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2 暗黒騎士と鍵穴編
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そして馬車移動で瞬く間にフルヌビ本店前へ。
「こ、こちらが厨房です」
厨房へと続く扉を指差す手がブルブルとかわいそうなほど震えている。それだけじゃない。顔色は真っ青。完全に血の気が引いている。
そんなガチガチに緊張するフルヌビのお姉さんの案内で、私たちは厨房に通された。
お姉さんもまさか、二代目と王女殿下がいっしょに帰ってくることになるとは、想像してなかったことだろう。
フルヌビに来る前。
フルヌビの二代目とともに王宮の菓子厨房がある建物から外に出たところには、馬車が二台用意されていた。王女殿下の分と私たちの分。
嫌に手際が良い。と思ったら、仕事があると姿を消した残りの侍女さんが、馬車の横に待機していた。
聞けばすでにフルヌビには連絡済みだという。
私が菓子厨房の魔導オーブンを見たいと言った時点で、先んじて用意を済ませていたようだ。王女殿下まで行きたがるのも想定済みだったということか。むむむ。
王女殿下にはもったいないくらい出来る侍女さんたち。
王女殿下は待たされるのがお好きでないので、先んじて行動してしまう、と言っていたけど。
だからといって手回しをよくし過ぎるのはどうなんだろう。王女殿下も、少しは待つことを覚えた方がいいのでは?
私とは正反対、我慢とか待つとか、果ては諦めるとかいう言葉を知ることなく、至れり尽くせりで育てられてる王女殿下の将来が、ちょっと心配になった。
そして、その王女殿下を目の前にして、半分失神状態のお姉さんは、凄く凄く頑張っていた。
「お姉さん、そんなに緊張しなくてもいいのに」
緊張をほぐそうと声をかけるも、
「いえいえ、そういうわけには。このフルヌビに王女殿下が見学にいらしてるというのに」
と。優等生な回答が返ってくる。
「王女殿下といっても、ただの単純なお姫さまなのに」
「エルシア、黙れ。お前の方こそ、ただの不敬だ」
私のつぶやきに口うるさいことを言うのはクストス隊長だ。
昼休憩が終わったらフルヌビに戻る、と言っていたクストス隊長は、タルトをいくつか食べただけ。
休憩してから合流すれば良いからとみんなで言ったのに、フルヌビの魔導オーブン第一号が見たくてついてきたという。筋金入りのフルヌビマニアだった。
そのクストス隊長の横には、私の監視役のクラウドもいる。
王女殿下側の同行者は菓子厨房と同じ、侍女さん二人に、護衛二人。
護衛として王女殿下についてきているのはクラウドの実のお兄さん、カイエン卿だ。
クラウドはカイエン卿を気にするそぶりを見せているけど、当のカイエン卿は相変わらず胡散臭い笑みを浮かべ、爽やかさを装って、王女殿下の背後に控えていた。
私もカイエン卿に見張られているようで、居心地が悪い。
ただし、不敬云々についてはすでに対策済みだった。
「クストス隊長、大丈夫です。私はちゃんと許可を得てますから」
「誰の許可だよ。王女殿下に対してぞんざいな態度でいいって、誰が許可を出すんだよ」
「え? 王太子殿下?」
先月、王宮魔術管理部の建物を壊して別室に連れていかれたときに、話があったんだよね。
本当は、王女殿下に言い含めておく予定だったらしい。
それを取りやめたのは、王女殿下の性格的に言っても無駄だと判断したのと、すでにセラフィアスをバカにするような発言をして、セラフィアスをもの凄く怒らせた後だったから。
「いや、いったいどういう理由で。って言うな! 知ったら消されるような気がするから絶対に言うな!」
何かを悟ったらしい。急に理由を知るのを拒否しだすクストス隊長。まぁ、大した理由ではないけど。
「え? むやみに消したりしませんよ? たぶん」
