109 / 118
第111話:命の科学
しおりを挟む
大陸大戦の終結から五年という歳月が流れた。
王国は、俺が描いたロードマップに沿って着実に、そして力強く未来へとその歩みを進めていた。
鉄道は国の隅々まで血管のように伸び、工場は休むことなく煙を吐き、人々の暮らしは見違えるほど豊かになった。
そして、俺の個人的な生活にも一つの大きな変化が訪れていた。
妹のリリアナが十五歳になったのだ。
彼女は、かつての泣き虫でか弱かった少女の面影を、もはやどこにも残してはいなかった。
王立魔導科学大学医学部に、史上最年少でしかも首席で合格した彼女は、今やその聡明さと命に対する真摯な姿勢で教授たちからも一目置かれる若き天才として、その才能を開花させようとしていた。
その日、俺は大学に併設された最新鋭の付属病院の廊下を歩いていた。
視察のためだ。そして、最近少し思い詰めたような顔をしている妹の様子が気になったからでもあった。
手術室の前で、俺は足を止めた。
中から一人の疲れ果てた表情の外科医が出てきた。彼は俺の姿を認めると、悔しそうに壁に拳を叩きつけた。
「……また、だ。また救えなかった……」
手術は失敗したようだった。
「どうしたんだ、教授」
俺が声をかけると、老齢の外科医は力なく首を振った。
「……腹部の複雑な腫瘍だった。摘出そのものは上手くいった。だが、患者は手術中の激しい痛みに耐えきれず、ショックで心臓が……」
痛みによるショック死。
そして、たとえ手術が成功してもその後に待ち受けている術後の感染症という、もう一つの大きな壁。
ペニシリンの発見は確かに多くの命を救った。だが、それは万能ではなかった。抗生物質が効かない種類の菌も存在する。そして何より、体力が落ちた患者にとって傷口からの感染は、常に死と隣り合わせの脅威だった。
この世界の外科手術の成功率は、いまだ恐ろしく低いままだったのだ。
その夜、リリアナが俺の執務室を訪ねてきた。
「……お兄様」
その声はか細く、震えていた。「私、分からなくなってきました。私たちが学んでいる医学は、本当に人を救うためのものなのでしょうか。患者さんの体を切り開き、激しい苦痛を与え、その結果、死なせてしまう。そんなことが許されていいのでしょうか」
彼女の瞳は、理想と厳しい現実との間で深く苦悩していた。
俺はそんな妹の姿を見て、静かに決意を固めた。
医療革命の次なる一手を打つ時が来たと。
俺はリリアナを大学の俺の個人研究室へと連れて行った。
そして、俺がこの数ヶ月間、水面下で進めてきた二つの極秘研究の成果を彼女に見せた。
「リリアナ。外科手術が多くの命を奪う原因は二つだ。『痛み』と『雑菌』。逆に言えば、この二つさえ完全に克服することができれば、外科手術は人々を救うための最も力強い武器になる」
俺はまず、一つの茶色いガラス瓶をテーブルの上に置いた。
中には、コールタールから精製した特有の匂いを放つ油状の液体が入っている。
「これは石炭酸。フェノールとも言う。これには目に見えない雑菌を殺す力がある」
俺はリスターが確立した消毒法の概念を彼女に説明した。
「手術の前に、この液体の希釈液で術者の手、手術器具、そして患者の体、その全てを徹底的に消毒するんだ。そうすれば、傷口から雑菌が入り込むのを防ぐことができる。これを『無菌手術』と呼ぶ」
「むきん……しゅじゅつ……?」
リリアナは、その全く新しい概念に目を見開いた。
「そして、もう一つ」
俺は次に、ガラス製の奇妙な吸入器とエーテルの入った小瓶を取り出した。
「これが痛みを完全に消し去るための魔法の霧だ」
俺は化学部の協力の下、アルコールと硫酸からジエチルエーテルを合成することに成功していた。
「この液体が気化したものを患者に吸わせる。すると、患者は痛みを感じない深い眠りに落ちるんだ。その間に手術を全て終えてしまえばいい。これが『全身麻酔法』だ」
消毒法と麻酔法。
近代外科手術を支える二本の巨大な柱。
俺は、その両方をこの世界に同時にもたらそうとしていた。
リリアナは俺の説明を信じられないという顔で、しかしその瞳を熱狂的なまでの輝きで見つめていた。
それは彼女がずっと探し求めていた、絶望の闇を照らす希望の光そのものだったからだ。
数週間後。
