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第4章
28 おかえりなさい
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「うーん…」
「なにを唸っているんだ。腹が減ったのか?」
リアムは最後に立ち寄った町で買ったお菓子を紙袋から取り出した。
木の実のクッキーを選んで、私に渡す。
私の食べ過ぎを心配してか、小さめのクッキーを選んだのではないかという疑惑。
でも、せっかくなのでクッキーは受け取って、とりあえず一枚食べた。
「もぐ……って、違います! 派手に見送りしてもらったのはよかったんですけど、旅を振り返ったら、お土産を買って、観光して帰ってきただけみたいな気がして」
「そうだな。その通りだ」
――フォローなし。
私が求めていたのは、『成長したな』『かっこよかったぞ』というリアムからの言葉だった。
でも、否定できない自分が悲しい。
アールグレーン公爵家にお土産をたくさん持っていった私。
一度はからっぽになった木箱が、帰りにはいっぱいになり、さらに数を増やしていた。
「買いすぎだ」
「みんなに旅のお土産を配りたかったんです」
エミリさんとヒュランデル夫人、裏通りの奥様たちには、花の形をした石鹸やガラス玉のブレスレットやネックレスを購入した。
お酒好きなニルソンさんたちには、おつまみになりそうな美味しい干物や珍しいお酒など。
子供にはレース細工の美しいリボン、石細工の店から買った動物のミニチュア置物を用意した。
「ラーシュにもたくさんお土産を買ったんですよ。お揃いのベッドカバー、新しい寝間着と手編みの靴下。革のウエストポーチ……」
「荷物を増やしすぎだ。馬を殺す気か」
リアムは呆れていたけど、後から届くお土産もある。
それは内緒にしておこうと思った。
馬車が王都の門前に到着し、私たちは馬車を降りた。
商人ギルドからの借り物であるのと、荷物の点検があるからだ。
兵士たちはリアムを見つけると、険しい表情で敬礼する。
フランは馬車の御者台から降り、馬車を商人ギルドの職員に預けた。
「リアム……。嫌かもしれないですけど、ルーカス様に無許可で王都を出たことを謝ってくださいね? そうじゃないと、それを理由に、リアムを処罰すると思います」
兵士たちの様子がおかしいことに気づき、リアムが心配になった。
きっと兵士たちはルーカス様から、リアムが戻ったら報告するように命じられているはずだ。
「俺が処罰され、謹慎を申し渡されら、お前の家で過ごすか」
「リアム! 私は真面目に心配して言ってるんです!」
「俺も真面目だが?」
――え? 冗談じゃなく? それって同棲になりませんか?
そう聞き返そうとした時、宮廷魔術師の制服を着た集団が現れた。
「リアム様、おかえりなさいませ」
「リアム様の姿を拝見し、ホッとしました」
「このまま、帰ってこないのかと思っていたので……」
宮廷魔術師たちはリアムの期間を喜んだ。
どうやら、彼らはリアムが私とともに逃げ、ヴィフレア王国を捨てると考えていたようだ。
リアムが逃げれば、宮廷魔術師たちに『捕らえろ』と命令が下るのは必至。
けれど、戦って勝つのはリアムだ。
リアムはついさっきまで、私に軽口を叩いていたのに、今のリアムは険しい表情をして、別人のように見えた。
「お前たちも国も見捨てる気はない。俺はただ、サーラたちと共に旅をしたいと思った。それだけだ」
――私と旅を。
素直じゃないリアムが、自分の気持ちをすんなり語った違和感。
その違和感に、思わずリアムの腕をつかんだ。
「リアム! 旅はこの一回で終わりじゃないんですよ。この先、何回だって旅をするんですから!」
リアムは無言で、私になにも答えなかった。
――どうして、『また旅をしよう』と言わないんですか?