「たぶん? ほら見ろ、たぶんだろ?」
「そう言われても。私の力ではどうすることも出来ないことが、世の中にはあるんです」
「だから、怖いことを言うな!」
クストス隊長は顔色を悪くして、おまけに身震いまでしていた。
見かけに寄らず、甘い物が好きだったり、臆病なところもあったり。
こういう意外な一面を知って、女子はキュンキュンすると恋愛小説にも書いてあった。
きっと、世の中の女子の中で誰か一人くらいはキュンキュンするんだろうな。まぁ、私はクストス隊長を見てもキュンキュンしないけどな。
プッ
キュンキュンどころか、誰か吹き出してるよ。
吹き出した相手を捜してキョロキョロする私。
あ、いた。
笑いをこらえて口元に手を当てているのはただ一人。フルヌビのお姉さんだった。
お姉さんの目元が笑っている。
私とクストス隊長のやり取りを聞いて、少し緊張が解れたようだ。
クストス隊長、キュンキュンはしてもらえなかったけど、お姉さんの心の負担を軽くしたんだ。いい仕事したね。
けれども、自分の仕事ぶりに気づいていないクストス隊長は、頭に手を当ててため息をつく。
「はぁ、まぁ、許可を得てるのなら、反省文行きにはならなさそうだから、大丈夫だろう。
本当に心配だよ、お前の将来。良い夫が見つかるといいんだけどな。いや、難しいか」
前言撤回。
余計な心配に、余計な感想までつけてきた。私の心配よりまず、自分の心配をしたらどうなんだろう。
「クストス隊長、変なことを言ってないで、しっかりしてください。そろそろ出来上がるみたいです」
いいタイミングでクラウドがクストス隊長を注意してくれた。ありがとう、クラウド。おかげでクストス隊長を殴らずに済んだわ。
そうこうしているうちに、厨房は甘い香りで充満する。
「ドキドキするわねー」
王女殿下も興奮を抑えられないようだ。
そんな中で私はしれっと魔法陣を展開させて、厨房と魔導オーブン第一号を《感知》で見張る。
だいたい、原理は掴めた。
と思った瞬間。
ブワッ
膨れ上がった甘い香りがはじける。
魔導オーブン第一号の扉が開かれ、焼き上がったばかりのタルトが外に出される。
「わぁぁぁ、タルトの匂いだわ!」
「焼きたての濃厚なバターとカスタードの甘ったるい、それでいてしつこ過ぎない香りですね。香の広がり方も、王宮の菓子厨房の魔導オーブンとはぜんぜん違います」
「ふわっと包み込むような甘さの中に、ほろ苦さを感じさせるような香りが、筋のように入っていて、なんとも言えませんね」
王女殿下と侍女さんたちが、ついつい感想を口にした。
が。
「王女殿下の語彙がヤバい」
「というか、王女殿下の付き人やってる方の知識と語彙力が凄いんだろ」
「王女殿下は普通だと」
「そこにはあえて触れるな」
私とクラウドがひそひそ話をする横で、フルヌビの二代目が焼きあがったタルトに、イチゴのソースをトロッとかけた。最後の仕上げをしているようだ。
さらにその横で、
「焼きたて、いただいて、いいかしら。いいわよね!」
勝手に手を出して、出来立てタルトを奪う王女殿下。
フルヌビの二代目もお姉さんも、その動きについていけず、あっという間に出来立てタルトが王女殿下の口に入る。
「強奪」
「王女殿下だからな。王族のお願いを拒否できるヤツはあまりいないぞ」
「まさしく権力による強奪」
「だから、あえて触れるなって」
ふと突然、王女殿下から奇声があがった。
「あわわわわわわわ。美味しすぎるわ!」
「まさに至極の逸品」
「究極のタルトです」
やっぱり王女殿下の語彙力がヤバい。
とここで、私はようやく気づいた。侍女さんたちも感想を言えてるってことは、つまりあれだ。
「侍女さんたちも食べてる!」
ちょっとズルい。
「みなさんもどうぞ」
お姉さんが護衛の騎士に出来立てタルトを配っている姿が、目に入る。
そうか。強奪したのではなく、お姉さんもからもらったのか!