大学付属病院の特別手術室には、王国の全ての著名な医師たちが集められていた。
彼らはこれから行われる歴史上初の近代的外科手術を、固唾をのんで見守っている。
患者は工場での事故で足の骨を複雑骨折した若い労働者だった。これまでの医療では足を切断するしか助かる道はなかった。
手術室は石炭酸の独特の匂いで満たされている。
執刀医も助手たちも、そして助手の一人としてその場に立つリリアナも、全員が消毒された手術着とマスク、手袋を身につけていた。
麻酔医が患者の口元にエーテルを染み込ませたガーゼを当てる。
やがて患者は静かな寝息を立て始めた。
「……麻酔、完了しました」
執刀医がメスを握る。
その刃が患者の皮膚を切り裂いていく。
だが、患者の体はぴくりとも動かない。その顔はまるで安らかに眠っているかのようだ。
医師たちの間に、どよめきが広がる。
手術は驚くほど静かに、そして正確に進んでいった。
これまでのように患者が痛みで暴れることも、ショックで容態が急変することもない。
執刀医は、これまで不可能だった精密な骨の接合手術に完全に集中することができた。
数時間後。
最後の一針が縫合された。
手術は完璧に成功した。
そして、その後の経過もまた奇跡的だった。
徹底した消毒のおかげで、患者の傷は一切化膿することなく順調に回復していったのだ。
一ヶ月後、彼は切断されるはずだった自らの足で、再び大地の上に立った。
そのニュースは王国中に大きな感動と共に伝えられた。
医学は新しい時代へと突入した。
病や怪我はもはやただ耐え忍ぶものではない。科学の力で克服できるものなのだ、と。
王国の平均寿命は、この日を境に目に見えて延び始めることになるだろう。
リリアナは回復した患者が涙を流して家族と抱き合う姿を、遠くから見つめていた。
彼女の胸の中には、あの日の無力感はもうない。
そこには、自分もまたこの新しい医療の世界でたくさんの命を救うことができるのだという、温かく、そして力強い希望が満ち溢れていた。
命の科学が人々の未来をより長く、そしてより輝かしいものへと変え始めた、その確かな手応えを彼女はこの胸に感じていた。
王国は、俺が描いたロードマップに沿って着実に、そして力強く未来へとその歩みを進めていた。
鉄道は国の隅々まで血管のように伸び、工場は休むことなく煙を吐き、人々の暮らしは見違えるほど豊かになった。
そして、俺の個人的な生活にも一つの大きな変化が訪れていた。
妹のリリアナが十五歳になったのだ。
彼女は、かつての泣き虫でか弱かった少女の面影を、もはやどこにも残してはいなかった。
王立魔導科学大学医学部に、史上最年少でしかも首席で合格した彼女は、今やその聡明さと命に対する真摯な姿勢で教授たちからも一目置かれる若き天才として、その才能を開花させようとしていた。
その日、俺は大学に併設された最新鋭の付属病院の廊下を歩いていた。
視察のためだ。そして、最近少し思い詰めたような顔をしている妹の様子が気になったからでもあった。
手術室の前で、俺は足を止めた。
中から一人の疲れ果てた表情の外科医が出てきた。彼は俺の姿を認めると、悔しそうに壁に拳を叩きつけた。
「……また、だ。また救えなかった……」
手術は失敗したようだった。
「どうしたんだ、教授」
俺が声をかけると、老齢の外科医は力なく首を振った。
「……腹部の複雑な腫瘍だった。摘出そのものは上手くいった。だが、患者は手術中の激しい痛みに耐えきれず、ショックで心臓が……」
痛みによるショック死。
そして、たとえ手術が成功してもその後に待ち受けている術後の感染症という、もう一つの大きな壁。
ペニシリンの発見は確かに多くの命を救った。だが、それは万能ではなかった。抗生物質が効かない種類の菌も存在する。そして何より、体力が落ちた患者にとって傷口からの感染は、常に死と隣り合わせの脅威だった。
この世界の外科手術の成功率は、いまだ恐ろしく低いままだったのだ。
その夜、リリアナが俺の執務室を訪ねてきた。
「……お兄様」
その声はか細く、震えていた。「私、分からなくなってきました。私たちが学んでいる医学は、本当に人を救うためのものなのでしょうか。患者さんの体を切り開き、激しい苦痛を与え、その結果、死なせてしまう。そんなことが許されていいのでしょうか」
