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第109回『リーゼント マーメイド 知能指数』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第109回『リーゼント マーメイド 知能指数』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約58分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=5hKPgbyy2uA
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
年頃のマーメイドたちが波の打ち寄せる岩場でたわむれていた。
好奇心旺盛でいつも両親の頭を悩ませるマーサが言った。
「私、髪型をリーゼントにしようかなと思ってるの。」
それを聞いて他のマーメイドたちはびっくりした。
「リーゼントって髪を頭頂部になでつけるあのリーゼント?」
「あなた、不良にでもなるつもりなの?」
「やめたほうがいいわよ。あなたもそろそろおとなしくなりなさい。」
するとマーサは得意げに言った。
「ふふ。リーゼントが不良の髪型なんて認識、古いわね。」
マーサはスマホを取り出し[リーゼント 女性]の画像検索の結果を見せた。
画面に現れたのはどれも美しい女性ばかりで、顔を寄せながら見ていたマーメイドたちは溜め息をもらしながら次々とスワイプしていった。
「このようにね、今日日はモデルだってリーゼントをするのよ。」
メイサは画面から顔を上げた。
「でも私たちはマーメイドよ。海に入ったら崩れちゃうんじゃないのかしら。」
「抜かりないわ。サーファー御用達の、海に入っても崩れないという整髪料がちゃんと売ってるのよ。ショッピングサイトでポチれば一発だわ。クレカも紐づけてあるしね。」
「これってリーゼント以外の髪型でも大丈夫なのかしら?」
メイサはこの整髪料に興味を持ったようだった。
メイサたちだっておしゃれに興味のある年頃なので、日ごろからヘアアレンジをしてみたいと思っていたのも当然である。
「当然よ。サーファーが全員リーゼントなわけないでしょ。どんな髪型だってこの整髪料があればバッチリよ。」
マーサはまるでテレビショッピングのような言い方をした。
マイは小さく手を挙げた。
「でもさ、リーゼントにしたら水の抵抗が増えて泳ぐスピードが遅くなっちゃわないかな。例えば人間が来たとき、ちゃんと逃げられるかな。」
「それなら邪魔にならない程度にリーゼントを小さくすればいいわよ。」
マーメイドたちの終わることのない午後の談笑を叢の陰から双眼鏡でのぞいている二人の男がいた。
「今の会話、聞いたか? 助手。」
「はい、博士。マーメイドの一人がリーゼントに興味を持っていて、整髪料の購入を考えているようですね。」
「マーメイドたちはかなり知能指数が低いようだな。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら続けた。
「ヘアアレンジをしたいとか、そのために整髪料を買いたいというのは実にかわいらしい発想だ。だが彼女たちは人間ではない。マーメイドだぞ。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら続けた。
「下半身が人間で、頭を含めて上半身が魚なのだからヘアアレンジをするどころか髪の毛すらないだろう。」
マーメイドたちの人間部分はへその下からの部分で、そこからはまったく人間のそれであり、若い女性らしい艶やかな腰と張りのあるお尻、そしてつややかで美しい足が伸びていた。
「そうですね。でも僕たちは火山学者だからこの島に来たんですよ。早くあの山に登って地質の調査をしましょうよ。」
助手はなるべく博士の下半身が目に入らないようにしながら、双眼鏡を持っている左手をゆすった。
「ばか、ゆするなっ。もう少し、もう少しだけっ。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら、続けた。
~・~・~・~・~
~感想~
お題そのままにリーゼントのマーメイドがいたらという方向性で話を考えました。
それで知能指数をどう使おうかと考えたら、最初は水の抵抗が増えるから知能指数が低いという流れを考えたのですが、上半身が魚だから知能指数が低いということに変更しました。
ただ、そのオチはありがちなので下ネタを付け加えました。
