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2章
9話
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私はカレンから、この聖堂で生活する二週間の出来事を聞く。
どうやら私達四人で団体行動して欲しい時と、自由行動して大丈夫な時があるらしい。
今日を入れて二週間の内――今日、明日、試練が始まる三日前から試練当日までの三日間。
そして最終日の計六日間が、私達四人が集団行動して欲しい日のようだ。
「神託が来るときが不明になっているけど、ゲーム通りなら七日目にきて、十日目に試練が始まるわ」
自然現象のようなものらしいから、ここが変わることはないはず。
カレンと話をしながら、私はゲームの出来事を思い出して。
「ロイとのイベントでは、一週間は聖魔力と魔法を学びながらロイとデートをしたりして、残りは試練が主だった気がします」
今日施設の紹介が終わっているから、明日は護衛のアスファを紹介してくれるはず。
ロイにも護衛がついていたはずだけど、名前がなかったから覚えていない。
「本来ゲームだと、これから何が起こりましたっけ?」
「ゲームだと大賢者にアスファを紹介してもらって、カレンが魔法を学び、ロイが見学していたわ」
今のロイは聖魔力を扱えて、微力だけど回復魔法も使える。
「そしてカレンは試練を経て回復魔法を使えるようになって、ロイを治したんでしたっけ?」
私がカレンに尋ねると、少し呆れた表情を浮かべながら。
「治したのはエンディングの時よ……夏休みの間に、ロイとのイベントを経て、試練を受けたカレンが急成長して、車椅子だったロイを歩けるようにするの」
ゲームのロイとのエンディングでは、カレンが回復魔法を使いこなせるようになって、ロイの病が完治して終わったことは、しっかり覚えている。
「夏休みに試練を受けても、ロイが歩けるようになっただけでしたか」
「リリアンは初対面の時に完治させたって言ってたけど、やっぱりとんでもないわね……」
唖然としているカレンを眺めながら、私はゲームでのイベントを思い返していく。
ロイが主役カレンと共に動く機会は少なくて……護衛として傍に居るアスファに対して、ロイが嫉妬したりもしていたはず。
そして休むべきと言われたカレンはロイとデートをしたりして……試験の前日、ロイに告白されていたはず。
そこが夏休みに起こるロイとの個別イベントで重要な部分だと考えて、私は呟く。
「告白されることとなっていますけど……それは、なさそうですね」
「そうね。今のロイが告白するとすれば、あたしじゃなくてリリアンだけど……リリアンはレックス殿下の婚約者だもの」
ゲームだとロイと親密になっているカレンの姿を見たレックス殿下は、2人が幸せならそれで構わないと考えていたはず。
それはゲーム内でのことだけど……今のレックス殿下も、私が他の異性を好きになると身を引きそうな気がする。
「……そう、ですね」
――今の私は、レックス殿下と婚約者のままがいい。
これからゲームでの出来事もあるから、ゲーム通りにするべきでしょう。
どうやら私達四人で団体行動して欲しい時と、自由行動して大丈夫な時があるらしい。
今日を入れて二週間の内――今日、明日、試練が始まる三日前から試練当日までの三日間。
そして最終日の計六日間が、私達四人が集団行動して欲しい日のようだ。
「神託が来るときが不明になっているけど、ゲーム通りなら七日目にきて、十日目に試練が始まるわ」
自然現象のようなものらしいから、ここが変わることはないはず。
カレンと話をしながら、私はゲームの出来事を思い出して。
「ロイとのイベントでは、一週間は聖魔力と魔法を学びながらロイとデートをしたりして、残りは試練が主だった気がします」
今日施設の紹介が終わっているから、明日は護衛のアスファを紹介してくれるはず。
ロイにも護衛がついていたはずだけど、名前がなかったから覚えていない。
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「ゲームだと大賢者にアスファを紹介してもらって、カレンが魔法を学び、ロイが見学していたわ」
今のロイは聖魔力を扱えて、微力だけど回復魔法も使える。
「そしてカレンは試練を経て回復魔法を使えるようになって、ロイを治したんでしたっけ?」
私がカレンに尋ねると、少し呆れた表情を浮かべながら。
「治したのはエンディングの時よ……夏休みの間に、ロイとのイベントを経て、試練を受けたカレンが急成長して、車椅子だったロイを歩けるようにするの」
ゲームのロイとのエンディングでは、カレンが回復魔法を使いこなせるようになって、ロイの病が完治して終わったことは、しっかり覚えている。
「夏休みに試練を受けても、ロイが歩けるようになっただけでしたか」
「リリアンは初対面の時に完治させたって言ってたけど、やっぱりとんでもないわね……」
唖然としているカレンを眺めながら、私はゲームでのイベントを思い返していく。
ロイが主役カレンと共に動く機会は少なくて……護衛として傍に居るアスファに対して、ロイが嫉妬したりもしていたはず。
そして休むべきと言われたカレンはロイとデートをしたりして……試験の前日、ロイに告白されていたはず。
そこが夏休みに起こるロイとの個別イベントで重要な部分だと考えて、私は呟く。
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「……そう、ですね」
――今の私は、レックス殿下と婚約者のままがいい。
これからゲームでの出来事もあるから、ゲーム通りにするべきでしょう。
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