彼女の瞳は、理想と厳しい現実との間で深く苦悩していた。
俺はそんな妹の姿を見て、静かに決意を固めた。
医療革命の次なる一手を打つ時が来たと。
俺はリリアナを大学の俺の個人研究室へと連れて行った。
そして、俺がこの数ヶ月間、水面下で進めてきた二つの極秘研究の成果を彼女に見せた。
「リリアナ。外科手術が多くの命を奪う原因は二つだ。『痛み』と『雑菌』。逆に言えば、この二つさえ完全に克服することができれば、外科手術は人々を救うための最も力強い武器になる」
俺はまず、一つの茶色いガラス瓶をテーブルの上に置いた。
中には、コールタールから精製した特有の匂いを放つ油状の液体が入っている。
「これは石炭酸。フェノールとも言う。これには目に見えない雑菌を殺す力がある」
俺はリスターが確立した消毒法の概念を彼女に説明した。
「手術の前に、この液体の希釈液で術者の手、手術器具、そして患者の体、その全てを徹底的に消毒するんだ。そうすれば、傷口から雑菌が入り込むのを防ぐことができる。これを『無菌手術』と呼ぶ」
「むきん……しゅじゅつ……?」
リリアナは、その全く新しい概念に目を見開いた。
「そして、もう一つ」
俺は次に、ガラス製の奇妙な吸入器とエーテルの入った小瓶を取り出した。
「これが痛みを完全に消し去るための魔法の霧だ」
俺は化学部の協力の下、アルコールと硫酸からジエチルエーテルを合成することに成功していた。
「この液体が気化したものを患者に吸わせる。すると、患者は痛みを感じない深い眠りに落ちるんだ。その間に手術を全て終えてしまえばいい。これが『全身麻酔法』だ」
消毒法と麻酔法。
近代外科手術を支える二本の巨大な柱。
俺は、その両方をこの世界に同時にもたらそうとしていた。
リリアナは俺の説明を信じられないという顔で、しかしその瞳を熱狂的なまでの輝きで見つめていた。
それは彼女がずっと探し求めていた、絶望の闇を照らす希望の光そのものだったからだ。
数週間後。
大学付属病院の特別手術室には、王国の全ての著名な医師たちが集められていた。
彼らはこれから行われる歴史上初の近代的外科手術を、固唾をのんで見守っている。
患者は工場での事故で足の骨を複雑骨折した若い労働者だった。これまでの医療では足を切断するしか助かる道はなかった。
手術室は石炭酸の独特の匂いで満たされている。
執刀医も助手たちも、そして助手の一人としてその場に立つリリアナも、全員が消毒された手術着とマスク、手袋を身につけていた。
麻酔医が患者の口元にエーテルを染み込ませたガーゼを当てる。
やがて患者は静かな寝息を立て始めた。
「……麻酔、完了しました」
執刀医がメスを握る。
その刃が患者の皮膚を切り裂いていく。
だが、患者の体はぴくりとも動かない。その顔はまるで安らかに眠っているかのようだ。
医師たちの間に、どよめきが広がる。
手術は驚くほど静かに、そして正確に進んでいった。
これまでのように患者が痛みで暴れることも、ショックで容態が急変することもない。
執刀医は、これまで不可能だった精密な骨の接合手術に完全に集中することができた。
数時間後。
最後の一針が縫合された。
手術は完璧に成功した。
そして、その後の経過もまた奇跡的だった。
徹底した消毒のおかげで、患者の傷は一切化膿することなく順調に回復していったのだ。
一ヶ月後、彼は切断されるはずだった自らの足で、再び大地の上に立った。
そのニュースは王国中に大きな感動と共に伝えられた。
医学は新しい時代へと突入した。
病や怪我はもはやただ耐え忍ぶものではない。科学の力で克服できるものなのだ、と。
王国の平均寿命は、この日を境に目に見えて延び始めることになるだろう。
リリアナは回復した患者が涙を流して家族と抱き合う姿を、遠くから見つめていた。
彼女の胸の中には、あの日の無力感はもうない。
そこには、自分もまたこの新しい医療の世界でたくさんの命を救うことができるのだという、温かく、そして力強い希望が満ち溢れていた。
命の科学が人々の未来をより長く、そしてより輝かしいものへと変え始めた、その確かな手応えを彼女はこの胸に感じていた。
25
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる