39 / 89
第三十八話 守るための力
しおりを挟む
境界都市バザールの活気は収穫祭を前に最高潮に達していた。しかし、その喧噪の裏で、【ノアの箱舟】は静かな戦いの準備を進めていた。
「ノア、ギルドからの追加依頼だ。斥候部隊用の装備を最優先で頼む」
ルナが工房に駆け込んできた。彼女の手には、街の防衛計画がびっしりと書き込まれた羊皮紙が握られている。
「分かった。ちょうど試作品ができたところだ」
ノアは、一枚のマントをルナに見せた。それは、森の木々の色を写し取ったかのような、深緑色のマントだった。
「『森陰のマント』。これを羽織れば、森の中では誰にも姿を見つけられない。代償として、これを着ている間は、仲間からさえも存在を忘れられやすくなる。孤独な斥候には、うってつけのはずだ」
その完璧な性能と、皮肉の効いた代償に、ルナは小さく頷いた。
「これを十着。それと、負傷者を安全に運ぶための『軽量担架』も必要だ。どんな衝撃も吸収するが、担いでいる間は方向感覚が少し狂う、とかで頼む」
「了解だ」
ノアとルナの間には、もう多くの言葉は必要なかった。彼の工房は、さながら街を守る兵器工場と化していた。日用品を作っていた頃の穏やかな雰囲気はなく、炉の火は絶えず燃え盛り、金属を打つ音が一晩中響き渡ることもあった。
その間、店の表では他の仲間たちも動いていた。
冒険者ギルドの訓練場では、クロエの鋭い声が響いていた。
「そこが甘い! 敵は君の都合を待ってはくれないぞ!」
彼女は、街の若手冒険者たちを相手に、実戦形式の訓練を行っていた。その剣技はもはや人間業ではなく、若者たちは彼女の動きを目で追うことすらできない。しかし、彼女の指導は的確で、冒険者たちの動きは日を追うごとに洗練されていった。
「クロエさんの言う通りに動いたら、ゴブリンの群れを一人で切り抜けられたぜ!」
「俺もだ! 彼女は、俺たちの希望の光だ!」
かつて「呪われクロエ」と蔑まれた少女は、今や街を守る剣の師として、多くの者から尊敬を集めていた。
一方、エリオは街の城壁の上で、複雑な魔法陣を描いていた。
「基点設定完了。これで、街の主要ポイントは全て魔力線で繋がった」
彼は、街全体を覆う大規模な防衛結界の構築を進めていた。それは、何日もかかる緻密で膨大な作業だったが、彼の顔に疲労の色はない。自分の魔法が、この街を守る礎になる。その事実が、彼に無尽蔵の集中力を与えていた。
そしてアンナは、店のカウンターで、不安を抱える市民たちの話し相手になっていた。
「魔物が来たらどうしようって、夜も眠れなくて……」
「大丈夫ですよ。この街には、あなたを守ろうと必死になっている人たちが、たくさんいますから」
彼女の穏やかな言葉と優しい笑顔は、人々の心を不思議と落ち着かせた。彼女は、戦えない。だが、戦う者たちの心を支えるという、誰にも代えがたい役割を果たしていた。
そして、その日は突然やってきた。
街の西門に設置された警鐘が、けたたましく鳴り響いた。収穫祭の準備で賑わっていた広場が、一瞬で緊張に包まれる。
「西の森から、オークの部隊が接近中! 数はおよそ五十!」
見張り台からの報告に、市民たちが悲鳴を上げる。だが、冒険者たちの動きは迅速だった。クロエの訓練の成果だ。彼らは動揺することなく、即座に武装し、城門へと集結していく。
その中に、斥候から戻ったばかりの冒険者がいた。彼の体は泥と枝葉で汚れていたが、傷一つない。
「報告します! オーク部隊の指揮官は、大型のホブゴブリンです! ノアさんのマントのおかげで、敵の目と鼻の先まで近づけました!」
彼の報告により、防衛部隊は的確な作戦を立てることができた。
「よし、行くぞ! この街は、俺たちが守る!」
ギルドマスターの号令と共に、冒険者たちが城門から出撃していく。彼らの手には、ノアが作ったばかりの武具が握られ、その身には呪いの加護を持つ防具が装備されていた。
ノアは、店の窓からその光景を見つめていた。自分の力が、仲間たちが、そしてこの街が、一つの大きな力となって動き出している。
これは、ただの魔物の襲撃ではない。統率された動き、予期せぬ時期の出現。何者かの明確な意志を感じる。
本当の戦いは、まだ始まったばかりだ。ノアは静かに決意を固め、再び工房の炉へと向き直った。彼の仕事は、まだ終わらない。仲間たちが戦い続ける限り、彼の槌音もまた、止むことはないのだ。
「ノア、ギルドからの追加依頼だ。斥候部隊用の装備を最優先で頼む」
ルナが工房に駆け込んできた。彼女の手には、街の防衛計画がびっしりと書き込まれた羊皮紙が握られている。
「分かった。ちょうど試作品ができたところだ」
ノアは、一枚のマントをルナに見せた。それは、森の木々の色を写し取ったかのような、深緑色のマントだった。
「『森陰のマント』。これを羽織れば、森の中では誰にも姿を見つけられない。代償として、これを着ている間は、仲間からさえも存在を忘れられやすくなる。孤独な斥候には、うってつけのはずだ」
