。猫ちゃんクッキー付きです」
ゼノン-174-の、目の前に、置かれたのは、可愛らしい、猫の、ラテアートが施された、カフェラテと、モカが、手作りした、猫の形の、クッキーだった。
「…………」
魔王ゼノンは、言葉を、失った。
彼は、今、人類の、存亡を、賭けて、敵の、本拠地に、乗り込んできたはずだ。
それなのに、なぜ、自分は、人間をダメにするソファに、座らされ、可愛らしい、カフェラテを、勧められているのか。
状況が、全く、理解できない。
彼の、数千年の、人生で、培われた、あらゆる、経験則が、目の前の、光景の前では、完全に、無力だった。
「……さて、と」
俺は、紅茶を、一口、すすり、そして、本題に、入った。
「で、どうするんだ、魔王さん。降参するか? それとも、ここで、俺と、やるか?」
俺の、問いに、ゼノンは、はっと、我に返った。
そうだ。
自分は、戦いに来たのだ。
この、ふざけた、空間に、惑わされては、いけない。
「……無論、後者だ」
ゼノンは、ソファから、無理やり、体を、引き剥がすと、立ち上がった。
そして、その、全身から、再び、紫色の、破滅の、オーラを、放ち始めた。
「ユータよ! 貴様の、その、ふざけた、世界ごと、我が、魔力で、無に、返してくれる!」
ゼノンが、手を、かざす。
彼の、最強の、魔法、『終焉の闇(エンド・オブ・アビス)』が、放たれようとした、その瞬間。
ピピッ!
と、間の抜けた、電子音が、リビングに響いた。
声の主は、壁の、巨大ディスプレイ。
そこに、大きく、表示されたのは、『魔力使用量、オーバーです。省エネモードに移行します』という、無機質な、メッセージだった。
その、メッセージと、同時に、ゼノンの、体から、溢れ出していた、禍々しいオーラが、しゅん、と、蝋燭の火が、消えるように、掻き消えた。
「……は?」
ゼノンは、自分の、空っぽになった、手のひらを、見つめて、呆然としている。
「ああ、悪いな」
俺は、クッキーを、かじりながら、言った。
「この家、最近、エコに、凝っててな。無駄な、魔力消費は、自動で、カットされるんだよ。エアコンの、つけっぱなし、みたいなもんだからな」
「……え、こ……?」
「あと、大きな音も、禁止だ。ご近所迷惑だからな」
俺は、リモコンを、手に取ると、テレビの、音量を、最大にした。
『ピヨ! ピヨ! ピヨ! ピヨ! ピヨ! ギャオーッ!』
ディスプレイから、爆音で、流れ始めたのは、録画しておいた、ピヨちゃんの、鳴き声メドレー。
その、あまりにも、平和で、しかし、鼓膜を、直接、攻撃する、サウンドテロ。
「ぐ……! あ、頭が……! やめろ……! その、ひよこの、鳴き声を、やめろ……!」
ゼノンは、頭を、抱え、その場に、うずくまった。
彼の、精神は、もはや、限界に、達していた。
物理攻撃も、魔法攻撃も、通用しない。
それどころか、ソファに、座れば、やる気を、吸い取られ、魔法を使おうとすれば、省エネモードにされ、挙句の果てには、ひよこの、鳴き声で、精神攻撃を、食らう。
これが、戦いか?
