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避難訓練②
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東地区、南地区でも同じように避難訓練を行なった。この二地区はモンスターへの警戒が甘いと感じた。
戦地にはならなそうだし意識が低いのは仕方ないのかな。
ジョイとは毎朝が勝負だ。初日はもちろん更新したが、壁が新しく出来たりしてるせいで翌日から記録更新とはならなかった。
「‥‥‥ねぇ? 友達も一緒にやっても良い? 僕だけ飴を貰うのが悪い気がして」
「もちろん良いよ。みんな連れておいで。何処をどう通れば早く着くかみんなで話し合ってみな」
「わかった! 飴、沢山用意しといてね!!」
ちなみにこの飴は小麦粉と大麦麦芽から作った水飴を固めたものだ。ここに来てからティナが甘いものを欲してたので教えたらたくさん作ってくれた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌朝。
鐘が鳴った後、ジョイが子供を10人くらい連れてきた。ジョイが先頭でゴール。他はバラバラに入ってきた。
やはりか。ちゃんと意図が伝わってない気がしたんだ。
「エドガー兄ちゃん、みんなも連れてきたよ! 時間も昨日よりも早かったでしょ?」
「ジョイ、喜んでるところ悪いが子供達全員がここに着いた時間が記録だからな?」
「えっ!?」
「いや、こんな事を何のためにやってると思ってる? 村の人全員が避難出来るようにする為の訓練だからな。お前一人だけ助かって嬉しいのか?」
「‥‥‥そっか。そうだよな、明日はみんなで早く着けるように考えてみるよ」
納得してもらえたようだ。
「そうだな、小さい子は抱えてでも避難しないといけない状況になるかもしれない。いろいろと想定しておけばいざという時対処出来るかもしれないだろ?」
「‥‥‥そうだよね。じゃあ本当にモンスターが来た時、避難の他に僕たちでも出来る事ってあるかな?」
実はそのセリフを期待していた。
「たくさんあるぞ。ジョイと同じくらいの子は村で何人いる?」
「三つの地区合わせると全員で10人くらいかな?」
「お前達、銃は見た事あるだろ? 怖くないか?」
「怖くなーい!」
「全然! 早く撃てるようになりたいもん。もしかして撃たせてくれるの?」
「いや、それは無理だ。銃に必要なものは何だかわかるか?」
「弾だろ、それくらいわかるさ」
「そうだ、銃は弾がないと意味がない。弾だけあっても銃が無ければ撃てない。どっちもないと意味がないんだ」
「うん、そうだよね」
「でも弾は撃ってると減ってしまう。どうしたら減らなくなるかわかるか?」
「んーー? 撃ってるんだから減るだろう? 何言ってんだ、兄ちゃん?」
「撃たなければ減らないよ!」
「それじゃ意味ないだろ、戦いなんだぞ?」
なかなか答えが出てこないな。
「あの‥‥‥」
少し控えめそうな男の子が手を挙げる。
「たくさんある所から持ってくる‥‥‥って事?」
俺はニンマリしてしまう。
「正解だ、えーっと、君の名前は?」
「‥‥‥ロイド」
「ロイドが正解したからみんなの分のおやつをあげよう。分けて食べろよ」
「「「わーーい!!」」」
「ロイド、すげえ!」
「ロイド、ありがとう!」
「いや‥‥‥別に‥‥‥」
少し照れているようなロイド。
「俺は‥‥‥射手、銃を撃つ人だな。つまり射手を射撃に集中させてあげたいんだ。弾丸の補充をする人が居ればものすごく助かるし、薬莢を片付けてくれると足場を気にしなくて良くなる。銃を撃つお父さんの所へ弾を届けたり、足元を片付けるくらいなら君たちでも出来るだろ?」
「「「やるー!!!!」」」
「よし! じゃあそのやり方を教えるから。ちゃんとみんな覚えて活躍してやろうぜ!!」
「「「おー!!!」」」
戦地にはならなそうだし意識が低いのは仕方ないのかな。
ジョイとは毎朝が勝負だ。初日はもちろん更新したが、壁が新しく出来たりしてるせいで翌日から記録更新とはならなかった。
「‥‥‥ねぇ? 友達も一緒にやっても良い? 僕だけ飴を貰うのが悪い気がして」
「もちろん良いよ。みんな連れておいで。何処をどう通れば早く着くかみんなで話し合ってみな」
「わかった! 飴、沢山用意しといてね!!」
ちなみにこの飴は小麦粉と大麦麦芽から作った水飴を固めたものだ。ここに来てからティナが甘いものを欲してたので教えたらたくさん作ってくれた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌朝。
鐘が鳴った後、ジョイが子供を10人くらい連れてきた。ジョイが先頭でゴール。他はバラバラに入ってきた。
やはりか。ちゃんと意図が伝わってない気がしたんだ。
「エドガー兄ちゃん、みんなも連れてきたよ! 時間も昨日よりも早かったでしょ?」
「ジョイ、喜んでるところ悪いが子供達全員がここに着いた時間が記録だからな?」
「えっ!?」
「いや、こんな事を何のためにやってると思ってる? 村の人全員が避難出来るようにする為の訓練だからな。お前一人だけ助かって嬉しいのか?」
「‥‥‥そっか。そうだよな、明日はみんなで早く着けるように考えてみるよ」
納得してもらえたようだ。
「そうだな、小さい子は抱えてでも避難しないといけない状況になるかもしれない。いろいろと想定しておけばいざという時対処出来るかもしれないだろ?」
「‥‥‥そうだよね。じゃあ本当にモンスターが来た時、避難の他に僕たちでも出来る事ってあるかな?」
実はそのセリフを期待していた。
「たくさんあるぞ。ジョイと同じくらいの子は村で何人いる?」
「三つの地区合わせると全員で10人くらいかな?」
「お前達、銃は見た事あるだろ? 怖くないか?」
「怖くなーい!」
「全然! 早く撃てるようになりたいもん。もしかして撃たせてくれるの?」
「いや、それは無理だ。銃に必要なものは何だかわかるか?」
「弾だろ、それくらいわかるさ」
「そうだ、銃は弾がないと意味がない。弾だけあっても銃が無ければ撃てない。どっちもないと意味がないんだ」
「うん、そうだよね」
「でも弾は撃ってると減ってしまう。どうしたら減らなくなるかわかるか?」
「んーー? 撃ってるんだから減るだろう? 何言ってんだ、兄ちゃん?」
「撃たなければ減らないよ!」
「それじゃ意味ないだろ、戦いなんだぞ?」
なかなか答えが出てこないな。
「あの‥‥‥」
少し控えめそうな男の子が手を挙げる。
「たくさんある所から持ってくる‥‥‥って事?」
俺はニンマリしてしまう。
「正解だ、えーっと、君の名前は?」
「‥‥‥ロイド」
「ロイドが正解したからみんなの分のおやつをあげよう。分けて食べろよ」
「「「わーーい!!」」」
「ロイド、すげえ!」
「ロイド、ありがとう!」
「いや‥‥‥別に‥‥‥」
少し照れているようなロイド。
「俺は‥‥‥射手、銃を撃つ人だな。つまり射手を射撃に集中させてあげたいんだ。弾丸の補充をする人が居ればものすごく助かるし、薬莢を片付けてくれると足場を気にしなくて良くなる。銃を撃つお父さんの所へ弾を届けたり、足元を片付けるくらいなら君たちでも出来るだろ?」
「「「やるー!!!!」」」
「よし! じゃあそのやり方を教えるから。ちゃんとみんな覚えて活躍してやろうぜ!!」
「「「おー!!!」」」
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