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追放編
ヒュージモンスターの襲来②
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「うう‥‥‥アンナさぁん‥‥‥」
一人城壁の上で酔っ払って寝ていたアルフレッドは少し酔いが覚めたのか泣き上戸モードに突入していた。
ちなみに城壁下での騒ぎは全く耳に入っていない。
「くそぅ!! 俺だって! 剣だって俺なりに頑張ったのに家は追い出されるしよぅ!! 訳の分からないスキルでチマチマ作っても結局金にならねーしよぅ!! チキショー、バカヤロー!!」
今度は思い出し怒りモードに突入。
「痛っ!!」
アルフレッドが誤って指を剣で切ってしまった。
「チキショー!! こんな剣いらねぇわ!!」
ブンッ!!
アルフレッドは剣を振り回した勢いで足を滑らせ城壁から落ちてしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ルーナの意識が限界に近づいた時、すごい勢いでアルフレッドがルーナの近くに飛び込んできた。
ルーナは訳もわからないまま、アルフレッドの手放した剣を掴みスライムの核へと向けて突き出した。不思議とこの剣はスライム内での抵抗を全く感じなかった。
「ッ!!!!ーーーーー」
剣は見事にスライムの核を直撃した。途端にスライム内の抵抗感が無くなり、ブルブル震えた後、まるで水風船が割れるかのように破裂した。スライムの体液が飛び散ったがキラキラと輝き出し空に消えていった。
「ゴボッ!! ゲホッ、ゲホゲホ!!」
ルーナや他の者もスライムの体液を吐き出す。やがてそれもキラキラと消えていった。
事態の急展開に理解が追いつかなかった兵や冒険者たちはやがて我に返り歓声を上げた。
「ヒュージスライムを倒したぞー!!」
「俺たちで街を守ったぞー!!」
咽せていたルーナにブライアンが近づき、手を差し出す。
「よくやった、ルーナ。よくぞ街を救ってくれた」
「ゲホゲホっ! あぁ! 危ないところだったぜ‥‥‥。あそこで誰かが飛び込んでアタイに剣を渡してくれて‥‥‥ホントに助かったよ。アンタの指示に勇敢に従ってくれて‥‥‥」
「いや、それは俺の指示じゃない‥‥‥」
「? そうなのか? この剣なんだが」
と言って差し出された剣は今朝見た覚えのある剣だった。上から飛び込んできた持ち主は酒臭い息を吐きながら寝ていた。
一人城壁の上で酔っ払って寝ていたアルフレッドは少し酔いが覚めたのか泣き上戸モードに突入していた。
ちなみに城壁下での騒ぎは全く耳に入っていない。
「くそぅ!! 俺だって! 剣だって俺なりに頑張ったのに家は追い出されるしよぅ!! 訳の分からないスキルでチマチマ作っても結局金にならねーしよぅ!! チキショー、バカヤロー!!」
今度は思い出し怒りモードに突入。
「痛っ!!」
アルフレッドが誤って指を剣で切ってしまった。
「チキショー!! こんな剣いらねぇわ!!」
ブンッ!!
アルフレッドは剣を振り回した勢いで足を滑らせ城壁から落ちてしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ルーナの意識が限界に近づいた時、すごい勢いでアルフレッドがルーナの近くに飛び込んできた。
ルーナは訳もわからないまま、アルフレッドの手放した剣を掴みスライムの核へと向けて突き出した。不思議とこの剣はスライム内での抵抗を全く感じなかった。
「ッ!!!!ーーーーー」
剣は見事にスライムの核を直撃した。途端にスライム内の抵抗感が無くなり、ブルブル震えた後、まるで水風船が割れるかのように破裂した。スライムの体液が飛び散ったがキラキラと輝き出し空に消えていった。
「ゴボッ!! ゲホッ、ゲホゲホ!!」
ルーナや他の者もスライムの体液を吐き出す。やがてそれもキラキラと消えていった。
事態の急展開に理解が追いつかなかった兵や冒険者たちはやがて我に返り歓声を上げた。
「ヒュージスライムを倒したぞー!!」
「俺たちで街を守ったぞー!!」
咽せていたルーナにブライアンが近づき、手を差し出す。
「よくやった、ルーナ。よくぞ街を救ってくれた」
「ゲホゲホっ! あぁ! 危ないところだったぜ‥‥‥。あそこで誰かが飛び込んでアタイに剣を渡してくれて‥‥‥ホントに助かったよ。アンタの指示に勇敢に従ってくれて‥‥‥」
「いや、それは俺の指示じゃない‥‥‥」
「? そうなのか? この剣なんだが」
と言って差し出された剣は今朝見た覚えのある剣だった。上から飛び込んできた持ち主は酒臭い息を吐きながら寝ていた。
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