いつもとは違うリアムの態度に不安を感じた。
「王宮へ行く。兄上が待っているんだろう?」
「ルーカス様はずっとイライラしてますよ」
「俺たちが命令に従わないから、面白くないんでしょう」
宮廷魔術師たちはルーカス様に従うつもりはなく、魔術師としての実力と自信があるからか、彼らは余裕たっぷりだ。
用意された馬車に乗るリアムに、宮廷魔術師全員が敬意を込めて頭を下げる。
私と一緒にいる時は忘れがちだけど、リアムは魔術師たちの頂点に立つ存在。
リアムに対する宮廷魔術師たちの態度を見て、どれだけ尊敬されているのかわかった。
「王宮へ」
リアムの温度のない声が聞こえてくる。
さっきまで私たちは同じ馬車に乗り、旅をしていたのに、急にリアムが遠くに感じた。
「リアム様、大丈夫かな?」
「きっと大丈夫ですよ。だって、リアムは最強の魔術師なんですから!」
心配そうに馬車を見送ったフランに、私はなるべく明るい声で言った。
「フラン。ラーシュが待ってますよ。急いで帰りましょう!」
「うん。ラーシュはどうしてるかな」
私とフランは足早に魔道具店へ向かう。
その間も、私たちの姿を見つけた人が、笑顔になり声をかけてくる。
「あっ! サーラちゃんよ! フラン君も! 帰ってきたのね!」
「無事に帰ってこれてよかった! このパンを持っていくといいよ」
「ほら、肉串も! 久しぶりだろ」
半月ほどの旅だったけれど、慣れ親しんた裏通りの人々と再会できたことが嬉しい。
「ありがとうございます。後からお土産を配りますね!」
肉串屋の奥さんが、ぽんっと私の頭を叩いた。
「サーラちゃんたちが帰ってきたことが、なによりのお土産だよ」
「そうよ。サーラちゃんやフラン君の姿がないだけで、なんだか盛り上がらなくてねぇ」
「ラーシュ様なんて、兵士をつれた父親が店にやってきて、ちょっとばかり大変だったんだよ」
「えっ……? 兵士!? ラ、ラーシュは……」
「サーラ行こう!」
私とフランは駆け出した。
「あっ! サーラちゃん! でも、店は無事だから……」
なにかあれば、商人ギルドを使って連絡をするように、ラーシュに言ってあるものの、相手はルーカス様。
テオドールがいるから、大丈夫なんて思っていたけど、まさかルーカス様が私の不在を狙うなんて思わなかった。
「卑怯ですよ!」
「本当だよ。しかも、ラーシュは自分の息子だぞ!」
私たちの魔道具店が見えてきた。
いつもの店構えで変わりなく、壊れたところもなさそうだ。
足の早いフランが私より先に店のドアを開いて飛び込んだ。
「ラーシュ、無事か!?」
「怪我はありませんよねっ……」
遅れて店の中へ入った私は、息を切らせて、ラーシュの姿をさがした。
「フラン先輩、師匠……」
サファイアブルーの瞳が、私とフランを見つめていた。
手には【研磨】した魔石を抱え、ラーシュは微笑んだ。
「おかえりなさい! 早かったんですね。夕方くらいかと思ってました」
私は旅に出る前に、石ころクラスの魔石を砂状にして瓶に詰め、全部満タンにした。
それでも足りなかったようで、、ラーシュは【研磨】した石ころを【粉砕】して砂状にするところだった。
ラーシュは私がいなくても一生懸命、【修復】をやっていたことがわかる。
「おや、サーラ様。お早いですな」
護衛のテオドールはラーシュの仕事を手伝っていたのか、泥だらけの石ころを水で洗っていた。
「サーラ様、フラン様。おかえりなさいませ!」
「おかえりなさいませ……」
狼獣人の姉妹のモニカとフェリシアが、可愛いメイド服姿で現れた。
人見知りだった妹のフェリシアだけど、今ではお姉さんのモニカの後ろに隠れず、挨拶をしてくれるようになり、明るくなった気がした。
「ルーカス様が兵士とやってきたって聞いたんです!」
「それなら、平気です。ぼくはちゃんとこの店を守りました」
ラーシュは私とフランを見上げる。
テオドールもうなずく。
「ラーシュ様はとてもご立派で、商人ギルドのギルド長からも褒められましたよ」
「そうですか……。でも、怪我がなくて、本当によかった! 怪我をしていたら、私はラーシュを店に残したことを一生、後悔していたと思います」
ラーシュの無事な姿を確認し、胸をなでおろした。
「心配しなくても、ぼくは師匠の弟子ですから……」
「頼もしいですね」
ふふっと私が微笑んで、ラーシュの頭をなでた。
「これくらい……弟子だから……」
ラーシュの声が詰まった。
「ラーシュ?」
