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学科試験②
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言語のテストが終わって教室に入り直す。次は算術だ。
算術に関しては前世の数学の知識がまるごと活かせるというアドバンテージがあるから他の皆ほどは大変じゃない。
テストも案の定スムーズに終わり、また早く退出してきた。
問題は魔法学だ。魔法陣とかは勉強したから一応描けるけど、スキルがないから魔法が発動する時の感覚というのは感じた事はない。
魔力を魔法陣に触れて流れる感覚はわかるけど。
という訳で学科試験の一番の難関が『魔法学』なのだ。他の人は魔法が当たり前にある世界なので前世の知識や常識が邪魔をして馴染むのに数年を要したのだ。
「これから魔法学の試験を始めます。これが終わったら皆さんはB班として実技試験に移動します」
鐘が鳴る、テストが始まる。
‥‥‥一番時間をかけた事だけはあってなんとか全部解ける。でもかなり難しい問題もあった。
連立複層魔法陣の問題なんて俺はゴーレムを分解したから知ってるけど普通は解けないんじゃないかな?
それ以外は選択問題も多いのでエリーゼ様もおそらく大丈夫だろうけど‥‥‥。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
終了の鐘が鳴った。魔法学の試験は早く退出出来なかった。
「やべー! 全然わかんないよ!!」
「俺も選択肢当てずっぽうだし‥‥‥」
「絶対落ちたわー、こんなの全部解ける奴いるのかよー?」
「ここからの実技試験に賭けるしかないよな」
「実技の方が点数高いしな」
そうなのだ。俺にとってのこの入試の一番の問題点がそこなのだ。
『スキル等の実技試験』
スキルのない俺は点数などつくはずもない。だからこそ学科でなるべく点数を取る必要があったのだ。
さてと、どうなる事やら‥‥‥。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
移動中になにやら見覚えのある人物が‥‥‥。まさか試験官なのか?
「おい! お前、エドガーじゃないか?」
「‥‥‥兄上。ご無沙汰しております」
実の兄、ヴィルヘルム・ストライクだった。
「おいおいおいおい!! お前如きが『兄上』などと呼んでくれるなよ? なんせお前はスキル無しの『能無しエドガー』なんだからなぁ!!!」
声がデカいからみんなに聞こえて注目を浴びてしまった。
「なに、お前、まさか受験生なの!? やめとけやめとけ!! スキル無いんだから受かる訳ないよ!!」
ふざけた表情でバカにしてきた。
「‥‥‥いろいろあってそうもいかないんですよ。すみませんが退いてください」
すると表情が変わった。
「あぁん!? お前、貴族のオレに向かって『退け』だと!?」
胸ぐらを掴まれる俺。
「あれ? エドガーくん? 何してるの?」
「‥‥‥マリア様」
別班のマリア様が通りかかった。
それを見てバツが悪くなったのか手を離すヴィルヘルム。
「へへ、運が良かったな。ここは通してやるよ。ちなみにお前班はなんだ?」
「B班ですけど‥‥‥」
「ひゃははは!!! そうかそうか! オレがB班の担当試験官だ!!」
うわぁ‥‥‥、こりゃ終わったわ。
そう言い残すとヴィルヘルムは反対方向に向かって去っていった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ヴィルヘルム・ストライクはストライク家の次男。王都の英雄レオン・クラウディウス軍務卿に憧れて騎士を目指すべく王都学院騎士科に入学。そこそこ優秀な成績を納め卒業後は軍務卿直属の騎士隊に内定していた。
算術に関しては前世の数学の知識がまるごと活かせるというアドバンテージがあるから他の皆ほどは大変じゃない。
テストも案の定スムーズに終わり、また早く退出してきた。
問題は魔法学だ。魔法陣とかは勉強したから一応描けるけど、スキルがないから魔法が発動する時の感覚というのは感じた事はない。
魔力を魔法陣に触れて流れる感覚はわかるけど。
という訳で学科試験の一番の難関が『魔法学』なのだ。他の人は魔法が当たり前にある世界なので前世の知識や常識が邪魔をして馴染むのに数年を要したのだ。
「これから魔法学の試験を始めます。これが終わったら皆さんはB班として実技試験に移動します」
鐘が鳴る、テストが始まる。
‥‥‥一番時間をかけた事だけはあってなんとか全部解ける。でもかなり難しい問題もあった。
連立複層魔法陣の問題なんて俺はゴーレムを分解したから知ってるけど普通は解けないんじゃないかな?
それ以外は選択問題も多いのでエリーゼ様もおそらく大丈夫だろうけど‥‥‥。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
終了の鐘が鳴った。魔法学の試験は早く退出出来なかった。
「やべー! 全然わかんないよ!!」
「俺も選択肢当てずっぽうだし‥‥‥」
「絶対落ちたわー、こんなの全部解ける奴いるのかよー?」
「ここからの実技試験に賭けるしかないよな」
「実技の方が点数高いしな」
そうなのだ。俺にとってのこの入試の一番の問題点がそこなのだ。
『スキル等の実技試験』
スキルのない俺は点数などつくはずもない。だからこそ学科でなるべく点数を取る必要があったのだ。
さてと、どうなる事やら‥‥‥。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
移動中になにやら見覚えのある人物が‥‥‥。まさか試験官なのか?
「おい! お前、エドガーじゃないか?」
「‥‥‥兄上。ご無沙汰しております」
実の兄、ヴィルヘルム・ストライクだった。
「おいおいおいおい!! お前如きが『兄上』などと呼んでくれるなよ? なんせお前はスキル無しの『能無しエドガー』なんだからなぁ!!!」
声がデカいからみんなに聞こえて注目を浴びてしまった。
「なに、お前、まさか受験生なの!? やめとけやめとけ!! スキル無いんだから受かる訳ないよ!!」
ふざけた表情でバカにしてきた。
「‥‥‥いろいろあってそうもいかないんですよ。すみませんが退いてください」
すると表情が変わった。
「あぁん!? お前、貴族のオレに向かって『退け』だと!?」
胸ぐらを掴まれる俺。
「あれ? エドガーくん? 何してるの?」
「‥‥‥マリア様」
別班のマリア様が通りかかった。
それを見てバツが悪くなったのか手を離すヴィルヘルム。
「へへ、運が良かったな。ここは通してやるよ。ちなみにお前班はなんだ?」
「B班ですけど‥‥‥」
「ひゃははは!!! そうかそうか! オレがB班の担当試験官だ!!」
うわぁ‥‥‥、こりゃ終わったわ。
そう言い残すとヴィルヘルムは反対方向に向かって去っていった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ヴィルヘルム・ストライクはストライク家の次男。王都の英雄レオン・クラウディウス軍務卿に憧れて騎士を目指すべく王都学院騎士科に入学。そこそこ優秀な成績を納め卒業後は軍務卿直属の騎士隊に内定していた。
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