いや、違う。
これは、ただの、理不尽だ。
「……分かったか、魔王」
俺は、テレビの、音を、消すと、うずくまる、ゼノンを、見下ろした。
「この、家の中では、俺が、ルールだ。俺が、法則だ。俺が、世界、そのものだ。お前に、勝ち目など、最初から、ない」
俺は、静かに、立ち上がると、彼に、近づいた。
そして、その、肩に、ぽん、と、手を、置いた。
「……もう、終わりにしようぜ。こんな、不毛な、争いは」
その、言葉。
その、手から、伝わる、温かさ。
それは、ゼノンが、数千年ぶりに、感じた、他者からの、純粋な、『温度』だったのかもしれない。
「……なぜだ」
ゼノンは、か細い、声で、呟いた。
「……なぜ、私を、殺さない。貴様には、それが、できるはずだ」
「ああ、できるさ。お前を、原子レベルで、分解して、消し去ることだってな」
俺は、頷いた。
「だが、それは、面倒だ。後片付けも、大変そうだしな。それに――」
俺は、リビングで、固唾をのんで、俺たちを、見守っている、ヒロインたちに、ちらり、と、視線を送った。
「――お前を、殺したら、こいつらが、悲しむかもしれん。……いや、こいつらの、故郷を、お前が、滅茶苦茶にしたら、こいつらが、悲しむか。そっちの方が、問題だな」
俺の、その、言葉。
ゼノンは、はっとしたように、顔を上げた。
彼は、初めて、俺の、行動原理の、一端に、触れたのかもしれない。
この男は、自分のためだけに、動いているのではない。
この、家と、そこに、住まう、仲間たち。
その、ささやかな、平穏を、守るためだけに、彼は、神にすら、匹敵する、力を、振るっているのだ。
「…………負けたよ」
やがて、ゼノンは、静かに、そう、呟いた。
「……完敗だ。ユータ。お前の、勝ちだ」
彼は、全ての、力を、抜き、その場に、座り込んだ。
魔王が、敗北を、認めた、瞬間だった。
世界の、運命が、決した、瞬間。
それは、驚くほど、静かで、そして、どこまでも、生活感に、あふれていた。
「……さて、と」
俺は、満足げに、頷いた。
「じゃあ、後片付けは、お前らに、任せたぞ、リリア、フィー、モカ」
俺は、そう、言い残すと、さっさと、ソファにごろんと、寝転がった。
「えええええええっ!?」
ヒロインたちの、悲鳴が、リビングに、響き渡る。
「ど、どうするんですの、この、魔王様と、外にいる、十万の、軍勢を!」
「ユータさん! さすがに、丸投げすぎます!」
「ご主人様、ひどいです!」
「うるさい。俺は、疲れたんだ。後は、よろしく。……ああ、そうだ。ゼノン、お前も、手伝え。負けたんだから、それくらい、やるだろ?」
俺が、声をかけると、座り込んでいた、ゼノンは、虚ろな、目で、こちらを見上げ、そして、力なく、頷いた。
「……分かった」
こうして、魔王軍の、戦後処理は、新女王リリアと、その仲間たち、そして、なぜか、当の、魔王本人によって、行われることになった。
俺は、そんな、カオスな、状況を、BGM代わりに、至福の、昼寝へと、落ちていく。
ああ、やっぱり。
家が、一番だ。
俺の、長くて、面倒な、戦いは、ようやく、本当に、終わりを、告げたのだった。
彼の、全身を、奇妙な、感覚が、襲った。
今まで、自分を、縛り付けていた、世界の、法則、因果律、そういった、あらゆる、枷が、ふっつりと、消え失せたような、感覚。
そして、同時に、自分自身の、絶対的であったはずの、力が、まるで、砂上の楼閣のように、脆く、不確かなものに、なったかのような、感覚。
ここは、異質な、世界。
目の前の、男だけが、唯一の、法則として、君臨する、神の、領域。
ゼノンは、本能的に、それを、理解した。
「……これが、お前の、世界か」
「ああ。ようこそ、俺の、『絶対安全領域』へ」
俺は、リビングの、ソファに、どっかりと、腰を下ろし、彼を、迎え入れた。
ゼノンは、ゆっくりと、リビングの、中を、見渡した。
ふかふかの、ソファ。
木製の、ローテーブル。
壁には、巨大な、ディスプレイ。
本棚には、漫画や、魔導書が、ごちゃ混ぜに、並んでいる。
どこにでもある、青年の、部屋。
およそ、世界の、運命を、決する、最終決戦の、舞台とは、思えない、生活感に、満ち溢れた、空間。