「ぼくは師匠の弟子だから、一人でも大丈夫でした……。ちゃんとできて……」
不意にラーシュの凛々しい表情が崩れ、瞳から涙がこぼれた落ちた。
それでも、ラーシュは泣かずに頑張って一人前であろうとした。
「師ちゃんと店を守って……師匠との約束通りに【修復】もして……」
だんだんラーシュは涙声になっていく――留守番をして心細く、寂しかった気持ちが溢れて止まらない。
私はぎゅっとラーシュを抱き締めた。
「ラーシュは私の自慢の弟子です。お店を守ってくれてありがとうございます」
「師匠……」
なんとか我慢していた涙が、ラーシュの目からあふれ出した。
ラーシュは私にしがみつき、声をあげて泣き出した。
フランはラーシュの頭をなで、私はラーシュが泣き止むまで抱き締めていた。
私の家はアールグレーン公爵家ではなく、この裏通りの魔道具店だ。
私の帰りを喜んでくれる人たちを見て、それを実感した。
「なにを唸っているんだ。腹が減ったのか?」
リアムは最後に立ち寄った町で買ったお菓子を紙袋から取り出した。
木の実のクッキーを選んで、私に渡す。
私の食べ過ぎを心配してか、小さめのクッキーを選んだのではないかという疑惑。
でも、せっかくなのでクッキーは受け取って、とりあえず一枚食べた。
「もぐ……って、違います! 派手に見送りしてもらったのはよかったんですけど、旅を振り返ったら、お土産を買って、観光して帰ってきただけみたいな気がして」
「そうだな。その通りだ」
――フォローなし。
私が求めていたのは、『成長したな』『かっこよかったぞ』というリアムからの言葉だった。
でも、否定できない自分が悲しい。
アールグレーン公爵家にお土産をたくさん持っていった私。
一度はからっぽになった木箱が、帰りにはいっぱいになり、さらに数を増やしていた。
「買いすぎだ」
「みんなに旅のお土産を配りたかったんです」
エミリさんとヒュランデル夫人、裏通りの奥様たちには、花の形をした石鹸やガラス玉のブレスレットやネックレスを購入した。
お酒好きなニルソンさんたちには、おつまみになりそうな美味しい干物や珍しいお酒など。
子供にはレース細工の美しいリボン、石細工の店から買った動物のミニチュア置物を用意した。
「ラーシュにもたくさんお土産を買ったんですよ。お揃いのベッドカバー、新しい寝間着と手編みの靴下。革のウエストポーチ……」
「荷物を増やしすぎだ。馬を殺す気か」
リアムは呆れていたけど、後から届くお土産もある。
それは内緒にしておこうと思った。
馬車が王都の門前に到着し、私たちは馬車を降りた。
商人ギルドからの借り物であるのと、荷物の点検があるからだ。
兵士たちはリアムを見つけると、険しい表情で敬礼する。
フランは馬車の御者台から降り、馬車を商人ギルドの職員に預けた。
「リアム……。嫌かもしれないですけど、ルーカス様に無許可で王都を出たことを謝ってくださいね? そうじゃないと、それを理由に、リアムを処罰すると思います」
兵士たちの様子がおかしいことに気づき、リアムが心配になった。
きっと兵士たちはルーカス様から、リアムが戻ったら報告するように命じられているはずだ。
「俺が処罰され、謹慎を申し渡されら、お前の家で過ごすか」
「リアム! 私は真面目に心配して言ってるんです!」
「俺も真面目だが?」
――え? 冗談じゃなく? それって同棲になりませんか?
そう聞き返そうとした時、宮廷魔術師の制服を着た集団が現れた。
「リアム様、おかえりなさいませ」
「リアム様の姿を拝見し、ホッとしました」
「このまま、帰ってこないのかと思っていたので……」
宮廷魔術師たちはリアムの期間を喜んだ。
どうやら、彼らはリアムが私とともに逃げ、ヴィフレア王国を捨てると考えていたようだ。
リアムが逃げれば、宮廷魔術師たちに『捕らえろ』と命令が下るのは必至。
けれど、戦って勝つのはリアムだ。
リアムはついさっきまで、私に軽口を叩いていたのに、今のリアムは険しい表情をして、別人のように見えた。
「お前たちも国も見捨てる気はない。俺はただ、サーラたちと共に旅をしたいと思った。それだけだ」
――私と旅を。
素直じゃないリアムが、自分の気持ちをすんなり語った違和感。
その違和感に、思わずリアムの腕をつかんだ。
「リアム! 旅はこの一回で終わりじゃないんですよ。この先、何回だって旅をするんですから!」
リアムは無言で、私になにも答えなかった。
――どうして、『また旅をしよう』と言わないんですか?