「ほら、エルシアの分もあるから」
目の前にポンと出てきた出来立てタルト。私の分はクラウドが受け取っていたらしい。
魔法陣を展開して《探知》していたり、王女殿下の動向を見張っていたりしたから、お姉さんが配っているところを見逃したようだった。
私はクラウドからタルトを受けとる。
タルトはイチゴのソースがかけられたばかりで、赤くツヤツヤとしていた。
「いったい、何が違うわけ?」
王女殿下はすでに二個目。
お姫さまのくせによく食べるよな。普通のご令嬢は小食だと聞いていたのに。
私はというと、すぐには食べずに、じっくりと手にしたタルトを観察する。《感知》を展開させたままで。
「やっぱり、香りが違う」
「香りは同じよ! でも、広がり方?奥行き? 何かが違うわ!」
「だから、香りが違うんですって」
私の《感知》は、タルトに微量に混ざる香りの正体を正確に掴んでいた。
「こ、こちらが厨房です」
厨房へと続く扉を指差す手がブルブルとかわいそうなほど震えている。それだけじゃない。顔色は真っ青。完全に血の気が引いている。
そんなガチガチに緊張するフルヌビのお姉さんの案内で、私たちは厨房に通された。
お姉さんもまさか、二代目と王女殿下がいっしょに帰ってくることになるとは、想像してなかったことだろう。
フルヌビに来る前。
フルヌビの二代目とともに王宮の菓子厨房がある建物から外に出たところには、馬車が二台用意されていた。王女殿下の分と私たちの分。
嫌に手際が良い。と思ったら、仕事があると姿を消した残りの侍女さんが、馬車の横に待機していた。
聞けばすでにフルヌビには連絡済みだという。
私が菓子厨房の魔導オーブンを見たいと言った時点で、先んじて用意を済ませていたようだ。王女殿下まで行きたがるのも想定済みだったということか。むむむ。
王女殿下にはもったいないくらい出来る侍女さんたち。
王女殿下は待たされるのがお好きでないので、先んじて行動してしまう、と言っていたけど。
だからといって手回しをよくし過ぎるのはどうなんだろう。王女殿下も、少しは待つことを覚えた方がいいのでは?
私とは正反対、我慢とか待つとか、果ては諦めるとかいう言葉を知ることなく、至れり尽くせりで育てられてる王女殿下の将来が、ちょっと心配になった。
そして、その王女殿下を目の前にして、半分失神状態のお姉さんは、凄く凄く頑張っていた。
「お姉さん、そんなに緊張しなくてもいいのに」
緊張をほぐそうと声をかけるも、
「いえいえ、そういうわけには。このフルヌビに王女殿下が見学にいらしてるというのに」
と。優等生な回答が返ってくる。
「王女殿下といっても、ただの単純なお姫さまなのに」
「エルシア、黙れ。お前の方こそ、ただの不敬だ」
私のつぶやきに口うるさいことを言うのはクストス隊長だ。
昼休憩が終わったらフルヌビに戻る、と言っていたクストス隊長は、タルトをいくつか食べただけ。
休憩してから合流すれば良いからとみんなで言ったのに、フルヌビの魔導オーブン第一号が見たくてついてきたという。筋金入りのフルヌビマニアだった。
そのクストス隊長の横には、私の監視役のクラウドもいる。
王女殿下側の同行者は菓子厨房と同じ、侍女さん二人に、護衛二人。
護衛として王女殿下についてきているのはクラウドの実のお兄さん、カイエン卿だ。
クラウドはカイエン卿を気にするそぶりを見せているけど、当のカイエン卿は相変わらず胡散臭い笑みを浮かべ、爽やかさを装って、王女殿下の背後に控えていた。
私もカイエン卿に見張られているようで、居心地が悪い。
ただし、不敬云々についてはすでに対策済みだった。
「クストス隊長、大丈夫です。私はちゃんと許可を得てますから」
「誰の許可だよ。王女殿下に対してぞんざいな態度でいいって、誰が許可を出すんだよ」
「え? 王太子殿下?」
先月、王宮魔術管理部の建物を壊して別室に連れていかれたときに、話があったんだよね。
本当は、王女殿下に言い含めておく予定だったらしい。
それを取りやめたのは、王女殿下の性格的に言っても無駄だと判断したのと、すでにセラフィアスをバカにするような発言をして、セラフィアスをもの凄く怒らせた後だったから。
「いや、いったいどういう理由で。って言うな! 知ったら消されるような気がするから絶対に言うな!」
何かを悟ったらしい。急に理由を知るのを拒否しだすクストス隊長。まぁ、大した理由ではないけど。
「え? むやみに消したりしませんよ? たぶん」
「たぶん? ほら見ろ、たぶんだろ?」
「そう言われても。私の力ではどうすることも出来ないことが、世の中にはあるんです」
「だから、怖いことを言うな!」
クストス隊長は顔色を悪くして、おまけに身震いまでしていた。
見かけに寄らず、甘い物が好きだったり、臆病なところもあったり。
こういう意外な一面を知って、女子はキュンキュンすると恋愛小説にも書いてあった。
きっと、世の中の女子の中で誰か一人くらいはキュンキュンするんだろうな。まぁ、私はクストス隊長を見てもキュンキュンしないけどな。
プッ
キュンキュンどころか、誰か吹き出してるよ。
吹き出した相手を捜してキョロキョロする私。
あ、いた。
笑いをこらえて口元に手を当てているのはただ一人。フルヌビのお姉さんだった。
お姉さんの目元が笑っている。
私とクストス隊長のやり取りを聞いて、少し緊張が解れたようだ。
クストス隊長、キュンキュンはしてもらえなかったけど、お姉さんの心の負担を軽くしたんだ。いい仕事したね。
けれども、自分の仕事ぶりに気づいていないクストス隊長は、頭に手を当ててため息をつく。
「はぁ、まぁ、許可を得てるのなら、反省文行きにはならなさそうだから、大丈夫だろう。
本当に心配だよ、お前の将来。良い夫が見つかるといいんだけどな。いや、難しいか」
前言撤回。
余計な心配に、余計な感想までつけてきた。私の心配よりまず、自分の心配をしたらどうなんだろう。
「クストス隊長、変なことを言ってないで、しっかりしてください。そろそろ出来上がるみたいです」
いいタイミングでクラウドがクストス隊長を注意してくれた。ありがとう、クラウド。おかげでクストス隊長を殴らずに済んだわ。
そうこうしているうちに、厨房は甘い香りで充満する。
「ドキドキするわねー」
王女殿下も興奮を抑えられないようだ。
そんな中で私はしれっと魔法陣を展開させて、厨房と魔導オーブン第一号を《感知》で見張る。
だいたい、原理は掴めた。
と思った瞬間。
ブワッ
膨れ上がった甘い香りがはじける。
魔導オーブン第一号の扉が開かれ、焼き上がったばかりのタルトが外に出される。
「わぁぁぁ、タルトの匂いだわ!」
「焼きたての濃厚なバターとカスタードの甘ったるい、それでいてしつこ過ぎない香りですね。香の広がり方も、王宮の菓子厨房の魔導オーブンとはぜんぜん違います」
「ふわっと包み込むような甘さの中に、ほろ苦さを感じさせるような香りが、筋のように入っていて、なんとも言えませんね」
王女殿下と侍女さんたちが、ついつい感想を口にした。
が。
「王女殿下の語彙がヤバい」
「というか、王女殿下の付き人やってる方の知識と語彙力が凄いんだろ」
「王女殿下は普通だと」
「そこにはあえて触れるな」
私とクラウドがひそひそ話をする横で、フルヌビの二代目が焼きあがったタルトに、イチゴのソースをトロッとかけた。最後の仕上げをしているようだ。
さらにその横で、
「焼きたて、いただいて、いいかしら。いいわよね!」
勝手に手を出して、出来立てタルトを奪う王女殿下。
フルヌビの二代目もお姉さんも、その動きについていけず、あっという間に出来立てタルトが王女殿下の口に入る。
「強奪」
「王女殿下だからな。王族のお願いを拒否できるヤツはあまりいないぞ」
「まさしく権力による強奪」
「だから、あえて触れるなって」
ふと突然、王女殿下から奇声があがった。
「あわわわわわわわ。美味しすぎるわ!」
「まさに至極の逸品」
「究極のタルトです」
やっぱり王女殿下の語彙力がヤバい。
とここで、私はようやく気づいた。侍女さんたちも感想を言えてるってことは、つまりあれだ。
「侍女さんたちも食べてる!」
ちょっとズルい。
「みなさんもどうぞ」
お姉さんが護衛の騎士に出来立てタルトを配っている姿が、目に入る。
そうか。強奪したのではなく、お姉さんもからもらったのか!
「ほら、エルシアの分もあるから」
目の前にポンと出てきた出来立てタルト。私の分はクラウドが受け取っていたらしい。
魔法陣を展開して《探知》していたり、王女殿下の動向を見張っていたりしたから、お姉さんが配っているところを見逃したようだった。
私はクラウドからタルトを受けとる。
タルトはイチゴのソースがかけられたばかりで、赤くツヤツヤとしていた。
「いったい、何が違うわけ?」
王女殿下はすでに二個目。
お姫さまのくせによく食べるよな。普通のご令嬢は小食だと聞いていたのに。
私はというと、すぐには食べずに、じっくりと手にしたタルトを観察する。《感知》を展開させたままで。
「やっぱり、香りが違う」
「香りは同じよ! でも、広がり方?奥行き? 何かが違うわ!」
「だから、香りが違うんですって」
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