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新居編
領都へ
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「それではこちらの馬車にどうぞ。三名様までお乗り出来ますので」
俺とルーナとソフィア、ちょうどだな。
二爵家ともなると豪奢な馬車だ。俺はこんな馬車乗ったことはない。ソフィアに至っては馬車自体が初めてらしい。
俺たちが乗り込んだらすぐに出発した。
「それで‥‥‥こちらの方はどなたでしょうか?」
「我はソフィア。二人の仲間じゃ!」
「お見受けしたところ、ご種族は『ドラゴニュート』でよろしいでしょうか?」
「いかにも! しかし馬車というのは狭苦しい上に遅いんだの‥‥‥」
あんまりそういう事を言うんじゃないよ。ソフィアを連れて来たのは失敗だったかもしれん。
ガーネットさんは微笑んでいるけど思うところがきっとあるだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
領都に着くまでの間、さすがに暇なので合成のレシピをまとめる事にした。
薬草と薬草で『上薬草』
薬草と魔法水で『ポーション』
毒消し草と魔法水で『ポイズンキュア』
麻痺消し草と魔法水で『パラライズキュア』
ゴブリンソード二本で『鉄の剣』
鉄の剣とスライムゼリーで『スライムソード』
ポーション二つで『ミドルポーション』
ミドルポーション二つで『ハイポーション』
ハイポーション二つで『エクスポーション』
鑑定の魔術書とモノクルで『鑑定のモノクル』
ふくろスライムゼリーと冒険者バックパックで『魔法リュック』
エルブンボウと滑車で『コンパウンドエルブンボウ』
エルフの手袋と飛竜の骨で『エルドラグラブ』
飛竜の糞と魔法水で『竜の秘薬(下)』
飛竜の骨とミドルポーションで『竜の秘薬(上)』
飛竜の骨と極楽鳥の尾羽で『ドラゴニックバリア』
と、こんなところかな。
うーん、我ながらいろいろ作ったなぁ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
特にモンスターの出現などのトラブルもなく、オーネットの街を出て約三時間ほどで領都フォウサイドに着いた。
たくさんの人が並んでいる一般受付でなく貴族専用の受付を通るのでスムーズに入れた。そこから街の中心にある貴族街へと向かっていく。
緊張からかルーナの表情はいつになく強張っていた。
俺とルーナとソフィア、ちょうどだな。
二爵家ともなると豪奢な馬車だ。俺はこんな馬車乗ったことはない。ソフィアに至っては馬車自体が初めてらしい。
俺たちが乗り込んだらすぐに出発した。
「それで‥‥‥こちらの方はどなたでしょうか?」
「我はソフィア。二人の仲間じゃ!」
「お見受けしたところ、ご種族は『ドラゴニュート』でよろしいでしょうか?」
「いかにも! しかし馬車というのは狭苦しい上に遅いんだの‥‥‥」
あんまりそういう事を言うんじゃないよ。ソフィアを連れて来たのは失敗だったかもしれん。
ガーネットさんは微笑んでいるけど思うところがきっとあるだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
領都に着くまでの間、さすがに暇なので合成のレシピをまとめる事にした。
薬草と薬草で『上薬草』
薬草と魔法水で『ポーション』
毒消し草と魔法水で『ポイズンキュア』
麻痺消し草と魔法水で『パラライズキュア』
ゴブリンソード二本で『鉄の剣』
鉄の剣とスライムゼリーで『スライムソード』
ポーション二つで『ミドルポーション』
ミドルポーション二つで『ハイポーション』
ハイポーション二つで『エクスポーション』
鑑定の魔術書とモノクルで『鑑定のモノクル』
ふくろスライムゼリーと冒険者バックパックで『魔法リュック』
エルブンボウと滑車で『コンパウンドエルブンボウ』
エルフの手袋と飛竜の骨で『エルドラグラブ』
飛竜の糞と魔法水で『竜の秘薬(下)』
飛竜の骨とミドルポーションで『竜の秘薬(上)』
飛竜の骨と極楽鳥の尾羽で『ドラゴニックバリア』
と、こんなところかな。
うーん、我ながらいろいろ作ったなぁ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
特にモンスターの出現などのトラブルもなく、オーネットの街を出て約三時間ほどで領都フォウサイドに着いた。
たくさんの人が並んでいる一般受付でなく貴族専用の受付を通るのでスムーズに入れた。そこから街の中心にある貴族街へと向かっていく。
緊張からかルーナの表情はいつになく強張っていた。
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