アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯

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トーナメント地方予選編

宿に戻ると

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「我らは明日もあるし、この辺で帰るとしようかの」
 珍しくソフィアが宴席を途中で切り上げる発言をした。

 ロイドさんとルーナ、リナはまだ飲んでいくらしい。俺たち四人はロイドさんに礼を言って引き上げ、店の外で解散した。

 宿に戻る途中でソフィアが腕を絡めてきた。
「‥‥‥どうした?」
「ルーナもミリアもおらぬ今が絶好のチャンスじゃと思うての。たまにはこういうのも良かろう?」
 俺の腕にソフィアの爆乳が押し付けられる。その大きさと柔らかさにより抵抗感が消滅していく。

「‥‥‥まぁいいけど」
「くふふ、そう来なくてはの。こうして歩くと恋人同士のようじゃろ? 人の身になったらこうしてみたかったのじゃ」
 
 宿に着いた。ソフィアと腕を組んだままだったので宿の主人にニマニマされている。
「‥‥‥声はなるべく控えめでお願いしますね」
「いや、何の声だよ!? 寝るだけだよ!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 連泊しているから昨日と同じ部屋に入った。
「さてと‥‥‥って、おいっ! なんで早速服を脱ぐ!?」
「? 服を脱がぬと出来ぬではないか?」

「何をする気だ!?」
「あぁ、アル殿は『服を着たまま派』だったかの?」

 服を脱いだり着たままだったりで何をするというのか。

「マッサージじゃろ? 明日もあるんじゃからやっておかねばな?」
「マッサージかーい!!」
 マッサージなら別に脱がなくても出来るだろうが!! 脱いだ方がいいのかもしれないけど。

「んー? なんじゃ、何をするつもりだったんじゃ? アルどの?」
「っ‥‥‥!」
 ニヤニヤしながら寄ってくるソフィア。コイツ絶対わかっててやってるだろ?

「まぁ良い、先に我をやってくれるかの、アル殿よ」
「わ、わかったよ」
 そう言ってやっぱり裸でうつ伏せに寝転がるソフィア。身体の横から胸がはみ出てるぞ。

 色白な背中を押していく。肩甲骨の辺りには小さく翼が生えている。

「翼ってこんなに小さかったんだっけ?」
「飛ぶ時には大きくなるんじゃよ。その翼周りが特に凝りやすいから念入りに頼むぞ」
「わかった」

 ぐっぐっと指圧していく。
「んっ‥‥‥あんっ‥‥‥くっ‥‥‥ふっ‥‥‥」
「‥‥‥変な声を上げるんじゃない」
 宿の主人に誤解されるだろうが。

「そんな事‥‥‥言われ‥‥‥ても‥‥‥出てしま‥‥‥あっ‥‥‥あんっ‥‥‥」
「‥‥‥もう止めるぞ」

「そんな! もう少しじゃ、もうすぐなんじゃ!」
 何がだよ‥‥‥。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 止めるとは言ったけど仕方ないので続けてあげた。変な声は出し続けていたけど。

「ふぅ‥‥‥、良かったのじゃ‥‥‥。すまぬ、少し待ってくりゃ‥‥‥」

 少し待ってたらスースーと寝息が‥‥‥。
 まさかコイツ?

「‥‥‥寝てやがる。自分だけ‥‥‥」

 仕方ない‥‥‥、明日のために少しやっておきたい事があったのを思い出したからそれをやるか。

 明日の相手はアラン。今日の試合を見る限り体術使いで明らかに俺よりも能力的には上だろう。
 特にあの無限に続くのかと思わせるような連続攻撃、それを可能とするスピードとスタミナが脅威だ。

 竜の秘薬を使えば問題なく勝てるだろうが。寿命が縮むのをわかってて積極的には使いたくはない。
 それ以外でなんとかならないかと考えている。

 魔法バックパックから色々と取り出して久しぶりに試してみる。合成スキルのレベルが最後に上がったのはいつだったかな。
 エルドラグラブを手に填めて一つずつ触っていく。

 うーむ‥‥‥、以前のものと同じものばかりだな。あまり変わってないな。

 そんな中で一つ目新しいものが。

 魔法水+バーナの皮→????

 なんだこれ‥‥‥? 何が出来るんだ?
 バーナとは黄色くて細長い甘い果物だ。皮は食べられないから普通は捨てる。

 宿の主人に言ってみたら一本くれた。中身は食べて魔法水と皮を持って合成してみる。

パシュッ!

 黄色いポーションみたいな液体が出来た。なんだろう、これ。

 うーん、アリウスのモノクルを借りてくるんだったなぁ。
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