その完璧な性能と、皮肉の効いた代償に、ルナは小さく頷いた。
「これを十着。それと、負傷者を安全に運ぶための『軽量担架』も必要だ。どんな衝撃も吸収するが、担いでいる間は方向感覚が少し狂う、とかで頼む」
「了解だ」
ノアとルナの間には、もう多くの言葉は必要なかった。彼の工房は、さながら街を守る兵器工場と化していた。日用品を作っていた頃の穏やかな雰囲気はなく、炉の火は絶えず燃え盛り、金属を打つ音が一晩中響き渡ることもあった。
その間、店の表では他の仲間たちも動いていた。
冒険者ギルドの訓練場では、クロエの鋭い声が響いていた。
「そこが甘い! 敵は君の都合を待ってはくれないぞ!」
彼女は、街の若手冒険者たちを相手に、実戦形式の訓練を行っていた。その剣技はもはや人間業ではなく、若者たちは彼女の動きを目で追うことすらできない。しかし、彼女の指導は的確で、冒険者たちの動きは日を追うごとに洗練されていった。
「クロエさんの言う通りに動いたら、ゴブリンの群れを一人で切り抜けられたぜ!」
「俺もだ! 彼女は、俺たちの希望の光だ!」
かつて「呪われクロエ」と蔑まれた少女は、今や街を守る剣の師として、多くの者から尊敬を集めていた。
一方、エリオは街の城壁の上で、複雑な魔法陣を描いていた。
「基点設定完了。これで、街の主要ポイントは全て魔力線で繋がった」
彼は、街全体を覆う大規模な防衛結界の構築を進めていた。それは、何日もかかる緻密で膨大な作業だったが、彼の顔に疲労の色はない。自分の魔法が、この街を守る礎になる。その事実が、彼に無尽蔵の集中力を与えていた。
そしてアンナは、店のカウンターで、不安を抱える市民たちの話し相手になっていた。
「魔物が来たらどうしようって、夜も眠れなくて……」
「大丈夫ですよ。この街には、あなたを守ろうと必死になっている人たちが、たくさんいますから」
彼女の穏やかな言葉と優しい笑顔は、人々の心を不思議と落ち着かせた。彼女は、戦えない。だが、戦う者たちの心を支えるという、誰にも代えがたい役割を果たしていた。
そして、その日は突然やってきた。
街の西門に設置された警鐘が、けたたましく鳴り響いた。収穫祭の準備で賑わっていた広場が、一瞬で緊張に包まれる。
「西の森から、オークの部隊が接近中! 数はおよそ五十!」
見張り台からの報告に、市民たちが悲鳴を上げる。だが、冒険者たちの動きは迅速だった。クロエの訓練の成果だ。彼らは動揺することなく、即座に武装し、城門へと集結していく。
その中に、斥候から戻ったばかりの冒険者がいた。彼の体は泥と枝葉で汚れていたが、傷一つない。
「報告します! オーク部隊の指揮官は、大型のホブゴブリンです! ノアさんのマントのおかげで、敵の目と鼻の先まで近づけました!」
彼の報告により、防衛部隊は的確な作戦を立てることができた。
「よし、行くぞ! この街は、俺たちが守る!」
ギルドマスターの号令と共に、冒険者たちが城門から出撃していく。彼らの手には、ノアが作ったばかりの武具が握られ、その身には呪いの加護を持つ防具が装備されていた。
ノアは、店の窓からその光景を見つめていた。自分の力が、仲間たちが、そしてこの街が、一つの大きな力となって動き出している。
これは、ただの魔物の襲撃ではない。統率された動き、予期せぬ時期の出現。何者かの明確な意志を感じる。
本当の戦いは、まだ始まったばかりだ。ノアは静かに決意を固め、再び工房の炉へと向き直った。彼の仕事は、まだ終わらない。仲間たちが戦い続ける限り、彼の槌音もまた、止むことはないのだ。
11
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
無能と追放された鑑定士、実は物の情報を書き換える神スキル【神の万年筆】の持ち主だったので、辺境で楽園国家を創ります!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――勇者パーティーの【鑑定士】リアムは、戦闘能力の低さを理由に、仲間と婚約者から無一文で追放された。全てを失い、流れ着いたのは寂れた辺境の村。そこで彼は自らのスキルの真価に気づく。物の情報を見るだけの【鑑定】は、実は万物の情報を書き換える神のスキル【神の万年筆】だったのだ!
「ただの石」を「最高品質のパン」に、「痩せた土地」を「豊穣な大地」に。奇跡の力で村を豊かにし、心優しい少女リーシャとの絆を育むリアム。やがて彼の村は一つの国家として世界に名を轟かせる。一方、リアムを失った勇者パーティーは転落の一途をたどっていた。今さら戻ってこいと泣きついても、もう遅い! 無能と蔑まれた青年が、世界を創り変える伝説の王となる、痛快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる