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第92回『ぐにゃぐにゃ おいしい 地下水路』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第92回『ぐにゃぐにゃ おいしい 地下水路』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約38分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=eCmcFQRD5Js
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
真っ暗な道が続く。
俺はもう少し前へ進もうか迷っていた。
だがここで立ち止まっていても始まらない。
飢えも感じてきている。
一か八か進むことに決めた。
体はもう泥だらけだ。
それでも土をかき分け掘っていかねばならない。
それが俺たちミミズの人生だ。
土中の根や小石にぶつかるたびに進路は変更されるから、あっちへ曲がったりこっちへ曲がったりと俺の通った道はぐにゃぐにゃとしている。
たまに人間の作ったコンクリート製の地下水路にぶつかり、撤退せざるをえないときもある。
真っ暗で一歩先どころか目の前が土である土の中での暮らしでは、鼻だけが頼りだ。
俺たちは全神経を鼻に集中して、おいしそうな匂いをかぎ分ける。
さて、次はどっちに進もうか。
なんだか下から獣の糞の匂いがする。
糞は俺たちの大好物だ。
俺はさっそく体をひねり、もぞもぞと下に向かって掘り始めた。
やはりだ。
掘り進むにつれて匂いが強くなってくる。
きっとたくさんごちそうがあるのだろう。
がぜん掘る作業にも力がわいてきた。
えっさほらさと、障害物に邪魔されることなく俺は順調に土をかき分けていった。
いよいよ匂いが強くなってきた。
もう少しだ。
空気の流れも感じてきた。
ここで俺に疑問がわいてきた。
空気?
突如俺の体は土からするりと抜け、ポトリという音とともに体に衝撃を感じた。
しまった、ここはモグラの穴だった。
獣の糞はモグラのものだったのだ。
だが気付いたときにはもう遅い。
暗い穴の向こうから待ってましたと言わんばかりにモグラが迫ってきた。
俺の戦いは終わった。
まもなく俺はモグラに食べられてしまうだろう。
だがぐにゃぐにゃと土を掘って、それが地下水路となって雨水がまんべんなく浸透して、植物にとっておいしい土壌を作り上げていった自分の人生に悔いはない。
~・~・~・~・~
~感想~
お題を見て最初に考えたのは、ぐにゃぐにゃと地下水路をミミズの掘った道にすればおいしいというお題も使いやすいなとということでした。
それでおじいさんと孫の話とかを考えたのですが、説教臭くなるなと思ったので潔く童話とか絵本みたいな話にしました。
オチは当初は漫画の打ち切り最終回っぽく茶化したものを書いてみましたが、あまりはまらなかったので、少しだけハードボイルドっぽくしただけでまっとうな結びにしてみました。
単純な構造の話で申し訳ないので、せめてお題をそれぞれ2回ずつ使用することにしました。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第92回『ぐにゃぐにゃ おいしい 地下水路』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約38分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=eCmcFQRD5Js
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
真っ暗な道が続く。
俺はもう少し前へ進もうか迷っていた。
だがここで立ち止まっていても始まらない。
飢えも感じてきている。
一か八か進むことに決めた。
体はもう泥だらけだ。
それでも土をかき分け掘っていかねばならない。
それが俺たちミミズの人生だ。
土中の根や小石にぶつかるたびに進路は変更されるから、あっちへ曲がったりこっちへ曲がったりと俺の通った道はぐにゃぐにゃとしている。
たまに人間の作ったコンクリート製の地下水路にぶつかり、撤退せざるをえないときもある。
真っ暗で一歩先どころか目の前が土である土の中での暮らしでは、鼻だけが頼りだ。
俺たちは全神経を鼻に集中して、おいしそうな匂いをかぎ分ける。
さて、次はどっちに進もうか。
なんだか下から獣の糞の匂いがする。
糞は俺たちの大好物だ。
俺はさっそく体をひねり、もぞもぞと下に向かって掘り始めた。
やはりだ。
掘り進むにつれて匂いが強くなってくる。
きっとたくさんごちそうがあるのだろう。
がぜん掘る作業にも力がわいてきた。
えっさほらさと、障害物に邪魔されることなく俺は順調に土をかき分けていった。
いよいよ匂いが強くなってきた。
もう少しだ。
空気の流れも感じてきた。
ここで俺に疑問がわいてきた。
空気?
突如俺の体は土からするりと抜け、ポトリという音とともに体に衝撃を感じた。
しまった、ここはモグラの穴だった。
獣の糞はモグラのものだったのだ。
だが気付いたときにはもう遅い。
暗い穴の向こうから待ってましたと言わんばかりにモグラが迫ってきた。
俺の戦いは終わった。
まもなく俺はモグラに食べられてしまうだろう。
だがぐにゃぐにゃと土を掘って、それが地下水路となって雨水がまんべんなく浸透して、植物にとっておいしい土壌を作り上げていった自分の人生に悔いはない。
~・~・~・~・~
~感想~
お題を見て最初に考えたのは、ぐにゃぐにゃと地下水路をミミズの掘った道にすればおいしいというお題も使いやすいなとということでした。
それでおじいさんと孫の話とかを考えたのですが、説教臭くなるなと思ったので潔く童話とか絵本みたいな話にしました。
オチは当初は漫画の打ち切り最終回っぽく茶化したものを書いてみましたが、あまりはまらなかったので、少しだけハードボイルドっぽくしただけでまっとうな結びにしてみました。
単純な構造の話で申し訳ないので、せめてお題をそれぞれ2回ずつ使用することにしました。
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