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遺跡ダンジョン
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みんなで森に向かう。
モンスターは一匹も現れなかった。
フルルが風の精霊と連携して索敵を行い、こちらに近づきつつある場合はライフルで狙撃していたから、だそうだ。
万が一近づかれてもティナの44マグナムが火を噴いた事だろうけど。
森の中を歩く事、約二時間‥‥‥
「遺跡ダンジョンはこの先だ。入り口に罠があるから気をつけてくれ」
それっぽい建築物が見えてきた。入り口であろう場所に石像が二体置いてある。人の身体に鳥の顔と翼を持った悪魔の像なのかな。
「やはり復活してるか。あの石像が動き出すんだ。近づいて背後を見せると襲いかかってくる」
赤い帽子の配管工のゲーム、マリ◯の幽霊みたいなやつなのか?
「なるほど、背後を見せなきゃいいんだな。フルル、狙え」
「はい、エドガー様」
チャキっとライフルを構えるフルル。
パシュッ!!!!
「‥‥‥割れてないですね。普通の石じゃないのでしょう」
「まぁ動く時点で普通の石じゃないか、これ以上試して無駄弾を使うのは良くない。‥‥‥ティナ、頼む」
「はい! エドガー様はここでお待ちください」
ティナは念の為構えていた拳銃をホルスターにしまい、拳にミスリル製のナックルを装備する。
「‥‥‥っせーのっ!!!」
ガッキーン!!!!
ピシピシ‥‥‥ガラガラガシャーン!
石像にヒビが入り、原型を留めないくらいに砕けて崩れ落ちた。
それを見て怯えたのか隣の石像がカタカタと震えだした。
「ティナ、そっちも壊してしまえ」
「了解です!!」
ティナがこちらを振り向いた隙をついて石像が動き出した。一番近くのティナに飛び掛かる。
「はっ!!」
ティナが左脚で真上に蹴り上げる。石像のくちばしにクリーンヒット。
くちばしを蹴り上げられた石像は当然真上を向かされる。
隙だらけの石像の胴体にティナ渾身のストレート。
石像は先程同様にヒビが入り、砕けて崩れ落ちた。
「エドガー様! 仕留めました!!」
「よしよし」
喜んで駆け寄ってくるティナの頭を撫でてやる。
「アタシらでも四人掛かりでなんとか倒すのに‥‥‥一人でしかも一撃かよ?」
「俺たちティナさんには逆らわないようにしますわ」
門に近づく。なるほど、右扉の中心にあるプレートに何やら書いてあるな。
じっと眺める。
「ここまではアタシらも来られるんだけど、この門から先が進めないんだ。その文字読めるかい、エドガー?」
「‥‥‥あぁ、読めるよ」
「やっぱりそうだよな。さすがのエドガーでも‥‥‥って読めるのか!?」
この文字は日本語だった。
モンスターは一匹も現れなかった。
フルルが風の精霊と連携して索敵を行い、こちらに近づきつつある場合はライフルで狙撃していたから、だそうだ。
万が一近づかれてもティナの44マグナムが火を噴いた事だろうけど。
森の中を歩く事、約二時間‥‥‥
「遺跡ダンジョンはこの先だ。入り口に罠があるから気をつけてくれ」
それっぽい建築物が見えてきた。入り口であろう場所に石像が二体置いてある。人の身体に鳥の顔と翼を持った悪魔の像なのかな。
「やはり復活してるか。あの石像が動き出すんだ。近づいて背後を見せると襲いかかってくる」
赤い帽子の配管工のゲーム、マリ◯の幽霊みたいなやつなのか?
「なるほど、背後を見せなきゃいいんだな。フルル、狙え」
「はい、エドガー様」
チャキっとライフルを構えるフルル。
パシュッ!!!!
「‥‥‥割れてないですね。普通の石じゃないのでしょう」
「まぁ動く時点で普通の石じゃないか、これ以上試して無駄弾を使うのは良くない。‥‥‥ティナ、頼む」
「はい! エドガー様はここでお待ちください」
ティナは念の為構えていた拳銃をホルスターにしまい、拳にミスリル製のナックルを装備する。
「‥‥‥っせーのっ!!!」
ガッキーン!!!!
ピシピシ‥‥‥ガラガラガシャーン!
石像にヒビが入り、原型を留めないくらいに砕けて崩れ落ちた。
それを見て怯えたのか隣の石像がカタカタと震えだした。
「ティナ、そっちも壊してしまえ」
「了解です!!」
ティナがこちらを振り向いた隙をついて石像が動き出した。一番近くのティナに飛び掛かる。
「はっ!!」
ティナが左脚で真上に蹴り上げる。石像のくちばしにクリーンヒット。
くちばしを蹴り上げられた石像は当然真上を向かされる。
隙だらけの石像の胴体にティナ渾身のストレート。
石像は先程同様にヒビが入り、砕けて崩れ落ちた。
「エドガー様! 仕留めました!!」
「よしよし」
喜んで駆け寄ってくるティナの頭を撫でてやる。
「アタシらでも四人掛かりでなんとか倒すのに‥‥‥一人でしかも一撃かよ?」
「俺たちティナさんには逆らわないようにしますわ」
門に近づく。なるほど、右扉の中心にあるプレートに何やら書いてあるな。
じっと眺める。
「ここまではアタシらも来られるんだけど、この門から先が進めないんだ。その文字読めるかい、エドガー?」
「‥‥‥あぁ、読めるよ」
「やっぱりそうだよな。さすがのエドガーでも‥‥‥って読めるのか!?」
この文字は日本語だった。
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