116 / 118
第118話:小さな奇跡
しおりを挟む
新しい文化の創造。その第一歩として俺が選んだ『映画』というプロジェクトは、これまでの国家事業とは全く違う、ささやかで個人的な挑戦として始まった。
俺は大学の片隅にある、使われなくなった小さな倉庫を秘密の工房へと改造した。そして、工学部の中でも特に手先が器用で遊び心のある数人の学生だけを共犯者として引き入れた。
「教授、これが本当に『動く絵』になるんですか?」
学生の一人が、俺が設計した奇妙な装置の部品を手に半信半疑の顔で尋ねてきた。
その装置は、木と真鍮の歯車、そして俺が光学研究所で精密に研磨させた数枚のガラスレンズで構成されていた。
「ああ。なるさ」
俺は自信満々に頷いた。「鍵は、人間の目の『錯覚』を利用することだ」
俺は、パラパラ漫画の原理を彼らに説明した。
少しずつ動きの違うたくさんの静止した絵を素早く連続して見せることで、脳がそれが滑らかに動いているかのように錯覚する。残像効果と呼ばれる現象だ。
「この装置は、その原理を機械的に行うためのものだ。まず、この長い帯状の写真フィルムに連続した写真を焼き付ける」
俺は、化学部が開発した感光性の薬品を塗布したセルロイドのフィルムを見せた。
「そして、このフィルムを歯車で一定の速度で送りながら、その後ろから強い光を当てる。レンズを通してその光を壁に映し出せば……」
「……絵が動いて見える!」
学生たちは、ようやくその原理を理解し、子供のように目を輝かせた。
それは、科学と芸術が融合する魔法の装置。
俺たちは、その世界初の『映写機』の完成に、夜を徹して没頭した。
並行して、俺は最初の映画の『撮影』にも取り掛かった。
被写体は、俺のかけがえのない仲間たちだ。
俺は、撮影機――映写機とほぼ同じ原理で外部の光をフィルムに記録する装置――を担いで、彼らの日常の姿を記録していった。
宰相として毅然と、しかし時には笑顔で執務をこなすエリアーナ。
士官学校で厳しい表情で、しかし愛情を込めて若者たちを叱咤するバルガス。
大学の研究室で真剣な眼差しで数式と向き合うシルフィ。
そして、病院で患者に優しい笑みを向けるリリアナ。
それは、何の変哲もない彼らの日常の断片だった。
だが、その一コマ一コマには、彼らがこの新しい時代をいかに力強く、そして輝かしく生きているかが、確かに刻み込まれていた。
数ヶ月後。
ついに、世界で最初の一本の映画フィルムが完成した。
上映時間は、たったの五分。
音もない、白黒のサイレント映画だ。
俺は、最初の上映会の観客として、エリアーナ、バルガス、シルフィ、そしてリリアナを例の秘密の工房へと招待した。
「リオ、一体何を見せてくれるというの? そんなにもったいぶって」
エリアーナが不思議そうに言う。
俺はニヤリと笑うと、工房の全ての窓を黒い布で覆い、室内を完全な暗闇にした。
そして、映写機のスイッチを入れる。
カタカタカタ……。
フィルムが歯車に送られる軽快な音が響く。
レンズから放たれた一条の光が、向かいの壁に白い四角形を映し出した。
そして、その白いスクリーンの中に突如として映像が現れた。
最初に映し出されたのは、王都のメインストリートを力強く走る蒸気機関車の姿だった。
「……!」
その場にいた全員が息をのんだ。
それは、絵画ではない。
写真でもない。
本物と全く同じように煙を吐き、車輪を回転させ、滑らかに「動く」蒸気機関車がそこにはいた。
次に画面は切り替わり、士官学校のバルガスの姿が映し出される。
「……お、俺だ」
バルガスが呆然と呟いた。スクリーンの中の自分は、若い士官候補生に身振り手振りを交えながら何かを熱心に教えている。
そして、エリアーナが、シルフィが、リリアナが、次々とスクリーンの中に現れた。
生き生きと働き、笑い、そして生きている自分自身の姿。
彼らは言葉を失っていた。
ただ、目の前で繰り広げられる、そのありえない、しかしあまりにもリアルな光景に釘付けになっていた。
それはまるで、過去のある一瞬がそのまま切り取られ、命を吹き込まれて目の前で再現されているかのようだった。
記憶が、思い出が動いている。
やがて、五分間の短い上映が終わった。
フィルムが空回りするカタカタという音だけが、静かな暗闇に響く。
俺が部屋の明かりをつけると。
そこにいた仲間たちの顔は、皆、涙で濡れていた。
それは悲しみの涙ではなかった。
言葉にできないほどの深い感動と、そして郷愁に似た温かい感情が、彼らの心を満たしていたのだ。
「……リオ」
エリアーナが震える声で言った。「これは……これは魔法だわ。あなたがこれまでに見せてくれたどんな技術よりも、不思議で、そして美しい魔法よ」
「ああ」
俺は静かに頷いた。「映画という名の、小さな奇跡だ」
それは、科学が生み出した新しい芸術。
人々の心を揺さぶり、感動させ、そして物語を共有させるための最高のメディア。
俺は確信していた。
この小さな奇跡の光が、やがてこの国の文化を根底から変えていくことになるだろう、と。
人々は映画館という新しい聖地に集い、共に笑い、共に涙し、そして共に夢を見るようになるのだ。
俺たちの創世の物語は、ついに人々の心の中へと直接語りかけるための、新しい言葉を手に入れたのだった。