「……信じられんな」
「まあ、座れよ。立ち話も、なんだろ」
俺が、向かいの、ソファを、顎で、しゃくって、示す。
ゼノンは、わずかに、躊躇したが、やがて、その、ソファに、静かに、腰を下ろした。
その、瞬間。
「……!?」
彼の、体が、ソファに、ずぶずぶと、沈み込んでいく。
それは、俺が、この家で、最も、こだわって、生成した、『人間をダメにするソファ・改』。一度、座れば、その、悪魔的な、座り心地の、虜となり、二度と、立ち上がりたくなくなる、という、恐ろしい、家具だ。
「ぐっ……! なんだ、この、堕落した、感覚は……! 我が、闘争心が、吸い取られていく……!」
ゼノンは、必死に、抵抗しようとするが、ソファは、彼を、優しく、しかし、確実に、その、安楽の、底なし沼へと、引きずり込んでいく。
「……どうだ? 悪くないだろ?」
俺は、にやりと、笑った。
「モカ、お客様に、お茶を」
「はい、ご主人様!」
キッチンから、モカが、お盆を持って、やってきた。
お盆の上には、二つの、カップ。
一つは、俺の、紅茶。
そして、もう一つは。
「さあ、どうぞ。猫ちゃんクッキー付きです」
ゼノン-174-の、目の前に、置かれたのは、可愛らしい、猫の、ラテアートが施された、カフェラテと、モカが、手作りした、猫の形の、クッキーだった。
「…………」
魔王ゼノンは、言葉を、失った。
彼は、今、人類の、存亡を、賭けて、敵の、本拠地に、乗り込んできたはずだ。
それなのに、なぜ、自分は、人間をダメにするソファに、座らされ、可愛らしい、カフェラテを、勧められているのか。
状況が、全く、理解できない。
彼の、数千年の、人生で、培われた、あらゆる、経験則が、目の前の、光景の前では、完全に、無力だった。
「……さて、と」
俺は、紅茶を、一口、すすり、そして、本題に、入った。
「で、どうするんだ、魔王さん。降参するか? それとも、ここで、俺と、やるか?」
俺の、問いに、ゼノンは、はっと、我に返った。
そうだ。
自分は、戦いに来たのだ。
この、ふざけた、空間に、惑わされては、いけない。
「……無論、後者だ」
ゼノンは、ソファから、無理やり、体を、引き剥がすと、立ち上がった。
そして、その、全身から、再び、紫色の、破滅の、オーラを、放ち始めた。
「ユータよ! 貴様の、その、ふざけた、世界ごと、我が、魔力で、無に、返してくれる!」
ゼノンが、手を、かざす。
彼の、最強の、魔法、『終焉の闇(エンド・オブ・アビス)』が、放たれようとした、その瞬間。
ピピッ!
と、間の抜けた、電子音が、リビングに響いた。
声の主は、壁の、巨大ディスプレイ。
そこに、大きく、表示されたのは、『魔力使用量、オーバーです。省エネモードに移行します』という、無機質な、メッセージだった。
その、メッセージと、同時に、ゼノンの、体から、溢れ出していた、禍々しいオーラが、しゅん、と、蝋燭の火が、消えるように、掻き消えた。
「……は?」
ゼノンは、自分の、空っぽになった、手のひらを、見つめて、呆然としている。
「ああ、悪いな」
俺は、クッキーを、かじりながら、言った。
「この家、最近、エコに、凝っててな。無駄な、魔力消費は、自動で、カットされるんだよ。エアコンの、つけっぱなし、みたいなもんだからな」
「……え、こ……?」
「あと、大きな音も、禁止だ。ご近所迷惑だからな」
俺は、リモコンを、手に取ると、テレビの、音量を、最大にした。
『ピヨ! ピヨ! ピヨ! ピヨ! ピヨ! ギャオーッ!』
ディスプレイから、爆音で、流れ始めたのは、録画しておいた、ピヨちゃんの、鳴き声メドレー。
その、あまりにも、平和で、しかし、鼓膜を、直接、攻撃する、サウンドテロ。
「ぐ……! あ、頭が……! やめろ……! その、ひよこの、鳴き声を、やめろ……!」
ゼノンは、頭を、抱え、その場に、うずくまった。
彼の、精神は、もはや、限界に、達していた。
物理攻撃も、魔法攻撃も、通用しない。
それどころか、ソファに、座れば、やる気を、吸い取られ、魔法を使おうとすれば、省エネモードにされ、挙句の果てには、ひよこの、鳴き声で、精神攻撃を、食らう。
これが、戦いか?