直前までは人魚を研究している学者にする予定だったのですが、寄り道の感じを出すために違う分野の学者に変更しました。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第109回『リーゼント マーメイド 知能指数』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約58分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=5hKPgbyy2uA
↓使用させていただいたサイト↓
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~・~・~・~・~
年頃のマーメイドたちが波の打ち寄せる岩場でたわむれていた。
好奇心旺盛でいつも両親の頭を悩ませるマーサが言った。
「私、髪型をリーゼントにしようかなと思ってるの。」
それを聞いて他のマーメイドたちはびっくりした。
「リーゼントって髪を頭頂部になでつけるあのリーゼント?」
「あなた、不良にでもなるつもりなの?」
「やめたほうがいいわよ。あなたもそろそろおとなしくなりなさい。」
するとマーサは得意げに言った。
「ふふ。リーゼントが不良の髪型なんて認識、古いわね。」
マーサはスマホを取り出し[リーゼント 女性]の画像検索の結果を見せた。
画面に現れたのはどれも美しい女性ばかりで、顔を寄せながら見ていたマーメイドたちは溜め息をもらしながら次々とスワイプしていった。
「このようにね、今日日はモデルだってリーゼントをするのよ。」
メイサは画面から顔を上げた。
「でも私たちはマーメイドよ。海に入ったら崩れちゃうんじゃないのかしら。」
「抜かりないわ。サーファー御用達の、海に入っても崩れないという整髪料がちゃんと売ってるのよ。ショッピングサイトでポチれば一発だわ。クレカも紐づけてあるしね。」
「これってリーゼント以外の髪型でも大丈夫なのかしら?」
メイサはこの整髪料に興味を持ったようだった。
メイサたちだっておしゃれに興味のある年頃なので、日ごろからヘアアレンジをしてみたいと思っていたのも当然である。
「当然よ。サーファーが全員リーゼントなわけないでしょ。どんな髪型だってこの整髪料があればバッチリよ。」
マーサはまるでテレビショッピングのような言い方をした。
マイは小さく手を挙げた。
「でもさ、リーゼントにしたら水の抵抗が増えて泳ぐスピードが遅くなっちゃわないかな。例えば人間が来たとき、ちゃんと逃げられるかな。」
「それなら邪魔にならない程度にリーゼントを小さくすればいいわよ。」
マーメイドたちの終わることのない午後の談笑を叢の陰から双眼鏡でのぞいている二人の男がいた。
「今の会話、聞いたか? 助手。」
「はい、博士。マーメイドの一人がリーゼントに興味を持っていて、整髪料の購入を考えているようですね。」
「マーメイドたちはかなり知能指数が低いようだな。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら続けた。
「ヘアアレンジをしたいとか、そのために整髪料を買いたいというのは実にかわいらしい発想だ。だが彼女たちは人間ではない。マーメイドだぞ。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら続けた。
「下半身が人間で、頭を含めて上半身が魚なのだからヘアアレンジをするどころか髪の毛すらないだろう。」
マーメイドたちの人間部分はへその下からの部分で、そこからはまったく人間のそれであり、若い女性らしい艶やかな腰と張りのあるお尻、そしてつややかで美しい足が伸びていた。
「そうですね。でも僕たちは火山学者だからこの島に来たんですよ。早くあの山に登って地質の調査をしましょうよ。」
助手はなるべく博士の下半身が目に入らないようにしながら、双眼鏡を持っている左手をゆすった。
「ばか、ゆするなっ。もう少し、もう少しだけっ。」
博士は興奮を抑えられない様子で双眼鏡でのぞきながら、続けた。
~・~・~・~・~
~感想~
お題そのままにリーゼントのマーメイドがいたらという方向性で話を考えました。
それで知能指数をどう使おうかと考えたら、最初は水の抵抗が増えるから知能指数が低いという流れを考えたのですが、上半身が魚だから知能指数が低いということに変更しました。
ただ、そのオチはありがちなので下ネタを付け加えました。
直前までは人魚を研究している学者にする予定だったのですが、寄り道の感じを出すために違う分野の学者に変更しました。
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