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第62回『雑学 干しぶどう マッチ棒』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第62回『雑学 干しぶどう マッチ棒』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約1時間でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=f-1ciD7xH3c
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
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ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第62回『雑学 干しぶどう マッチ棒』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題は太字にしてます。
所要時間は約1時間でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=f-1ciD7xH3c
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~・~・~・~・~
私が居間で仕事をしていると、妻は鍋をストーブの上に置いてマッチ棒を擦ってストーブに火をつけた。
今日は日が出てるけど妻は寒いのかなと思いつつ私はキーボードを叩いていたが、エンターキーを押したときほんの数分前の記憶がフラッシュバックした。
確か妻はぶどうを買ってきたと言っていて、それを房からちぎっては鍋に放っていたような気がする。
その鍋は今ストーブの上だ。
「なにしてるのっ?」
突然振り返った私に妻も少し驚いた様子だった。
しかしすぐにいつもののんびりとした、そう、ちょうど今日の天気のような話し方に戻った。
「なにってぶどうを火にかけてるの。」
ぶどうを焼くという料理なんて聞いたことがない。
それとも私が知らないだけで、りんごのようにぶどうも焼くという料理方法があるのだろうか。
ぶどうについて考える私を気にするでもなく妻はストーブの火の強さを念入りに調節していた。
「ずいぶんと弱くしてるね。」
「うん。煮るわけじゃないからね。」
「なら何してるの?」
「干してるの。」
「干すっ?」
鍋を火にかける行為に対して干すと言ってる妻に私はすっとんきょうな声を上げてしまった。
「うん。今日クッキーを作りたかったんだけど、肝心の干しぶどう買ってくるの忘れててさー。私ってドジだよねー。で、家にぶどうはあったけど干すのも面倒だからこうやって乾かしてるの。」
私は干しぶどうを作るために火にかけていることよりも、買ってくるのを忘れたことを恥ずかしがっている妻の方に愕然とした。
「多分そうやってても干しぶどうは作れないと思うよ。」
「えっ? そうなのっ?」
「干しぶどうとかドライフルーツってじっくりと太陽に当てて作るんじゃないの? だから栄養とかうまみも増すわけで。」
「大変大変!」
妻はあわててお鍋をストーブから持ち上げて、台所のコンロの上に置いた。
わずかな時間だったとはいえ、一度焼かれたぶどうはあまり食べたくないなと思った。
「昔ドライフルーツで働いてたの? そんな雑学どこで知ったの?」
「ドライフルーツを作ったことがなくたってわりと誰でも知ってると思うよ。」
私は熱の通ったぶどうを食べさせられるのを避けるために仕事に戻った。
「またまた。あなたがそんなに干しぶどうに詳しかったなんて私知らなかったわよ。」
「人間、他人のことなんてそうそうわからないもんな。でももっと時間がたって二人ともしわしわになるころには、お互いのことがもう少しわかるんじゃないの。」
これは今日の妻の行動に対する私の自戒でもあった。
結婚して5年。
妻のことはずいぶんとわかった気ではいた。
料理上手で穏やかだが、少し世間知らずな妻。
しかし台所にいる妻は世間知らずが勝ってあのほかほかのぶどうを私に差し出すのだろうか。
それとも料理上手のプライドが勝って処分してくれるのだろうか。
キーボードを打ち続ける私の耳にお鍋のフタを開ける音は入らなかった。
どうやら焼きぶどうなるものを食べなくて済みそうだと一安心してモニターとにらめっこをしていると、妻が黙ってデスクにコーヒーを置いてくれた。
ソーサーにはスティックシュガーが一つ添えられてあった。
私は振り返って妻の背中に言った。
「ありがとう。ちょうど今飲みたかったんだよ。」
~・~・~・~・~
~感想~
お題の雑学で本当に雑学を入れるのは違うなと思ったので、ものを知らなさすぎる人に言わせました。
オチは押しつけがましくない終わり方にしたいと思っていろいろ考えて少し遠回りをしてしまいました。
しかし今読み直してみてこれでは全く伝わらない内容だなとわかり、これからはもっと素直な文章を書くべきだなと思いました。
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確か妻はぶどうを買ってきたと言っていて、それを房からちぎっては鍋に放っていたような気がする。
その鍋は今ストーブの上だ。
「なにしてるのっ?」
突然振り返った私に妻も少し驚いた様子だった。
しかしすぐにいつもののんびりとした、そう、ちょうど今日の天気のような話し方に戻った。
「なにってぶどうを火にかけてるの。」
ぶどうを焼くという料理なんて聞いたことがない。
それとも私が知らないだけで、りんごのようにぶどうも焼くという料理方法があるのだろうか。
ぶどうについて考える私を気にするでもなく妻はストーブの火の強さを念入りに調節していた。
「ずいぶんと弱くしてるね。」
「うん。煮るわけじゃないからね。」
「なら何してるの?」
「干してるの。」
「干すっ?」
鍋を火にかける行為に対して干すと言ってる妻に私はすっとんきょうな声を上げてしまった。
「うん。今日クッキーを作りたかったんだけど、肝心の干しぶどう買ってくるの忘れててさー。私ってドジだよねー。で、家にぶどうはあったけど干すのも面倒だからこうやって乾かしてるの。」
私は干しぶどうを作るために火にかけていることよりも、買ってくるのを忘れたことを恥ずかしがっている妻の方に愕然とした。
「多分そうやってても干しぶどうは作れないと思うよ。」
「えっ? そうなのっ?」
「干しぶどうとかドライフルーツってじっくりと太陽に当てて作るんじゃないの? だから栄養とかうまみも増すわけで。」
「大変大変!」
妻はあわててお鍋をストーブから持ち上げて、台所のコンロの上に置いた。
わずかな時間だったとはいえ、一度焼かれたぶどうはあまり食べたくないなと思った。
「昔ドライフルーツで働いてたの? そんな雑学どこで知ったの?」
「ドライフルーツを作ったことがなくたってわりと誰でも知ってると思うよ。」
私は熱の通ったぶどうを食べさせられるのを避けるために仕事に戻った。
「またまた。あなたがそんなに干しぶどうに詳しかったなんて私知らなかったわよ。」
「人間、他人のことなんてそうそうわからないもんな。でももっと時間がたって二人ともしわしわになるころには、お互いのことがもう少しわかるんじゃないの。」
これは今日の妻の行動に対する私の自戒でもあった。
結婚して5年。
妻のことはずいぶんとわかった気ではいた。
料理上手で穏やかだが、少し世間知らずな妻。
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お題の雑学で本当に雑学を入れるのは違うなと思ったので、ものを知らなさすぎる人に言わせました。
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しかし今読み直してみてこれでは全く伝わらない内容だなとわかり、これからはもっと素直な文章を書くべきだなと思いました。
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