いや、違う。
これは、ただの、理不尽だ。
「……分かったか、魔王」
俺は、テレビの、音を、消すと、うずくまる、ゼノンを、見下ろした。
「この、家の中では、俺が、ルールだ。俺が、法則だ。俺が、世界、そのものだ。お前に、勝ち目など、最初から、ない」
俺は、静かに、立ち上がると、彼に、近づいた。
そして、その、肩に、ぽん、と、手を、置いた。
「……もう、終わりにしようぜ。こんな、不毛な、争いは」
その、言葉。
その、手から、伝わる、温かさ。
それは、ゼノンが、数千年ぶりに、感じた、他者からの、純粋な、『温度』だったのかもしれない。
「……なぜだ」
ゼノンは、か細い、声で、呟いた。
「……なぜ、私を、殺さない。貴様には、それが、できるはずだ」
「ああ、できるさ。お前を、原子レベルで、分解して、消し去ることだってな」
俺は、頷いた。
「だが、それは、面倒だ。後片付けも、大変そうだしな。それに――」
俺は、リビングで、固唾をのんで、俺たちを、見守っている、ヒロインたちに、ちらり、と、視線を送った。
「――お前を、殺したら、こいつらが、悲しむかもしれん。……いや、こいつらの、故郷を、お前が、滅茶苦茶にしたら、こいつらが、悲しむか。そっちの方が、問題だな」
俺の、その、言葉。
ゼノンは、はっとしたように、顔を上げた。
彼は、初めて、俺の、行動原理の、一端に、触れたのかもしれない。
この男は、自分のためだけに、動いているのではない。
この、家と、そこに、住まう、仲間たち。
その、ささやかな、平穏を、守るためだけに、彼は、神にすら、匹敵する、力を、振るっているのだ。
「…………負けたよ」
やがて、ゼノンは、静かに、そう、呟いた。
「……完敗だ。ユータ。お前の、勝ちだ」
彼は、全ての、力を、抜き、その場に、座り込んだ。
魔王が、敗北を、認めた、瞬間だった。
世界の、運命が、決した、瞬間。
それは、驚くほど、静かで、そして、どこまでも、生活感に、あふれていた。
「……さて、と」
俺は、満足げに、頷いた。
「じゃあ、後片付けは、お前らに、任せたぞ、リリア、フィー、モカ」
俺は、そう、言い残すと、さっさと、ソファにごろんと、寝転がった。
「えええええええっ!?」
ヒロインたちの、悲鳴が、リビングに、響き渡る。
「ど、どうするんですの、この、魔王様と、外にいる、十万の、軍勢を!」
「ユータさん! さすがに、丸投げすぎます!」
「ご主人様、ひどいです!」
「うるさい。俺は、疲れたんだ。後は、よろしく。……ああ、そうだ。ゼノン、お前も、手伝え。負けたんだから、それくらい、やるだろ?」
俺が、声をかけると、座り込んでいた、ゼノンは、虚ろな、目で、こちらを見上げ、そして、力なく、頷いた。
「……分かった」
こうして、魔王軍の、戦後処理は、新女王リリアと、その仲間たち、そして、なぜか、当の、魔王本人によって、行われることになった。
俺は、そんな、カオスな、状況を、BGM代わりに、至福の、昼寝へと、落ちていく。
ああ、やっぱり。
家が、一番だ。
俺の、長くて、面倒な、戦いは、ようやく、本当に、終わりを、告げたのだった。
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