いつもとは違うリアムの態度に不安を感じた。
「王宮へ行く。兄上が待っているんだろう?」
「ルーカス様はずっとイライラしてますよ」
「俺たちが命令に従わないから、面白くないんでしょう」
宮廷魔術師たちはルーカス様に従うつもりはなく、魔術師としての実力と自信があるからか、彼らは余裕たっぷりだ。
用意された馬車に乗るリアムに、宮廷魔術師全員が敬意を込めて頭を下げる。
私と一緒にいる時は忘れがちだけど、リアムは魔術師たちの頂点に立つ存在。
リアムに対する宮廷魔術師たちの態度を見て、どれだけ尊敬されているのかわかった。
「王宮へ」
リアムの温度のない声が聞こえてくる。
さっきまで私たちは同じ馬車に乗り、旅をしていたのに、急にリアムが遠くに感じた。
「リアム様、大丈夫かな?」
「きっと大丈夫ですよ。だって、リアムは最強の魔術師なんですから!」
心配そうに馬車を見送ったフランに、私はなるべく明るい声で言った。
「フラン。ラーシュが待ってますよ。急いで帰りましょう!」
「うん。ラーシュはどうしてるかな」
私とフランは足早に魔道具店へ向かう。
その間も、私たちの姿を見つけた人が、笑顔になり声をかけてくる。
「あっ! サーラちゃんよ! フラン君も! 帰ってきたのね!」
「無事に帰ってこれてよかった! このパンを持っていくといいよ」
「ほら、肉串も! 久しぶりだろ」
半月ほどの旅だったけれど、慣れ親しんた裏通りの人々と再会できたことが嬉しい。
「ありがとうございます。後からお土産を配りますね!」
肉串屋の奥さんが、ぽんっと私の頭を叩いた。
「サーラちゃんたちが帰ってきたことが、なによりのお土産だよ」
「そうよ。サーラちゃんやフラン君の姿がないだけで、なんだか盛り上がらなくてねぇ」
「ラーシュ様なんて、兵士をつれた父親が店にやってきて、ちょっとばかり大変だったんだよ」
「えっ……? 兵士!? ラ、ラーシュは……」
「サーラ行こう!」
私とフランは駆け出した。
「あっ! サーラちゃん! でも、店は無事だから……」
なにかあれば、商人ギルドを使って連絡をするように、ラーシュに言ってあるものの、相手はルーカス様。
テオドールがいるから、大丈夫なんて思っていたけど、まさかルーカス様が私の不在を狙うなんて思わなかった。
「卑怯ですよ!」
「本当だよ。しかも、ラーシュは自分の息子だぞ!」
私たちの魔道具店が見えてきた。
いつもの店構えで変わりなく、壊れたところもなさそうだ。
足の早いフランが私より先に店のドアを開いて飛び込んだ。
「ラーシュ、無事か!?」
「怪我はありませんよねっ……」
遅れて店の中へ入った私は、息を切らせて、ラーシュの姿をさがした。
「フラン先輩、師匠……」
サファイアブルーの瞳が、私とフランを見つめていた。
手には【研磨】した魔石を抱え、ラーシュは微笑んだ。
「おかえりなさい! 早かったんですね。夕方くらいかと思ってました」
私は旅に出る前に、石ころクラスの魔石を砂状にして瓶に詰め、全部満タンにした。
それでも足りなかったようで、、ラーシュは【研磨】した石ころを【粉砕】して砂状にするところだった。
ラーシュは私がいなくても一生懸命、【修復】をやっていたことがわかる。
「おや、サーラ様。お早いですな」
護衛のテオドールはラーシュの仕事を手伝っていたのか、泥だらけの石ころを水で洗っていた。
「サーラ様、フラン様。おかえりなさいませ!」
「おかえりなさいませ……」
狼獣人の姉妹のモニカとフェリシアが、可愛いメイド服姿で現れた。
人見知りだった妹のフェリシアだけど、今ではお姉さんのモニカの後ろに隠れず、挨拶をしてくれるようになり、明るくなった気がした。
「ルーカス様が兵士とやってきたって聞いたんです!」
「それなら、平気です。ぼくはちゃんとこの店を守りました」
ラーシュは私とフランを見上げる。
テオドールもうなずく。
「ラーシュ様はとてもご立派で、商人ギルドのギルド長からも褒められましたよ」
「そうですか……。でも、怪我がなくて、本当によかった! 怪我をしていたら、私はラーシュを店に残したことを一生、後悔していたと思います」
ラーシュの無事な姿を確認し、胸をなでおろした。
「心配しなくても、ぼくは師匠の弟子ですから……」
「頼もしいですね」
ふふっと私が微笑んで、ラーシュの頭をなでた。
「これくらい……弟子だから……」
ラーシュの声が詰まった。
「ラーシュ?」
「ぼくは師匠の弟子だから、一人でも大丈夫でした……。ちゃんとできて……」
不意にラーシュの凛々しい表情が崩れ、瞳から涙がこぼれた落ちた。
それでも、ラーシュは泣かずに頑張って一人前であろうとした。
「師ちゃんと店を守って……師匠との約束通りに【修復】もして……」
だんだんラーシュは涙声になっていく――留守番をして心細く、寂しかった気持ちが溢れて止まらない。
私はぎゅっとラーシュを抱き締めた。
「ラーシュは私の自慢の弟子です。お店を守ってくれてありがとうございます」
「師匠……」
なんとか我慢していた涙が、ラーシュの目からあふれ出した。
ラーシュは私にしがみつき、声をあげて泣き出した。
フランはラーシュの頭をなで、私はラーシュが泣き止むまで抱き締めていた。
私の家はアールグレーン公爵家ではなく、この裏通りの魔道具店だ。
私の帰りを喜んでくれる人たちを見て、それを実感した。
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