俺は大学の片隅にある、使われなくなった小さな倉庫を秘密の工房へと改造した。そして、工学部の中でも特に手先が器用で遊び心のある数人の学生だけを共犯者として引き入れた。
「教授、これが本当に『動く絵』になるんですか?」
学生の一人が、俺が設計した奇妙な装置の部品を手に半信半疑の顔で尋ねてきた。
その装置は、木と真鍮の歯車、そして俺が光学研究所で精密に研磨させた数枚のガラスレンズで構成されていた。
「ああ。なるさ」
俺は自信満々に頷いた。「鍵は、人間の目の『錯覚』を利用することだ」
俺は、パラパラ漫画の原理を彼らに説明した。
少しずつ動きの違うたくさんの静止した絵を素早く連続して見せることで、脳がそれが滑らかに動いているかのように錯覚する。残像効果と呼ばれる現象だ。
「この装置は、その原理を機械的に行うためのものだ。まず、この長い帯状の写真フィルムに連続した写真を焼き付ける」
俺は、化学部が開発した感光性の薬品を塗布したセルロイドのフィルムを見せた。
「そして、このフィルムを歯車で一定の速度で送りながら、その後ろから強い光を当てる。レンズを通してその光を壁に映し出せば……」
「……絵が動いて見える!」
学生たちは、ようやくその原理を理解し、子供のように目を輝かせた。
それは、科学と芸術が融合する魔法の装置。
俺たちは、その世界初の『映写機』の完成に、夜を徹して没頭した。
並行して、俺は最初の映画の『撮影』にも取り掛かった。
被写体は、俺のかけがえのない仲間たちだ。
俺は、撮影機――映写機とほぼ同じ原理で外部の光をフィルムに記録する装置――を担いで、彼らの日常の姿を記録していった。
宰相として毅然と、しかし時には笑顔で執務をこなすエリアーナ。
士官学校で厳しい表情で、しかし愛情を込めて若者たちを叱咤するバルガス。
大学の研究室で真剣な眼差しで数式と向き合うシルフィ。
そして、病院で患者に優しい笑みを向けるリリアナ。
それは、何の変哲もない彼らの日常の断片だった。
だが、その一コマ一コマには、彼らがこの新しい時代をいかに力強く、そして輝かしく生きているかが、確かに刻み込まれていた。
数ヶ月後。
ついに、世界で最初の一本の映画フィルムが完成した。
上映時間は、たったの五分。
音もない、白黒のサイレント映画だ。
俺は、最初の上映会の観客として、エリアーナ、バルガス、シルフィ、そしてリリアナを例の秘密の工房へと招待した。
「リオ、一体何を見せてくれるというの? そんなにもったいぶって」
エリアーナが不思議そうに言う。
俺はニヤリと笑うと、工房の全ての窓を黒い布で覆い、室内を完全な暗闇にした。
そして、映写機のスイッチを入れる。
カタカタカタ……。
フィルムが歯車に送られる軽快な音が響く。
レンズから放たれた一条の光が、向かいの壁に白い四角形を映し出した。
そして、その白いスクリーンの中に突如として映像が現れた。
最初に映し出されたのは、王都のメインストリートを力強く走る蒸気機関車の姿だった。
「……!」
その場にいた全員が息をのんだ。
それは、絵画ではない。
写真でもない。
本物と全く同じように煙を吐き、車輪を回転させ、滑らかに「動く」蒸気機関車がそこにはいた。
次に画面は切り替わり、士官学校のバルガスの姿が映し出される。
「……お、俺だ」
バルガスが呆然と呟いた。スクリーンの中の自分は、若い士官候補生に身振り手振りを交えながら何かを熱心に教えている。
そして、エリアーナが、シルフィが、リリアナが、次々とスクリーンの中に現れた。
生き生きと働き、笑い、そして生きている自分自身の姿。
彼らは言葉を失っていた。
ただ、目の前で繰り広げられる、そのありえない、しかしあまりにもリアルな光景に釘付けになっていた。
それはまるで、過去のある一瞬がそのまま切り取られ、命を吹き込まれて目の前で再現されているかのようだった。
記憶が、思い出が動いている。
やがて、五分間の短い上映が終わった。
フィルムが空回りするカタカタという音だけが、静かな暗闇に響く。
俺が部屋の明かりをつけると。
そこにいた仲間たちの顔は、皆、涙で濡れていた。
それは悲しみの涙ではなかった。
言葉にできないほどの深い感動と、そして郷愁に似た温かい感情が、彼らの心を満たしていたのだ。
「……リオ」
エリアーナが震える声で言った。「これは……これは魔法だわ。あなたがこれまでに見せてくれたどんな技術よりも、不思議で、そして美しい魔法よ」
「ああ」
俺は静かに頷いた。「映画という名の、小さな奇跡だ」
それは、科学が生み出した新しい芸術。
人々の心を揺さぶり、感動させ、そして物語を共有させるための最高のメディア。
俺は確信していた。
この小さな奇跡の光が、やがてこの国の文化を根底から変えていくことになるだろう、と。
人々は映画館という新しい聖地に集い、共に笑い、共に涙し、そして共に夢を見るようになるのだ。
俺たちの創世の物語は、ついに人々の心の中へと直接語りかけるための、新しい言葉を手に入れたのだった。
34
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる